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新作楽器の値段について | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 29 Comments
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新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月12日 14:46
投稿者:kita(ID:I1GCiBk)
はじめまして。私は新作楽器について皆さんとお話したいです。私は2年ほど前にイタリア製のバイオリンを買いました。davide soraという人の作品で、初めてその楽器を見て、何かとてもよさそうだと思いました。その時はラベルも見てなかったですし、音も聴いてなかったのですが、いつかこの楽器を手に入れたいと思っていましたが、140万円もするといわれたのであきらめていましたが、結局購入することにしました。この値段は妥当だったのでしょうか?新作楽器でもそのくらいしますか?
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Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月15日 10:51
投稿者:kita(ID:MmlQJgQ)
ということは現代の製作者はいつも全力で製作しているが、その精度には、はっきりと差がみられるため、価格にも影響するということでしょうか。それとも、いつでも全力で製作しているわけではないということでしょうか。
[5575]

Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月15日 14:05
投稿者:cremonaオーナー(ID:NAIGiAE)
==>rioさん
K澤には最近(とくに新大久保は)出向いていないので、なるほどそうなんですか。これは知りませんでした。ありがとうございます。
個人的には、たくさん一度に試奏できる弦楽器フェアが好みなんです。
(11月の科学技術館)
クレモナの品は8割が我国向けだという事実があるらしいです。有名な作家の品を付加価値をつけて価格に差をつけるようになったのでしょうか。
それにしてもイタリアは高すぎるってrioさんお思いになりませんか?
==>kitaさん
イタリアの作家は4・5名、フランスの方はお一人お話したことがあり、日本人の作家は古くから存じ上げる方が4名ほどいらっしゃいます。
みなさん、どの作品にも例外なく全力投球して、一作一作にプライドを持っているはずです。ただし装飾楽器にしたりコンクールに出す場合に仕上げには時間をかけることはあるそうです。ただし、その人の実力以上の傑作は作れないと聞いています。
また、全力投球していても、出来不出来は正直言ってあるとは聞いています。腕の確かな人は比較的そのばらつきが少ないのです。
材質には差をつける人もあるでしょうが、イタリアの若手作家は競争が激しいので、「常に最高の材質を使う」のを売りにしている人がいます。そういう場合には材質には差が出ないでしょうね。
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Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月15日 17:12
投稿者:cremonaオーナー(ID:NAIGiAE)
kitaさんのお話からずれてしまいますが、
日本には新作というと最近イタリアがものすごい数入っています。
20年以上前はイタリアでもパルマ、そしてドイツやフランスやポルトガル、アメリカなど色々でしたね。
ドイツはカントゥシャやブリュックナーなど一流の巨匠を輩出しています。
カペラってたしかポルトガルでしょう。
ウィーンフィルのサウンドの秘訣は自国製の新作楽器にあるそうですから、多分オーストリアにも優れた楽器があるはずです。
これらも是非輸入してもらえるとありがたい。
クレモナ市で行われたトリエンナーレ(3年に一度のコンペ)でも、上位を外国人に独占されてイタリア作家たちが色めきたったのは記憶に新しい。
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Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月15日 18:08
投稿者:rio(ID:JmaARRE)
cremonaオーナーさん
>弦楽器フェアが好みなんです。
私も大好きで場所が科学技術館に移る前の23年前から毎年通っていました。
>イタリアは高すぎるってrioさんお思いになりませんか?
新作イタリーと同じレベルの品質で、諸外国の楽器はたくさんあります。日本では(日本しか知りませんが…)イタリー信仰の様な雰囲気があり、かつ製作国をイタリー製と指名して買う人がいる以上、人気のある楽器は価格が高くなる。これは市場原理で仕方ないと思います。(あきらめています)ものを購入する時、本来楽器の持つ性能以外にブランドという性能もあることは否めませんのでしょうがないと思います。

kitaさん
製作家は皆全力投球なのか?それは判りません。ただそうあって欲しいと願っていますが、ときどき「あれれ」と思う楽器があるので、本人が意識しなくともできた楽器の個体差はあると思います。(また弾き手との相性もあるので、製作精度=品質 とはいえませんね)
質の良くない楽器は、安く、質の良い楽器は高く。これが市場原理だと思います。
どこの国でも、若手製作家は資金力がない方が多いので、最高の材料といっても、100年以上寝かせた板を使うことはまれです。古いものといっても20年前ぐらいのものが多いです。コンクールに出すときには、音響効果も重要な要素なので普段よりよい素材を使い、仕上げも丁寧になるので、製作精度が例え同じでも、普段作る物より高価になる傾向があります。

私の結論は、
手工製の新作楽器に定価なし。楽器は新作もモダンもオールドも全て、高いか安いかは所有者の満足度次第。
であります

追伸
kitaさんへ
>どのような楽器にとっても良いものは無いような気がします。
同感です
それを探すのもまた、アマチュアにとっての楽しみの一つだと思います。
[5580]

Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月15日 18:31
投稿者:kita(ID:MmlQJgQ)
みなさんありがとうございます。私は弦楽器フェアなどには行ったことがありませんが、楽器店の小さいフェアには行ったことがあります。しかし、えっ!こんな楽器がこんなにするの?と思うようなフェアで、あまり良い思い出はありません。一度大きなフェアに行ってみたいです(大小の問題でもないと思うのですが…)。
[5587]

Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月16日 09:49
投稿者:cremonaオーナー(ID:KGlREiQ)
==>rioさま
ありがとうございます。まったく同じような考え方の方だと
以前から思っていました。おっしゃることに全面的に賛成です。
2000年のクレモナのトリエンナーレでは:
ヴァイオリン部門
第1位  Lochmann Kolja Jens (独逸)
第2位  Jaakko Makela (フィンランド)
第3位  Szemmelveisz Tibor (ハンガリー)

ヴィオラ部門
第1位  Klimke Marcus (独逸)
第2位  Rowe elspeth (英国)
第3位  Goodfellow Peter (豪州)

チェロ部門
第1位  Lochmann Kolja Jens (独逸)
第2位  Seilacher Dorit (独逸)
第3位  Peter Goodfellow (豪州)

ヴァイオリン部門とチェロ部門の第1位は同一人物
日本のユーザーも、イタリア信仰を脱却すべきですね。
本当によいものを選ぶ目をもちたいと思います。
[5588]

Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月16日 10:17
投稿者:天音のパパ(ID:M4KBEhI)
教えてください

>知人に評判がいいのは、
NegriとZEROハリバートン
です。
Negriは高価であり
ZEROは日本では手に入りません

ゼロハリのバイオリンケースは、特注ですか?
本国のHPの商品カタログにも載ってません。
どんなのか、写真だけでも見てみたいっす、ZEROのケース。
シャレで、欲しい、、、、
[5592]

Re: ゼロハリのバイオリンケース

投稿日時:2003年09月16日 12:08
投稿者:rio(ID:JmaARRE)
天音のパパ さんへ
ゼロハリのケースは、ワシントンDC在住の友人が
プレセンダを保管するのに使っています。
中身はMusafiaの4010で側をゼロハリに特注したそうです。

私も直接ゼロハリに注文しようとアメリカ本社のカスタマーセンターに
問い合わせましたが、
どうやら、アメックスのプラチナとかカルチェブランシェのような超一流と評価される人のみのサービスのようです。
…ということは金さえ払えば製作してもらえるそうです。

エルメスの特注ケースを持っている女流バイオリニストもいるし、結構特注ってありかもしれませんね。
[5593]

Re: 新作楽器の値段について

投稿日時:2003年09月16日 12:48
投稿者:通りすがり(ID:OZJkJUU)
ムサフィアのヴァイオリンケースですが、4010クラスなどの特注モデルは、かなり精度が高いと思います。友人のGEWAの最高級モデルと比べても遜色ありません。ムサフィアの3010と4010は定価は2万円少々の違いですが、作っている職人のランクが違うのではないかと思うくらい精度が異なります。ただしムサフィアの特注モデルは、発注してから半年くらい待たされます。私の場合、ヴァイオリンケースの外装と内装を指定したので、納期は半年後と言われましたが、実際には10ヶ月も待たされました。そんなわけでどうせ高いケースを買うなら特注モデルがおすすめです。
[5601]

クレモナの日本人、Takashi Ishii

投稿日時:2003年09月17日 04:54
投稿者:(ID:NnCCEmI)
"Strings”という雑誌(日本の同名の雑誌とは別物)を定期購読していますが、今月号にクレモナのTakashi Ishiiさんという方の記事が載っていました。記事によると、日本とイタリアの懸け橋となっていて、日本の皇室と親交があり、成仁親王の所有ヴィオラ3つのうちの一つは彼作で、今愛子様のヴァイオリンを製作中とのこと。
兵庫県の出身で現在61歳、以前、University of Tokyo(東京大学?)で化学を教えていたそうですが、33年前クレモナに渡り、日本人として始めてヴァイオリン製作学校の生徒となられたとか。どなたか彼をご存知ですか?彼の楽器を所有されている方、いらっしゃいますか?
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