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木工パテによる穴埋め | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 24 Comments
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木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年01月21日 18:23
投稿者:羅留吾(ID:QZWWUiU)
弓のフロッグをぶつけた際にできた凹みキズを、市販の水性の白い木工パテを使って穴埋めして、さらに、そのパテの上からアルコールニスを塗って修理する工程を見せていただきました。
2から3ミリの凹みキズが、わずか2日間で、ほぼ完全に元通りに穴埋めされて、色もオリジナルとそっくりな状態に復元していて、どこに凹みキズがあったのか、そのモダンバイオリンの持ち主も、ほとんどわからないほどでした。
どんな方法で修理するのか以前から興味があったので全部の工程を見せていただいたのですが、職人さんの見事な手際に感心しました。
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Re: 木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年08月23日 02:44
投稿者:羅留吾(ID:SSEXJA)
先週拝見したフランス製のセミオールドバイオリンの凹みキズの修理の件ですが、書き忘れていたことがあったので、書きたいと思います。
凹みキズの大きさは1.5ミリ四方程度で深さ0.5ミリ程度と小さくて浅い凹みキズでしたが、木工パテを埋める前に、凹みキズの周辺1.5センチ四方程度のニスを剥がしていました。ニスを剥がすと言っても上塗りのニスまでで、下塗りの黄色っぽいニスは残していました。木工パテで埋めた後にニスを塗る際に、オリジナルニスと修理ニスの境目がわかりにくくなるようにするには、凹みキズの周辺の上塗りのニスを一定程度剥がしておく必要があるようです。薄い色のニスから塗り始めて、乾燥させるたびに徐々に濃い色のニスを塗って行き、オリジナルニスよりもわずかに濃い色合いになったら、ニスを塗るのをやめて、十分に乾燥させた後、オリジナルニスと修理ニスの境目をぼかし、仕上がりの質感を同じような感じにするために、磨きつつ、適度に艶消しする処理をしていました。
凹みキズの周辺のニスを剥がす際に、周辺に向かってグラデーション的になるようにニスを剥がしていたのが印象的でした。また、木工パテで埋めた後に、乾燥した木工パテの表面のテカリを抑制して質感を調整するために、目の細かいサンドペーパーで、軽く擦っていたことにも触れておきます。
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Re: 木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年12月08日 23:31
投稿者:甲高(ID:NEdpIVQ)
行きつけの工房でバイオリンのキズの修理に関する話で盛り上がりました。パテと麺棒を使う修理って・・・・( ̄▽ ̄)
綿棒だったらあり得る? いやいや無いでしょう。
そもそもパテで修復って、、、、
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Re: 木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年12月09日 11:18
投稿者:ponte(ID:KHWDiCM)
パテを修復に使っているところは結構あるよ。ただ、肉痩せするのと、色あわせが出来ないことがあるのが難点。
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Re: 木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年12月11日 00:10
投稿者:羅留吾 (ID:Y5lUZQA)
木工パテの肉痩せについては、木工パテを完全乾燥させて肉痩せしたら、再度、木工パテを盛ることで防止できるようです。
色合わせについては、何種類かの木工パテの中で、木地に最も近い色の木工パテを選ぶことで対応しているようです。
最終的には、巧みにニスを塗ることによって、木工パテで埋めたことをわかりにくくする、ということになるようです。
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Re: 木工パテによる穴埋め

投稿日時:2014年12月11日 12:50
投稿者:ドンペリ(ID:IGRpk3g)
パテとかそれに類するものを使って凹傷を修理することは、よくあるようですよ。大きい傷ではその手は使えないようですが、小さい凹傷なら、かなりきれいに修理できるようです。
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