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ストラディヴァリのニス | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 70 Comments
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ストラディヴァリのニス

投稿日時:2009年12月08日 22:31
投稿者:catgut(ID:EIVkJFQ)
maestronet掲示板の以下のスレッドのpost #76にストラディヴァリのニスの調査結果のPDFが添付されていました。

ttp://www.maestronet.com/forum/index.php?showtopic=320849&st=60

Echard_2010_Angew_English.pdf ( 482.22K )

シンクロトロンとか、島津製作所の分析装置とかを使っていて、つい笑ってしまうくらい凄い調査内容です。
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【ご参考】
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月04日 02:27
投稿者:カルボナーレ(ID:EnE4GYc)
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月04日 00:11
投稿者:catgut(ID:QUCIGJM)
現代ではストラディヴァリが一人で楽器を製作したという思い込みからか、
分業で製作されたヴァイオリンは分業で製作されたというだけの理由で
一段低く見られるように思います。

しかし例えば現代のトップレベルの4人の製作者が工房を作って、それぞれ
・ボディ製作
・ネック製作
・ニス
・セットアップ
などに専門化し、分業でヴァイオリン製作を行えば一人で行うよりもずっと多くの経験を積むことでトータルでより完成度の高い楽器を、より多く製作できるのではないでしょうか。

アマティ工房ではすでに弟子がアマティの名前でヴァイオリン製作をしていたと考えられているのですから、ストラディヴァリが信頼できる息子や弟子と分業製作していたとしても何ら不思議はありません。
の発言ですが、
catgutさんは、いわゆるサラリーマン的発想から抜け出せないのですね。

トップレベルの製作者を4人集めて工房を作り、分業させたら、すぐに喧嘩をして解散するでしょう。なぜトップレベルの製作者になれたのか、トップレベルの人間は何を求め何を考えるのか、がわかっていれば、空想でしかないことがわかるでしょう。

親方と弟子という絶対的な主従関係において、親方の絶大なコントロールのもと、親方の目指す方向を理解している熟練工が手足となって働くことが、よい楽器を分業で生むための必須条件です。
ストラディヴァリ工房には、少なくとも二人の息子がずっといて、作業として何かをやっていたことは間違いありません。しかし、仕事への関わり方が縦割りだったのか、横割りだったのか、前処理だけだったのか、などは、二人の息子の製作上の癖、特徴が具体的に明確になり、どの楽器のどの部分にその特徴が表れているのか、が根拠を持って説明できなければ、どのように言う事もでき、何を言っても単なる想像の世界となります。

なお日本のS社の楽器の中には、熟練工の分業により製作されているものがありますので、catgutさんにとって、それが最高の楽器なのでしょうね。手際よくきっちりときれいに作られた楽器であることには違いありませんが、反面どうしても没個性となりますので、その方向性を好むかどうかは、人によります。
私は製作者の思いとかチャレンジとか美的感覚とかが、滲みだしてくる生々しい楽器が好きです。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月04日 23:44
投稿者:catgut(ID:QUCIGJM)
鈴木バイオリンの上位モデルは実際に音も作りもかなり高レベルです。

同様に、中国の優れた工房は分業で非常に高レベルな楽器を制作しています。このようなものが白木で輸出されてどこぞのマスターメード品に化けるようですね。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月05日 13:39
投稿者:Tets Kimura(ID:InUQklg)
まあ、トップレベルの製作家同士で、本当の意味での共同作業をしているのは、アメリカのJoseph Grubaugh と Sigrun Seifert の夫婦コンビぐらいでしょうか。

プロジェクト的なもので、この一台を一緒に作ってみるということなら結構頻繁におこなわれています。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月05日 14:11
投稿者:pochi(ID:KFYpcJE)
Joseph Curtin and Gregg T. Alf
工房の共同経営ではこの人達も有名だったと思います。

日本の伝統工芸品である漆塗り等の場合、分業体制が確立していますね。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月05日 21:33
投稿者:Tets(ID:InUQklg)
そうですね、JoとGreggのことをなぜか忘れていました。彼らも Curtin & Alfと名乗っていたころの特に初期には二人共同でひとつの楽器を作ることが多かったようですが、徐々に二人の個別のスタイルがあきらかになるにつれて別々に作ることが多くなっていき、そしてついにはおのおのの道を歩むことになりました。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月05日 21:55
投稿者:Tets Kimura(ID:InUQklg)
あと、共同制作を話すときに忘れていけないのはAmati Brothers ですね。また、数々の弟子がいたことが文献で明らかになっているNicolo Amati の作品をみていくと、そのころの品質管理がどれだけ高かったということに驚かされます。

Stradの作品でAntonio以外が関わった箇所が見てみたいというのであれば、後期の作品、特に’Gibson’ヴィオラなんかが良いでしょう。f’孔にはFrancesco、渦巻きにはCarlo Bergonziの影響が顕著にみられます。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月05日 23:30
投稿者:catgut(ID:QUCIGJM)
情報ありがとうございます。
デル・ジェスも史実では「夫婦合作」の可能性があるようですね。

グァルネリ・デル・ジェズに関する伝記的考察 瀧井 敬子
ttp://ci.nii.ac.jp/naid/110004872530
ところが1749年、「カタリーナ・グァルネリア製作」、とあるヴィオラのラベルが紹介され、それ自体の真贋はともかくも、少なくとも1749年までカタリーナはクレモナにいたことは大いにありうる。したがって、彼女はデル・ジェズの生存中から仕事の手伝いをしていたかもしれないのである。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月06日 07:36
投稿者:Tets Kimura(ID:InUQklg)
カタリーナのことについては、Roger Hargrave が The Strad に書いた「Seeking Mrs. Guarneri」 という記事を読んでみることをお勧めします。彼女の貢献ぶりが、いまだにはっきりしていないのは、残念なかぎりです。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月06日 19:45
投稿者:catgut(ID:QUCIGJM)
情報ありがとうございます。
Seeking Mrs Guarneriは著者のサイトにPDFで全文登録されていました。
少なくともスクロールは間違いなく父親や妻が大半を作ったのでしょう。

ttp://www.roger-hargrave.de/PDF/Artikel/Strad/Artikel_2000_09_Seeking_MRS_Guarneri_PDF.pdf

また瀧井氏の論文には以下の記述があります。

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ローゼンガートとキエーザは、ヒル兄弟およびグッドキンドの調査を資料にして、ストラディヴァリの製作数を1730-33年の期間ではヴァイオリン47丁、ヴィオラ2丁、チェロ6丁、1734-36年にはヴァイオリン23丁としている。
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ストラディヴァリが1644年生まれだとすると、1730-33年は85歳-89歳くらいということになります。この歳で毎月平均ヴァイオリンを1挺製作し、その合間にヴィオラ2、チェロ6を独力で作ったとしたら超人ですね。もちろん工房としての生産だったのでしょう。
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Re: ストラディヴァリのニス

投稿日時:2010年01月18日 00:08
投稿者:catgut(ID:QUCIGJM)
今回のニスの調査結果についての海外のテレビ局の報道がyoutubeなどで見られます。以下にリンクがあります。ストラディヴァリの調査風景などが紹介されています。

ttp://www.maestronet.com/forum/index.php?s=&showtopic=320849&view=findpost&p=454392
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