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20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて | ヴァイオリン掲示板

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20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月26日 23:23
投稿者:catgut(ID:QhNBB4k)
20世紀前半の奏法といっても非常に漠然とした話ですが、レオポルド・アウアーやカール・フレッシュの弟子、指導書の影響力が大きかった20世紀前半の奏法と、ジュリアード出身者のソリストが増えた20世紀後半以降のヴァイオリン奏法では傾向の違いがあるように思われます。このスレッドでは、両者にどのような違いがあるか、あるとすればその原因がどこにあるかといった点について議論させて頂きたいと思います。
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【ご参考】
[41337]

36計は駄目だぜ

投稿日時:2009年09月29日 23:24
投稿者:新顔の通りすがり(ID:OEiEF5A)
>>>>>新顔の通りすがりさま、私の耳にはヘンデルの(少なくとも若い頃の)ボーイングは、サラ・チャンやジャニーヌ・ヤンセンよりずっとハイフェッツに近く聞こえるのですが、私の耳が悪いせいでしょうか。
-----
だから、早くフレッシュ門下の動画を出してください。
ジャニーヌやサラの話なんか誰もしてないって。
無駄な時間稼ぎせず、お得意の検索で動画を突き止めましょう。実は私も探しているんですが、ありませんね。どうします?
潔く降伏しますか。
[41339]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月29日 23:51
投稿者:通りすがり(ID:GUZVdBU)
[40884]
[40884]

Re: ハイフェッツって・・・

投稿日時:2009年08月30日 21:28
投稿者:catgut(ID:MjGTFoA)
カルボナーレさま、弦については書き間違いました。
ハイフェッツがオリーブやオイドクサのようなガット・金属巻線ではなく、プレーンガットを使い続けたのはプレーンガットのひっかかりやすさを評価したのでは、というのが正しいです。ハイフェッツに近い奏法のミルシテインも終生プレーンガット弦を使い続けていたということなので、やはりプレーンガットの使用は奏法と関係があるのではないかという気がします。もちろん単に音が好みだっただけかもしれません。

通りすがりさま、私は最初から誰とも戦ってなどいませんよ。
ハイフェッツの音量についてはヒロさまから「音の小ささに驚いた」とハイフェッツの実演を聞いた「一流のプロ奏者」が語っていたことを教えていただきましたし、現在のオーケストラがハイフェッツの時代に比べて大音量化していることも誰も否定していませんね。
Re: ハイフェッツって・・・
>通りすがりさま、私は最初から誰とも戦ってなどいませんよ。

だそうです。

早く、正確で適切な回答をお願いしますね。
[41341]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:35
投稿者:catgut(ID:EUiWmHM)
通りすがりさま、
ご自身が提示したデータですから、まずは20000人のホールで
何という有名ヴァイオリニストがリサイタルを開いたか教えてくださいね。

元ウィーンフィル奏者も、ガラミアンも、英国オーケストラ協会もすべて
間違っていると主張されるのですか?馬鹿げた主張をするとご自身の
主張すべての信頼性がなくなりますよ。
[41343]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:43
投稿者:catgut(ID:EUiWmHM)
カルボナーレさま、ハイフェッツの指導の件は[41271]
[41271]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月27日 10:02
投稿者:catgut(ID:QhNBB4k)
なぜ20世紀前半に現在より速い弓がよく使われたかという理由については、以下のような点が考えられます。

(1)プレーンガット弦の性質の影響
・プレーンガット弦は振幅がナイロン弦より大きいため、圧力をかけると指板に弦が触れやすいこのため音量を出すには圧力ではなく弓の幅(速い弓)を使う必要がある
・金属巻線より削れやすいので圧力をかけると消耗が激しいと思われる
など

(2)連続的ヴィブラート未使用の影響
当時例外的存在であったクライスラーが連続的ヴィブラートを多用し、遅めの弓で圧力を使ったことからも、連続的ヴィブラートと速い弓の両立は技術的に難しいと考えられる。また、カルボナーレさまご指摘の通り音色のコントロールのメインを速い弓から、連続的ヴィブラートの活用に重心を移したという考え方もできます。

(3)それほど音量が求められなかった影響
20世紀後半になってヴァイオリニストにはより大きな音量が求められるようになった。
・ホールの大型化などの影響により、20世紀後半のオーケストラの音量が増大し、ソリストにもより音量が求められるようになった。
・ハイフェッツが注目された1910年頃には、まだラジオもレコードも普及していなかった。このため20世紀前半には「実演で聞くと意外と音が小さい」という発想が存在しなかった。

(4)19世紀末頃のヴァイオリン教育の影響
カザルスやカール・フレッシュによると、19世紀末頃には「とにかくできるだけ全弓を使え」という教育が行われていた。このためセンスの良いヴァイオリニストは全弓を使いつつ、速さと圧力を微妙にコントロールする技術を早い段階で身につけることができた(センスがない奏者は全弓にとらわれて平板な演奏をしていた)。
で書いた下記の
補足です。私は個人的に以前から大人でも1/2程度の分数弓で全弓
で練習するのは効果的ではないかと思っていたので、ハイフェッツの
アイディアに大変共感しました。

(4)19世紀末頃のヴァイオリン教育の影響
カザルスやカール・フレッシュによると、19世紀末頃には「とにかくできる
だけ全弓を使え」という教育が行われていた。このためセンスの良いヴァ
イオリニストは全弓を使いつつ、速さと圧力を微妙にコントロールする
技術を早い段階で身につけることができた(センスがない奏者は全弓
にとらわれて平板な演奏をしていた)。
[41344]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:51
投稿者:catgut(ID:EUiWmHM)
新顔の通りすがりさま、
私は何度も書いている通り、弓の圧力と速さの使い方に着目して
「似ている」と指摘しているのであって、おそらくプレーンガット弦の使用
にもある程度関係があると思われるハイフェッツの弓の返し音だとか、
アタックだとかを似ていると指摘しているのではありません。
[41345]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:56
投稿者:みっともないねぇ(ID:QDUImVI)
逆ギレして何を言い出すやら。
権威を傘に着て書きたい放題書き散らしている誰かさんの方がよっぽど信用されません。
今までの貴方に対する数々の反応を見て、そんな事も気付きませんでしたか?
[41346]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 08:17
投稿者:カルボナーレ(ID:J0RRIjk)
>カルボナーレさま、ハイフェッツの指導の件は[41271]
[41271]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月27日 10:02
投稿者:catgut(ID:QhNBB4k)
なぜ20世紀前半に現在より速い弓がよく使われたかという理由については、以下のような点が考えられます。

(1)プレーンガット弦の性質の影響
・プレーンガット弦は振幅がナイロン弦より大きいため、圧力をかけると指板に弦が触れやすいこのため音量を出すには圧力ではなく弓の幅(速い弓)を使う必要がある
・金属巻線より削れやすいので圧力をかけると消耗が激しいと思われる
など

(2)連続的ヴィブラート未使用の影響
当時例外的存在であったクライスラーが連続的ヴィブラートを多用し、遅めの弓で圧力を使ったことからも、連続的ヴィブラートと速い弓の両立は技術的に難しいと考えられる。また、カルボナーレさまご指摘の通り音色のコントロールのメインを速い弓から、連続的ヴィブラートの活用に重心を移したという考え方もできます。

(3)それほど音量が求められなかった影響
20世紀後半になってヴァイオリニストにはより大きな音量が求められるようになった。
・ホールの大型化などの影響により、20世紀後半のオーケストラの音量が増大し、ソリストにもより音量が求められるようになった。
・ハイフェッツが注目された1910年頃には、まだラジオもレコードも普及していなかった。このため20世紀前半には「実演で聞くと意外と音が小さい」という発想が存在しなかった。

(4)19世紀末頃のヴァイオリン教育の影響
カザルスやカール・フレッシュによると、19世紀末頃には「とにかくできるだけ全弓を使え」という教育が行われていた。このためセンスの良いヴァイオリニストは全弓を使いつつ、速さと圧力を微妙にコントロールする技術を早い段階で身につけることができた(センスがない奏者は全弓にとらわれて平板な演奏をしていた)。
で書いた下記の補足です。

より、
>「とにかくできるだけ全弓を使え」
は、弓を使う量ではなく、弓の使われる場所のことだと解釈させていただきます。
いままで、なぜかcatgutさんが弓の速さを語る時に引用されることが多かったので、誤って「弓を使う量」だと思い込んでしまっていました。以後、「弓先から弓元まで弓全体を効果的に使え」という教えに読み替えさせていただきます。

そうであれば、
>(4)19世紀末頃のヴァイオリン教育の影響
は、下記の通り修正箇所を**で囲むと、

カザルスやカール・フレッシュによると、19世紀末頃**以降は「全弓を使え」**という教育が行われ**るようになった**。このためセンスの良いヴァイオリニストは全弓を使いつつ、速さと圧力を微妙にコントロールする技術を早い段階で身につけることができた(センスがない奏者は全弓にとらわれて平板な演奏をしていた)。

とするのが正解でしょう。私が何度も言っているように
>20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて
ではなく
>激動の20世紀前半(19世紀奏法との決別の歴史)
というヴァイオリン奏法進化に影響を与えた一つの教えです。
この教えは、現在も続いていますし、当たり前のことになっているものです。弓先から弓元まで、全弓を使うための様々なメソッドも考案され、基礎練習の中でも実践されています。

従って、20世紀のなってからの共通点であって、表題の”違い”という点では関係ない話ですので、以後”違い”を議論するときには持ち出すのはおやめください。
[41347]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 08:44
投稿者:通りすがり(ID:FINJlSk)
>ご自身が提示したデータですから、まずは20000人のホールで
何という有名ヴァイオリニストがリサイタルを開いたか教えてくださいね。

質問に答えずに新たな質問をするのはなしですよ。

それに申し訳ありませんが、私はあなたほどの検索能力はありませんので、ホールの名前からだけ、そこで行われた演奏会を網羅することはできません。検索に長けたあなたなら可能でしょうから、ご自分で検索して教えてくださいね。

>英国オーケストラ協会作成資料(2008年)
「外部のオブザーバーたちはオーケストラの音量は過去30年の間に
大きくなったと感じています」

感じただけなんですよね。

>私は最近の楽器の音量はBigbandのそれのように大きすぎると思いま
す。

個々の楽器の音量の話ですよね。
これは以前、そういうことはあるかもしれない(ホールの大きさ以外にオーケストラの音量が上がる要因のひとつとして)とご指摘差し上げましたが。
なにか、具体的なデータはございませんでしょうか?

>レコーディングが、聴衆の好みに合わせて音量を調節できるようになっ
た現代では、聴衆は生演奏においても豊かな音量を求めるようになっ
てくる。

これに関しても以前から、そのような事実はあるのですかとお伺いしているものです。

>一方、ホールはどんどん大きくなり、演奏家にとっては、ホール
全体に響きわたる音を出す能力が重要な課題となってきています。

この点に関しては調べた限りそのような事実はないと思うのですが?
統計の取り方に何か問題があるのでしょうか。データ、ならびにその解釈におかしな天があるようなら具体的にお示しください。

以上、これまでの長い議論の中であなたに課されている数多くの疑問にもお答えくださいね。ヨロシク。
[41348]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 08:47
投稿者:カルボナーレ(ID:J0RRIjk)
[41341]
[41341]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:35
投稿者:catgut(ID:EUiWmHM)
通りすがりさま、
ご自身が提示したデータですから、まずは20000人のホールで
何という有名ヴァイオリニストがリサイタルを開いたか教えてくださいね。

元ウィーンフィル奏者も、ガラミアンも、英国オーケストラ協会もすべて
間違っていると主張されるのですか?馬鹿げた主張をするとご自身の
主張すべての信頼性がなくなりますよ。
のcatgutさんの
>元ウィーンフィル奏者も、ガラミアンも、英国オーケストラ協会もすべて間違っていると主張されるのですか?馬鹿げた主張をするとご自身の主張すべての信頼性がなくなりますよ。

は、過去にご自身で展開された、ガラミアンの「ヴィブラートは下向きにかけるように弾け」という教えの否定のための様々なアクションや実証を、ご自身で否定されていることがわかっていますか。

権威主義を貫くなら、貫きなさい。それでもよいですが、それは自己否定となり、今までやってきた事、主張してきた事を無にするということですよ。

データ含む現実から真実を導きだすというスタンスならそれを貫きなさい。そうであれば、上記のような発言は訂正し、通りすがりさんに、間違えて口がすべってことを謝罪の上、正しい議論を続けなさい。
[41349]

切れてる暇はない筈だよ

投稿日時:2009年09月30日 10:31
投稿者:新顔の通りすがり(ID:FUUXInk)
[41344]
[41344]

Re: 20世紀前半の奏法と現在の奏法の違いについて

投稿日時:2009年09月30日 07:51
投稿者:catgut(ID:EUiWmHM)
新顔の通りすがりさま、
私は何度も書いている通り、弓の圧力と速さの使い方に着目して
「似ている」と指摘しているのであって、おそらくプレーンガット弦の使用
にもある程度関係があると思われるハイフェッツの弓の返し音だとか、
アタックだとかを似ていると指摘しているのではありません。
catgut氏 [09/09/30 7:51:04]
>>>>新顔の通りすがりさま、私は何度も書いている通り、弓の圧力と速さの使い方に着目して「似ている」と指摘しているのであって、おそらくプレーンガット弦の使用にもある程度関係があると思われるハイフェッツの弓の返し音だとか、アタックだとかを似ていると指摘しているのではありまん。
---------
楽器の音響学ではたぶん下記は常識です。

楽器の区別はアタックとエンヴェロープによって大半決定される。
楽器の録音からアタックやエンヴェロープを取り去って比較すると、ひどい場合はピアノとホルン、ヴァイオリンとオーボエの区別すらつかない実験結果が出ているはずです。
ハイフェッツのアタックや弓の返しこそ特徴なのに、それを取り去って、やれイダ・ヘンデルと似ているだの、空理空論に過ぎない。
The art of violin でヴィエニアフスキのポロネーズを弾くハイフェッツ、カーネギーホールでアウアー編曲のチャイコンを弾くハイフェッツを際立たせるのは驚異的な弓の駆使によるアタック処理の手際良さでしょう。誰もが同意すると思いますよ。

どうか古い録音をよく聴いてください。古い録音は幸いにも非常にオンマイクですから古くてもソロイストのアタックは結構聴こえています。

ひとつ助け舟をだします。
Szymon Goldberg(伴奏Artur Balsam)のブラームスの録音は弓のアタックがよく聴こえます。しかし弓使いまでは推測程度しかできません。
catgut氏の検索力でこのフレッシュ門下の優等生Goldbergの動画を探し出せばハイフェッツと比較する価値は十分にありますよ。でもアタックに無関心な貴殿には、どうやら無用のようですね。
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