ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

予算100万で一生ものの楽器 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 104 Comments
[11303]

予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月23日 23:47
投稿者:matatabi(ID:GUN3A1k)
こんにちは。幼少時に習っていたヴァイオリンを昨年から20ウン年ぶりに再開した者です。もう一度楽器の持ち方から始めて、やっとヴィヴァルディa-molまでたどり着きました。

今は家に転がっていた鈴木の楽器を使っているのですが、ヴァイオリンが楽しくて、これからもずっと弾いていきたいと思っているので、そろそろ一生ものの楽器を購入したいと考えています。予算は自分としてはかなり頑張って100万です。

そこでご相談なのですが、超初級アマチュア(今の私)が上級アマチュア(未来の私?)になっても、物足りなくならずずっと使い続けられるような予算100万の楽器として、どんなものが考えられるでしょうか?

楽器として優れていれば国籍、年代にはこだわらないつもりです。
大手メーカーのものは、今が鈴木なのであまり気が進まないのですが、各メーカーの上級ラインのものなどは100万くらいしますよね。こういうのは実際どうなのかというのも気になるところです。

そのレベルならまだ購入しないほうがいいよ、というご意見でも結構です。幅広いアドヴァイスをよろしくお願いします。
ヴァイオリン掲示板に戻る
5 / 11 ページ [ 104コメント ]
[11456]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月31日 21:09
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
Mr Z に一票
[11458]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年03月31日 22:17
投稿者:M吉(ID:JzknEgI)
僭越ながら私も1票です。
調整も、例えばネックとか駒とか大きな剥れの修理はもちろん(それは私)ですが、現在の私の同僚、ドイツ辺の量産楽器も駒にヤスリを当て、きっちり立て、糸巻きを削っただけでも、鳴りが変りました。
所有者は、元々その楽器が持ってる音は同じだと思ってるようですが、やっぱり長く所有される場合は調整も予算に含まれて然るべきでは?
 
[11467]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月01日 01:58
投稿者:pochi(ID:F0IEgoA)
私は、駒削りには、鑢を使いません。小刀で行います。経験上、鑢を使うと音が鈍く成ります。糸巻きは、特殊工具が必要なので触りません。私は楽器職人でも楽器商でも有りません。弓の毛替えは下手です。只の(元)ヴァイオリン弾きです。

出来立てほやほやの楽器は、3年弾いて鳴らなかったら風呂の焚付けです。然し、出来立てで鳴るのは、期待出来ません。ニスが完全に乾くのに半年は掛かります。10年掛かるニスも簡単に作れるらしいです。何処かの書物に載って居ます。

ニスが乾いた状態の音を知りたければ、白木の状態で弾いてみると大体想像出来ます。新作楽器は「音量」では無く、「奥行き」が大切です。

駒は、天麩羅油で95℃前後で揚げれば、良い結果が出る事もありますが、様々な理由でお勧めしません。

私は、シカゴの楽器屋の職人が好きでしたが、高齢で死んで仕舞ました。彼は、修理調整だけで、製作は行っていませんでした。完全に私の音の趣味を理解して居ました。そんな職人を探して居ます。

御参考になれば、、、
[11529]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月03日 13:49
投稿者:suzuchin(ID:FXJTMZY)
Mr Zさん よい製作者に出会われて、よかったですね うらやましいです。
私の場合 若い頃からだまされ続け、といってよい楽器たちとの出会いでしたので。

 オークションで買った楽器をある楽器屋さんに調整に出したところ、魂柱が斜めに立ってました。どうも購入が自店ではないので見習い工にやらせたみたいです。

 これ以来できるだけ自分で調整するよう努めてます。調整することも好きだし、工具そのものもよく作ってあるなあと感心することも多く、楽しいので。ペグなど作るのは難しいと言われてますが、楽器が傷まなければ60点、ぴったり合えば80点、音がよくなれば100点のつもりで技術向上をめざしながらやってます。売り手と自分のベストと思う音は違うと思います。好みの音に近づけるには自分でやるのが一番。もしかしたら私の地元の技術者の質が悪いのかも。
 オークションで買った楽器が調整していって少しずつ鳴るようになるのはとても楽しみです。
 私も小刀で削った駒と鑢で削った駒と比較してみます。


 それから 3年弾いて鳴らなかったら楽器屋さんはこのVnを捨てるでしょうか?もっと弾き込めば鳴るようになると言って売るでしょう。こんな楽器を買う人も少なからずいると思います。
 製作家に直接注文した楽器も3年間弾いてみて鳴るか鳴らないか試さねばなりませんね。買う側はなかなかつらい。やはり楽器は音量が基本で ピアノとフォルテが出せないとだめでしょう。ここで音量と力感といったものは区別してません。言葉で表現するのは難しいですが。そのあとよい音色があって よいVnと言えるのでしょう。
 pochiさん 出来たてで鳴るのは期待できないというのはどういうお考えまたは事実でそう考えられるのですか?よろしければお聞かせ下さいませんか。
[11535]

楽器購入にリスクはつきもの

投稿日時:2004年04月03日 19:18
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
新作を注文して6ヶ月たって不満足な出来であったら。
というのは誰しも恐れることです。
しかし考えてみてください。オールド楽器で評判の良いもので廉価なのは例えばガイセンホーフですが1千万を優に越えます。
日本人の新作はその価格で10本は購入できます。
サルヴァトーレ・アッカルドはビッソロッティのヴィオラを2本、シュピードレン(父)のヴァイオリンを数本もっているのです。いずれも彼が注文して購入したと思われます。
無論アッカルドはポッジの楽器でパガニーニコンクールの覇者となり、その優勝賞金でガリアノを買い、ついでグァダニーニを買い、それらを売ってモンタニアーナを、やがてはフレンチェスカッティからストラッドを購入したのですが、その彼は所有している数台の新作を「非常に良い音質を持つ傑作」と評しています。
最高に優秀な作者の中で、佐々木朗さんはバックオーダーを数年先まで抱えていると聞いています。松田鉄雄氏は直接オーダーを受けません。
園田信博、山田聖、松岡順治、岩井孝夫、鈴木郁子、佐野勝幸、などの諸氏もかなり多忙ですが、アタックの価値はあります。上記は思いつく名前を書いただけです。他に幾人もいらっしゃいます。優秀は人は何人もいるので試奏して見て有望なら思い切ってオーダーしてみてはどうでしょう。
幸運なら「まだ買い手がない」廉価が新作がきっとありますよ。
[11538]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月03日 22:21
投稿者:suzuchin(ID:F2QmIwA)
アッカルドについての楽しい話ありがとうございます。

 新作を優れた製作者に注文するというのはよい方法のひとつと思います。ただ、そんなに大勢優れた(ポッジやスピードレン クラスの)製作者が日本人でいらっしゃるとは信じられません。  弦楽器フェアでプロ演奏家の新作楽器演奏会で失望したものですから。 みなどんぐりの背比べ。Geigerさんが挙げられた作者のうちのひとりの楽器も聞きました。その方の楽器は信じられないほど技術的に優れた外観だなあと素人ながら思いましたが、音は??でした。イタリアの古銘器(作者忘れました)を最後に弾いてくれたからよけいそう思うのかも知れません。古いイタリアと新しい日本、ぜんぜん違うじゃないかという声が会場でもあがってました。 
 外国人(日本人)著名演奏家が日本人製作のVnを弾いているという情報がもしありましたら教えていただけませんか。ピグマリウスは別にして。

 ブランド志向でもある私としては、ポッジ、シュピードレンならほしいと思いますけど。シュピードレンはそんなに高くないのでは?  新作楽器を製作家に注文するという話はちょっとおいといて、


私はこういうふうに考えております。
オークション価格100万円のVnを300万円で売る店があるとします。
原価にオークション手数料や税金を足すと140万円。利益を60万円つけて200万円。300万-200万=100万 この100万はなんでしょうか。前払いの楽器調整費だと考えます。しかも口約束だけで、店主が老齢になったり、健康を害して店をたたむとパアです。pochi さんのシカゴの優れた技術者も亡くなったんでしょう。
 ピアノを買って調律費を100万も前払いするなんてありえません。
こんな商習慣がまかり通るのはVn属の弦楽器だけです。
オークション価格が200万、売価が600万となると 楽器調整費の前払いは250万円にもなります。必死で働いて得たお金をこんなことに取られてはたまりません。
 弦楽器愛好家は豊かで寛容なのかもしれません。

弦楽器の購入にはリスクが伴うということに異論はありません。しかし、真摯に調整してくれる技術者がいれば、著名な製作家の楽器をオークションで買ったほうが、ほかの買い方と比べリスクは小さいと考えます。根拠は オークショナーに対する信頼と数十年以上生き残ってきたVnであるということから来ているのかもしれません。
 商習慣を消費者が変えてゆくべきなのでは?
[11540]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月03日 23:54
投稿者:Mr. Z(ID:IUdXNHU)
suzuchinさん

>Mr Zさん よい製作者に出会われて、よかったですね うらやましいです。私の場合 若い頃からだまされ続け、といってよい楽器たちとの出会いでしたので。

だまされ続けても最終的にはよい楽器に巡り会えたようでよかったですね。そこまで追求した情熱と財力は凄いです。。。

私の場合、運がよかったとしかいいようがないです。子供のころから楽器をやっていましたが楽器自体については全く無知で、20歳過ぎてから予算100万円で楽器屋さんに何本か見せてもらったうちの気に入ったのを選んだのです。当時はネットも何もありませんでしたから情報も何もなく、全く無謀だったとしかいいようがないですね。知識が無かったのが逆に幸いしたのかもしれません。

その後も製作者のところに調整に出すなどというのは思いもよらなかったのですが、数年前に別のある楽器屋さんに行って話をしていたら「調整は製作者のところが一番いいですよ。」と言って居所を教えてくれました。それで電話をかけて調整に行ったのですが、音の変わりように仰天しました。レッスンに行ったら先生もビックリでしたのでかなり変わったのだと思います。調整の大切さというのをこの時初めて実感しました。

ただ、この楽器にも完全に満足しているわけではなく、ときどきオールドを弾くとちょっと心惹かれます。値段は何倍かになりますが。私の楽器は造りと性能はものすごくいいのですが、音色(ねいろ)という部分でやや個性が無いような気もします。

あと、これを言ったら身も蓋もないのですが、やはり腕が一番重要ですね。ピグマリウスでも弾く人が弾けばそれなりの音になるのですから。楽器に投資するよりレッスン代に投資した方が確実にいい音は手に入るのでしょう(きちんと練習することを前提として)。私も今300万円あったら楽器を買うより一回3万円の先生に100回レッスンを受ける方を間違いなく選びます。
[11542]

リスクなしにブランドものを買うには

投稿日時:2004年04月04日 01:13
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
[11538]
[11538]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月03日 22:21
投稿者:suzuchin(ID:F2QmIwA)
アッカルドについての楽しい話ありがとうございます。

 新作を優れた製作者に注文するというのはよい方法のひとつと思います。ただ、そんなに大勢優れた(ポッジやスピードレン クラスの)製作者が日本人でいらっしゃるとは信じられません。  弦楽器フェアでプロ演奏家の新作楽器演奏会で失望したものですから。 みなどんぐりの背比べ。Geigerさんが挙げられた作者のうちのひとりの楽器も聞きました。その方の楽器は信じられないほど技術的に優れた外観だなあと素人ながら思いましたが、音は??でした。イタリアの古銘器(作者忘れました)を最後に弾いてくれたからよけいそう思うのかも知れません。古いイタリアと新しい日本、ぜんぜん違うじゃないかという声が会場でもあがってました。 
 外国人(日本人)著名演奏家が日本人製作のVnを弾いているという情報がもしありましたら教えていただけませんか。ピグマリウスは別にして。

 ブランド志向でもある私としては、ポッジ、シュピードレンならほしいと思いますけど。シュピードレンはそんなに高くないのでは?  新作楽器を製作家に注文するという話はちょっとおいといて、


私はこういうふうに考えております。
オークション価格100万円のVnを300万円で売る店があるとします。
原価にオークション手数料や税金を足すと140万円。利益を60万円つけて200万円。300万-200万=100万 この100万はなんでしょうか。前払いの楽器調整費だと考えます。しかも口約束だけで、店主が老齢になったり、健康を害して店をたたむとパアです。pochi さんのシカゴの優れた技術者も亡くなったんでしょう。
 ピアノを買って調律費を100万も前払いするなんてありえません。
こんな商習慣がまかり通るのはVn属の弦楽器だけです。
オークション価格が200万、売価が600万となると 楽器調整費の前払いは250万円にもなります。必死で働いて得たお金をこんなことに取られてはたまりません。
 弦楽器愛好家は豊かで寛容なのかもしれません。

弦楽器の購入にはリスクが伴うということに異論はありません。しかし、真摯に調整してくれる技術者がいれば、著名な製作家の楽器をオークションで買ったほうが、ほかの買い方と比べリスクは小さいと考えます。根拠は オークショナーに対する信頼と数十年以上生き残ってきたVnであるということから来ているのかもしれません。
 商習慣を消費者が変えてゆくべきなのでは?
suzuchin さん [04/04/03 22:21:20]
の視点は尤もですが

>>アッカルドについての楽しい話
+++
これにはつけたしがあります。
アッカルドは工場製の楽器で1956年ジュネーブのコンクールに優勝し、そのお陰でPoggiを演奏家からもらってパガニーニコンクールに出たのです。

>>著名演奏家が日本人製作のVnを弾いているという情報
+++
植木さん製作の楽器をNHK交響楽団コンマスの山口さんが弾いていますよ。
N響アワーをよくご覧下さい。柿の実のように真っ赤な楽器です。
グァダニーニ疑獄のときブラインドテストしたら日本人の新作がイタリア名器より優れていた例(弾き手は江藤先生)。
目隠しテストで名手が弾くなら、聴き手には違いがわかりません。
弾いてみるとオールドは好ましいと私も思ったりします。1~2桁価格が違います。GBチェルーチあたり、私も買えたら欲しいですよ。
ただしオールドでもドイツ系統は非常に廉価です。実を取るならお勧めです。ライドルフなんていいでしょう。

>>シュピードレンはそんなに高くないのでは
+++
予約一杯でまず無理でしょう。有名な現代作家はみなそうです。

>>私はこういうふうに考えております。
>>真摯に調整してくれる技術者がいれば、著名な製作家の楽器をオークションで買ったほうが
+++
なるほどそうなんでしょうか。
オークションで買うというのは状態を問題にしないで「あるがまま」買う訳です。
プロのブローカーは沢山仕入れて腕っこきのリペア担当が綺麗に仕上げ、「ブランドの威力」でズラリ並べて売りますから大丈夫でしょうね。
大勢の社員(工房の技術者や輸入担当、客の相手をする店員)の給料を支払うのですから、うんと安く大量に仕入れうんと高くうります。それが商売です。
オークション落札直後は楽器の形をしていてもネックは曲がり、バスバーはへたり、板はヒビが入り、虫が食い。大修理が必要だとかんがえると私は到底考えも及びません。
知り合いに非常に優秀な技術者がいますから頼めるのですが、見積り額はノケゾるようなものでしょう。一流技術者に何十日も掛けてもらうのですからギャラは凄いです。そしてその末に果たしで如何なる音を聞かせてくれるのかは神のみぞ知る。
++++++
{お勧めの方法}
ではブランドのある楽器を我々が比較的安全に買う手段は、というと無いわけではありません。
それは知り合いのプロ演奏家から直接に購入することです。
これは非常にリスクが少ないと思いますよ。
プロオケ奏者からアマチュアが1000万クラスの楽器を譲り受けた実話もあります。
昨日までステージで使われていて、リペア技術者も専属がいますから大安心です。
[11762]

オークション

投稿日時:2004年04月17日 14:09
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
本当に繋がりにくい、と思ったら今すんなり繋がった。
奇跡かも知れないので書き込めるうちに書きます。
++++++
ある楽器店主と雑談していて、彼はオークション(サザビーズetc)で結構多数落札したけれど今まで売ったのは3割程度。
仕入れた後修理の見積もりをして、売れごろ価格(市場の相場)と修理費用を勘案して、割に合わないのはお蔵入りにしているそうです。

専門家が修理する現場も何度か立ち会いました。
多くの場合、落札楽器は剥して内部を点検するのが不可欠です。
虫穴で板がいかれてたり、板厚が薄い場合、裏打ちしますが、本当に薄いものはどうしょうもない。
糸倉が割れていたり等という一見して見落としそうな重大な欠陥の他に、ネック下がり、ペグ穴埋めもどし、指板交換

日本の技術者は大変優秀ですから費用と時間を惜しまなければポンコツ同然でも立派にセットアップは出来るそうです。こうした費用の見積もりがちゃんとできるのは経験を積んだ技術者に限られるとも聞きます。

アマチュアが一台だけ落札した場合、運良く健康であればちょっとの手間でセットアップできるかも知れません。
何十台も仕入れるプロの楽器屋さんならリスクは数で吸収してしまい、全体としてペイすれば大丈夫なのでしょう。
[11764]

Re: 予算100万で一生ものの楽器

投稿日時:2004年04月17日 20:03
投稿者:pochi(ID:iYQzeFA)
奇跡的に繋がったので、書き込みます。皆様の投稿を見ていると、余程運が良く無ければ「予算100万で一生ものの楽器」を買えない様に読み得て仕舞ますが、私の誤読でしょうか?

私は、数多くの楽器を友人や知人、生徒に紹介して参った様な気がします。楽器屋で高い楽器を売りつける為のアルバイトをして居た事も有った様な気がします。余程運が悪くなければ、予算100万円有れば、「一生もものの楽器」を買えると思います。然し、直には手に入るとは限らないと思います。2年程待ち、3年弾き込む覚悟をすれば、その後の人生の伴侶と成る楽器に巡り合えると思います。結婚相手を探す依りも簡単で安上りだと思います。

単車に乗って居ると、排気量に依って階級制が有るかの様な錯覚に陥ります。楽器然り。ストラディヴァイウスを持って居たからと云って、エライ訳では無く、ヴァイオリンが少し上手だからと云って、エライ筈も無いと思います。利休の茶匙を持って居たからと云って、旨い茶を淹れられるとは限らないし、旨い茶を淹れられたからと云って、エライ訳でも無いのと同じだと思います。

楽器店は、楽器のイメージ(楽器の名前)を売るのが商売です。楽器工房は、自分の魂の叫び(製作過程)の抜け殻(作品)を売ります。日本国内なら、日本の工房の作品を買うのが圧倒的にお買い得だと思いますが、其の為には、下調べと忍耐が必要だと思います。又、楽器と共に自分も成長してゆくのだと思います。

物凄い恋愛をして、結婚したからと云って、その後の人生が幸せだとは限ら無いらしいですね。楽器選びも良く似た所が有ると思います。だから、石の上にも3年で、気に入らなければ、捨てるなり、売るなりすれば良いと思います。結婚の場合、子供が出来ると、養育費等、その他、社会的責任が有るらしいですが、ヴァイオリンは、所詮、物体ですから、社会的責任は無いと思います。

御参考になれば、、、。
ヴァイオリン掲示板に戻る
5 / 11 ページ [ 104コメント ]