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楽器・付属品 14 Comments
[55992]

JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月02日 17:53
投稿者:バイオリンsumi(ID:EHFzIDM)
JTLでstentor 2を買おうと思ってます。このバイオリンにはmilan grand prix hanoi grand prixがラベルについてます。これは価値ありますか?
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2 / 2 ページ [ 14コメント ]
[56067]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月23日 19:50
投稿者:バイオリンsum(ID:I1AwN5k)
 Hanoi   JTL  Milan
   Grand prix    Grand prix
        Stentor Ⅱ
です
返信遅くなってすいません
[56073]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月28日 11:34
投稿者:松毬(ID:RoZCU4A)
[56002]
[56002]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月09日 01:08
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
ですが、
Lutherie VosgienneのJ.T.L.レーベルエチケットが貼られるハズですが、ハズレてるだけかなぁ

弦楽器カタログ P019参照方
[55994]
[55994]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月04日 01:09
投稿者:松毬(ID:QBFREBE)
WW Ⅰ 少し前の明治末1909年くらいのバイオリンで、後述の国際博覧会で、J.T.L.として初めて総合大賞を取ったことの記念ラベルが貼られただけでは?

特別モデル、記念モデルって感じでもなさそうで、、この頃の Lutherie Vosgienne
 Serie d'etudes Le Stentor Ⅰ  27.5 Fr.
         Le Stentor Ⅱ 35
 Serie d'artistes Le Stentor Ⅲ 44
         Le Stentor Ⅳ 60
のいずれかなだけでは?

こっちが特別モデル、記念モデルかなぁ
Lutherie D'art Virtuose 400 Fr.
        Exposition 600 Fr.

博覧会 1902年ハノイ、大賞
    1906年ミラノ、大賞
    (1910年ブリュッセル、大賞)
    (1911年トリノ、大賞)

金管カタログなど https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1911.htm

弦楽器カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons
https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons
[55994]
[55994]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月04日 01:09
投稿者:松毬(ID:QBFREBE)
WW Ⅰ 少し前の明治末1909年くらいのバイオリンで、後述の国際博覧会で、J.T.L.として初めて総合大賞を取ったことの記念ラベルが貼られただけでは?

特別モデル、記念モデルって感じでもなさそうで、、この頃の Lutherie Vosgienne
 Serie d'etudes Le Stentor Ⅰ  27.5 Fr.
         Le Stentor Ⅱ 35
 Serie d'artistes Le Stentor Ⅲ 44
         Le Stentor Ⅳ 60
のいずれかなだけでは?

こっちが特別モデル、記念モデルかなぁ
Lutherie D'art Virtuose 400 Fr.
        Exposition 600 Fr.

博覧会 1902年ハノイ、大賞
    1906年ミラノ、大賞
    (1910年ブリュッセル、大賞)
    (1911年トリノ、大賞)

金管カタログなど https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1911.htm

弦楽器カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons
に示した通りで、このラベル自体には特別な価値がある訳でなく、モデルNo.として StentorⅡ を、製作年代として1906~1910年ころを、表すだけのものです

この一方で、楽器屋さんが[56067]
[56067]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月23日 19:50
投稿者:バイオリンsum(ID:I1AwN5k)
 Hanoi   JTL  Milan
   Grand prix    Grand prix
        Stentor Ⅱ
です
返信遅くなってすいません
のエチケットだけを見て StentorⅡ としているなら、Lutherie VosgienneのJ.T.L.レーベルエチケットが外れていることは真贋の信憑性が下がっています。鑑定眼がある楽器屋さんならよいですが、、、

また、J.T.L.とは平たく言うなら、ピアノは造らない楽器総合メーカーで、今の日本では≒[ヤマハ株式会社の楽器部門(ピアノを除く)]+[鈴木バイオリン製造&杉藤楽弓社+文京楽器の楽器製作&株式会社アルシェ]のような巨大な総合楽器メーカーです

バイオリン製造では[56006]
[56006]

おまけ修正

投稿日時:2025年07月10日 02:35
投稿者:松毬(ID:MBkBBjU)
[55998] 修正追記

Les modèles Lutherie Vosgienne
 Serie Etude (17-35Fr.)
  ・Pharamus
  ・Dracontius
  ・Némésianus
  ・Ciceron
  ・Stentor Ⅰ, Ⅱ
 Serie Artiste (38-100Fr.)
  ・Hieronymous
  ・Stentor Ⅲ, Ⅳ
  ・Claude Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ

Les modèles Sarasate
 Serie d'Sarasate (38-260Fr.)
  ・Elève
  ・Maître
  ・Artiste
  ・Virtuose

[普通モデル] Les modèles ordinaires    
 Violins non Filetes (8-16Fr.)
  ・mi-fin
  ・Médio Fino
  ・célèbre vosgien
  ・Le Lorrain
  ・Miche-Ange Garini
  ・※
 Violins Filetes (12.5-21Fr.)
  ・Compagnon
  ・El Maestro
  ・Breton Ⅰ , Ⅱ
  ・Salvator
  ・Mansuy
  ・Barnabetti
  ・※
 オールド仕上 Violins Vernis en vieuxmaître (12-36)
  ・※
 オケ向け Violins pour Orchestre (50-90)
  ・※

[いわゆる作家のモデル] Les violons dit de maître
 Violons de maître (22-65)
  1st Categorie
  ・Le Parisien
  ・Marquis de l'air
  ・※
  2nd Categorie
  ・Barnabetti
  ・Nicolas Duchêne
  ・Breton Ⅲ , Ⅳ
  ・※
  3th Categorie
  ・Conservatoire
  ・Grandini
  ・Barrel
  ・※
  4th Categorie
  ・※
 パリの工房モデル Lutherie Parisienne (75-290)
  バソッド シリーズ Serie Buthod   
  ・Husson et Buthod
  ・Charles Buthod
  ・Ch. Buthod et Grandini
  他作家モデル D'apres divers auteurs
  ・Buthod et Thibouville
  ・Grandini senior
  ・Vuillaume ex
  ・N Lupot
  ・Geronimo Grandini
  ・N Lupot ex
  ・Louis Fricot
  ・Joseph Aubry
 芸術的製作モデル Lutherie D'art (280-600)   
  ・E.Blondelet
  ・A.Acoulon
  ・J. Thibouville-Lamy

※on trouve divers Stradivarius et autres copies
の通り、諸々多くモデルがあり特に当時 SarasateモデルとLutherie Vosgienne(Serie Artiste/Serie Etude)モデルの2つをセールスアピールしたようです。名は、Sarasateは名演奏家より、Lutherie Vosgienneは名工の名のようです
この2つの関係は各々、ヤマハ、鈴木、文京楽器並びにアルシェの、アルティダとブレヴィオルの関係、1000番台と500+300番台の関係、リバースとピグマリウスの関係と、各々の関係に似ています。
そして Stentor Ⅱ は、恐らく ブレヴィオルV20~10, スズキ500番台, ピグマリウスのスペチャリタ~スタンダド辺りの位置づけの楽器で、これが120年ほど経年した楽器に相似するでしょう

Les modèles Sarasate
 Serie d'Sarasate (260-38Fr.)
  ・Virtuose
  ・Artiste
  ・Maître
  ・Elève

Les modèles Lutherie Vosgienne
 Serie Artiste (100-38Fr.)
  ・Claude Ⅲ, Ⅱ,Ⅰ
  ・Stentor Ⅳ, Ⅲ
  ・Hieronymous

 Serie Etude (35-17Fr.)
  ・Stentor Ⅱ, Ⅰ
  ・Ciceron
  ・Némésianus
  ・Dracontius
  ・Pharamus

[56003]
[56003]

サービス

投稿日時:2025年07月09日 02:25
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
Lutherie Vosgienne は、大学の教育学部生や音高,音大生と高等教育機関などに向けて、職人がちゃんとした材料でキチッと造った楽器です。LV0(17Fr.)~LV12(100Fr.)まで12レベル(11欠番)あり、Stentor Ⅱ は その5番目レベルの楽器です。(弦楽器カタログより)

[55994] P019参照方https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons

要は、J.T.L.ボトムグレードMi - fin(8 Fr.)よりも少し良いもので、J.T.L.の中間ゾーンをカバーするブランドです。趣味向けではなく、また、マスターピースでもなく、Stentorの名の通り教育学習者向けです。機能的でも恐らく装飾性は少なく、また、職人がと言っても分業で価格を抑えた楽器でしょう。Stentor Ⅱ は練習用楽器です。
しかし、とは言え造りが良いことから、1世紀を経て根強い評価からそこそこ結構な価格ではないでしょうか?
[56004]
[56004]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年07月09日 02:36
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
訂正
Stentor Ⅱ は訓練用楽器です。
しかし、とは言え造りが良いことと1世紀を経て根強い評価があり、そこそこ結構な価格ではないでしょうか?
の通りで、工芸美術品ではなく工場制手工量産楽器ですが造りもよく一世紀を超えた骨董価値が出て、楽器としても悪くはないでしょう。([56003]
[56003]

サービス

投稿日時:2025年07月09日 02:25
投稿者:松毬(ID:iDFZgSA)
Lutherie Vosgienne は、大学の教育学部生や音高,音大生と高等教育機関などに向けて、職人がちゃんとした材料でキチッと造った楽器です。LV0(17Fr.)~LV12(100Fr.)まで12レベル(11欠番)あり、Stentor Ⅱ は その5番目レベルの楽器です。(弦楽器カタログより)

[55994] P019参照方https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1912.htm#Violons

要は、J.T.L.ボトムグレードMi - fin(8 Fr.)よりも少し良いもので、J.T.L.の中間ゾーンをカバーするブランドです。趣味向けではなく、また、マスターピースでもなく、Stentorの名の通り教育学習者向けです。機能的でも恐らく装飾性は少なく、また、職人がと言っても分業で価格を抑えた楽器でしょう。Stentor Ⅱ は練習用楽器です。
しかし、とは言え造りが良いことから、1世紀を経て根強い評価からそこそこ結構な価格ではないでしょうか?
訂正:6番目です)
因みに、当時日本ではスズキがパリ万博1900年に初中級楽器を出品して、銅賞など得るハズもなく選外佳作を得て褒賞されており、これは量産メーカーとして日本で初めて世界に認めれたと言えます。これよりStentor Ⅱは上位の楽器で、とは言っても当時のスズキの上級機種、特性5~3くらいに位置づき、このスズキは骨董的にも学術的にも価値があります

J.T.L.の良い点は、ピンからキリまで楽器(モデル)があり、100年位経年した良い量産楽器が豊富にあることとピンでは手工芸術楽器があることです。
量産楽器ではやたら骨董価値を上げる楽器屋さんもあり要注意です。
ピン楽器ということなら工芸美術品としてのバイオリン、芸術的製作モデル Lutherie D'artを考えますが、ただまず100万円では買えないでしょう。先の例で言えば文京の堀さんの楽器の位置づけイメージに一世紀の骨董価値が乗りますかね

Lutherie D'art (600-280Fr.)   
  ・J. Thibouville-Lamy
  ・A.Acoulon
  ・E.Blondelet
[56074]

ご参考までに

投稿日時:2025年08月28日 17:45
投稿者:松毬(ID:EgAyBVI)
なお、J.T.L.の位置づけは、イタリアとは比べようがなくとも、新作のドイツのマスターメイドや工房製となら、100年ほど経年もあるフレンチモダンのJ.T.L中上級品と迷うかもしれませんね。またボトムでも品質が安定して底堅いイメージです


先ず、バイオリンと言えば、
イタリア、フランス、ドイツ系の序列で語られ、その背後には歴史的理由があり、作家の製作スタイル、スクールのの違いから、音もイタリアントーン、フレンチトーンなどとされます

ざっくりフランスモダンのよい所は、日常使いにも音大生にも向いていて先進的な良い楽器でお洒落な割にリーズナブルです。ジャーマンより先進的でお洒落なよい楽器で、イタリアよりリーズナブルで安いけど少し古いモダン楽器なことでしょう(作家物は高価ですけど、、、、)
フランスは、合理性とファッションセンスの良さが光っており、アマティやストラディバリウスなどを輩出したイタリアにはモダンでも勝れずとも、バイオリンの世界を一変してバロックからモダン楽器に塗り替えたことと、そのため18世紀末~戦前はモダンのビジネスモデルのリーダーだったこと、この2つを踏まえることができます。 パリの作家と供にミレクールは世界に先駆けてモダン楽器を量産化できて、バイオリンを日常品へと底辺を押し広げています。この量産メーカーが幾つかあり巨大化した1つにJ.T.L.があります。
J.T.L.は、描きパフのようなボトム楽器でも、バイオリンの体がちゃんとしており、少し前のスズキ200番と比べても見た目も音色も良いでしょう

これらを追いかける様におフランスの東方、ドイツ地方ではバロックからモダンメーカに転向するとともにモダンのジャーマンシステムを育て上げます。特に量産化を合理的に緻密にシステム化してコストを下げたのがジャーマン製作と言え、ギルドによる家内制手工業があります

何れもバイオリン製作の歴史を踏まえ、またバイオリン材に恵まれています
これを欠いた日本で追いかけた草分けが、箏三味線製作家だった鈴木政吉です。他に作家として宮本金八などほかも続きますが、、、。 量産化ではスズキが19世紀末にはドイツ中級楽器並みの品質に達したとし、またWWⅠ特需により一時的にジャーマンに取って代わり、イタリア、フランス、ドイツなど現地視察もして学びますが大戦後の販売は元に戻り、また世界恐慌の余波とのダブルパンチで一時は倒産。ドイツの中級並みと言っても70年代くらいまでバイオリン代替品と揶揄できそうなくらい量産品質はバラついて、全体的なイメージは欧州製と一線を画し区別されます。中には当りがあるみたいな感じです

皮肉なことにWWⅡ戦勝国となるフランスの楽器製作は復興できず、一方で敗戦国らは復興して戦後の日本は専らドイツ,イタリアと無傷のアメリカに製作を学んでいます。日本の楽器製作(量産含め)が世界レベルなったと思えるのは21世紀になって漸く最近のことではないかと思います

関連[55550]
[55550]

Re: JTLと鈴木バイオリン500シリーズ、エターナル

投稿日時:2024年12月11日 19:59
投稿者:松毬(ID:JSBASUA)
イメージは、トヨタで、それよりもプジョーシトロエン、ルノーです。 鈴木と同じ大衆量産品だけど、鈴木よりちょっといい感じです。 JTLは、鈴木に先駆けプレス板の低級楽器を出していて、悪いイメージも付いていますが、フランスの香りがあっていいですね

1919年、数フランから1440フランまで楽器があるようですが、どのあたりの楽器になりますか?
J.T.L.カタログ https://www.luthiers-mirecourt.com/thibouville1919.htm

とは言っても、あまり知られていませんがフラッグシップは、まぁッなんて高級なマスターピースです。 [55533] [55537]にある通り、J.B.Vuillaumeの弟子のButhodと、弓の名工C.C.N.Hussonの製作で設立された会社で、名門です。 19世紀のピン楽器には、彼らの楽器があります。 他にC.C.N.H.の四弟子(C.N.Bazin、息子、J.A.Vigneron、J.A.Lamy)らも絡んでいます。 Bazinが弓を手伝ったことは勿論、J.A.Vigneronが、J.B.Vuillaume工房で、F.N.Vorinと机を並べて弓を製作したJ.J.Martinに学んだころ、J.J.Martinは、Vuillaumeスタイルのまま弓をスタンプJTLで 供給しています。 Vigneronも手伝ったことでしょう。 またJTLの弓で、スタンプLamyで、J.A.Lamyが作ったフロッグの弓もあります。 中には300万円以上する弓も珍しくなありません。 でも面白い?不思議?で、弓と逆転してButhod は、200-300万円前後くらいにとどまっており、また、作者不明のただのJTLではそんなには値は上がりません

この様に良いブランドイメージもあって、また、プラザ合意前の為替の影響もあって、相対的に鈴木より高い値付けで、日本に入っているのではありませんかね

[56075]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月28日 22:12
投稿者:Sumi(ID:QSJwIJA)
1902 Hanoi 1906 Milan
FABRICATION GARANTIE
de
Jérôme Thibouville-Lamy & Cie
Luthiers à PARIS

こんな感じです。
[56079]

Re: JTL バイオリン

投稿日時:2025年08月29日 23:52
投稿者:松毬(ID:IAVyEEE)
エチケット記載情報を訳すと、こんな感じです

1902 ハノイ 1906 ミラノ
 次が保証する製作
 ジェローム・ティボビル・ラミー 株式会社
 パリの弦楽器職人団

しかし、残念ですが本エチケットが本物でもエチケット自体に書かれている情報以上には殆んど価値はありません。また、楽器の真贋は楽器の造りやその癖を観ておりエチケットでは殆んど判断しません。楽器本体で真贋評価がどうか?ここでは楽器屋さんの見解の方が重要で、信用できる楽器屋さんなら本物と思えばよいでしょう

なお、本物なら通常は本物のエチケットが貼られていますが、偽物でも本物のエチケットが貼られている場合もよくありますし、多くはエチケットも本物のレプリカとして偽造され、知見がないと見分けられません
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