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ハイフェッツって・・・ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 498 Comments
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ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年06月24日 08:50
投稿者:ともりん(ID:WJMwYg)
20世紀を代表するヴァイオリニストであることは、百も承知
二百も合点なのですが、では一体どういったところが素晴らしい
のでしょうか?
永いこと彼の録音を聴いてますが、私にはわからないのです。
オイストラフのスゴサは録音や映像から伝わってきます。

先日『ハイフェッツの真の凄さはヴァイオリニストにしかわからない』
という言葉を見つけました。彼のリサイタルを聴きに行った
ナタン・ミルシテインの言葉です。

長年の疑問が解決した思いでしたが、この言葉の真意を含めて
ご教授お願いします。。。
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【ご参考】
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月20日 06:10
投稿者:検索マニアさんも出没した事ですし、(ID:N2QyMVk)
そろそろこのスレも潮時と存じます。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月20日 07:40
投稿者:catgut(ID:JlgWAoc)
おやおや、ハイフェッツが無伴奏ソナタを編集してヴァイオリンでは出せない低いF音を録音していたり、ライブ録音をあとから修正していることが知られるとなにかまずいことでもあるのですか?事実に目をつぶって何か良いことでもあるのですか?

タルティーニ対抗というわけでもないのでしょうが、約1年前にintoniaというヴァイオリン用のイントネーション表示ソフト(有償、最初の30日間は無償で使用可能)がリリースされています。
ttp://intonia.com/index.shtml

ここでハイフェッツの演奏するヴィターリのシャコンヌの一部の分析結果が表示されています。
ttp://intonia.com/ViolinistForum/ViolinistForum.shtml

作者は以下のようにコメントしています。
Most minor seconds are very narrow, especially when it comes to
leading tones.
(大半の短二度が非常に狭い)

イザイ、シェリング、エネスコなどの演奏の分析サンプルもあります。もちろんハイフェッツはヴィブラートは音の上下にかけています。

余談ですが最近日本語版が発売されたデュル著「声楽曲の作曲原理 
言語と音楽の関係をさぐる」
ttp://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=142620
には「装飾音の音高は言語が影響する」と書かれていました。
[40688]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月20日 19:17
投稿者:ハイフェッツのファン(ID:EiYzEyU)
ハイフェッツの輝かしい音、哀愁を帯びた節回し、内に秘めた情熱を感じさせる演奏が大好きです。愛用のガルネリ・デル・ジェス「エクス・デイヴィッド1740年製」には、A線、D線にプレーンガット弦、G線に銀巻きのガット弦が張られてましたね。ハイフェッツの個性的な音色とガット弦の使用には、何らかの相関関係があるような気がします。1970年代になってもA線とD線に、あえてプレーンガット弦を張り続けていたあたりに、特別なコダワリが感じられます。

ハイフェッツが録音したブルッフのスコットランド幻想曲、ヴュータン、ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲、ラロのスペイン交響協曲などは、同曲のベスト盤と言って良いかと思います。

ぜひ多くの方々に偉大なるハイフェッツの録音や映像をご鑑賞いただき、ヴァイオリン音楽を存分にご堪能いただきたいと思います。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 00:21
投稿者:catgut(ID:OSCAMEY)
ハイフェッツの音量については管理人様がすでに書かれていましたね。

---
ttp://www.fstrings.com/topics/index.asp?redirect=for_player.asp
ハイフェッツはガットの裸弦を愛用したと言います。彼はその高度な技巧
と裏腹にとても音量が小さかったと言われており
---

私の杞憂なら良いのですが、コンクールのために大きな音を出すことに
腐心してすでに身につけた良いテクニックを傷つけるようなことがあったら
悲劇だと思います。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 03:05
投稿者:あなた如きの杞憂が、(ID:N2QyMVk)
果たしてどれほどの意味を持つのでしょうかね。
そんな事書くと、また聞いてもいないのにネットで拾った「事実」とやらを並べ立てるんでしょうが。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 07:45
投稿者:catgut(ID:OSCAMEY)
20世紀後半の過度の音量重視はホールの大型化の影響だけではありません。根拠は多くありますが、流れだけ書いておきます。

まず、サラサーテやフーベルマンなどの実演を聞いた人は音量は小さめだったと証言しています。パガニーニも特注の細いプレーンガット弦を使っていたことが分かっているので、音量は決して大きくなかったと考えられます。

つまり、実は20世紀前半までは主にプレーンガットを使っていたこともあり、現在の基準からみてソリストにそれほど音量がなくても、聴衆は許容していました。

ところが20世紀後半にアンプ付きのレコードプレーヤーが家庭に普及し、家庭で大音量で音楽を聞くようになりました。このため聴衆はコンサートホールでも家庭と同じような大音量を求める傾向が出てきました。

そこでジュリアードのガラミアンらが駒寄りを活用して大きな音量の出る奏法を推進し成功しました(かつてストリング誌にガラミアンに師事したヴァイオリニストが語っていました)。このあたりから20世紀後半のソリストは音量が大きいことは必須条件であるという傾向が強まりました。

この流れについていけないと感じた弦楽器奏者の一部はいわゆるピリオド奏法に関心を向けていったのかもしれません。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 08:15
投稿者:だから?(ID:GBdwWSA)
そんな話はクラシックファンなら何ら耳新しくもありません。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 17:58
投稿者:ハイフェッツのファン(ID:NpaSYAQ)
音が大きいかどうか、よりも、音が美しいかどうか、音が魅力的であるかどうか、音が(ホールの最後列まで)透るかどうか、の方が大事ですよね。アメリカには、2,500人とか3,000人を収容するコンサートホールもありますが、そういう巨大なコンサートホールでハイフェッツは公演を行って、大成功していたわけですから、音が(ホールの最後列まで)透るかどうかという点はクリアしていたと思われます。なので、ハイフェッツの音量が大きくはなかったとしても、必要十分な音量は出ていただろうと思われます。

プレーンガット弦を張ったバロックヴァイオリンの生演奏をコンサートホールで聴いたことがありますが、基準ピッチが低かった割には、(現代のヴァイオリンに比べると音量は小さかったですが)それなりの音量が出ていて、コンサートを聴いて楽しむ分には、特に問題ありませんでした。

ストラディヴァリウスやガルネリ・デル・ジェスの名器に、現代のテンションの高いシンセティック弦を張ると、音が詰まったりして、かえって大きな音量が得られないということで、あえてよりテンションの低いオリーヴやもっとテンションの低いオイドクサやピラストロ・ゴールドといったガット弦を張っている場合があります。なので、ガット弦だから音量が小さかっただろう、という類推は、必ずしも正しくないと思いますし、シンセティック弦とガット弦のどちらの方が、その楽器にとって、より広いダイナミックレンジが得られるか、という点も考慮する必要があると思います。

ヴァイオリンの音量に関しては、基準ピッチを一定とするならば、いくら弦を改良しても、今以上に大きな音を出すのは無理だと思いますので、今後は、音量よりは、むしろ、ダイナミックレンジの広さとか表現の多彩さが、より重視されるようになっていく、つまり、19世紀後半から20世紀前半の頃の感覚に戻って行く、というようなことが考えられるのではないかと思います。

そうなれば、往年の巨匠(クライスラー、フーバーマン、エルマン、ミルシテインなど)が再評価され、結果的にハイフェッツの偉大さが本当の意味で再評価されるようになるだろうと予想します。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 22:38
投稿者:catgut(ID:QjUDSEY)
だから?さま、

本当にクラシックファンなら20世紀前半の巨匠のような個性の強い演奏を生で聞いてみたいとは思いませんか?

intoniaの作者のコメントによれば、ハイフェッツのイントネーションは独自の一貫したイントネーションです。20世紀前半の巨匠はそれぞれが違った、しかし一貫したイントネーションを持っていたようです。そして「大音量」を必須としていなかったため、その分自由度の高い、個性的な奏法を使えたのではないかと思います。ハイフェッツが大曲を平然と弾き切れるのは、ハイフェッツが超人だからではなく、エネルギーを本当に消費していないからでしょう。

ちなみにアンプ付きレコードプレーヤーが一般に普及したので大音量に慣れた聴衆がコンサートでも大音量を求めるようになったという分析は、以前も紹介しましたが「天才を育てる」というドロシー・ディレイの伝記に載っています。

現在のコンクールにサラサーテやハイフェッツが出場しても、音が小さく音程が標準と違うという理由で三位入賞くらいにされてしまうかもしれませんね。
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Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月21日 23:48
投稿者:くだらん。(ID:IJiTAIA)
現代の潮流に逆らった「個性」を世に出すならば、
それを曲げずに育成するシステム、
それを売り出す努力をしてくれるマネジメント、
それを受け入れてくれる土壌が必要ですな。

その「個性」がかつての巨匠を受け継ぐものであったとしても、
「剽窃」「デッドコピー」とされてしまうのがオチでしょう。

新奇をてらった極論にはもう飽き飽きです。
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