[55131]
誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2024年06月02日 00:16
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
これからのスズキバイオリン等はどうあるのか??皆さまが思ったように誠に勝手に書いて戴けませんか??
[55125]
、[55130]
のお話しがあり、また、[55126]
もあります。これからは、今までのスズキバイオリンなどは不要なんじゃないかなぁ??と思いがふつふつと沸き、パンパンに膨らみます。
例えば、モラッシーやビソロッティのような誰も欲しがるブランド楽器は作れないし、楽器として10seriesと言っても中国製と同じかもしれないし、中級や初級の学習用楽器でも、高品質で低価格なメーカーが多く存在していてスズキなどの立場がないでしょう。そして、何もスズキだけでなく、ピグマリウスについても同じことが言えるのでは??と思います。
そこで、これからのスズキバイオリンやピグマリスは、どうあるのか??誠に勝手に想像してコメントして頂きたいです。気軽に楽しみながら、よろしくお願いいたします。
[55125]
[55125]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年05月31日 12:26
投稿者:Woody(ID:FiBFYEA)
今のスズキは経営難でファンドからきた経営者の元で再建すべく奮闘しているようですが、まともな楽器の製作はできない状態です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
[55130]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年06月01日 23:06
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正: 畏(かしこ)くも :です
さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083] 〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。
今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。
以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083] 〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。
今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。
以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
[55126]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年05月31日 14:37
投稿者:通りすがり(ID:IVlEZWA)
上のコメントが本当なら悲しいですし、それなら中国ブランドでいいよって自分は思います。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。
アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。
アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
例えば、モラッシーやビソロッティのような誰も欲しがるブランド楽器は作れないし、楽器として10seriesと言っても中国製と同じかもしれないし、中級や初級の学習用楽器でも、高品質で低価格なメーカーが多く存在していてスズキなどの立場がないでしょう。そして、何もスズキだけでなく、ピグマリウスについても同じことが言えるのでは??と思います。
そこで、これからのスズキバイオリンやピグマリスは、どうあるのか??誠に勝手に想像してコメントして頂きたいです。気軽に楽しみながら、よろしくお願いいたします。
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【ご参考】
[56287]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月29日 01:54
投稿者:松毬(ID:EBJSSSI)
[56283]
訂正 " No.12~No.21、No.23 " です
メダル情報ありがとうございます。 大正六年は1917年で、やっぱ緑綬褒章ですね。 確認して頂いて助かりました
「やっぱり裏切られた」に追い打ちをかけるようで、酷なようで申し訳ないのですが、このラベルは、素直にそのまま読めば良いものです。 期待が大きすぎたからか先入観からか鼻っからの誤解で、そのまま理解できるよう " FACTORY " と真ん中に大きく書かれているものです。 そもそも取り違えない様に工場生産品と伝えているものなのですよ
しかし、この楽器の造りは、それ迄とは異なりすこし特別です。 この楽器は、政吉作をコピーしたのが梅雄作で、この梅雄作に続いて政吉作をコピーしたスペックダウン品のようです。 この楽器の製作には、政吉が製作ラインに入って手を動かしたのではなく政吉が監修して職人が作った楽器だろうと思います(政吉監修楽器)。 似た様な監修楽器として、秩監修楽器があり、もともとの秩作#700は、'75年以降は秩の監修の下で職人製作楽器に替わります。 知らなければ製作者が変ったと分らない程同じです。
また、政吉のサインは、STANDARD21,23共に同じでラベルにプリントと分ります。 サインの位置付けは、戦後の特シーズの上位品に梅雄サインがある楽器と、やはり同じです(戦後の特シリーズも梅雄の監修楽器でしょうね)
特シリーズのSPECIALに対して普通のシリーズを指してSTADARDと示したでしょう。 従って、この楽器は海外向けで、ラベルは国内向けとは別に改めて1917年以降に新しく作られたラベルです。 1927年に特シリーズが廃止されて、US向けに残るSTANDARDシリーズの内、21、23 は、廃止された特3、特5の代わりを担い継続も改良もしたように見えます。 1941年時、梅雄作のNo.1(約¥200)、No.21(約¥150)を踏まえると、1927年時、梅雄作のNo.1(¥150)、特5(¥120)、特3(¥90)とあるのに対してSTADARD23は¥100ほどで特5の廉価版のように推定します。
私の手元の特2よりかなり良いもので、指板こそ黒檀ではありませんが板はそれなりに良いものを使っていると思います。 表板は1929年梅雄作No.1より劣るものの程よく冬目も通っています。 楓の杢も綺麗で裏板横板ネックと統一感があるのは梅雄作と同じように選ばれた材です。 ニスは色も綺麗なオイルニスで、なかなか乾かず剥がれたりケースの布地アトがついたりしますが、綺麗なまま乾いています
アーチはストラドではなくローハイアーチみたいな感じで少し高くありませんか?
板はちゃんと程よく削った(でも薄目かな?)もので、寸法は、表板357mm/裏板358mm、ネック長130mm/ストップ195mmに嵌ってバシッと出ているでしょう。 音は、マトモで良いのではないかなぁ?
240円の顎あては、値段からして戦後のものです。 んー、'50年代か'60年代初頭かなぁ?オイルニスはかなりずっと柔らかいままで癒着します。
また、弓は、'70年代ごろのものです。 材は割に良いもので虎杢のようなものもあります。
昭和初期からずっと昭和末ごろまで大切に使われた楽器のようで、その後お蔵入りしますが保管状態が良かったと思います。 間もなく良い100年もののアンティーク楽器ですよ
なお、この楽器により、ラインナップシリーズの変遷において、アウトラインが読める大きな価値もありましたよ
[56283]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月28日 00:01
投稿者:松毬(ID:NIlUKWA)
1917年の緑綬褒章とは異なる[56282]と書きましたが、画像ではメダルの紋様が切れているので間違ったかも。 趣味はバイオリン集め様がお持ちのSTANDARD23のラベルで、今一度確認願えないでしょうか??
なお、ご提示のSTANDARD21にある赤いトレードマークは、1941年からのNo.11~No.21、No.23に転用されたように見えます。
No.11~No.21、No.23はスズキ黎明期(1900年ごろ)No.1~7から延長したシリーズで、スズキの標準(STANDARD)と言えるではないかな? つまりSTANDARD21、23、もです
また、STANDARD21、23、シリーズは、1929年時点においてNo.1~13のシリーズ上位機種として、US向け生産されたが、1941年の太平洋戦争勃発に伴い同年国内向けに代えられてNo.11~No.21、No.23として生産されたのではないかな? それに、No.1~13の上のシリーズは戦前の特シリーズですが、当時は特シリーズが廃止はされており、特5や特6辺りに代りをUS向けではSTANDARD23が担っていたのではないかな?
とすると、STANDARD23は梅雄作のNo.1に次ぐ楽器で、当時は結構良い楽器ですね
あと、鎮一氏のピーターの真贋に係り、政吉の製作技術が高いほど、ジャーマンコピーであった可能性が高いでしょう。 ジャーマンコピーを、そのまま政吉がコピーしたから、ジャーマンスタイルで残る訳です。
逆に、政吉が下手糞なら、政吉の癖でジャーマンスタイルになっちゃった、ってことになります (本物をコピーしたつもりでも、ジャーマンコピーをコピーしていたにせよです)
なお、ご提示のSTANDARD21にある赤いトレードマークは、1941年からのNo.11~No.21、No.23に転用されたように見えます。
No.11~No.21、No.23はスズキ黎明期(1900年ごろ)No.1~7から延長したシリーズで、スズキの標準(STANDARD)と言えるではないかな? つまりSTANDARD21、23、もです
また、STANDARD21、23、シリーズは、1929年時点においてNo.1~13のシリーズ上位機種として、US向け生産されたが、1941年の太平洋戦争勃発に伴い同年国内向けに代えられてNo.11~No.21、No.23として生産されたのではないかな? それに、No.1~13の上のシリーズは戦前の特シリーズですが、当時は特シリーズが廃止はされており、特5や特6辺りに代りをUS向けではSTANDARD23が担っていたのではないかな?
とすると、STANDARD23は梅雄作のNo.1に次ぐ楽器で、当時は結構良い楽器ですね
あと、鎮一氏のピーターの真贋に係り、政吉の製作技術が高いほど、ジャーマンコピーであった可能性が高いでしょう。 ジャーマンコピーを、そのまま政吉がコピーしたから、ジャーマンスタイルで残る訳です。
逆に、政吉が下手糞なら、政吉の癖でジャーマンスタイルになっちゃった、ってことになります (本物をコピーしたつもりでも、ジャーマンコピーをコピーしていたにせよです)
メダル情報ありがとうございます。 大正六年は1917年で、やっぱ緑綬褒章ですね。 確認して頂いて助かりました
「やっぱり裏切られた」に追い打ちをかけるようで、酷なようで申し訳ないのですが、このラベルは、素直にそのまま読めば良いものです。 期待が大きすぎたからか先入観からか鼻っからの誤解で、そのまま理解できるよう " FACTORY " と真ん中に大きく書かれているものです。 そもそも取り違えない様に工場生産品と伝えているものなのですよ
しかし、この楽器の造りは、それ迄とは異なりすこし特別です。 この楽器は、政吉作をコピーしたのが梅雄作で、この梅雄作に続いて政吉作をコピーしたスペックダウン品のようです。 この楽器の製作には、政吉が製作ラインに入って手を動かしたのではなく政吉が監修して職人が作った楽器だろうと思います(政吉監修楽器)。 似た様な監修楽器として、秩監修楽器があり、もともとの秩作#700は、'75年以降は秩の監修の下で職人製作楽器に替わります。 知らなければ製作者が変ったと分らない程同じです。
また、政吉のサインは、STANDARD21,23共に同じでラベルにプリントと分ります。 サインの位置付けは、戦後の特シーズの上位品に梅雄サインがある楽器と、やはり同じです(戦後の特シリーズも梅雄の監修楽器でしょうね)
特シリーズのSPECIALに対して普通のシリーズを指してSTADARDと示したでしょう。 従って、この楽器は海外向けで、ラベルは国内向けとは別に改めて1917年以降に新しく作られたラベルです。 1927年に特シリーズが廃止されて、US向けに残るSTANDARDシリーズの内、21、23 は、廃止された特3、特5の代わりを担い継続も改良もしたように見えます。 1941年時、梅雄作のNo.1(約¥200)、No.21(約¥150)を踏まえると、1927年時、梅雄作のNo.1(¥150)、特5(¥120)、特3(¥90)とあるのに対してSTADARD23は¥100ほどで特5の廉価版のように推定します。
私の手元の特2よりかなり良いもので、指板こそ黒檀ではありませんが板はそれなりに良いものを使っていると思います。 表板は1929年梅雄作No.1より劣るものの程よく冬目も通っています。 楓の杢も綺麗で裏板横板ネックと統一感があるのは梅雄作と同じように選ばれた材です。 ニスは色も綺麗なオイルニスで、なかなか乾かず剥がれたりケースの布地アトがついたりしますが、綺麗なまま乾いています
アーチはストラドではなくローハイアーチみたいな感じで少し高くありませんか?
板はちゃんと程よく削った(でも薄目かな?)もので、寸法は、表板357mm/裏板358mm、ネック長130mm/ストップ195mmに嵌ってバシッと出ているでしょう。 音は、マトモで良いのではないかなぁ?
240円の顎あては、値段からして戦後のものです。 んー、'50年代か'60年代初頭かなぁ?オイルニスはかなりずっと柔らかいままで癒着します。
また、弓は、'70年代ごろのものです。 材は割に良いもので虎杢のようなものもあります。
昭和初期からずっと昭和末ごろまで大切に使われた楽器のようで、その後お蔵入りしますが保管状態が良かったと思います。 間もなく良い100年もののアンティーク楽器ですよ
なお、この楽器により、ラインナップシリーズの変遷において、アウトラインが読める大きな価値もありましたよ
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