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ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 62 Comments
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ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年10月26日 21:05
投稿者:名無し(ID:EJR5cZQ)
ヴァイオリンの基礎練習としてやった方が良さそうなものは多々ありますが、何をどれだけやったらいいのか、見当がつきません。

ヴァイオリンの先生に聞くのも手ですが、私の先生はあまりはっきりした方針や量を示してくれません。

開放弦ボウイング・中弓→先弓→元弓→全弓のように弓を広げる・アーティキュレーション練習・デタシェ/跳弓/投弓などのように無数にある基礎練習メニューをどう組み合わせたらよいのか、考え方のヒントをいただけないでしょうか。
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【ご参考】
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月06日 10:01
投稿者:ヒロ(ID:OYFBIYQ)
クロイツェルのNO32、NO33についてしみじみ考えてみましたが、mpとかmfなら随分楽になりますが、pというとほとんどチューニング時のボーイングのイメージです。チューニングのような美しい響きでダブルストップやれというところに難しさがあるのだと思います。
mfで練習するか腰をすえてセビシックのOP9に着手するのでしょうね。

NO26で突然10度が出てくるところも、難しい調です。びっくりします。やはりセビシックのOP9で10度になれておくのが無難でしょう。
ダブルストップの前の転調の激しい数曲も難しい。セビシックOP7でいろんな調になじんでおくのが妥当と思います。

ついでですが、音階の練習というのが実はやりにくいと思ってます。
フリマリー(小野アンナ)は最後の重音がやたら難しいですが、和音も音階も種類が少なすぎます。
カール・フレッシュ、セビシックのOP1は難しすぎます。
増2度が入った短音階、ディミニッシュなど慣れるのに随分苦労します。
「革命的音階練習」というのも購入してみましたが、「考えながら弾け」というのが私にはしっくりこなかった。
フリマリー(小野アンナ)とカール・フレッシュ、セビシックのOP1の間を埋める音階練習曲集というのがあればいいなぁと思っております。
現状では「革命的音階練習」しかなさそうです。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月06日 21:38
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

浜辺の歌、弾いてみています。
いい感じに難しいですね。完全4度がメロディーのポイントポイントに出てくる点、移弦を伴う嫌な指づかいがいいところで出てくる点、ニュアンスや音色変化が「こうしたい」と言うのを思い描きやすいのになかなか弾けない点など、しびれます。フルートで究極の「赤とんぼ」を目指して死にそうになった日々を思い出します。

和音を感じないと話にならないのは全く仰る通りで、浜辺の歌だってサビのところで「D→Daug→G」を作り出すA→A#→Bの進行が一番おいしいところであり、それをただ音の羅列のように弾かれたのでは成田為三も浮かばれません。レーレーーーソラシ―――ラソラ―――の最後のラも、ベース音はドであり、Am/Cという、なかなかにおしゃれな和音で、通常ならCの和音に行くべきところをその一歩上を行ったぞと言うようなニュアンスを和声上は出すべき音です。こういったものは大事にしなければなりません。フルートならこういうイメージをかなりの程度音にできましたが、ヴァイオリンではまだできませんので、がんばります。

>>ヒロ様

「革命的音階練習」、持っています。しばらくやりました(勝手に)。基本的に全てG線の開放付近から始まる(つまり、練習されないで終わる音域がない)点や、ソラシラシドシドレ…のような蛇行する音階・3度や6度のみならず4度や7度の音階が含まれている点、ポリリズムで感じる練習など、筆者が言うとおり「カール・フレッシュの有効性は認めながらも、より現代を踏まえた音階教本」になっていると思います。実にいやな感じに難しく、それがまた栄養になりそうな感じです。
私ごときが言うのもアレですが、山岡耕筰の「最新ヴァイオリン音階教本」は試されたでしょうか。あれは素晴らしいと思いますよ。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月06日 22:23
投稿者:ヒロ(ID:OYFBIYQ)
「最新ヴァイオリン音階教本」覚えておきます。
とりあえず楽譜屋で立ち読みしてみます。

革命的音階練習はジャズ・ミュージシャンがあんなことをいつもやってますね。私は体力がなくてなかなかこなせません。

ご紹介、ありがとうございました。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 16:36
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
反論をしたいというよりは、純粋にpochi様に聞いてみてもらいたいので、アップしてみました。

運弓の基本はおっしゃる通り、ないと思います。ただし、pochi様などに教えていただいたものを練習し、以前よりは多少マシかと思っています。

D-durとA-durです。ちゃんと4指を使いました。

音程は、…がんばりましたが自分としても完ぺきではありません。D-durの下降でGを下に外し、Eを高く外ししていると思います。A-durのGisは高いかもです。

けちょんけちょんに言われそうな気もしますが、お聴きください。

ttps://youtu.be/M_13QR_R3PU
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 17:31
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

お聴きいただいたようで、ありがとうございます。

「レイトが音が解るようになる手段」はないとのことですが、何とか探求してみたいと思います。フォルマントって要は音色だと思うので、pochi様のつくられた重弦による確認と、音色をもっと突っ込んでみようと思います。…無理、と言われるかも知れませんが。

田原俊彦並み=梅澤和人並み=長谷川紘一並み、と言う判定は、pochi様の挙げた基準によるとむしろ名誉に思えます。何しろ私はヴァイオリンを初めて4年目のおっさんです。彼らは一応プロの歌手や一応プロのヴァイオリニストたちです。
私がプロなら廃業レベルなのはわかりますが、幸いプロではありませんので、pochi様の判定に基づいて練習しなおす自由くらいはあると思いますから、やってみます。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 17:35
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

実は、pochi様が一度書き込みを書き換えたことに気づいています。最初の書き込みでは音階にアクセントをつけないことと、開放弦が潰れている記載がなかったと思います。ご親切に指導いただき、わざわざコメントの書き換えまで行っていただいてありがとうございます。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 22:01
投稿者:ヒロ(ID:OYFBIYQ)
じゅんさんよくアップしましたね。めんどうなのもありますが私にはとてもできません。

pochさんの書き込み素晴らしい。毒舌・辛辣だけの人ではなかった。
私は1stポジション1の指は無茶苦茶難しいと思ってます。よくはずします。
非常に得るものが大きかったこと、感謝します。

私の場合、過去の先生で音程に厳しい方はいませんでした。
どの先生もなかなか先にすすめてくれませんでしたが、音程だけは諦めてたのでしょう。

じゅんさん。
音感は急激によくなることはありません。
が、「音程の時間」を作って音程だけ集中したりすると少しずつは必ずよくなります。

音大のピアノ科で絶対音感の持ち主が、ヴァイオリンとなると何故か音程無茶苦茶なんて人も多数存じております。
ヴァイオリンの音程は相当難しいです。

弓の配分はきっちり計算された奏者はみていてうっとりします。
あんまりいません。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 22:11
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

本当にご親切にありがとうございます。
「柏木氏向け1st.positionの練習の仕方」は、やってみていましたが、まだものにできていません(だから不合格です)。重弦で確認した高さのフォルマントと、微妙に外した場合のフォルマントを覚え、耳と身体を躾けて行けばよいのでしょうね。音色が違うのはわかります。特徴を覚え、指が素早く修正できるようにすればよいのでしょうね。

運弓練習も全部やっていますが、あご当ての話は初めて見ました。今日はもう楽器を弾ける時間ではありませんので、明日にでも早速試してみます。E線ホイッスルのアップはきわめて難易度が高く、まだ数度しか出せたことがありません。

>じゅん氏は1st.positionの音程が正確ではなく、運弓の基礎がないので、弾けると言える曲は1曲もありません。アーティキュレーションを付けるのは、原理的に不可能で、出来るのは、「弓の配分を正確にする」事だけです。

どこかで見たような言い回しですが、pochi様の基準だと間違いなくそうなるでしょうね。しかし、万が一、pochi様の基準で白本やらスズキやらの1巻の曲でも弾けたら、レイトとしては歴史上初かも知れないエポックメイキングな出来事でしょう。やってみます。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 22:34
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>ヒロ様

pochi様が聴いてくれそうな気配でしたので。他の楽器の経験から言っても、恥をかかないと始まらないくらいはわかりますから、蛮勇をふるいました。結果撃沈でしたが、できていないのがわからなければできるようにはならず、どのようにできていないかわかれば大変な前進です。pochi様の書き込みは、どのようにできていないか、何をしたら治りうるのか、きっちり示して下さっています。感謝しつつ、やってみるしかありません。

私の先生も音程に関しては諦めているのか、レイト4年目ならこんなものと思ってるのか、あまり直されません。これで完璧なわけはないと思いながらいましたが、最初の頃が音程にこだわりすぎて左手がガチガチになって右手は力みまくり、却って音程が不安定になっているような状態でしたので、「音程ばかりになるな」と言われまくった余波かも知れません。

私も、鍵盤楽器の絶対音感はあります。が、これは例えば430~450Hzを全てAと判定する程度の話であり、442Hzをドンピシャリで当てよう、場合によって440Hzと使い分けようなどと言うヴァイオリンの音程のシビアさとはまるっきり次元が異なる話でした。最近フォルマントが感知できるようになってきましたので、運弓の改善と合わせ技で「音程の時間」をつくり、真のD-durやA-durを手に入れたいと思います。

ご心配いただきありがとうございます。
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Re: ヴァイオリンの基礎練習メニューの組み方

投稿日時:2015年11月07日 23:57
投稿者:じゅん(ID:EJR5cZQ)
>>pochi様

たびたびありがとうございます。

D線Eを、A線と4度で合わせることも、G線と6度で合わせることも、その違いを感じ取ることも一応できますし、やってみています。
4度は微細な誤差でもすぐうなり、嫌な重音ですが、その分一点に収束は感知しやすいように思います。
しかし、1指がそこに行ってくれる保証が今のところなく、またどちらに外したか瞬時にわかるほどフォルマントが身についていないのが私の状態だと思います。

ご想像の通り、私は大変に理屈ぽいです。エクセルを使って、各音の周波数だの弦上の位置だの何セントかだのを全て算出して図にしたことがあります。ですからpochi様が書いて下さっている理論はわかります。しかし、
>こんなのは、理屈ではなく、音で知っているべきことです。
これです。まさにこれです。理屈は私は完璧ですが、音がまだ微妙です。
数学で言ったら、作図法は完璧にわかるけど、定規の線の引き方に誤差があり、図形が歪む状態です。正確に線が引けなきゃしょうがない。がんばります。


>「音楽性・人間性」は、トーシロの専門用語で、音楽演奏の終焉です。
>音楽は、音を楽しむモノなのだそうで、
吹奏楽でも、まだしも物のわかった指導者や生徒はこんなことは口走りません。逆に、吹奏楽に限らず、音楽を「音を並べるだけの手遊び」「多少の誤差は全く問題なし」「むしろ気持ちがこもっている感じがしてよい」「技術のない自分を最大に楽しませてくれるのが良いメロディー」などと言う感じにナメくさり、音楽よりもクラブ内の女の子と仲良くなることに関心が向いている、自己満足系の野郎が言いそうで、どのアマチュア音楽団体にもこの手の輩は存在しえます。実際、吹奏楽以外でも目にします。逆に、比較的まともな指導者の統制している吹奏楽部ではこういうことは言わないと思います。

釈迦に説法ですが、ヨーロッパ語は全て「ミューズの神への捧げもの」が語源であり、「本当にこの演奏でミューズの神を振り向かせられるだろうか」と言う懐疑が、この言葉には初めから内包されていますね。「音を楽しむ」は、あまり程度の高くない小中学校の教員が、あまりやる気や能力のない生徒をなだめすかしながら音楽の授業をさせる時の言い方だと思います。吹奏楽でも、「君たちの演奏には仏さんが埋まっておらん」などと言って、懐疑を教えている指導名人がいるそうですよ。

まあでも、吹奏楽の世界には幼少期から個人レッスンでトレーニングを受け、「旋律を吹けるとはどういうことか」「和声の感覚とは」「拍感とは」などの音楽的な基礎を体得して、合奏でしっかりと互いの音を聴きあってアンサンブルを成立させている人は基本的に皆無ですので、pochi様としては許せないでしょうね。せめて、「音楽性」「人間性」「音を楽しむ」「気持ちを合わせる」など、気色悪くて意味不明な概念ではなく、音楽や作品や作曲家に対する敬意と、和声の初歩と、旋律の歌い方を教えてくれれば、日本の音楽環境ももう少しだけいい方向に行くかもしれないのに、です。

ちなみに、pochi様は、日本の学校吹奏楽ではなく、管楽合奏という芸術音楽のジャンルについてはどのようにお考えですか。ストラヴィンスキーなども書いていますね。また、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団や、イーストマンウインドアンサンブルなど、世界的なプロの吹奏楽団に関してはいかがでしょうか。これらは許容していただけますか。
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