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ストリング誌で連載開始 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 106 Comments
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ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年08月28日 10:23
投稿者:玉木宏樹(ID:JkN2cEU)
玉木です。
今月号の「ストリング」誌に
「音階と音程、その歴史と謎」という
タイトルで新連載を開始しました。
みなさんの感想をお待ちしています。

絶対音感のことが話題になっているようですが、
いずれその辺のことも書くことになるでしょう。
結論だけ言いますと、平均律での音当てクイズは
ヴァイオリンにとっては、悪い面の方が多いと思います。
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Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月01日 08:58
投稿者:かめ(ID:YZeUQxA)
やっぱりピアノの3度は汚く聞こえるんですね。
悲しいかな自分にはよくわからない・・・。

玉木先生のご意見だけでなく、バイオリンを弾かれる方たちは、実際はどんなピアノだとうれしいのか、どんな時、「あ、気持ちわるいな」って思われるのかという気持ちもあって書き込みました。

今まで、こういう視点で伴奏を考えたことがなかったので、弦の方たちの耳はすごいなぁ・・・と。特にバイオリンは小さいから、ぴったりの音を出すために押さえるポイントが限りなく小さい点なんだろうな・・・と、なんだかスゴイ世界だと思っているところです。
調律を変えずにピアノのちょっとした工夫でよくなるのなら、挑戦してみたいと思います。

とりあえず、自分の耳を訓練するために、ピタゴラスの音程がすばらしいと書かれている方たちのCDをよく聞けばいいのかな。もう手遅れでないことを祈りたい。

玉木先生、すみません。ゆっくりお願いします。
ストリング数日中に買いに行きます。
[6318]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月01日 09:51
投稿者:pochi(ID:QUNwUoQ)
玉木宏樹先生、ストリング誌を入手するのは少々困難なのですが、入手しました。大変勉強になります。有難うございます。「調弦と音律」で素人向けにいい加減なことを書いたことが恥ずかしくなります。

昔、とあるConservatoryの教授が、音痴のくせに、音律論で、偉そうな理論を振り回したので、私がモーツアルトで弾き分けて徹底的に馬鹿にした事があります。教授は馬鹿にされた事もわからず、学生達は拍手喝采でした。今や若気の至りだったと反省しています。私は音大を卒業していません。
[6319]

確かに入手困難

投稿日時:2003年11月01日 10:37
投稿者:Geiger1951(ID:NAIGiAE)
ストリングって本屋では売っていない。困った。
駅ビルに併設の大手楽器店にあるので、そこで買っています。
11月号でいちばん参考になったのは「和声音と非和声音の区別」です。
うん、そうだよな、と感心しましたよ。
無意識にやってると思いますが、意識したほうが安全ですよね。
[6336]

ピアノの長三度

投稿日時:2003年11月01日 18:28
投稿者:玉木宏樹(ID:JHFQdSk)
かめ様へ。
旅先でモバイルです。
ピアノの長三度は確かにそれだけでは濁っているかどうか、判別しにくい。
ではこうして下さい。ドミソではなく、ドソミというオープン形にするんです。
下のドは一点ハのオクターブ下、そのドからドソミと同時に弾きます。
ドミソでは分かりにくかった濁りが物凄く露わになります。これは、どんな
音痴が聴いても、ひどい唸りを関知します。ピアノの長三度は、このオープン
形が大問題なのです。
ヴァイオリンの純正律長三度トとの違いも次のようにすれば誰にでもわかります。
桐朋の学生達はこれでしびれました。
音程のいいヴァイオリニストのG線をピアノとジャストに合わせます。
そして、ヴァイオリンニストにD線上で、Gの10度上のハモったHを弾いてもらいます。
そしてそのHを弾きのばしてもらいつつピアノのHを叩きます。もう、のけ反るほど高いです。
桐朋の学生達はこれでしびれました。
今、本番の呼び込みが来ました。
ではまた。
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Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月01日 19:37
投稿者:天音のパパ(ID:NYMwgJI)
町の本屋にないし、あんまり楽器屋も出入りしないし、定期購読にしてます。
http://www.lesson.co.jp/frames/f_string.html
なので、
玉木先生の
今回の新連載ではなく前の記事も読んでいます。

唐突なこんな質問ですみません。
水野先生親子の演奏されてますデュオのCD(持っている)は、純正律なんですか?
<お返事>名前の読みはアマネは結構ありそうなんで、実は、違う読みなんです、、、
[6342]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月01日 21:23
投稿者:Geiger1951(ID:eXREeVA)
弦の音程がややこしいのは:
ミーシャ・マイスキーはストリング11月号のインタビュー(P19)で、「Cisはあがっていく音というニュアンスで、Desは下がるニュアンス。だからCisの方がDesより音程が高い。こういうことが弦楽器ではできる」と発言しています。
しかし玉木先生(P89)は「モーツァルト時代にはD♭はよりDに近いからDes」なんていうまるで正反対のことを書いています。
実はこれが両方とも正しいんですよ。
それは「純正調」と「ピタゴラス」で、マイスキーのはピタゴラスなんです。
むずかしいよね。
さらに混乱させるのは11月号にはゲルトルード・シルデさんのインタビュー(P43)もあり、編集局が音律ネタ質問するもんだから「ピアノとあわせるときは平均律」と取れる(そういうときもある、というだけの意味でしょうが)発言したりします。
玉木先生の連載の続きを楽しみにしましょう。
[6345]

なるほど!!

投稿日時:2003年11月01日 23:47
投稿者:かえる(ID:IiVkaHc)
 自分も「pfの中の蛙」のひとりです。 こんにちは。
[6336]
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ピアノの長三度

投稿日時:2003年11月01日 18:28
投稿者:玉木宏樹(ID:JHFQdSk)
かめ様へ。
旅先でモバイルです。
ピアノの長三度は確かにそれだけでは濁っているかどうか、判別しにくい。
ではこうして下さい。ドミソではなく、ドソミというオープン形にするんです。
下のドは一点ハのオクターブ下、そのドからドソミと同時に弾きます。
ドミソでは分かりにくかった濁りが物凄く露わになります。これは、どんな
音痴が聴いても、ひどい唸りを関知します。ピアノの長三度は、このオープン
形が大問題なのです。
ヴァイオリンの純正律長三度トとの違いも次のようにすれば誰にでもわかります。
桐朋の学生達はこれでしびれました。
音程のいいヴァイオリニストのG線をピアノとジャストに合わせます。
そして、ヴァイオリンニストにD線上で、Gの10度上のハモったHを弾いてもらいます。
そしてそのHを弾きのばしてもらいつつピアノのHを叩きます。もう、のけ反るほど高いです。
桐朋の学生達はこれでしびれました。
今、本番の呼び込みが来ました。
ではまた。
玉木先生の実証法、たしかにシビレました。なるほど、こりゃかなわんですね、今更なんですけど驚きました。

 でも自分の合わせの相棒(Vn.)は、今の今までこれについて何も言ってくれなかったけどなんでかな。まあ自分の方も、無神経にただ弦と合わせてるだけで、悪かったんだけど。

 で、解決策は何なんでしょうか。
 pf奏者に弦の皆さんは皆さん何を望むのかな?
[6346]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月01日 23:58
投稿者:玉木宏樹(ID:FgNBkCY)
本番終わってホテルに到着。

天音のパパ様へ。
水野さんのCDは2枚出ています。どっちなのでしょう。
いずれにしても、2ヴァイオリンだけのバッハのガボットとゴセックのガボットは
かなり、純正律です。
しかし、いちばん純正律を意識したのは、最近、私の会社で出したインディーズCD
「デュオで楽しむヴァイオリン小曲集」です。これは、音友で発売中の同名の楽譜集を
基にしており、前半は、私が第一ヴァイオリン、水野さんが第二ヴァイオリンの
純正律演奏、後半が親子。おまけに、私の第二ヴァイオリンによるマイナスワンです。
実は今日もそのCDを使って、演奏してきましたが、純正律をごく自然に無理なく
体得できる、格好のものと思います。
17日の音程ワークショップでもおなじことをやります。

自分の仕事のことはあまり言いたくないんですが、純正律を体得するには
一番いいマテリアルだという自負はあります。
関心のある方、メールをどうぞ。
[6347]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月02日 00:24
投稿者:玉木宏樹(ID:JZWYSUc)
かえるさんへ。

私が書いている間の投稿なのであなたの投稿は読んでいませんでしたが、
ピアノとヴァイオリンについては、来月号に書きます。
というか、その締め切りはとうに過ぎてるのですが、
仕事でどもならんということで、許してもらっています。

私の実証法を聞いたことないのは当然です。恐らく、世界中で、私以外に
そういうことを言っている人はいないと思います。いたら、どなたか
教えて下さい。私は別に大したことじゃないと思っていますが、要するに
気がつかないんですよ、みんな。
そうそう、大分前、青島広志という作曲家が司会しているところへ私が出演しました。
青島氏は私のことを、日本で唯一の純正律の研究家と紹介しつつ、私に
純正律と平均律の違いをすぐわかるように説明して下さいと、半ば脅しを
かけてきました。そこですぐに、例の10度を実演しました。すると彼、
本当に顔色を変え、「おおこわい! 先生ダメ、やめましょう」と言って
すぐに話題を変えました。それほど、この方法は破壊力があるのです。

とにかく来月号は、平均律のピアノとの付き合い方を書きます。しばらく
お待ち下さい。
[6376]

Re: ストリング誌で連載開始

投稿日時:2003年11月04日 11:35
投稿者:天音のパパ(ID:I2UBRwA)
持ってるのは、玉木先生のおっしゃてる方のガボットが入ってるCDだと思います。このCDは、購入時、漠然と響きの感じが違う気がして、DENONにありがちなキラキラしたクリアーな感じの録音のせいでそう聞こえるのかなと思ったりして、桐朋出身の子に、録音のせいかな、親子で弾いてるせいかな、なんかハモリ方つうか響きが違う感じがするんだけど、どう?と質問したことがあります。
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