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ハイフェッツって・・・ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 498 Comments
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ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。

先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。

長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月08日 22:31
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
SP2さま、

ウィーンフィル元首席トランペット奏者(Walter Singer)がこのように言われていますよ。

ttp://www015.upp.so-net.ne.jp/toru-trompete/Wienerphilharmoniker-Trompetergeschichte.html

 私が今述べてきた Heckel のトランペットの一番の特徴、魅力は音色がすばらしいことで、軽やかであり明るいことです。現代の楽器製作者(マイスター)の楽器はより大きい音を出すことが出来るように作られています。それに比べ、Heckelのトランペットの音量はそんなに大きくはありません。しかし、世界中の指揮者がオーケストラのトランペットにそのような大きい音を求めているでしょうか?たいていの場合” もっと小さく ”とは言っても” より大きく ”とは言わないでしょう。Heckelのトランペットはそういう意味ではやわらかい、良いバランスの楽器なのです。

 私は最近の楽器の音量はBigbandのそれのように大きすぎると思います。オーケストラで大事なのは弦楽器・木管楽器と溶け合うバランスが必要で、金管楽器の音量は大きすぎてはいけません。大きすぎると全体
のバランスが崩れてしまいます。それは大きな間違いなのです。にもかかわらず前にも述べましたが楽器製作者サイドはより大きな音の出る楽器を作り続けているのです。

 過去の演奏(レコーディングされたものも含む)は音色が非常にすばらしいです。当時のウィーンフィルのメンバーみんながHeckelを使って演奏していますし、私自身も1980年までHeckelの楽器で演奏していました。
その後は・・・(省略)

 現代の楽器の問題点は管(ボアサイズ)の太さ(内径)がどんどん大きくなっていることです。、内径11.00mmが良いにもかかわらず、11.45mm,11.65mmと大きくなることによって音色は鈍くて暗いもの、もしくは硬くきついものになってしまいます。なおかつ高音域の吹奏感はきつくなるだけです。
Heckelのトランペットは内径11.00mmなのです。それは明るい音色であるにもかかわらず、非常に柔らかい音色なのです。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月08日 23:09
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
すでに紹介しまいたが、英国オーケストラ協会の作成資料(2008年作成)にも以下のように書いていますね。

・USE LESS POWERFUL INSTRUMENTS - PARTICULARLY IN THE BRASS(音量の小さい楽器を使用する - 特に金管)
「外部のオブザーバーたちはオーケストラの音量は過去30年の間に大きくなったと感じています」(External observers do feel that orchestras have become louder in the last 30 years.)
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月09日 00:01
投稿者:通りすがり(ID:FINJlSk)
>現代の楽器の問題点は管(ボアサイズ)の太さ(内径)がどんどん大きくなっていることです。、内径11.00mmが良いにもかかわらず、11.45mm,11.65mmと大きくなることによって・・・

これがいつ頃のことなのか、年代が不明です。

>「外部のオブザーバーたちはオーケストラの音量は過去30年の間に大きくなったと感じています」

逆にこの話では管の太さについて言及されていません。

よってこの二つを関連付けることは現状では不可能です。
こういう風に曖昧なまま断定される点が、出鱈目、恣意的と批判される原因です。
さらなる検索を期待します。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月09日 00:55
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
2006年に書かれたこの記事はいかがでしょうか。筆者の「テル」さまは楽器店経営のアマチュアホルン奏者ということです。

ttp://t-goto-horn.blog.so-net.ne.jp/archive/c15384467-2

考えてみますと、ここ40年ほどの間にマウスピースはリムが大きくなり、ボアも太くなり、カップの深さも深くなってきているようです。これは、オーケストラの大音量化の影響だと思います。プロが戦陣を切って、その大音量に対応してマウスピースを換える。そしてアマチュアの世界にそれが広がる。こんな感じでしょうか。
アレキサンダーにおいても今では、大音量に対応できるマウスピースがラインナップに並んでいます。しかし、これも最近は限界に近くなってきているように思います。これ以上リムが大きくなってカップが深くなり、ボアが太くなったら、それこそ違う楽器の音に近くなっていってしまいます。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月09日 10:27
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
catgut様
ハイフェッツに関して、音量のことばかりピンポイント議論しても、catgut様が人の質問に答えておられないかぎりは、ひたすら堂々巡りとなり、あまり進展がないでしょう。ましてや、ハイフェッツのソリストとしての音量と、オーケストラの音量をリンクしても、相当意味づけが回りくどく、議論が苦しくなります。これをリンクされる方は、そう多くはないと思います。このスレは、ハイフェッツの「音楽」について語るべきでしょう。
catgut様が別に「時代の推移とオーケストラの音量」なるスレを立ち上げられてはどうですか。
[41038]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月09日 20:43
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
日フィル、東フィルなどで活動された古川喜代治氏の論文でレオナード・ローズ(アメリカの著名なチェリスト)やアルベルト・バッハマン(イザイに師事)の考え方について高く評価されていました。全体的に非常に参考になる論文です。

弦楽器におけるBowingについて
ttp://ci.nii.ac.jp/naid/110000223384

「敏感で、多くの異なったタイプの音や音色をつくり出す方法を演奏家が知っていたら、それを聴いた聴衆は、彼は何と大きな音を出す事が出来ると信じてしまうでしょう。」
レオナード・ローズ The Way They Play I 327頁

「真の芸術家の音はいつも、凡庸な人のよりも少し小さい。それは、下手な演奏家は、自分のつくり出す音の質と純粋性に、当然関心を向けるべきなのにそうしないで、大きな音を出すのに大変熱心であり、それに反して、真の芸術家は、音質に大きな注意を払うのである。」
アルベルト・バッハマン An Encyclopedia of the Violin 166頁

匿名希望Aさま、ハイフェッツは「真の芸術家」と思われませんか?
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月10日 00:15
投稿者:要するに、(ID:JVYwNiI)
この一連の騒ぎは、弦楽器の魔力に取り憑かれた人…ではなくて、
他人の褌を盗み放題のネットの魔力に酔いしれ、それを自分の能力かの様に勘違いしている痛い人がいるってだけのお話。
手に余る力の行使には、自制心と思慮深さ、なにより品格が必要なのだと改めて思い知らされますな。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月10日 07:39
投稿者:catgut(ID:NZAVFFQ)
私は最初からバッハマンと同じ主張をしているだけです。この考え方が本当に理解できないのであれば、20世紀前半のヴァイオリニストの録音を真剣に聞きなおしてみるべきです。

ハイフェッツはともかく、ハルトナックが保証したようにミルシテインは「音が小さい」ソリストで、ミルシテインはあの恐ろしく速い弓速を音量のために使ったのではなく、輝きのある美しい音色のために使っていたわけです。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月10日 08:56
投稿者:HAHAHA・・・(ID:IJiTAIA)
>この考えが・・・

考え方の理解云々ではなくて、
貴方のこれまでのこの掲示板での論法を鑑み、
正直な感想を述べて見たまでです。

>ハイフェッツは・・・

ほらまた、私はそんな事聞いておりませんと言うのに。
苦し紛れに出した拳でラッキーパンチでも狙ってらっしゃるんですか?
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年09月10日 11:32
投稿者:匿名希望A(ID:FxaHE4A)
catgut様
インターネットユーザーが、検索によって、意外な情報・重大な情報を得ることは、それ自体は有意義なことです。キーワード検索で、今まで分からなかったことが、答え一発で分かる便利な世の中になりました。私も、自分のほしい買い物が、キーワード検索で手に入って嬉しかったことも多々あります。
が、検索結果は、あくまで検索結果です。
権威のある人の格言は、キーワード検索すれば、多々あります。ピックアップするのは個人の自由です。
でも、検索結果の列記だけではナンセンスです。そして、検索結果と議論することは、さらにナンセンスなのです。何故ならば、それは人の意見で、あなたの考えではないからです。「ネス湖のネッシー」について議論するようなものです。
「自分はどう思うか。」が問題なのです。議論とは、人と人との考えかたを交わすことです。
人の質問に答えずに、質問を切り返すのは、どうかと思います。
そして、自分にとって面白い検索結果があったといって、何だか煙幕を張るが如く、検束結果を列記し、一方的に押しつける。そういう手法をとる人の質問に対し、答えるべきか、すこし考えさせて下さい。
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