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毛替えの上手い楽器店・工房 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 46 Comments
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毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年05月29日 23:28
投稿者:プロ志向(ID:KRIXdRY)
毛替えのレベルの高低が、演奏に大きな影響を与えることは、シリアスなプレーヤーの間では常識です。どんな名弓でも毛替えのレベルが低ければ駄弓と化してしまいます。

そこで、この場では、毛替えの上手い楽器店・工房をお互いに推薦し合いましょう。

私は、名古屋に本店があり全国にいくつかの支店があるCを推薦します。毛のグレードは3段階から選べますが、最上級グレードのスペシャルだと消費税込み7,350円でかなり満足度の高い毛替えをしてくれます。細かい要望(好み)にもきちんと応えてくれます。もう少し料金が安ければありがたいのですが・・・。
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Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月03日 08:35
投稿者:たけこ(ID:QjIoZJg)
毛替え、楽器のメンテ両方快くやってくれるところありますか?
過去2回都内の工房でお願いしましたが、両方ともとても職人然としていて、はじめに行ったところは常連さんと話し込んでいてわたしの話は聞いてくれませんでした。2店目は、「この楽器じゃあ。。。」という感じでなんだか悲しいような釈然としないような気持ちになりました。
楽器は地方で買った数十万のものですが私にとっては宝物、一生大事に使いたいと思ってます。
↓のAやBはあこがれますが敷居が高いしCはそれに加え遠いし。
御茶ノ水のSやKあたりが無難なんでしょうか?
[12800]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月03日 08:51
投稿者:こあら(ID:GYNBlJA)
管理人さんの肩を持つわけではありませんが、Bは決して敷居が高くは
ないと思いますよ。特に新社屋になってからは・・・。
毛替えと楽器のメンテはほとんどの所で一緒にやってくれると思います。
ただ、工房を選ぶ時は、職人の顔が見える所にして下さいね。
CやS,Kなど、、楽器を受け取るのは販売員で職人は別室で・・・という
お店も多いです。
[12808]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月03日 17:22
投稿者:strad(ID:QgGXSTg)
こあらさん

B社は、昨年春に営業のトップと工房のトップが退社して別な店を始めたと聞きましたが、現在でも評価高いですか?
[12813]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月03日 21:41
投稿者:yc(ID:kiMZZ4A)
>> 毛替え、楽器のメンテ両方快くやってくれるところありますか?
>> ↓のAやBはあこがれますが敷居が高いしCはそれに加え遠いし。

たけこさん、
Bって弊社のことでしたら、もちろん快く承りますよ。
(万一過去に失礼があったとしたらすみません!)
作業はお預かり順となりますが、事前にご予約頂ければ
最長でも45分でお渡しできます。もしご縁があれば、
毛替えの評価を是非お聞かせ下さい。

>> 現在でも評価高いですか?

業界にお詳しそうなstradさんの評価は如何ですか?
興味があります。
[12814]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月03日 21:56
投稿者:strad(ID:QgGXSTg)
ycさん

実は、私はB社(御社のことかも知れません。。。(笑))のことは話で聞いていただけで、そもそも、昔も今も、毛替えをお願いしたことはないんです。

ただ、B社は私の通勤ルートの途中にあると思われますので、もし今でも評判が良いなら、行ってみようかな。。。と思った次第でして。

この質問への答は、既にycさんがお書きになっていることで尽きているのかも知れませんね。(笑)
[12830]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月05日 08:31
投稿者:たけこ(ID:QjIoZJg)
こあらさん、ycさん
レスありがとうございます。

次は新幹線に乗って買った店に持っていこうと考えてます。
ご縁があったらいつかお願いしたいものです。
それにしても管理人さんの正体をつゆ知らず大変失礼してしまいました。
[12857]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月06日 14:41
投稿者:pochi(ID:MJCAMVA)
一般論として、2代目が行って居る工房、量販店での毛替えは避けた方が良いでしょう。

自分の技量を見せつけ、注意深く毛替えをする様に要請すれば、大概の職人は注意深く上手に行って呉れますが、手先の器用さは、才能なので、出来無い人も居ます。

音色の好みが有りますから、毛の種類を指定する事も大切です。私は中位の太さが好きですが、ソロの場合、太めを選ぶ事も有ります。1日経って、毛を軽く張って、緩んで居る毛が5本以上有る工房には2度と行かない方が良いでしょう。1本も無いというのは、不可能です。毛の長さの指定も大切です。気候に合わせて指定して下さい。毛の量は、奏法に拠ります。毛を切って仕舞うパフォーマンスをお好みの方は、沢山張って貰わないと、毛替えの回数が増えます。無精な私は、大音量でも毛を切る事は有りません。毛替えは200時間~300時間で行います。理由は、毛が伸びるからであって、毛が痛むからでは有りません。

御参考になれば、、、。
[13021]

Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月09日 21:18
投稿者:ペルナンブーコ(ID:ICVIUJM)
毛替え直後の毛の長さですが、私は、緩めたときでもちょっと張った状態(リボン状態が保たれている)になるのが良いと思っています。最初のうちはちょっと短過ぎるかな、と思っても、1週間も弾くと多少伸びてきてちょうど良くなります。緩めたときに毛がバラバラになるようでは、毛が長過ぎると思います。

毛の長さを指定して、指定したとおりに毛替えできない工房はダメ工房です。上手な工房は、1ミリ単位の精度で毛の長さをコントロールしてくれますが、ダメ工房だと2~3ミリ単位と精度が落ちます。

有名な佐々木ヴァイオリン工房の次のページをご覧下さい。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/behaqual.htm
このページでは理想的な毛の長さが論理的に解説されています。画像にあるように、ちょっと張った状態に毛替えしてくれるように依頼して、そのとおりに毛替えできなかったら、その工房はダメ工房だと判断して間違いありません。

佐々木氏のこのページの画像と比べて、ご自分の弓の毛が長いようでしたら、すぐに毛替えに行くべきです。

あと、一般的に、弦楽器工房は、湿度が低めであることが多いので、自宅の湿度が高めの人は、より短めにしてもらうように強調した方が良いです。

世界中を飛行機で飛び回るソリストや、日本全国を飛行機で移動するプロ奏者の場合は、毛を短くし過ぎることで弊害が生じる可能性がありますが、一定の地域で活動するアマチュアの場合、毛がちょっと短いくらいであれば、何の問題も生じません。

毛がちょっと張った状態だと弓に負担がかかるので良くない、などとくだらないことを言う職人もいますが、演奏中にはその100倍以上の圧力が断続的にかかっているわけですから、そんな些細なことは気にする必要はありません。

毛がちょっと張った状態で弓が傷むと言うなら、演奏という行為は弓を破壊するような危険な行為になってしまいます。

毛が長い、あるいは、毛が長過ぎる、場合のデメリットはたくさんあります。弓が重く感じられたり、毛の長さのバランスが悪くなって発音が鈍くなる、などです。あと、毛が長過ぎる場合、弓のネジ(アジャスター)に過度な負担がかかり、弓を痛めることにつながります。

ある人が、自分の弓は弾きにくい、と不満を言っていたので、私が利用している工房で、私の弓と同じように、毛の長さを短めにして毛替えしたら、「高い弓に買い換えたかのように弾き易くなった!発音も良くなった!」と感動しておりました。このように、毛の長さを短くするだけで、弾き易さや音色を向上させることは可能なのです。

毛の長さに無頓着なアマチュアの方々が多いので、毛を短めに毛替えしてもらうことの重要性を書かせていただいた次第です。より多くの方々が、今後毛替えするときには、「毛の長さは短めでお願いします。」と職人(店員)に依頼するようになることを強く願っております。

毛の長さ、毛の量を指定しないで毛替えしているようでは、職人に「いい仕事」をしてもらうのは難しいと思って下さい。

職人も人間ですから、意識の低い客に対しては、気合が入らないものです。職人に良い意味での「喝(カツ)」を入れてやるためにも、ちょっとうるさいぐらい自分の意図や好みを伝えた方が良いです。

客の指定したとおりの仕事ができないダメ職人の工房には2度と行かないようにして、また、そういう工房には友人・知人が行かないように周知してあげましょう。こうすることによって、弦楽器を愛する人々の敵であるダメ工房を廃業に追い込むことができます。
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Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月09日 22:06
投稿者:pochi(ID:GGBDRDU)
[13021]
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Re: 毛替えの上手い楽器店・工房

投稿日時:2004年06月09日 21:18
投稿者:ペルナンブーコ(ID:ICVIUJM)
毛替え直後の毛の長さですが、私は、緩めたときでもちょっと張った状態(リボン状態が保たれている)になるのが良いと思っています。最初のうちはちょっと短過ぎるかな、と思っても、1週間も弾くと多少伸びてきてちょうど良くなります。緩めたときに毛がバラバラになるようでは、毛が長過ぎると思います。

毛の長さを指定して、指定したとおりに毛替えできない工房はダメ工房です。上手な工房は、1ミリ単位の精度で毛の長さをコントロールしてくれますが、ダメ工房だと2~3ミリ単位と精度が落ちます。

有名な佐々木ヴァイオリン工房の次のページをご覧下さい。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/behaqual.htm
このページでは理想的な毛の長さが論理的に解説されています。画像にあるように、ちょっと張った状態に毛替えしてくれるように依頼して、そのとおりに毛替えできなかったら、その工房はダメ工房だと判断して間違いありません。

佐々木氏のこのページの画像と比べて、ご自分の弓の毛が長いようでしたら、すぐに毛替えに行くべきです。

あと、一般的に、弦楽器工房は、湿度が低めであることが多いので、自宅の湿度が高めの人は、より短めにしてもらうように強調した方が良いです。

世界中を飛行機で飛び回るソリストや、日本全国を飛行機で移動するプロ奏者の場合は、毛を短くし過ぎることで弊害が生じる可能性がありますが、一定の地域で活動するアマチュアの場合、毛がちょっと短いくらいであれば、何の問題も生じません。

毛がちょっと張った状態だと弓に負担がかかるので良くない、などとくだらないことを言う職人もいますが、演奏中にはその100倍以上の圧力が断続的にかかっているわけですから、そんな些細なことは気にする必要はありません。

毛がちょっと張った状態で弓が傷むと言うなら、演奏という行為は弓を破壊するような危険な行為になってしまいます。

毛が長い、あるいは、毛が長過ぎる、場合のデメリットはたくさんあります。弓が重く感じられたり、毛の長さのバランスが悪くなって発音が鈍くなる、などです。あと、毛が長過ぎる場合、弓のネジ(アジャスター)に過度な負担がかかり、弓を痛めることにつながります。

ある人が、自分の弓は弾きにくい、と不満を言っていたので、私が利用している工房で、私の弓と同じように、毛の長さを短めにして毛替えしたら、「高い弓に買い換えたかのように弾き易くなった!発音も良くなった!」と感動しておりました。このように、毛の長さを短くするだけで、弾き易さや音色を向上させることは可能なのです。

毛の長さに無頓着なアマチュアの方々が多いので、毛を短めに毛替えしてもらうことの重要性を書かせていただいた次第です。より多くの方々が、今後毛替えするときには、「毛の長さは短めでお願いします。」と職人(店員)に依頼するようになることを強く願っております。

毛の長さ、毛の量を指定しないで毛替えしているようでは、職人に「いい仕事」をしてもらうのは難しいと思って下さい。

職人も人間ですから、意識の低い客に対しては、気合が入らないものです。職人に良い意味での「喝(カツ)」を入れてやるためにも、ちょっとうるさいぐらい自分の意図や好みを伝えた方が良いです。

客の指定したとおりの仕事ができないダメ職人の工房には2度と行かないようにして、また、そういう工房には友人・知人が行かないように周知してあげましょう。こうすることによって、弦楽器を愛する人々の敵であるダメ工房を廃業に追い込むことができます。
ペルナンブーコ氏投稿、
この、御投稿、御冗談で有ると確信致します。

実際に自分で毛替えをしてみると解るのですが、馬の尻尾の毛は、殆どの場合、白馬の毛では無く、脱色された馬の尻尾の毛です。故に、一本一本選んで貰ったとしても傷んで居るか、否か、判断は不可能です。従って、乾燥後、張ってみて張り方が強過ぎる毛と緩過ぎる毛を切って仕舞うしか仕方が無いと思います。此の、切って仕舞わ無いとイケナイ毛が5本以内の工房は、素晴らしい腕だと申上げて居る次第です。

毛の長さは何処で演奏するか解らないし、飛行機の中の事も考えないとイケナイので短めと指定するのは非常に危険です。飛行機の巡航時の湿度は30%を切って居ると確信して居ります。如何にヴァイオリンケースがの機密性が向上したとは云え、短めに張った弓が壊れ無い保証は何処にも有りません。

日本国内で弾くと云う限定条件ならペルナンブーコ氏の御意見にも概ね賛同出来ますが、様々な条件で演奏する私にとっては、暴論としか思えないのです。

亦、様々な国々で毛替えを致しますと、夫々無茶苦茶な毛替えをして呉れます。文句を云えば返金して呉れますが、高価な弓が壊れた事に対する保証が有る所は、世界中探しても100店に満たないでしょう。

と云う訳で、自分自身で自分の毛替えの能力に満足出来無いので毛替えが下手で有ると申上げて居る次第です。世界の全ての毛替え職人の中では、私自身、少なくとも100人に1人に入る事は確信して居ります。私依りも上手な毛替え職人は、日本国内で8人存じ上げて居ります。

御理解戴ければ幸いです。
[13042]

弓の現実は

投稿日時:2004年06月10日 15:15
投稿者:Geiger1951(ID:QWGQIUA)
13021] 8723ca1c  ペルナンブーコ さん書き込み
>> 理想的な毛の長さが論理的に
*******************
佐々木さんの所説は常に啓発されます。彼の著作も愛読しています。
+++
ただしsasakivn氏も万能ではない。
彼の物理学的・論理的アプローチは素晴らしいが、現実は理論では覆い尽くせない。気候の変化や空調の具合は千差万別です。
+++
弓の持ち方の差も無視できない。
フロッシュと巻き皮のあいだの窪みに親指を置くタイプの奏法だと、毛が少しでも伸びることを嫌う傾向がありませんか。間違っていたらご免なさい。
私個人は巻き皮の上に親指ですから、弓の毛が多少伸びても、さほど気にしません。
その上、私のメインの弓はオールドで、毛の張りすぎは絶対困ります。エアコンには随分気を遣います。ホールのステージの強烈なライトもすごい影響があります。
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