ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

弦についての質問 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
楽器・付属品 12 Comments
[56180]

弦についての質問

投稿日時:2025年09月26日 15:34
投稿者:初心者女郎(ID:EnBXUhY)
弦について、ナイロン弦にもいろんな素材があると思うのですが現行品で一番湿度や温度の影響を受けにくい素材のナイロン弦って何だと思いますか?
その弦の特徴もあわせて教えていただけますと嬉しいです。
今、ピラストロのヴィオリーノを使っていますが、毎回練習中も調弦が必要なのに対して、知人の弦(本人も名称不明、黄色に緑の巻き線)は全く狂わなくて羨ましいです。
なので、そんな弦があれば使いたいなと思いました。
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 2 ページ [ 12コメント ]
[56197]

Re: 弦についての質問

投稿日時:2025年09月30日 17:09
投稿者:礼徒(ID:GDhBKCY)
初心者女郎様

はじめまして!ADGにアリアンス・ヴィヴァーチェを使っている者です。
今も黄色に緑の巻き線で、私の楽器だと、張ってから2日は少し下がりやすいですが、その後はかなり安定しており、寿命も結構長い様に思います。
1日2〜3時間くらいの練習では特にトラブルもありません。

ただ以前お世話になった工房に、他の弦と比べ太さのバランスが違うため、駒の溝をいじった方がいい、と言われたことがあります。
どこがどうなのかは失念してしまいましたが、それ以前は同じ駒で特に不満は感じなかったので、気にしなくても良いかもしれません。

かなり好きな弦で、色んな弦に浮気しても結局戻ってきてしまいます!
[56198]

大訂正 すみません(逆に読み込みました)

投稿日時:2025年09月30日 17:34
投稿者:松毬(ID:M5gZmFA)
[56196]
[56196]

おまけ アラミドの弦

投稿日時:2025年09月30日 09:47
投稿者:松毬(ID:M5gZmFA)
ドミナントの材、ペルロンとは、ナイロン 6 ずばりのことです。またナイロンのポリアミド繊維はアラミド繊維の一種です

ヴィバーチェ材、ケブラーとは、アラミド繊維の内、これもデュポン社開発の商品のことで、防弾チョッキなどの繊維です

これらひっくるめて化学合成やアラミドの弦と言えば、間違えません。 この手の弦は、新素材と新開発が拡がって多様です。 これからも各社から続々と新しい弦が出てきそう
 大訂正
「 化学合成や合成繊維の弦と言えば、間違えません 」です

 ナイロンは、脂肪族系ポリアミドの総称
 アラミドは、芳香族系ポリアミドの総称
 ケブラーは、上アラミドの一種
何れもポリアミド(アミド結合の高分子)です

別にポリエステル(エステル結合高分子)があり、ポリエステルの弦(アリコア、オイドクサ-アリコア)もあります

これらは全て人工合成ポリマー(高分子)です。

更に他の素材を組み合わせて、複合ポリマーなる弦もあるようです
 例えば、ヴィオリーノのシンセティックコア マルチフィラメント とは、ナイロンに別の繊維を混ぜた素材の様で、複合ポリマー弦と言えます

以上は、全て化学合成による合成繊維です
(アラミドの弦と言えば、ケブラーを指すだけで、他は言えません)
[56221]

捕捉

投稿日時:2025年10月06日 17:26
投稿者:松毬(ID:GThQhZU)
[56191]
[56191]

Re: 弦についての質問

投稿日時:2025年09月30日 00:38
投稿者:QB(ID:mYgEFAA)
Violino、Obligato、Evahは、3つとも全て同じコアじゃなかったでしたっけ?
:Violino、Obligato、Evah ☞ 現在は同じ[56192]
[56192]

Re: 弦についての質問

投稿日時:2025年09月30日 02:05
投稿者:松毬(ID:M5gZmFA)
技術は同じです
・化学合成繊維、シンセティックコア 多重フィラメント構造ファイバー

ただ、全く同じコアかは?、張力を変えるのに合わせ、コア強度も変えたでしょう
と云うものの昔は、複合ポリマーのEvahと異なり、Violino、Obligatoはナイロンずばりだったようで、少しずつマイナーチェンジしながら進化しているようです

ナイロンも複合ポリマーも化学合成や合成繊維、人工合成ポリマー(高分子)弦で、何れも殆んど湿度/温度変化の影響を受けません

[56183]
[56183]

P.S.

投稿日時:2025年09月27日 04:31
投稿者:松毬(ID:M5gZmFA)
先に上がる弦とは異なり、ヴィオリーノはナイロン弦でも張力は低くガット弦のオリーブのように柔らい特徴があり、また、ガット弦とは異なり湿度/温度の環境変化に強いです

弦だけでなく、楽器も湿度/温度の環境変化に強い弱いがあります。
先ず、楽器を使うずっと前から楽器の湿度/温度環境を同じにして、2h, 4h,と弾かずに放置した時にどれ程チューニングが狂うか?試して見て下さい。
この時の変化を越える狂いは、演奏と環境変化によると考えられます

この変化に強い弦を入れても、楽器が環境変化に弱いとあまり効果は上がりませんので、その際は、環境変化をさせない様に楽器を使えないか考えてみて下さい。
それでも調弦を繰り返す様なら、調弦をしやすくする工夫がよいでしょう
:楽器自体は、湿度/温度環境により影響を受けやすいです。 木材には伸び縮み(伸縮)があり、これは表板にスプルース、裏板に楓と各々の木材の伸縮が異なり、ネックにもアーチにも作用するようです。 弦の張力が変わってピッチも変わります。 ネックの付け根、アッパーブロックの多くに用いられる柳は、上の影響を残します

この影響を避けて湿度/温度環境を一定にするか、楽器を馴染ませる必要があります(それでも天候の影響を受ける時もある)
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 2 ページ [ 12コメント ]

この話題にコメントする

投稿者名

タイトル

コメント

ひらがなで『掲示板』と入力(スパム対策です)