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JTL バイオリン | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 29 Comments
[55992]

JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月02日 17:53
投稿者:バイオリンsumi(ID:EHFzIDM)
JTLでstentor 2を買おうと思ってます。このバイオリンにはmilan grand prix hanoi grand prixがラベルについてます。これは価値ありますか?
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3 / 3 ページ [ 29コメント ]
[56124]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 15:48
投稿者:Sumi(ID:EBF3NAE)
https://maestronet.com/forum/index.php?/topic/364536-jtl-real/#comment-1065714
これが全く一緒のバイオリンです。表も裏も
色も全く一緒です
[56126]

大サービス

投稿日時:2025年09月14日 00:51
投稿者:松毬(ID:NCUgYZE)
アハハハッ、Maestronet[56124]
[56124]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 15:48
投稿者:Sumi(ID:EBF3NAE)
https://maestronet.com/forum/index.php?/topic/364536-jtl-real/#comment-1065714
これが全く一緒のバイオリンです。表も裏も
色も全く一緒です
でも同じ話になってるね

誰か分からないけど鑑定書付1910年ごろの次なんかみると、Le StentorⅡ d'apres  Antonius Stradivarius Cremonenfis Faciebat Anno 1721 と Luthierie Vosgienne だよ
https://kokusaigakkisha.co.jp/thiboville-lamy-le-stentor%E2%85%A1/

StentorⅡのスペシャルで、1721年のストラドモデルのようです

又、[56124]
[56124]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 15:48
投稿者:Sumi(ID:EBF3NAE)
https://maestronet.com/forum/index.php?/topic/364536-jtl-real/#comment-1065714
これが全く一緒のバイオリンです。表も裏も
色も全く一緒です
[56121]
[56121]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 11:25
投稿者:Sumi(ID:GJGDNQI)
https://mzyof.uyqvtwck.my/index.php?main_page=product_info&products_id=62835
ここにあるラベルと全く一緒ですお願いします
とでは、「Stentor2」ラベルは同じではありません
・枠 ・フォント ・フォント位置 、各々異なります

[56124]
[56124]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 15:48
投稿者:Sumi(ID:EBF3NAE)
https://maestronet.com/forum/index.php?/topic/364536-jtl-real/#comment-1065714
これが全く一緒のバイオリンです。表も裏も
色も全く一緒です
の画像では悪しからずStentorⅡ真贋判定(本物とも偽物とも)はできません。
なお、仮に本物ではなくとも、戦前のミラクールスクールの楽器でしょう。楽器のレベルは、StentorⅡほぼ同様でスズキで言えば[56003]
[56003]

サービス

投稿日時:2025年07月09日 02:25
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
Lutherie Vosgienne は、大学の教育学部生や音高,音大生と高等教育機関などに向けて、職人がちゃんとした材料でキチッと造った楽器です。LV0(17Fr.)~LV12(100Fr.)まで12レベル(11欠番)あり、Stentor Ⅱ は その5番目レベルの楽器です。(弦楽器カタログより)

[55994] P019参照方https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons

要は、J.T.L.ボトムグレードMi - fin(8 Fr.)よりも少し良いもので、J.T.L.の中間ゾーンをカバーするブランドです。趣味向けではなく、また、マスターピースでもなく、Stentorの名の通り教育学習者向けです。機能的でも恐らく装飾性は少なく、また、職人がと言っても分業で価格を抑えた楽器でしょう。Stentor Ⅱ は練習用楽器です。
しかし、とは言え造りが良いことから、1世紀を経て根強い評価からそこそこ結構な価格ではないでしょうか?
[56004]
[56004]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月09日 02:36
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
訂正
Stentor Ⅱ は訓練用楽器です。
しかし、とは言え造りが良いことと1世紀を経て根強い評価があり、そこそこ結構な価格ではないでしょうか?
[56073]
[56073]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月28日 11:34
投稿者:松毬(ID:RoZCU4A)
[56002] と[55994] に示した通りで、このラベル自体には特別な価値がある訳でなく、モデルNo.として StentorⅡ を、製作年代として1906~1910年ころを、表すだけのものです

この一方で、楽器屋さんが[56067]のエチケットだけを見て StentorⅡ としているなら、Lutherie VosgienneのJ.T.L.レーベルエチケットが外れていることは真贋の信憑性が下がっています。鑑定眼がある楽器屋さんならよいですが、、、

また、J.T.L.とは平たく言うなら、ピアノは造らない楽器総合メーカーで、今の日本では≒[ヤマハ株式会社の楽器部門(ピアノを除く)]+[鈴木バイオリン製造&杉藤楽弓社+文京楽器の楽器製作&株式会社アルシェ]のような巨大な総合楽器メーカーです

バイオリン製造では[56006]の通り、諸々多くモデルがあり特に当時 SarasateモデルとLutherie Vosgienne(Serie Artiste/Serie Etude)モデルの2つをセールスアピールしたようです。名は、Sarasateは名演奏家より、Lutherie Vosgienneは名工の名のようです
この2つの関係は各々、ヤマハ、鈴木、文京楽器並びにアルシェの、アルティダとブレヴィオルの関係、1000番台と500+300番台の関係、リバースとピグマリウスの関係と、各々の関係に似ています。
そして Stentor Ⅱ は、恐らく ブレヴィオルV20~10, スズキ500番台, ピグマリウスのスペチャリタ~スタンダド辺りの位置づけの楽器で、これが120年ほど経年した楽器に相似するでしょう

Les modèles Sarasate
 Serie d'Sarasate (260-38Fr.)
  ・Virtuose
  ・Artiste
  ・Maître
  ・Elève

Les modèles Lutherie Vosgienne
 Serie Artiste (100-38Fr.)
  ・Claude Ⅲ, Ⅱ,Ⅰ
  ・Stentor Ⅳ, Ⅲ
  ・Hieronymous

 Serie Etude (35-17Fr.)
  ・Stentor Ⅱ, Ⅰ
  ・Ciceron
  ・Némésianus
  ・Dracontius
  ・Pharamus

[56003][56004] の通りで、工芸美術品ではなく工場制手工量産楽器ですが造りもよく一世紀を超えた骨董価値が出て、楽器としても悪くはないでしょう。([56003] 訂正:6番目です)
因みに、当時日本ではスズキがパリ万博1900年に初中級楽器を出品して、銅賞など得るハズもなく選外佳作を得て褒賞されており、これは量産メーカーとして日本で初めて世界に認めれたと言えます。これよりStentor Ⅱは上位の楽器で、とは言っても当時のスズキの上級機種、特性5~3くらいに位置づき、このスズキは骨董的にも学術的にも価値があります

J.T.L.の良い点は、ピンからキリまで楽器(モデル)があり、100年位経年した良い量産楽器が豊富にあることとピンでは手工芸術楽器があることです。
量産楽器ではやたら骨董価値を上げる楽器屋さんもあり要注意です。
ピン楽器ということなら工芸美術品としてのバイオリン、芸術的製作モデル Lutherie D'artを考えますが、ただまず100万円では買えないでしょう。先の例で言えば文京の堀さんの楽器の位置づけイメージに一世紀の骨董価値が乗りますかね

Lutherie D'art (600-280Fr.)   
  ・J. Thibouville-Lamy
  ・A.Acoulon
  ・E.Blondelet
の通り'70~80年代の330~520くらいで100年位経たものとおもいますよ。
このスズキより経年分良いでしょうし、量産楽器の面では価値が付きませんが100年位経ている点で骨董価値もあるのも、StentorⅡと同じことですよ

当初の練習楽器の役割は担えて、同様なStentorⅡの真贋に拘る意味は大きくないでしょう
[56128]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月14日 12:38
投稿者:Sumi(ID:MJV1hRc)
ありがとうございます
ちなみにフランス製とかのバイオリンの見分け方を教えて欲しいです。
[56130]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月14日 22:45
投稿者:松毬(ID:gXdAkWA)
0.楽器の造りと特徴を見ます
1.一品毎丁寧に造る手工品 ← → 機械的な大量生産品の程度を観ます
2.この[56127]
[56127]

Re: パーフェクトバイオリン?

投稿日時:2025年09月14日 06:23
投稿者:松毬(ID:GGUXJZA)
トレーディングカード収集みたいな感覚がありますね

バイオリンの楽器を色々と知るには、アメリカと中国は別に観て、形式上 下表(0)→(a)、①→⑦と観てざっくりと網羅できます。 各々カテゴリーピース内を調べて、各々代表する楽器へと辿りつけると良いでしょう。 その際は、実際に手に取って見て、何か楽器を所有するのが良いでしょう

そしたら、フランスとオールド以外が何かしらピンキリで手元にあります。 最近までイタリアで 1、2、3 とあったからまぁOKと思ってたけどオールド居なくなりました。 それでもハーレム的なので恋人には嫌われるパターンでしょう
        
       1オールド、2モダン、3新 作、
 A.イタリア、 (0)A-1  ①A-2  ⑤A-3 
 B.フランス、 (a)B-1  ②B-2
 C.ドイツ系、 (b)C-1  ③C-2  ⑥C-3
 D. 日 本 、      ④E-2  ⑦E-3

よく観たいのは(0)(a)(b)①②で、やっぱり艶っぽく甘く響かせたいですよね。 silver tone / yellow gold tone ??😊なのか、、 恋人できるかなぁ??、、、笑

ハイアーチオールドを模して、、新作楽器って、例えばこんなん[55873] ありますよ。
また、新作ではなくモダンで手元に1台あります。 よく鳴って張りもありますがシルバー感はまだまだ[54954]で、ゴールド感はどうでしょう??
まる様の目に叶うかは自信がありません、ゴメンなさい
表のどこのカテゴリーの楽器スタイルと一致するか?、その上で製作地スクールを同定、詳細な年代とメーカー同定に進み、最後にラベルも見て辻褄もあっているか確認しながら、文言がきまります

例えば、今回は、戦前の量産でスズキではないので、ほぼ[56127]
[56127]

Re: パーフェクトバイオリン?

投稿日時:2025年09月14日 06:23
投稿者:松毬(ID:GGUXJZA)
トレーディングカード収集みたいな感覚がありますね

バイオリンの楽器を色々と知るには、アメリカと中国は別に観て、形式上 下表(0)→(a)、①→⑦と観てざっくりと網羅できます。 各々カテゴリーピース内を調べて、各々代表する楽器へと辿りつけると良いでしょう。 その際は、実際に手に取って見て、何か楽器を所有するのが良いでしょう

そしたら、フランスとオールド以外が何かしらピンキリで手元にあります。 最近までイタリアで 1、2、3 とあったからまぁOKと思ってたけどオールド居なくなりました。 それでもハーレム的なので恋人には嫌われるパターンでしょう
        
       1オールド、2モダン、3新 作、
 A.イタリア、 (0)A-1  ①A-2  ⑤A-3 
 B.フランス、 (a)B-1  ②B-2
 C.ドイツ系、 (b)C-1  ③C-2  ⑥C-3
 D. 日 本 、      ④E-2  ⑦E-3

よく観たいのは(0)(a)(b)①②で、やっぱり艶っぽく甘く響かせたいですよね。 silver tone / yellow gold tone ??😊なのか、、 恋人できるかなぁ??、、、笑

ハイアーチオールドを模して、、新作楽器って、例えばこんなん[55873] ありますよ。
また、新作ではなくモダンで手元に1台あります。 よく鳴って張りもありますがシルバー感はまだまだ[54954]で、ゴールド感はどうでしょう??
まる様の目に叶うかは自信がありません、ゴメンなさい
表の②③に絞り込まれます。
スタイル的には形状パターンやニスなど③より②で、更にJ.T.L Le StentorⅡとする決め手はない一方で、Le StentorⅡではないとする決め手もなく、StentorⅣ[56122]
[56122]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月13日 15:06
投稿者:松毬(ID:QzZhVkA)
要するにリンク先の楽器と同じような楽器なら、仮にJ.T.Lのボトムでも私なら手は出しません。
リンク先の楽器は、年代は1910年よりもう少し新しく、多くの人と機械で量産された楽器です。 (おまけに裏の板の嵌め合いも剝がれています)

因みに、 J.T.L. violin, c.1880 Stentor model
https://www.corilon.com/us/violins/antique-french-jtl-violin-c1880-5448

楽器屋も"Stentor" Premium modelと言っていて、楽器は造りも良くて Vosgienneのラベル、Le Stentor Ⅳのラベルととも見えて、Serie d'artistes Le Stentor Ⅳ 60 Fr.の1880ごろだろうと思います
Serie d'etudes Le Stentor Ⅱ 35 Fr.[55994] の1910ごろへ、割り引いて考える訳ですが、先とは、、、、、、です

なお、私が言えることは、ここまでです。これ以上は悪しからずご容赦おねがいします
、特にStentorⅡ[56126]
[56126]

大サービス

投稿日時:2025年09月14日 00:51
投稿者:松毬(ID:NCUgYZE)
アハハハッ、Maestronet[56124]でも同じ話になってるね

誰か分からないけど鑑定書付1910年ごろの次なんかみると、Le StentorⅡ d'apres  Antonius Stradivarius Cremonenfis Faciebat Anno 1721 と Luthierie Vosgienne だよ
https://kokusaigakkisha.co.jp/thiboville-lamy-le-stentor%E2%85%A1/

StentorⅡのスペシャルで、1721年のストラドモデルのようです

又、[56124]と[56121]とでは、「Stentor2」ラベルは同じではありません
・枠 ・フォント ・フォント位置 、各々異なります

[56124]の画像では悪しからずStentorⅡ真贋判定(本物とも偽物とも)はできません。
なお、仮に本物ではなくとも、戦前のミラクールスクールの楽器でしょう。楽器のレベルは、StentorⅡほぼ同様でスズキで言えば[56003][56004][56073]の通り'70~80年代の330~520くらいで100年位経たものとおもいますよ。
このスズキより経年分良いでしょうし、量産楽器の面では価値が付きませんが100年位経ている点で骨董価値もあるのも、StentorⅡと同じことですよ

当初の練習楽器の役割は担えて、同様なStentorⅡの真贋に拘る意味は大きくないでしょう
に近しいです。これをジャーマンと考えるよりミラクールスクールと観る方が合理的でしょう

また、ミラクールは巨大な弦楽器製作の町で、弦楽器製作者同士で下請けや部品の保管供給もあります。J.T.Lと同じレーベル(モデル)楽器は、別の量産メーカーからも出ているほどです。
当該 Stentor2は、J.T.Lの販売でなければ、これと似た出自の楽器と推定できます
[56131]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月14日 22:48
投稿者:松毬(ID:gXdAkWA)
訂正:補完供給 です
[56133]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月15日 15:54
投稿者:Sumi(ID:JoEnB4U)
一品毎丁寧に造る手工品 ← → 機械的な大量生産品の程度を観ます
2.この[56127]
[56127]

Re: パーフェクトバイオリン?

投稿日時:2025年09月14日 06:23
投稿者:松毬(ID:GGUXJZA)
トレーディングカード収集みたいな感覚がありますね

バイオリンの楽器を色々と知るには、アメリカと中国は別に観て、形式上 下表(0)→(a)、①→⑦と観てざっくりと網羅できます。 各々カテゴリーピース内を調べて、各々代表する楽器へと辿りつけると良いでしょう。 その際は、実際に手に取って見て、何か楽器を所有するのが良いでしょう

そしたら、フランスとオールド以外が何かしらピンキリで手元にあります。 最近までイタリアで 1、2、3 とあったからまぁOKと思ってたけどオールド居なくなりました。 それでもハーレム的なので恋人には嫌われるパターンでしょう
        
       1オールド、2モダン、3新 作、
 A.イタリア、 (0)A-1  ①A-2  ⑤A-3 
 B.フランス、 (a)B-1  ②B-2
 C.ドイツ系、 (b)C-1  ③C-2  ⑥C-3
 D. 日 本 、      ④E-2  ⑦E-3

よく観たいのは(0)(a)(b)①②で、やっぱり艶っぽく甘く響かせたいですよね。 silver tone / yellow gold tone ??😊なのか、、 恋人できるかなぁ??、、、笑

ハイアーチオールドを模して、、新作楽器って、例えばこんなん[55873] ありますよ。
また、新作ではなくモダンで手元に1台あります。 よく鳴って張りもありますがシルバー感はまだまだ[54954]で、ゴールド感はどうでしょう??
まる様の目に叶うかは自信がありません、ゴメンなさい
表のどこのカテゴリーの楽器スタイルと一致するか?、その上で製作地スクールを同定、詳細な年代とメーカー同定に進み、最後にラベルも見て辻褄もあっているか確認しながら、文言がきまります
ここで制作ちのスクロールの同定の仕方などを教えて欲しいです
スタイルとか
[56136]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月15日 20:25
投稿者:松毬(ID:F0ImFTk)
モダン量産楽器の製作地は、
フランスは東部のミラクール
ジャーマンはドイツ南部のバヴァーリアン(ミッテンヴァルド)、東部のザクソニー(マルクノイキルヘン、クリンゲンタールなどフォクトランド地方)、ボヘミア(チェコ)のシェーンバッハ

ざっくりとこんな感じです。(注.スクールには明確な境はなく必ずしも排他的にならないので更なる検証過程を行います)

ミラクールは、パリの製作者との交流があり、楽器は当時の先端で圧倒的にストラドスタイルを取ります。ニスも明るく赤系統が多いです。この為、垢ぬけて感じ、都の香りが漂います。また、ボディサイズが少し大きめの楽器が多く、少しビオラチックなものも多いです。
J.T.Lのほか COUESNON FOUIER-MAGNIE LABERTE など

バヴァーリアンは、次のザクソニー的でも新しいストラドスタイルもあり、品質は次等よりも良いようです

ザクソニーは、シェーンバッハに近く古いスタイルの残すもののストラドスタイル的です
Hoyer Meinel Gotz Hamming Heberlein Schuster Uebel Roth などの古いもので、古い独特なパターン、ニスも古い感じの煤けた黄色っぽい暗いものが多く、日本でよく目にする古めのドイツの多くがこれです。

因みに、、創業時のスズキがコピーしたものこの辺りの中級で、スズキの明治大正時代の楽器に似ています。19世紀の中ごろストラドモダンがドイツに入ってから、ジャーマン全体の端(チェコなど)まで伝播するには100年位掛かり、この間に割って入ってドイツ楽器をコピーしたスズキが、パリ万博(1900)に楽器を出品しています。それで、型おくれのジャーマンコピーだと評されて、選外佳作に褒賞されたエピソードが生まれます。
当時のスズキの実力は、要するに製作競技としては選考対象外だけど、参加したことだけは褒められた訳です。このころの楽器は、ヤフオクなどでポンコツの滅茶苦茶大量生産楽器でも2万位~、中にはこれは良いと評して整備した楽器も見ることもできます

シェーンバッハは、楽器スタイルが特に古く、オールドジャーマンチックな物も多い。アーチが高めで、ニスは特に暗くなりがち、焦げ茶色系が多いイメージです。 オールドの様に板が幾つも割れて修理されているのが当たり前かのような物もありますが、それでも音は古めで綺麗です。健康なら最もリーズナブルで確かな楽器です
[56137]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月15日 21:02
投稿者:Sumi(ID:JCkllAQ)
ありがとうございます
fとスクロールでわかる点とかありますか?
[56138]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月16日 02:03
投稿者:松毬(ID:F0ImFTk)
[56136]
[56136]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月15日 20:25
投稿者:松毬(ID:F0ImFTk)
モダン量産楽器の製作地は、
フランスは東部のミラクール
ジャーマンはドイツ南部のバヴァーリアン(ミッテンヴァルド)、東部のザクソニー(マルクノイキルヘン、クリンゲンタールなどフォクトランド地方)、ボヘミア(チェコ)のシェーンバッハ

ざっくりとこんな感じです。(注.スクールには明確な境はなく必ずしも排他的にならないので更なる検証過程を行います)

ミラクールは、パリの製作者との交流があり、楽器は当時の先端で圧倒的にストラドスタイルを取ります。ニスも明るく赤系統が多いです。この為、垢ぬけて感じ、都の香りが漂います。また、ボディサイズが少し大きめの楽器が多く、少しビオラチックなものも多いです。
J.T.Lのほか COUESNON FOUIER-MAGNIE LABERTE など

バヴァーリアンは、次のザクソニー的でも新しいストラドスタイルもあり、品質は次等よりも良いようです

ザクソニーは、シェーンバッハに近く古いスタイルの残すもののストラドスタイル的です
Hoyer Meinel Gotz Hamming Heberlein Schuster Uebel Roth などの古いもので、古い独特なパターン、ニスも古い感じの煤けた黄色っぽい暗いものが多く、日本でよく目にする古めのドイツの多くがこれです。

因みに、、創業時のスズキがコピーしたものこの辺りの中級で、スズキの明治大正時代の楽器に似ています。19世紀の中ごろストラドモダンがドイツに入ってから、ジャーマン全体の端(チェコなど)まで伝播するには100年位掛かり、この間に割って入ってドイツ楽器をコピーしたスズキが、パリ万博(1900)に楽器を出品しています。それで、型おくれのジャーマンコピーだと評されて、選外佳作に褒賞されたエピソードが生まれます。
当時のスズキの実力は、要するに製作競技としては選考対象外だけど、参加したことだけは褒められた訳です。このころの楽器は、ヤフオクなどでポンコツの滅茶苦茶大量生産楽器でも2万位~、中にはこれは良いと評して整備した楽器も見ることもできます

シェーンバッハは、楽器スタイルが特に古く、オールドジャーマンチックな物も多い。アーチが高めで、ニスは特に暗くなりがち、焦げ茶色系が多いイメージです。 オールドの様に板が幾つも割れて修理されているのが当たり前かのような物もありますが、それでも音は古めで綺麗です。健康なら最もリーズナブルで確かな楽器です
誤植訂正:FOURIER-MAGNIE です

楽器モデルによってf字、スクロールも使い分けられており、f字、スクロールも全体的なスタイルに合わせてスクールを見ます。 また、f字、スクロールも特徴や癖が現れ易い部分の一つで、最終的な作者や製作集団、製作時期などの特定要因にしたりします

基本的にストラドのf字、スクロールともに最も美しいとされており、ストラドモデルの手本になっています。これから独自性の強い楽器ほどかけ離れて行きます

ミラクールではストラドモデルが圧倒的多いとはいえ、例えば、J.T.L ではストラドモデルの他、アマティ、ルジェ―リ、カッパ、ガリアーノ、デル・ジェス、ガスパロ・ダ・サロ、マッジーニ、ステイナー、クロッツ、ガダニーニ、ルポー、ビヨーム他パリの作家など細かく色々なモデルがあり、それに伴い f字、スクロールなども細かく造り分けます

バヴァーリアンは、バロックではステイナーからのクロッツ発祥地で、ミラクールよりもモダンのクロッツモデルでは本元的で、それはf字、スクロールでも同じです。新しいストラドスタイルが入っても混在してこの古さの影響をのこしています

ザクソニー、シェーンバッハは、バロックでは上より古いブレシアスタイル(サロやマッジーニ)の上にステイナーが被さっていて古くからの独自の個性が強く、それはパターン、アーチだけでなく f字、スクロールでも同じです。ブレシアのサロ、マッジーニのf字は武骨で雑に見えるのに対してステイナーは綺麗なf字で、これが組み合ってバリエーションが増えたかの様な色んな独創的ものがあります。スクロールも一巻き多いブレシアと綺麗なステイナーが組み合い同様です。アーチはフラットからハイアーチに変わって行きます。この最中、新しいモダンなストラドスタイルを取り込んでいて、モダンでも、パータン、アーチ、f字、スクロールなど、独自性が強いのは同じで、アーチでは過剰に独自なファッティハイなども登場します。同様にブレシアの様に少しボディが大き目で、ステイナーの様にアーチが高めの楽器も出てきます

シェーンバッハの方がザクソニーにより古いのは、遅れて新しいモダンなストラドスタイルが広がったからでしょう

更に、それぞれの作者や製作集団、その製作時期の特定に、f字、スクロールは特徴や癖を読んだりします

因みに、スズキには当然バロックの製作はなく、、、強いて言えば、琴三味線になるので、バイオリンの下地がありません。 上のザクソニー系を勝手にコピーしただけで、雇われて職人になっても感覚的でまるで好き勝手に造っていてとても独創的で見て楽しいくらいです。 バイオリンをあまり知らない当時の日本では、んなんでも良かった訳です

また、ざっくり量産でも、この様な歴史的なオリジナリティの序列と品質で長らく価格に反映されています
[56139]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年09月16日 05:20
投稿者:松毬(ID:F0ImFTk)
P.S. 忘れてはならないことは

モダンは、パリでモダン化されたストラド(オールド)が原点にあり基準になります

ミラクールは、ルポー、ピク、シャノー、ビヨーム、ベルナルデルなどパリでモダン発祥と普及に関わった者らのホームタウンで、彼らに連れだってパリで成功したミラクールの者も多く、パリのモダン楽器製作と深く関わっています。この他、弓ではパリに出て活躍したペカット、アダム、シモン、メイア―、マリーン、ボアラン、マルタン、ラミー、ベネロンら名工がおり、ペカットなどミラクールに戻って製作した者は何人も居ます。
モダン発祥のパリの楽器に最も近しいのがミラクールの楽器なのです

ザクソニーは、他に Hopf Ficker Pfretzschner Reichel Schoflder Voigt それにGotz Roth同様に戦後ブーベンロイトなどに移った K.Hofner Kirschnek Paesold らが居ます。此方の方が聞き覚えがあって身近でしょう。それほどドイツの楽器と言ったらとにかくザクソニーってほどなのです。 
(なお、ブーベンロイトとエルランゲンは、ザクソニーからの南西方向にドイツ中央よりニュルンベルクの少し上当りです)

モダン量産って、フランスならミラクールか、ジャーマンならザクソニー/シェーンバッハか、この二大拠点の間でたまにバヴァーリアン(ミッテンヴァルド)って感じで、簡単化して覚えてよいでしょう
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