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弓の持ち方について | ヴァイオリン掲示板

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弓の持ち方について

投稿日時:2023年04月07日 20:55
投稿者:おちん(ID:GBc4FDk)
ボウイング時の右手の小指の事で質問です。
プロアマ問わず、バランスポイントから先弓までの運弓で小指を離す人、というのは多いかと思います。
歴代の巨匠のモノクロ映像を見ていても、オイストラフやグリュミオーをはじめとして、そのような持ち方をされていました。

ところが、何かの文章で、19世紀で最高のバイオリニストのイザイは、このように小指を離す運弓をしていたので晩年は、弓が震えたりガタガタだったと読みました。

小指を離すボウイングというのは、将来的にそのような問題が起きる要因があるようなものなのでしょうか?

私は、小指を離すボウイングを教える先生に習ってたので、逆に小指を常に付けていた方がバランサーの役目を果たす事ができず、弓が震えやすくなります。
恐らくイザイの演奏を聞いた事がある人の生き残りはもういないでしょうし、映像も僅かしかないので確かめようがありませんが、
そうでなくとも、そういう傾向があるようでしたら詳しく知りたいです。
【ご参考】
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Re: 弓の持ち方について

投稿日時:2023年04月11日 11:02
投稿者:なかざと(ID:JYRZdQI)
イザイは中年に差し掛かった時点で色々と健康上の問題を抱えていたらしいので、小指がどうこうの話ではなかったと思います。最晩年には糖尿病の悪化で片足首を切断したくらいなので演奏がガタガタでも仕方がありません。

右手小指は離す人もいれば、付けっぱなしの人もいます。離す人で上手な人もいれば、離して下手な人もいます。当然付けっぱなしでも同様です。もし小指を常に付けていた方が本当に安定するなら、それで全然問題ないと思います。

オーガスティン・ハーデリッヒもこの話題について自身のユーチューブチャンネルの動画で少し触れているので、そちらを見てみるのも面白いかもしれません。記憶から要約すると「自分は小指が短いから先弓では必ず離す派」だそうです。彼は(特に日本人の体格に比べて)決して小柄とは言えないし、手も割と大きいほうだと思いますが、確かに小指は比較的短いようにも見えます。短すぎる小指を無理に伸ばしてひっつけておくくらいなら離してしまったほうが楽なのでしょう。逆に、先弓で小指がそこまで伸びきっていない人なら毎回付けたり離したりする意味がないのかもしれません。もちろん小指の長さだけで決まるわけではなく、弓の持ち方も関係してきます。

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