ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

アメリカ在住バイオリン愛好者 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 77 Comments
[8009]

アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2003年12月19日 08:05
投稿者:シェル(ID:FzUBZhQ)
アメリカ片田舎に在住のレート・スターターです。下手なバイオリンに夢中になってアマオケで活動しています。娘2人には自分よりもずっと上手になって欲しいと思い幼稚園前からレッスンをさせています。

時々アメリカ在住の方の投稿を見かけるので、こういうタイトルなら他のアメリカ在住の方やアメリカに関係する方にレスいただけるのではないかなと思って投稿しました。

周囲にはバイオリンに関与する日本人がいなく情報不足で色々と困る時があります。アメリカのバイオリン教育や業界を知っている方、興味がある方、是非情報交換させてください!
ヴァイオリン掲示板に戻る
4 / 8 ページ [ 77コメント ]
【ご参考】
[14225]

Re: Summer Camp

投稿日時:2004年07月21日 06:54
投稿者:fiddlin' economist(ID:MhFZBZE)
Summer Campについての報告を少しだけ。

まず、Bryn MawrのCampのほうですが、最終日に行ってみると、オケの構成が昨年の4つから5つに増えていました。基本的には年齢でわけているようなのですが、年齢構成を幅広くとったオケが新たに作られていました。参加者数は若干増えた印象です。泊り込みではなく近くから通う形で参加する子供が増えたようでした。
愚息は5人くらいの仲間でAOLのスクリーンネームを教えあってきて、チャットに勤しんでおります。友人作りという点では成功と評価しています。ここでのPrivate lessonの先生が、愚息の先生と同年齢で、15歳から一緒にCurtisでJascha Brodskyに学んだ人だったそうです。何かそういう配慮もして頂いたようでした。

もうひとつ、Point CounterPointというChamber MusicのCampに昨日から行っております。朝早くプロペラ機でVermont州のBurlingtonまで行き、更にレンタカーで会場まで1時間15分ほどの距離でした。
こちらはまたやけに家庭的な雰囲気を感じました。参加者が40人と少なく、宿泊施設は湖のほとりのキャビン(バンガロー)です。愚息達、年齢の低い男子に割り当てられたのはもっとも古い丸太小屋、「伝統」はありそうという感じです。まあ、汚してもいいよ、ということかもしれません。落書きだらけでした。キャビンは8人用で一緒にCounselorの大学生が泊まりこんでくれます。もう掃除当番表が張り出されていました。いわゆる野外キャンプ生活が味わえそうです。私は自分がBoy Scoutだったので愚息にも野外キャンプ経験をさせたかったのですが、一石二鳥だと思いました。これでテントで自炊でもさせたらよいのですが、そこまでやると練習時間がなくなっちゃいますね。
[14361]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年07月25日 03:15
投稿者:雨の歌(ID:EgJ4GDE)
fiddlin' economist様、お久しぶりです。

キャンプ報告ありがとうございます。なんだかとても楽しそうですね。うちは春前から色々と悩んでいたのですが、今年は見送りました。
年齢的に選択の幅が少なかった事、年齢の割りにとても小柄な事、加えて精神年齢も低い事、等々。本人は行きたがっておりましたが。
その代わり、先生が大学のサマークラスの室内楽のコース(一応、creditの取れるコース)に入れてくれたので、それに参加しました。
その後、Community Centerの室内楽のコースに参加しました。どちらのコースも大変楽しかったようです。自分よりはるかに年上のお兄さん達やお姉さん達とE-mailのアドレスを交換して帰ってきました。
どちらのコースでも、ヴァイオリンのサイズのことで、フルサイズになるのが待ち遠しいよと指導者に言われたそうです。私も楽しみなような、苦痛なような・・・何せ、良い音を聞き分ける耳が無いもので・・・。
[14450]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年07月28日 03:54
投稿者:YM(ID:I5ORMXQ)
久しぶりにここに来てみたら、こんなスレッドがあったんですね。
私は、NJ在住です。8歳の娘がヴァイオリンを習っています。とはいえ、
「習っている」と声を大にして言うにはあまりにもお粗末なレベルなのですが・・・。練習は大嫌い、でもヴァイオリンは大好き、目立つの大好きのお気楽娘で、学校で下手なヴァイオリンを披露しては、「Good Jobって言われたよ」と、鼻高々で帰ってきます。(こちらの先生は、誉め上手ですからね・・・)
まあ、このまま「好き」でい続けてくれれば、親としては万万歳かな。

サマーキャンプも、6月末に一時帰国して、帰ってきたとたん遊びモードに突入、結局何もやらせていません。

皆さんの投稿、とても参考になります。これからもよろしくお願いします。
[14453]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年07月28日 06:31
投稿者:fiddlin' economist(ID:MhFZBZE)
YM様、はじめまして。近くですので、よろしく。

雨の歌様、大学の室内楽のコースに参加とはすごいですね。どんな種類のアンサンブルに参加されたのですか?

うちの愚息は、Bryn Mawrでは着く日が遅れたため希望していたSQには入れず、同年齢の女の子とViolin Duoを組まされたそうです。そのためか、室内楽コースの代金相当が戻ってきました。

Point CounterPointのほうでは、土曜日に家に電話をかける時間が作られているので、その際、尋ねてみたところ、SQ二つに入っているそうです。本人は2nd希望だったはずですが、その通りになったかどうかは聞き漏らしました。
[14602]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年08月01日 17:10
投稿者:雨の歌(ID:JxB5dAQ)
fiddlin' economist様、

ここのところ、異常に忙しくてレスが遅くなりました。すみません。

>大学の室内楽のコースに参加とはすごいですね。どんな種類のアンサンブルに参加されたのですか?

表現がつたなくて誤解を与えてしまったようですが、全くの先生のコネですので・・・・・娘のヴァイオリン自体は大したことありません。
参加したアンサンブルは、HaydnのQuartet, SchumannのピアノQuintet、Telemannのコンチェルト(4つのヴァイオリンのための)です。どれもとても楽しかったようです。来年も絶対参加したいと言っております。

Community Centerの室内楽のコースの中にプロのコーディネーターによるレクチャアが有りました。プロとしての心構えやら売り込み用の冊子の作り方(実際の有名、無名のQuartetやらTrioのポートフォリオを見せていただきました)、どうやって出演してもらう演奏者を決めるか、等々。 最後の質疑応答でプロを目指している男の子が、"将来、クラシック音楽愛好者は増えるか、減っていくか?”という質問をした時、一瞬、講師が声を詰まらせたように思いました。結局、直接の答えを避けたように私には取れました。アメリカでのクラシック音楽愛好者数の推移はどうなんだろう?多分どこかが統計を取っているとは思いますが・・・この先、クラシック音楽産業はどうなっていくのでしょう・・・・・・?
日本は・・・?
[14606]

何処に棲んで居てもバイオリン愛好者

投稿日時:2004年08月02日 15:04
投稿者:pochi(ID:ERVlchY)
セミプロオケ在籍中、中学生(団員で有った先生の一番弟子)がエキストラ?(無料)で一緒に弾いた事が有ります。非常に良く練習して居て、才能も有りました。合奏能力を磨く為の出演だったと記憶して居ります。ゲネプロが終わった後、「この曲を弾け、あの曲を弾け、」と云って、弾かせて、皆で拍手をして居ました。始めの頃は、少し合奏には問題が有りましたが、数回演奏回をこなして、非常に上手になりました。御両親が音楽家だったと記憶して居ります。当初は最後方のプルトで弾いて貰って居たのですが、先生の要請も有り、弾いて居ても他人を良く聴く事が出来無いので、2プルトのインで弾いて貰いました。

芸事の世界、舞台上では年齢は然程関係有りませんから、キチンと弾ければ、子供で有ろうとも、楽しく一緒に演奏する事が出来ます。また、彼等・彼女等にとっても良い経験に成ると思います。又、この様な活動が、音楽の裾野を拡げてゆくものだと思います。

観客は、その殆どが高年齢者でした。若者も稀に居ましたが、団員のコネ等、仕方無く来て居た人が多かった様に思います。有名ソリスト・指揮者を呼ぶと、観客動員も可能でした。

米国の場合、7大オケを含んで赤字だと聞き及んで居ります。有志の寄付に依って、成り立って居るのが現状ですが、稀に高給を取って、オケを潰す不埒な指揮者も居ます。然し、市場は確実に小さく成って居ると思いますので、花火大会と組みあわせたり、ネオン電飾を音楽に合わせてちらつかせたりする努力を行って居ります。

無名でも本当に上手ならば、スタジオミュージシャンとして仕事は幾らでも有りますから、体が丈夫で有る限り、食べて行く事は出来ます。

日本の場合、自前で編成したオーケストラを使った映画等、殆ど無い様に思います。電子音楽か、既存の録音を使って居る様です。従って、職を求める事は、略、不可能なのが現状だと思います。御存知の通り、プロ・オーケストラの団員募集は殆ど有りませんし、合格する人は、予め決まって居る様に思います。

現在、日本では、ヴァイオリンの大衆化を計る努力が成されて居ります。クラシック音楽とは少し違うジャンルのビジュアル系の人やエンタメ系の人に触発されてヴァイオリンを始める人も多い様です。ヴァイオリン教師にとっては、非常に有りがたい事だとは思います。アマチュアオケは、方々に有って、レベルも非常に高いトコロも有ります。然し、経済的には成り立ちません。日本国内でクァルテット等で食べて行くのは至難の業でしょう。

大衆芸能と呼ぶのが難しい歌舞伎等と比較すれば、その伝統の浅さ、突き詰めの甘さ、観客の質に大きな違いが有ると思います。日本では、クラシック音楽は、まだまだ根無し草だと思います。

私は、世界情勢を考えると、この30年間で、日本は中国に吸収されると考えて居ります。極例外を除いて、海外からの逆輸入に成らざるを得ません。日本のクラシック音楽界は、植民地経済だと思います。又、少子化の居り、今後日本国内から演奏家が輩出される事は殆ど有り得無いと思います。

日本では活字文化が終焉したのと同様、クラシック音楽も一部のマニアを除いて成立しないでしょう。殆どが電子音楽にとって変られると思います。

現在が最後のチャンスだと思って居ります。如何なるきっかけであれ、ヴァイオリンを始めてその美しさを感じて戴ける様に、微力乍尽くしたいと思って居ります。

然し乍、説教臭い教養主義が蔓延する状態では、決して音楽が音楽に成らず、「音学」・「音我苦」に成らざるを得無いと思います。根性論や親同士の競争等、音楽を楽しむと云う観点からは、全く無縁です。その事を良く解った上で、お子様には音楽を楽しむ事の出来る環境を少しでも整えて戴きたいと考えて居ります。

ヴァイオリンを職業に出来る人は、何故か世界で自分が一番上手だと思い込んで居る人が多く、そうで無いと例外を除いて本当に上手には成れません。

"Violinist is the definition of a snob. But do not be a snobish."
パトロンの言葉です。

この掲示板ではぷーた氏が正しく"Snob"です。突き詰めればきっと素晴らしいヴァイオリン弾きに成れると信じたいと考えて居ります。

fiddlin' economist氏も「皮を被ってい」るとは云え、文体から"Snob"で有る事が容易に読み取れますね。掲示板は無名性を基礎として居りますので隠す必要も無いと思います。

米国は、人間社会の発達が未熟な田舎者の集りが、武力と経済力を持った、大きなヤクザ組織の様な国だと思います。米国帝酷主義です。日本は、敗戦以来、その下部組織に過ぎません。

それでは、、、。
[14640]

Re: アメリカのクラシック音楽市場

投稿日時:2004年08月04日 03:22
投稿者:fiddlin' economist(ID:MhFZBZE)
パフォーマンスについては統計が見つからなかったのでsyがアメリカのレコーディング市場の統計はありました。RIAA(The Recording Industry Association of America)の統計でみると、クラシックのレコーディングの売上は全体の3%程度でこの15年まあまあ安定しているようにみえます。ただレコーディングの売上自体が全体でも1994年以降伸び悩みの様子です。
アメリカの人口は日本と違って増えていますから音楽への数量的な需要が増加していってもおかしくはありません。その増えている大部分はHispanicで彼らは音楽愛好者が多いらしいですから、この層を掴めればサバイバルできるかもしれませんね。Hispanicの方々へのクラシックの浸透度はどうなんでしょうか?
ついでに言えば中国市場の開拓が世界中の音楽家にとって希望になるかもしれませんね。

皮を被っているのは実生活のほうなので、こちらでは素でいっております。ハイ。
[14649]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年08月04日 13:37
投稿者:pochi(ID:EWYhCYk)
Hispanicで超有名な歌手が居ます。なんと「ドミンゴ」は、メキシコ国籍だったと思います。

メキシコシティーに音大が有りまして、レベルは相当高いですよ。

白人の混血割合の多いヒスパニックは、大勢居ますよ。

其れでは、、、。
[14680]

Re: アメリカ在住バイオリン愛好者

投稿日時:2004年08月05日 02:00
投稿者:雨の歌(ID:ckYZEFA)
pochi様、
おはようございます。(ちなみに、私、どこから見ても正真正銘ド素人です。はい。)

>彼等・彼女等にとっても良い経験に成ると思います。又、この様な活動が、音楽の裾野を拡げてゆくものだと思います。

確かに、とてもよい経験でした。普段より丁寧かつ熱心に予習(練習)しておりました。子どもなりに、自分がアンサンブルの足を引っ張ってはいけないという自覚が有った様です。又、1st がこのテンポでここを弾くとチェロがここで困るかな、などとスコアを見て研究したりもしておりました。CDも今まではソロのヴァイオリン曲ばかり聴いておりましたが、室内楽に目覚め(?)たそうで、今はSchumannにはまっています。

こちらにきてから、時間の許す限りいろんな種類のコンサートを聴きにいくようにしております。大体どのコンサートでも、Seniorと学生割引が有るにも関わらず、殆んどはお年寄りです。若者はちらほら。娘の学校のタレントショーやら、各シーズンのプログラムでも、クラシックを弾くと、あくびが出そうという雰囲気むんむんですが、カントリーを弾くと手拍子、足拍子で皆ノリのりです。まあ、多分お土地柄でしょうが。(NY、LAでは状況は全然ちがうでしょう。)

>現在、日本では、ヴァイオリンの大衆化を計る努力が成されて居ります。クラシック音楽とは少し違うジャンルのビジュアル系の人やエンタメ系の人に触発されてヴァイオリンを始める人も多い様です。

ここでは最近Bond(? きれいな女の子4人のQuartet)が人気を博しています。こどもにせがまれてDVDを買った友達が、クラシックも上手よ、と言っておりました。

fiddlin' economist様、

わざわざ調べていただきありがとうございます。ここはヒスパニックの非常に多いところでが、残念ながら未だかつてヒスパニックの人にコンサート会場であったことは有りません。同時にアフリカン・アメリカンのとても少ないところでも有って、彼らも見かけたこと有りません。アフリカン・アメリカンは別として、ヒスパニックの人たちの経済状況やら生活環境を考えると、彼らをクラシック音楽に引き込むにはかなりのストラテジーと時間がかかると思います。
[14682]

Re: Hispanic & African American

投稿日時:2004年08月05日 02:33
投稿者:fiddlin' economist(ID:MhFZBZE)
pochiさん、雨の歌さん、こんにちは。
そういえば、前に自分の先生探し(まだ決めてません)でJazzも教えてくれる人はいないかとInternetで探しているうち、下記の団体の存在に気が付きました。
Sphinx Organization
http://www.sphinxmusic.org/

自分達自身によるClassic Music普及努力がされているということなんですね。でもなんでAsianは入れてくれないのかなあ。むしろAsianはアメリカのClassic界ではもはや少数派とはみなされない、ということでしょうか?

NYにはBluegrassのLive Houseさえありません。東京にだってあるのに!Irish PubでたまにJamまがいをやっている程度です。BluegrassやTradも呼んでいたThe Bottom Lineもつぶれてしまいました^^;
Classicは、とみればCarnegie HallもAvery Fischer Hallも確かに観客はお年寄りばかり。それでも若者は少し来ていますが、みんなJulliardとかMSMなんかの学生みたいですね。
Jazzもちょっと衰退の傾向ありかな、と感じています。
ヴァイオリン掲示板に戻る
4 / 8 ページ [ 77コメント ]

関連スレッド