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Crowsonのフィッティング | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 29 Comments
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Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月02日 15:57
投稿者:ボローニャ(ID:MIAZKIY)
5年ほど前にイタリア製のバイオリンを買ったのですが、工房で調整してもらっても、糸巻きの調子がある程度以上は良くなりません。今ついている糸巻きはローズウッドのものですが、季節の変わり目になると、糸巻きがキコキコいってなめらかに回らないことが時々あります。
工房の方からCrowsonのボックスウッドのフィッティング一式に交換すれば、糸巻きの不調から解放されますよ、と薦められています。
美観を考えると、糸巻きだけを交換するのではなく、テールピースやあご当てなども一式交換した方がいいと思っていますが、工賃・調整代・消費税を含めて合計20万円の出費になるということなので、考え込んでます。
工房の方は、30年から50年ぐらいは良いコンディションで使えることを考えれば全然高くはないよ、と言ってますが、本当にそんなに長く使えるのでしょうか?
フィッティングに関する微調整は納得が行くまでずっと無償でやってくれると言ってくれているので、今よりはきっと調子が良くなってくれるだろうとは思っています。
工房の方は、Crowsonのフィッティングは厳選された良く寝かせたボックスウッドを使っているので、精度と耐久性は抜群だと言ってますが、ボックスウッド(柘植)は、黒檀やローズウッドに比べると柔らかくて擦り減り易いと書いている本もあるので気になっています。
Crowsonのフィッティングを愛用されている方がいらしたら、実際の使い心地や耐久性について教えていただけると幸いです。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月03日 23:35
投稿者:蓄音機(ID:JWZZIjc)
ピチカート・ストリングスというネット通販のお店は、Gerald Crowsonのフィッティングを扱っているようです。
http://www.e-pizz.com/


Gerald Crowsonのテールピース、ペグ、エンドピン3点セット(本柘植)が約10万円、それにGerald Crowsonのあご当て(本柘植)が約5万円ですので、これに本格的な調整工賃を加えると約20万円になるわけですな~。


実は小生、130万円の楽器にGerald Crowsonのフィッティング一式を付けております。最初に付いていた無名の紫檀のフィッティングをGerald Crowsonに交換したところ、劇的に見栄えが向上しました。友人達からも「これなら200万円くらいの楽器にも負けないですね。」というお褒めをいただいております。


音はほんの少しグレードアップした程度ですが、見た目はぐっとグレードアップしたと断言できます。


友人が愛用しているOtto Tempelも悪くはないですが、Gerald Crowsonと比べると明らかに一等級ないしニ等級劣ります。


Gerald Crowsonの糸巻きは最大の美点は、非常にきめ細かい音程調整ができる点です。通常の糸巻きが0.3Hz単位で調整できるとすれば、Gerald Crowsonの本柘植の糸巻きは0.1Hz単位で微調整できるとでも言えばよいでしょうか。本柘植は、黒檀や紫檀のように硬過ぎないので、適度に柔らかく粘るようなところがあり、それが微調整のし易さにつながっているのではないでしょうか。


ストラド、デルジェスの名器、あるいは、国内外のソリストやオケプロの楽器には、Gerald Crowsonの本柘植のフィッティングが付いていることが多いですが、これなども、トッププロの厳しい要求にも応えうる品質がある証左だと思っております。


フィッティングを軽視していては、本当の意味での心地良い(快適な)ヴァイオリン生活を楽しむことはできません。Gerald Crowsonの本柘植のフィッティングは、超快適提琴生活を約束してくれます。弓を買うのは、フィッティングを交換して楽器を万全の状態にしてからの方がいいと思います。


ところでペルナンブコのフィッティングってどうなんですかね~?含水率が低いので湿度の影響を受けにくいという噂を聞いたことがありますが・・・。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月04日 00:07
投稿者:テールピース(ID:OUhSKIA)
ここは、「くろうそん」の宣伝サイト?
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月04日 01:21
投稿者:ロレンツオ(ID:WFeGR1A)
http://www.storioni.co.jp/accessories_j.html  にペルナンブーコのパーツが掲載されてた。4点セットで約15万円ということで、値段的にはクローソンとほぼ同じ。画像で見たところではペルナンブーコのパーツは木目が無くてツルンとしてるけどなんとなく高級感は伝わってきた。誰だったか忘れたけど、ストラディヴァリウスにペルナンブーコのパーツ付けてるプロがいたような。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月04日 16:33
投稿者:suzuchin(ID:IiIDREE)
参考にならないかもしれませんが、e-Bayで売ってた ペルナンブーコのフィッティングを付けたことがあります。音量も激減し、音色もひどい下品な音になりました。


柘植のフィッティングにするのは フィッティングを軽量化するのがひとつの目的ですから、
Crowsonのものが緻密で硬質の柘植だとすると、使いやすさは向上するものの、音色や音量の改善はあまり望めないのではないかと思うのですが? 
緻密や硬質を求めるなら黒檀でいいじゃないですか?
きっと黒檀より柔らかく安い柘植より硬いという微妙なところなんでしょうね。
柔らかめの黒檀というのはないんでしょうか?


ピチカートストリングの画像を拝見しました。ありがとうございます。画像ではよさはよくわかりませんね。それにしても値段が高い!私にとっては理不尽な値段です。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月04日 16:55
投稿者:bun(ID:SAB2ZRA)
イタリアの新作によく見られるように、最近はスネークウッドの
フィッティングも流行ってるみたいです。
かくいう自分の使ってるクレモナ新作も、スネークウッドのフィッティングが
付いてますが、木目が綺麗でなかなか格好良いですよ。
音への影響に関しては、この楽器に関しては他の材のフィッティングを
試したことが無いので分かりませんが、ペグに関しては非常に具合は
良いです。
柘植などに比べると重く感じるので、軽量化の調整が望ましい楽器には
向かない気もしますが・・・
たしか、Bogaro&Clementeというメーカーのものだったと思います。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月04日 19:56
投稿者:(ID:JjRlMpE)
最近のビソロッティーの楽器に付いているスネークウッドのパーツ(ボガーロ&クレメンテ製)は、賛否両論ありますね。ボツボツとついている木目が気色悪い(キモイ)と云って敬遠する人も見かけます。形状も一風変わっていて好みの分かれるところでしょう。
スネークウッドは硬くて重いので、黒檀と似たような傾向があるのではないかと思われます。
クローソンのパーツは、小ぶりなデザインで薄く削られているので、材の密度は高くても重量は軽めだと思います。このあたりがストラッドなどの古名器に好んで装着される所以でしょう。
ある弦楽器店のヴァイオリンの展示会に行ったところ、700万円以上のヴァイオリンにはすべてクローソンの柘植パーツが装着されてました。面白いなと思ったのは、クローソンの柘植パーツにも色合いや質感の個体差が結構あるということです。3,000~6,000万円の楽器には特に美しい木目と色合いを持ったパーツが装着されていました。クローソンの柘植パーツも、グレードが何ランクかあるのでしょうか?それとも単なる個体差(製品ムラ)なのでしょうか?
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月08日 13:14
投稿者:violink(ID:GEQRggg)
CROWSONのフィッティングは、私も検討したのですが、楽器屋から、材質が固めなので私の楽器には合わないと言われて止めました。チェックされるときは、音が固くならないかに気をつけられると良いと思います。

それから、私、CROWSON本人に問合せをしたことがあるんですが、セットで4万程度で購入できるような感じでした。もっともいくつかのセットの中から選ぶというわけには行かないのが難点ですね。あと、最近は生産量を落としているため、発送までに時間がかかる可能性があるとも言っていました。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月08日 13:32
投稿者:pochi(ID:J5VnIoc)
私の楽器はペルナンブーコのフィッティングでしたが、調子が悪くて顎当だけを黒檀に代えて良くなりました。柘植は合いません。コルクの部分は自作で、注意深く厚みを調整してあります。

御参考になれば、、、
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月08日 14:47
投稿者:イタリーノ(ID:IyNYNAc)
violink氏が書いておられるように、CROWSONのフィッティングが一式(4点セット)4万円程度で買えたら有難いところですが、日本の店頭販売価格はその3ないし4倍程度となってマス。
湿度20%・気温25度の環境で演奏会をしたことがありますが、わたくしのCROWSONの柘植の糸巻きはリハーサル・本番を通じて、スムースに回りました。友人のローズウッドの糸巻きはリハーサル中は調子が悪く、本番になってようやく調子が回復してました。糸巻きの品質の重要性を実感したシーンでした。
CROWSONのフィッティングは、オールド楽器のみならず、新作楽器との相性もいいですヨ。値段は高いけど、試す価値アリ☆
ちなみに、わたくしの新作楽器には、CROWSONの柘植のフィッティングが標準装備されていますが、この数年間一度も不満を感じたことがありません。
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Re: Crowsonのフィッティング

投稿日時:2004年05月10日 02:05
投稿者:セイジ(ID:JTZWFjE)
はじめまして。
私の楽器の部品は、クロウソンのあご当てとオットーのペグ、テールピース、エンドピンという変則的な組み合わせです。

楽器屋さんで両方のメーカーのものを同じ楽器に装着して音色を
確かめた結果、こうなりました。

実験の結果、特にテールピースによる音色の相違が顕著で、
オットーの場合はきらびやかで前に出てくる華麗な音、クローソンの場合は落ち着いたしっりとした音が出ることを確認しました。

オットーもクローソンも上質なパーツですので、楽器のキャラクターと弾き手の好みに応じて選択するといいと思います。
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