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新しいピラストロ社の弦 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 174 Comments
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新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年04月12日 02:38
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
HPを見てたら、なんか新しい弦を発見

ttp://www.pirastro.com/homeset.html
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16 / 18 ページ [ 174コメント ]
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月11日 01:48
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
椰子の実 さん

わたしも色んな情報が得られるので、何かしらのきっかけになること
が多いです。わたしはパソコン使うのが下手糞なので、細かな操作とか
より良い検索の仕方とかあるのでしょうが、未だに上手ではないです。
今後もよろしくです~ ☆^0^☆

それはそうと、アジャスター無しでスチールが張れるなんて、すごい滑ら
かで止まるペグなんですね。わたしも見習ぉう・・・


~ひとりごと~
街角や駅のホームを歩いていると、サインの書かれた楽器ケース
をよく見ます。誰のサインか、首を傾け黙って突っ立ってると、怪しまれる
ので、薄っすら歩きながら眺めます。一体誰のサイン?
(演奏家は、もう少しわかりやすく書いて欲しい)
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月11日 19:08
投稿者:椰子の実(ID:FFdzBoA)
上駒や駒の溝の調整は、腕の良い職人さんに入念に調整してもらうことが大事ですが、使用しているうちに、「ごくわずかな」不具合に気付く場合があります。「ごくわずかな」不具合というのは、通常の使用上は全く問題の無いことで、神経質な人が気付くかどうかという程度のごくわずかな不具合のことです。例えば、弦がミゾのところでほんのちょっとだけ引っかかる(巻き線がほとれるほどのことではないが、ちょっと引っかかっているような気がする)というようなことです。
腕の良い職人さんが入念に調整してくれても、家で毎日弾いているうちに、ミゾのところで弦のある箇所にちょっとだけ多く負荷がかかっている、ということに気付くことがあります。たいていの人は見過ごしていますが、神経質な人だとそうしたわずかな不具合に気付いてしまうことがあります。
そういうときは、弦を交換するときに、3M(スリーエム)から発売されているスポンジ研磨剤の超極細目(紙やすりの1200~1500番手相当)を使って、弦の通る溝を微調整をすると、完璧な仕上がりになります。
www.mmm.co.jp/asd/products/spg_kenma/index.html
工房で調整した後にチェックした時点では気付かないわずかな不具合については、手先が器用で工作が得意な人は、自分で微調整するのが一番良いと思います。コツは、けしてやり過ぎないようにすることです。1回で結果を出そうとせずに少しずつ慎重に作業すると、弦の動き(滑り)が超なめらかになり、自由自在に1発で調弦できるようになります。
弦の通るミゾを最良の状態(一切ひっかかりがない状態)にすることは、調弦がし易くなるだけでなく、ミゾに弦が食い込んで行くのを防止する効果もあります。それによって、上ナットや駒の寿命を長くすることができます。良好なコンディションで長期間演奏できるというのは、いろいろな意味でメリットが大きいです。
ペグの調整も、同様に腕の良い職人さんに入念に調整してもらう必要がありますが、職人さんに調整してもらう段階では、コンポジション(ペグソープ)を一切塗らない状態で調整してもらうと良いです。コンポジションを全く塗らない状態だと、いくら丁寧に調整しても、ほんのわずかにキコキコと音がする場合がありますが、コンポジションを塗らない状態で素早く正確に調弦できれば、ほんの少しキコキコ鳴る程度はOKです。その状態になるまで入念に調整してもらったら、あとは自分でペグにコンポジションを塗って、自分好みの「動き具合・止まり具合」に調整します。
ここまで入念に調整すると、A・D・G線を全部スチール弦にしても、ペグだけで何の問題も無く調弦できます。こういう状態に慣れてしまうと、スチールA線を張った場合にA線にアジャスターをつけている人の気持ちが理解できなかったり(音が悪くなるのに何でそんな余計なものをつけるの?)、別にそれほど酷い状態ではないのだけど、自分の楽器と比べてちょっとだけペグやミゾの調子が悪い楽器を弾くと「何だ!このダメ楽器は!」と頭に来てしまったりします。(苦笑)
本当は職人さんが、完璧に調整してくれれば、自分では何もしなくて済むのですが・・・。自分の楽器のことを一番見ていて隅々まで熟知している自分自身で、最終の微調整をしてやる、というのが自分なりの解決方法です。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月12日 01:23
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
>3M(スリーエム)から発売されているスポンジ研磨剤の超極細目

これかなりいけそうですね。オリーブのD線(シルバーでない方)は
どうしても、巻き線にギザギザが出来るので、一度やってみよう~☆


>1回で結果を出そうとせずに少しずつ慎重に作業すると、弦の動き
>(滑り)が超なめらかになり、自由自在に1発で調弦できるようにな
>ります。

これ非常に同感。弦のチョイスもそうで、”あっ、この弦いいかも”と思って
も、1日じゃわからない。3・4日経たないと本当の答えはわかりません。
ただ、瞬時に自分の楽器には合わねぇなぁ~っていう弦は、すぐわかり
ますね。


~ひとりごと~
A・D・Gの弦のチョイスも難しいけど、わたしにとって最も難しいのは
E線です(A・D・Gはpochiさんの助言で、オリーブのおおよそはわか
りました)。
E線はアジャスターの影響もあるし、楽器自体の能力もあるし、
本当に悩ましい箇所です。とりあえず鳴らせるなら、ウェストミンスター
とか、コレルリのヴィヴァーチェあたりを張れば、バリッと鳴りますが。
透明感があって、細く強い音を求めると、楽器を買い換えることも
検討しないといけないかなぁ~って最近思います。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月12日 08:25
投稿者:椰子の実(ID:GQApAwA)
あいさんへ。3Mのスポンジ研磨剤を使ってミゾを調整する前に、上ナットや駒の予備(交換した際にもらって取ってあるもの)を使って、削りの練習をするといいですよ。また、サブの楽器があるのであれば、サブの楽器で練習してからメインの楽器にチャレンジするのが安全で良いと思います。
ペグを動かしながら弦の巻き線の動きを注視すると、ミゾのどの部分が引っかかっているのかが見えてきます。そこに鉛筆で印をつけて、スポンジ研磨剤で軽く擦ります。そして弦を張って巻き線の動きを見て、まだ引っかかりがあるようであれば、弦を緩めてスポンジ研磨剤で擦って・・・、といううのを数回繰り返します。
スポンジ研磨剤は、使い易いサイズにカットして使いますが、上ナットや駒のミゾを微調整するには、縦6~7mm×横3~4mmぐらいの長方形のブロックを作ると使い易いです。
こうしたちょっとした調整で、弦の動きがとても滑らかになり、調弦の微調整が非常に容易になります。
あと、この作業をやると、楽器によって、上ナットや駒の硬さ、削れにくさ、などが結構違うことがわかります。硬くて緻密な材料と、柔らかい材料では、擦ったときの削れる量が全然違います。自分の楽器の上ナットと駒は、とても硬く引き締まっていて、ちょっと擦っただけでは全然削れません。そんなこともあって、一度きちんと調整すると、その良い状態が長く保たれています。
あいさんがおっしゃるように、自分の楽器に合わない弦というのは張ってすぐにわかりますが、自分の楽器に合う弦を見つけるのは、意外と難しいですね。
自分もいろいろなE線を試してきましたが、まだ結論が出ていません。いろいろ試して、自分は、メッキ系よりも単線系が好み、ということがわかってきました。単線にも、プレーンスチールとクロームスチールがありますが、プレーンスチールのシンプルな音は好きなのですが錆び易いところが不満です。
クロームスチールは、ヤーガーのE線で初めて経験しましたが、これは使える!と思いました。次は、クローム系の定番とも言えるクロムコアのE線を近いうちに試す予定です。
E線は、弦を替えることで音色を変化させることはできますが、音量を変化させるのは意外と難しいですね。特に音量をアップしようとすると、無理が生じ易いです。駒、魂柱の調整をしてもE線の音量がアップしない場合は、それがその楽器の個性(限界)なのだと思うしかないですね。
自分の楽器のE線の音は、
>透明感があって、細く強い音
にキラメキ感を加えたような感じの音です。自分の楽器のE線の音は、けして線が太いという感じではなく、また、けしてパワフルな音というわけではありせんが、芯のある音で、内に秘めた強さを感じさせてくれます。E・Aの2重音を弾いたときに、上のE線の音がハッキリ聞こえてくるようなバランスが好みですが、自分の楽器ではどんなE線を張ってもそういうバランスになります。
A・D・G線は温かい音(特にガット弦を張っているD・G線は太く温かい音)が出るのに対して、E線は透明感があって、ちょっと涼しい音がします。ヤーガーのE線だとキラキラ感は多少減りますが、その分、透明感(クリア感)が増えます。ヒ~ンと透き通るような音が出るので気持ちいいです。
E線はたいてい3種類のテンションが選択できますし、E線の種類自体が豊富なので、結論に至るまでは長い旅になってしまいますね。
[35095]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月14日 01:25
投稿者:椰子の実(ID:MzGWE0I)
あいさんの書き込みを見て、ピラストロ社のクロムコアのE線を試してみました。音色はとても気に入ったのですが、音が裏返り易く(ひっくり返り易く)、また、ピッチが不安定な感じがするので、断念することにしました。
ヤーガーのE線とヤーガーのA線の組み合わせのときは、一度調弦すると、E線とA線のピッチは長時間不変なのですが、E線をクロムコアに変えると、E線のピッチが微妙に不安定になります。クロムコアのE線はやや細めでテンションも低めのように思いますが、その辺が影響しているのかも知れません。せっかく音色が気に入ったのに残念ですが、とりあえずヤーガーのE線(ミディアム、新品)に戻そうと思います。
次はヤーガーA線(フォルテ)を試してみるつもりです。
[35103]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月15日 01:08
投稿者:椰子の実(ID:IYlmBHE)
ヤーガーA線(フォルテ)を試してみました。見てすぐに弦の太さがミディアムよりもほんの少し太いのがわかりますし、ミディアムよりも硬い感じがします。
実際に張ってみると、テンションはミディアムよりも少し強く、弾いた感じもやや硬い印象です。
音色はややザラつきがあって、荒々しい感じがします。たしかにパワフルなのですが、自分には、荒っぽく感じられ、またパッシオーネのD・G線との相性・調和が今イチな感じなので、すぐにヤーガーA線のミディアムに戻しました。
いろいろな組み合わせを試してみて、最終的な結論としては、E・A線はヤーガーのミディアム、D・G線はパッシオーネの標準ゲージ、に決まりました。自分にとっては、E・A線=ヤーガー(ミディアム)+D・G線(パッシオーネ標準ゲージ)>E・A・D・G線すべてパッシオーネ(標準ゲージ)、なので、ヤーガー(ミディアム)のE・A線を選択することにしました。
あいさんのお陰で素晴らしい弦の組み合わせに出会えました。どうもありがとうございました。
[35120]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月16日 01:22
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
A線が鳴れば、ただただ良いとは思いませんが、A線が鳴らない状態での
演奏は考えられないですね。

今日、お昼にNHKのBSで、石川さんが演奏されていました。A線に
オブリガートを張っていました。どのゲージのものかわかりませんが、
明らかに音がこもっていました。とても美しい音でしたが、TVでもこもり
具合を感じるので、演奏会場であると、さらに感じると思います
(わたしはいつも演奏会場で感じることの一つです)。
G・Dにはオリーブを張っているのにA線にオリーブを張らないとなると、
理由はおおよそ断定できます。オリーブの張力が弦のしなやかさに
比べかなり強い為、音がひっくりかえるということだと勝手に考えました。
オリーブのA線はなぜか裏かえるのです。どうしてかわかりません。
A線が裏かえると一番困るのは、重音でのトリルです。

さらに、調弦が狂うのでガットは難しいという意見を聞きますが、上手い
奏者ほど、調弦が狂ってもそれなりに、正しい音程で弾けます。石川さん
ほどの奏者なら、絶対出来る事の一つです。その上で、あえてオブリガ
ートを使うにはそれなりの理由を感じました。


~ひとりごと~
最近感じることで、今一つ完全なる確証をもっていないのですが・・・
オリーブA線13-1/2とオイドクサA線13-3/4が標準ゲージとなっていま
すが、圧倒的にオイドクサの方が良いと思います。理由は、E線やD線に
対する協調性がオイドクサの方が上で、わたしの楽器では、音量も
かなりあります。オリーブとオイドクサのA線の違いは、弦の太さに対す
る張力の差しか感じません。パッシオーネもそうですが、音色の好みを
除けば、張力が自分の楽器に合っているか否かだけのような気がする
A線ガット論です。
[35122]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月16日 06:58
投稿者:pochi(ID:FGOABjc)
>オリーブとオイドクサのA線の違いは、弦の太さに対する張力の差しか感じません。
***A線もオリーブの方が高域倍音が多いと思います。オイドクサの方が耐久性に欠けると思います。
[35133]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月16日 19:49
投稿者:椰子の実(ID:IIYpNpE)
ヤーガー(ミディアム)EA+パッシオーネ(標準)DGのハイブリットの結果が好調なので、学校開放の体育館(中学校)で音量や音の透り具合をチェックしてみました。この組み合わせが本当に使えるかどうかは、やはり広い場所で試してみる必要があると思い、体育館で弾いてみました。本当は大きなホールで弾くのがいいのでしょうけど、借りるのに結構なお金がかかりますし独りで気軽に使えるような施設ではありませんので、気軽に使えて格安な学校開放の体育館で試してみた次第です。
中学校の体育館は、ステージ部分を除いたサイズが縦30メートル程度×横20メートル程度で、天井高が10メートル程度ありますので、容積的には800名程度を収容できる中ホールと同程度かと思います。
ステージは奥行きが5メートル程度あるので、ステージの奥で演奏すると、体育館の端で聞いている人まで約35メートルの距離が確保できます。
モーツァルトのコンチェルトとかベートーヴェンのヴァイオリンソナタとかを弾いて、人に聴いてもらいましたが、一番遠く離れた場所(約35メートル離れた場所)でも、ちゃんと聴こえたようです。モーツァルトの速くて細かいパッセージなど聞こえるかどうか心配でしたが、聞こえたようなので、ひとまず安心しました。やや古めの中学校の体育館なので、ホールに比べると音響は劣りますが、床が全面フローリングということでそれなりに残響もあって楽しめました。
ヤーガー(ミディアム)のEAを張ってから、パッシオーネ(標準)のDGの鳴りも増したような感じがします。ヤーガー(ミディアム)のEAは、それ単体で見ると、特別に魅力的な弦というわけではないのですが、自分の楽器ではパッシオーネのDGとの相性が抜群に良いようで、パッシオーネ(標準)のEA以上に、良い結果が出ました。
今回中学校の体育館で弾いてみて感じたことは、やはり音の大きさは大事だな~、ということです。200~300人収容の小さいであれば、たまに演奏する機会がありますが、中ホール以上となるとなかなか機会がありません。広いところで伴奏無し弾いていて音が小さいと「遠くの方まで聞こえているのだろうか。」と不安になってしまいますが、しっかりと鳴ってくれたので安心して弾けました。そういう意味では、2,000人以上を収容する大ホールで、無伴奏リサイタルを開くソリストは本当に凄いな~、と実感しました。
あいさんがおっしゃるように、楽器と弦のテンションの「相性」は、重要ですね。テンションが楽器にピッタリ合うと、楽器が本当に良く鳴りますね。
あとは、ヤーガーのEAの耐久性がどのくらいあるか、ということが気になるところですが、錆びに強いクローム系なので長持ちしてくれるだろうと思います。
[35138]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月17日 01:18
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
pochi さん 

(お久しぶりです *^0^*)
わたしもpochiさんがおっしゃる意見に同感です。
オリーブの方が高域倍音に富んでいます。オイドクサはオリーブに比べ
”まったり”とした感じです。ただ、どうしてもオリーブの張力が強いので
す。(少し前までスチールを張っていた人間が発言するのは可笑しいですし、オリーブとオイドクサを語るなんて一昔前に済んだ話題と思いますが)

なぜか正しい弦の振動しないのです。3台ある楽器で2台その状態です。
13-1/4だけ試していないので、それで上手くいくかもしれませんが・・・
他のガット弦にゴールデンスパイラルソロやゴールドがありますね。その辺りも試してみようかしら・・・
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