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新しいピラストロ社の弦 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 174 Comments
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新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年04月12日 02:38
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
HPを見てたら、なんか新しい弦を発見

ttp://www.pirastro.com/homeset.html
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14 / 18 ページ [ 174コメント ]
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月19日 19:23
投稿者:ヒロ(ID:OXVmhQ)
オリーブのDが切れたので新製品張ってみました。
5月から4ヶ月半も使ってしまったオリーブでした。
新商品ですが、これは弾き易い弦だと思います。
ナイロン弦の感覚に近いですね。
Eは音色・バランスとも素晴らしいです。
ヴィヴラートもかかりやすい。
Aの発音も素晴らしい。
Dもオリーブより弾き易い。
Gは問題の糸は、メーカーの主張通り伸びたら問題なしでした。
少し、発音がしずらいのはオリーブGと共通しますが、こちらのほうが優しいです。
少し魂柱・駒調整してもらったほうがいいのかな?とも思います。
Gの発音をもっと簡単にしたいと思いました。
どの弦もハイポジが鳴りやすいのも長所ですね。
全体のバランスは標準ゲージにおいて、私の好みです。

これなら使えます。
強い音の弦だと思います。
ナイロン弦のA線の不自然な共鳴もないです。
ドミナントのように3~4習慣で響かなくなって交換する弦は、私のような素人には面倒でなりません。
素人こそガットが使えるとも思っております。
少々ピッチが狂ってもあまり気にしません。

さて、オリーブとの音色の比較では、私の楽器・弓・腕では圧倒的にオリーブの勝ちです。
私の楽器はオリーブを使ったときのみ悪魔の楽器となります。
色気と毒気がいいのですね。
声を出して歌ってるような自然な感覚があるのがオリーブです。
すごく自然です。

まだ、張ったばかりで伸び縮みについてはわからないのですが、新商品は夏のガット弦というところでしょうか?


いつのまにやらテーマが変わってしまったようですが、ご報告まで・・・・・
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月21日 22:16
投稿者:ヒロ(ID:FnRGURU)
新製品を張って2日めですが、音がぐっとよくなりました。
この弦は素晴らしいです。
とにかくナイロン弦なみの弾きやすさです。
なんといってもガットならではの自然な響きでもあります。
強さと甘さがうまいぐあいに出せます。
オリーブの深み、味わいにはおとるかもしれませんが、よく鳴るし、バランスもいいですし、発音がよくってとにかく弾き易いです。
品格もあります。
持続力に関しましてはまた後日!
あ、オリーブなら飽きませんが、飽きるかどうかに関しても、また、後日!
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月22日 01:32
投稿者:椰子の実(ID:I2eDQxU)
ヒロさんへ。自分は、ガット弦は張った直後よりも3~4日経過してピッチが安定した後の方が、音色もバランスも良好だと思います。別な言い方をすれば、弦を張ってから3~4日経過すると、本当に良い音が出てくるようになると思います。もちろん、張った直後からすぐに良い音が出ますが、ちょっと音の粒が粗い感じがします。
パッシオーネが「完全に」安定して本当に良い音が出るまでの期間ですが、練習時間が長い人、技術的なレベルが高くて弦に大きな負荷をかけて弾く人であれば3~4日間、練習量が少ない人、毎日弾くわけではない人であれば1週間~10日間だと思います。
そしてガット弦の良さは、その良い音が非常に長い期間持続する、ということです。
ドミナントを2ヶ月以上使うのは(音や弾き心地の面で)結構苦痛ですが、ガット弦だと3~4ヶ月くらいは大きな不満無く使えます。
パッシオーネはE線からG線まで本当にバランスが良く、その点はオリーヴよりも優れているように思います。音色は、各人の好みによるところですが、自分はすぐにパッシオーネの音色に慣れて好きになっており、今では、もはやオリーヴに戻ろうとは全く思いません。
なお、A線をスチール弦に代えるというハイブリット化の感想については、じっくりと弾き込んでからレポートしたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月24日 07:40
投稿者:ヒロ(ID:ETFxB4A)
結局3日であきてしまいました。
音色に雑味がないのが寂しかった。
各弦のハイポジまで音がとりやすくってよかったのですが、残念でした。
過去いろんな方がご批判されてるような、発音やら、鳴りやすさの点では私の場合は申し分なかったです。

とりあえず、手持ちのドミナントに替えて、大急ぎでオリーブを発注いたしたしだいです。
どうもドミナントやらオリーブやら「王道」の弦が私にはよろしいようです。

音に「濁点」がないとつまらないのでした。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月24日 19:10
投稿者:JAMES(ID:FhSWIYQ)
楽器フェアに行ってきました。 
白川総業のコーナーがあり、弦の引き比べができる状態にしておいてありました。東京の弦楽器フェアと一緒ですね。20万から30万の量産品のドイツ製?に張ってありました。 

比較したのは、パッショーネ、ラーセン、エバープラッチ、ヴィジョンソロ、ワーシャルブリリアント、ヘリコア分数楽器用、の6本です。 
個人的な感想ですが、ワーシャルが一番深い音がでるように思いました。G線やD線のハイポジションを弾いてもしっかりと音が出るし、軋み音が出るわけでもなさそう。 
材質はナイロンなのか何なのか、その辺はわからないですが上品さのあるドミナントの延長のような感じを受けました。 

パッショーネですがガット弦なのか疑問に思いました。ナイロン弦のような音がします。音量はあるし、反応は普通です。

ヴィジョンソロは以前私が悪いと書きましたが、違う楽器に張るとそれほど悪い弦でもなさそうです。エバーピラッチとならんで音量が大きいし、発音もはっきりしている印象をうけました。会場の店員に聞いても寿命は短くはないようだし、3日で手放したのは少し悔しさが残りました。サイレント用にすればよかった・・・ 

* パッショーネに関してですが、ナイロン主流の人に対しては受けが良いそうですが、ガット主流の人には受けが悪いそうです。
私自身オイドクサからパッショーネに移行しましたし、そう感じたのかもしれません。
ナイロン主流の人は一度試してみるとおもしろいかもしれません。高い勉強代になるかもしれないですけれど・・・
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月29日 19:35
投稿者:椰子の実(ID:ICdzOIM)
パッシオーネ(E・D・G線、標準ゲージ)とフレクソコア・パーマネントのA線とのハイブリットの結果についてレポートします。
結論から言いますとGoodです。パッシオーネのA線のガット弦らしい深みのある音が好きだったので、スチール弦のフレクソコア・パーマネントは果たして大丈夫だろうか、と思ってましたが、違和感無くパッシオーネと調和しました。フレクソコア・パーマネントは非常にレスポンスが良く、音色も明るく上品なので気に入りました。音量はパワフルというほどではないですが、必要十分な音量が確保されており、パッシオーネと組み合わせた際のバランスは良好だと思います。
スチールのA線を採用することによって基準となるA線のピッチが全く狂わない、というのはメリットが大きいと思います。D・G線のピッチが少々狂ってもそれほど気になりませんが、A線が狂うと弾きにくく感じます。パッシオーネは、A線が少々ピッチが狂い易い傾向がありますが、D・G線はピッチが狂いにくいので、A線をスチール弦に替えるだけで、4本の弦の全体的なピッチの狂いがかなり小さくなるように感じます。
ピッチの狂いにくさに関しては(図式化すると)
E・A線(スチール)+D・G線(パッシオーネ)>E線(スチール)+A・D・G線(ナイロン)>E線(スチール)+A・D・G線(パッシオーネ)
だと思います。
和音を弾いたときのハモリ具合も自然で、スチールA線を張っていることを意識させません。
パッシオーネは今春発売されたばかりなので、まだ十分に評価が定まっていませんが、従来のガット弦愛用者とナイロン弦愛用者が、徐々にパッシオーネに移行して行くのではないかと思います。弦と楽器との相性、弦と演奏者との相性などもありますので、パッシオーネが誰にとってもベストの弦とは言えませんが、A線をスチール弦に替えるなどの工夫によって、より多くの人がパッシオーネを楽しめる可能性があると思います。
スチールA線(フレクソコア・パーマネント)の耐久性については、しばらく弾き込んでからレポートしたいと思います。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月30日 02:02
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
フレクソコア・パーマネントなんて特に顕著ですが、弦の寿命がほつれ
という点でかなり短いです。毎日3時間の練習で3週間使えるかどうかだと
わたしは思ってます。ピラストロ社のA線はなぜか巻き線があまり丈夫
ではありません。演奏した後、布で汚れを落としても巻き線が弱い為か
徐々に細かく手触りが滑らかでなくなります。

逆にドミナント系の弦は巻き線が、割合と丈夫です。ただ、ほつれる前に
寿命がくると思います。A線に限っていうと、所詮1ヶ月がいいところと考え
れば、E線と同じ扱いにするべきだと、最近痛切に感じます。なので、安価
で性能の良いA線を探してます。

~ひとりごと~
それと、一昔前の奏者がA線だけ裸ガットを使っていたとか、オイストラフを
筆頭にA線をスチールにするとか、バイオリンの弦の選択でA線にこだわる
のは、A線を最も使うので、A線の響きが悪いと”演奏のノリが悪くなる”のが理由かもしれませんね。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年09月30日 13:49
投稿者:椰子の実(ID:VIQ2ZmA)
あいさんへ。
>ピラストロ社のA線はなぜか巻き線があまり丈夫ではありません。
とのことですが、自分もそう思います。しかしながら、フレクソコア・パーマネントの巻き線は、ピラストロ社の弦の中でも「例外的に」巻き線が丈夫だと思います。A線の巻き線の丈夫さ(耐久性)という点で比較すると、
ドミナント系>フレクソコア・パーマネント>ヘリコア>パッシオーネ>オリーヴ
だと思います。たしかに、ドミナント系の巻き線は丈夫だと思いますが、芯(コア)の方が先にへたってしまうのが難点です。フレクソコア・パーマネントは、コアの劣化と巻き線の劣化が、同じスピードで進んで行くような感じがします。
毎日3時間も練習したことが無いのでわかりませんが、自分の経験では、毎日1時間練習した場合、(夏のシーズンでも)フレクソコア・パーマネントは約4ヶ月使用できました。
自分は手に汗をかく方なので、練習後は、弦拭き専用のキョンセームでゆっくりと丁寧に手垢と汗を拭き取っています。ちなみに、自分は、練習後にヴァイオリンや弦や弓を拭くのに、7~8分かけています。弦専用のキョンセーム、ヴァイオリン本体用のキョンセーム、弓用のキョンセーム、という3枚のキョンセームを使って、限りなくソフトに優しく「から拭き」しています。3枚×2セット=6枚のキョンセームを持っているので、キョンセームが汚れてきたと感じたら、すぐに洗って清潔さを保つようにしています。弦もヴァイオリン本体も弓も、クリーナー類は一切使いません。
D・G線については、ピラストロ社の弦はそれほど巻き線が弱いようには思いません。特にパッシオーネについては、さらに緻密さ・柔軟さ・丈夫さが増して、耐久性が向上しているように思います。
スチールA線は、ガットやナイロンのA線よりも弦が細めですが、フレクソコア・パーマネントはスチールA線の中では比較的太めの方で違和感が少ないので気に入りました。そして、レスポンスが俊敏で弓速や弓圧の変化に柔軟に対応してくれるあたりは、高く評価できると思います。

>一昔前の奏者がA線だけ裸ガットを使っていたとか、オイストラフを筆頭にA線をスチールにするとか、バイオリンの弦の選択でA線にこだわるのは、A線を最も使うので、A線の響きが悪いと”演奏のノリが悪くなる”のが理由かもしれませんね。
とのことですが、自分もそう思います。ケースを開けてヴァイオリンを取り出して弾き始めるときには、必ず最初にA線を調弦するわけですが、そのA線の調子が悪いと、スタートでつまずくというか、気分的に乗れないですよね。そしてA線の音がこもって響きが悪かったりしたら、演奏のノリが悪くなるというのも頷けます。
自分の楽器は、あいさんがおっしゃる5台に1台の楽器なのかも知れませんが、スチールA線との相性がとても良いです。もっと早く、パッシオーネのA線に見切りをつけて、フレクソコア・パーマネントに替えておけば良かったと思います。
フレクソコア・パーマネントA線+パッシオーネのハイブリットの結果については、ピラストロ社にもレポートを送ろうと思います。そして、フレクソコア・パーマネントを超えるような、さらに素晴らしいスチールA線を作ってくれるように要望しようと思います。
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Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月01日 01:49
投稿者:あい(ID:FleIgVI)
椰子の実さん

フレクソコア・パーマネントは今まで3回張り替えました。音色はソフトで
音量もあり、とても滑らかな音が出ます。好きな弦の一つです。ただ、
長時間弾くと、細か~く巻き線に溝が出来始めるのです。2週間くらい
から始まりました。ヘリコアも同じ感じです。だから何ヶ月も張れると
聞くと、どんな管理をしているのか?と感じます。逆に、巻き線の溝が
出にくいのは、クロムコアとスピロコア、ヤーガー、ラーセンは出にくい
です。この中ではスピロコアが出やすいですね。ヤーガーやラーセンは
かなり丈夫です。材質の問題もあるのでしょうが、要は巻き方だと思います。

~ひとりごと~
数年前、ラカトシュの演奏に接しました。20畳もない部屋でしたが、
思ったより音量がないのに驚きました。音量さえあればいいとは思いま
せんが、CDで聞くのとは(少々?)違いました。ただ、音は綺麗だし、
技術もかなり冴えてました。ん~賛否両論あるテーマですね。
[35008]

Re: 新しいピラストロ社の弦

投稿日時:2007年10月02日 13:24
投稿者:JAMES(ID:FhSWIYQ)
弦の寿命にテーマが移行しているようですが、私自身の感想を述べたいと思います。 

まず、長く使えるという点ではダダリオザイエックスが良いと思います。音量が大きいという理由だけで張っていました(自己主張がつよい学生だったのか、学生オケ時代) 
この弦は耐久性も良かったですし、銀線のほころびもあまり感じませんでした。
 
G線などは特に特徴的で、とても太い弦でした、ゲージはどれだけか今となっては確認できませんがペグ穴に入りきるか心配するレベルだったと思います。 
半年以上張りっぱなしにしても音は悪くなりませんでしたので、安くてよい弦だとお勧めできます。 

ただ音色に関しては雑、今ひとつ、上品さに欠けるという印象があります。

ギターの弦でダダリオが使われることがおおいそうですのでギター弦の会社がヴァイオリンの弦も出しているという感じなのでしょうか。そのへんはよくわかりませんが・・・
 
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