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松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月08日 14:36
投稿者:紅(ID:Izd1KSI)
今から50年くらい前に製造終了した、缶に入ったベルナルデルという松脂が未だにインターネットオークションやフリマでけっこうな金額で取引されています。
私も昔一度だけ見た事があるのですが、今の松脂と比べてもサイズが縦に大きく、劣化を気にしなければアマチュアなら一生かかっても使いきれないサイズだと思いました。
ここからが質問なんですけど、当時、缶タイプのベルナルデルは定価いくらくらいで販売されていたのでしょうか?
図々しいかも知れませんが、物価参照に当時、ベスポークやギョームや黒猫がいくらくらいで販売されていたかも教えていただけましたら有り難いです。
また愛用者の方がおられましたら、既存の松脂と比べても手放せないくらいに素晴らしい性能の松脂なのか教えていただきたいです。
宜しくお願いします。
私も昔一度だけ見た事があるのですが、今の松脂と比べてもサイズが縦に大きく、劣化を気にしなければアマチュアなら一生かかっても使いきれないサイズだと思いました。
ここからが質問なんですけど、当時、缶タイプのベルナルデルは定価いくらくらいで販売されていたのでしょうか?
図々しいかも知れませんが、物価参照に当時、ベスポークやギョームや黒猫がいくらくらいで販売されていたかも教えていただけましたら有り難いです。
また愛用者の方がおられましたら、既存の松脂と比べても手放せないくらいに素晴らしい性能の松脂なのか教えていただきたいです。
宜しくお願いします。
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[ 5コメント ]
【ご参考】
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Re: 松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月13日 17:30
投稿者:pochi(ID:EpiEcAA)
「缶ベル」はスムーズでノイズが少なく吸い付き感のある松脂でした。似ているのは、
「アルシェ201」
https://shop.fstrings.com/accessory.asp?inst=vn&id=651AR121
で吸い付き感が少ないかな?って感じでしょう。
私は個人的に少しザラザラした松脂が好きなので、敢えて現在は高額の「缶ベル」を買おうとは思いません。
当時の「黒猫」は700円でした。割れ易いのが欠点です。
日本で松脂を購入するなら密閉缶入りの物がオススメです。種類は何でも良くて、
「ドミナント松脂」
https://i-love-strings.com/?pid=55215927
でも構わないと思います。但し「ドミナント松脂」は缶の開閉が硬過ぎる事があるのが欠点です。
「アルシェ201」
https://shop.fstrings.com/accessory.asp?inst=vn&id=651AR121
で吸い付き感が少ないかな?って感じでしょう。
私は個人的に少しザラザラした松脂が好きなので、敢えて現在は高額の「缶ベル」を買おうとは思いません。
当時の「黒猫」は700円でした。割れ易いのが欠点です。
日本で松脂を購入するなら密閉缶入りの物がオススメです。種類は何でも良くて、
「ドミナント松脂」
https://i-love-strings.com/?pid=55215927
でも構わないと思います。但し「ドミナント松脂」は缶の開閉が硬過ぎる事があるのが欠点です。
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Re: 松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月15日 07:07
投稿者:紅(ID:JJFBFYc)
pochi様
ありがとうございます。アルシェは周りに使用者がおりませんが、同系統の松脂といえるものもあるのですね。
ちなみに某知恵袋でpochi様も缶ベルを所持していたとの回答を確認しているのですが、当時の値段がいくら程だったかを教えていただけないでしょうか?
ありがとうございます。アルシェは周りに使用者がおりませんが、同系統の松脂といえるものもあるのですね。
ちなみに某知恵袋でpochi様も缶ベルを所持していたとの回答を確認しているのですが、当時の値段がいくら程だったかを教えていただけないでしょうか?
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Re: 松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月15日 07:29
投稿者:pochi(ID:F4UWSHc)
>当時の値段がいくら程
-------どこにでもあるポピュラーな松脂で、貰いものだったと思いますから解りません。
缶ベルは粒子が細かくて吸付き感は良いのですが、ピラストロの紙入りの黒い松脂の方が噛みが良くて好みでした。今のオリーブでしょうか?
リーベンツェラーは弦に絡んでいました。納豆感がありました。
-------どこにでもあるポピュラーな松脂で、貰いものだったと思いますから解りません。
缶ベルは粒子が細かくて吸付き感は良いのですが、ピラストロの紙入りの黒い松脂の方が噛みが良くて好みでした。今のオリーブでしょうか?
リーベンツェラーは弦に絡んでいました。納豆感がありました。
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Re: 松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月16日 11:57
投稿者:イー(ID:QXWCORI)
具体的な値段は知りませんが、特別高いものではなかったと聞いていますし、その頃は松脂の価格はどんぐりの背比べだったそうです。
90年代とかでしたら、3000円の松脂でも高過ぎと言われていた記憶があります。
ちなみにですが、ここ最近缶ベル愛用者が絶賛する松脂が開発され、缶ベルと一緒に私も弾き比べをさせていただいた事があります。
私でしたら、音の部分ではなく弓の操作性に魅力を感じる松脂でした。ガット弦の弾き方が身に付いてるような人が好む松脂でしょうね。商品名はあえて出しません。
90年代とかでしたら、3000円の松脂でも高過ぎと言われていた記憶があります。
ちなみにですが、ここ最近缶ベル愛用者が絶賛する松脂が開発され、缶ベルと一緒に私も弾き比べをさせていただいた事があります。
私でしたら、音の部分ではなく弓の操作性に魅力を感じる松脂でした。ガット弦の弾き方が身に付いてるような人が好む松脂でしょうね。商品名はあえて出しません。
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Re: 松脂(缶ベル)の質問
投稿日時:2025年08月29日 12:20
投稿者:UJM(ID:EgIQdRM)
缶入りベルナルデルは1980年代半ばで6000円台でした。HIDERSINEが1000円しなかったように思います。プラザ合意前、消費税がない時代です。ほとんどの輸入品が今よりも高く感じられましたし、輸入版の楽譜やレコード・CDも現代のように簡単には手に入らない時代ではありましたが、この松脂は都内の弦楽器店では普通に販売されていました。
ギヨームの松脂が日本に入ってきたのは1990年代終わりか2000年頃、ベスポークはここ10年以内だったように思います。
缶入りのベルナルデルは表現力に富み、ボウイングを反映してくれる素晴らしい松脂でした。一言でいえば濃い演奏ができます。擦弦して右手でしゃべることを助けてくれます。粒子が大変細かく1回1-2往復でよいため、減りは遅く、他の松脂なら2年で使い切るところ、使いきるのに4年程度かかりました。当時(学生)の練習量は平均すると平日4-5時間、休日7時間ほどでした。
タッチと粒子の細やかさはその後にアルシェから発売された缶入り3000円ほどのものが似ていましたが、ベルナルデルと比べて音が軽く明るかったです。缶入りベルナルデルならではの陰影と深みがありました。当時はスチール弦・ガット弦・新素材だったドミナントが主流で、右手で弦を捉えて弦のいろいろな部分を使って自分で音を変化させる楽しみをこの松脂が増幅してくれました。
現在主流となっている、高張力・大音量で誰がどんな弾き方をしても簡単にそこそこの音が出来てしまう素材の弦でこの松脂を使用したのでは、ガット弦ほどには良さが発揮できないか、弓がはじき飛ばされてしまうかもしれません。オールド楽器+ガット弦あるいは低張力の弦で、弓毛を弦に絡めて右手でしゃべり、響きを自分でコントロールして創るときこそ、最も良さを発揮するようには感じています。
ギヨームの松脂が日本に入ってきたのは1990年代終わりか2000年頃、ベスポークはここ10年以内だったように思います。
缶入りのベルナルデルは表現力に富み、ボウイングを反映してくれる素晴らしい松脂でした。一言でいえば濃い演奏ができます。擦弦して右手でしゃべることを助けてくれます。粒子が大変細かく1回1-2往復でよいため、減りは遅く、他の松脂なら2年で使い切るところ、使いきるのに4年程度かかりました。当時(学生)の練習量は平均すると平日4-5時間、休日7時間ほどでした。
タッチと粒子の細やかさはその後にアルシェから発売された缶入り3000円ほどのものが似ていましたが、ベルナルデルと比べて音が軽く明るかったです。缶入りベルナルデルならではの陰影と深みがありました。当時はスチール弦・ガット弦・新素材だったドミナントが主流で、右手で弦を捉えて弦のいろいろな部分を使って自分で音を変化させる楽しみをこの松脂が増幅してくれました。
現在主流となっている、高張力・大音量で誰がどんな弾き方をしても簡単にそこそこの音が出来てしまう素材の弦でこの松脂を使用したのでは、ガット弦ほどには良さが発揮できないか、弓がはじき飛ばされてしまうかもしれません。オールド楽器+ガット弦あるいは低張力の弦で、弓毛を弦に絡めて右手でしゃべり、響きを自分でコントロールして創るときこそ、最も良さを発揮するようには感じています。
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