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弓の毛替えについての再考 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 2 Comments
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弓の毛替えについての再考

投稿日時:2011年05月20日 22:18
投稿者:テスタロッサ(ID:FwUDeTY)
ヴァイオリンの弓の毛替えについて、いくつかのテーマに分けて、改めて考えてみたいと思います。

①弓の毛替えの「頻度」について
弓の毛替えの作業工程を最初から最後まで見学したことのある方ならよくわかると思いますが、弓の毛替えは、高度な技術をもった職人さんが丁寧に作業をすれば、弓にほとんどダメージを与えませんが(限りなくダメージはゼロに近いですが)、たとえ、そうした高度な職人さんが毛替えしたとしても、毛替えの回数が100回、200回、と増えるにつれて、何らかのダメージが蓄積していきます。
このため、弓の毛替えの頻度について、次のような2つの対立する考え方が存在します。
A:「良質な」弓の毛(馬の尻尾の毛)というものは、憎たらしいぐらい長持ちするものである。毛が伸びてしまったり毛が切れて毛の本数が少なくなってバランスが崩れて演奏しにくくなることを別とすれば、アマチュア奏者であれば2~3年毛替えしなくても大丈夫なくらい、「良質な」弓の毛は耐久性に優れている。
弓の毛替えというのは、人間に例えると、ちょっとした手術のようなもので、弓(体)に何かしらダメージを与える作業なので、弓を保全するという観点からは、毛替えの回数(頻度)は少ない方が良い。非常に精度の高い毛替え作業を行なえば、2~3年使用してもバランスが崩れないようにすることは可能である。
よって、毛の汚れ、毛の伸び、毛の弾力性の低下、毛の耐久性、毛替え作業が弓に与えるダメージなどを総合的に勘案すると、アマチュアプレーヤやあまり毛が切れないプロ奏者の毛替えの頻度は1年に1回で十分である。
B:弓の毛替え作業が、弓にダメージを何らかの与えるのは確かであるが、精度の高い丁寧な作業をすれば、そのダメージは非常に小さくできる。良質な弓の毛は、耐久性だけで言えば2~3年持たせることも可能であるが、音色、音量、弾き心地を重視するのであれば、3~6ヶ月ごとに毛替えする方が望ましい。

私は、弓の健康状態と資産価値を保全する観点から、Aの考え方に賛同しています。実際のところ、毛替えが非常に上手い職人さんに良質な毛を使って毛替えしてもらうと、私の場合、1年間は余裕で使えています。
弓の毛替えを請け負っている弦楽器店や工房からすれば、Bの考え方の方が儲かるわけですが、実際、Bの考え方で運営している弦楽器店や工房の中には、毛替えに限らず他のこと(楽器のメンテナンス、楽器の買い替え)に関しても、妙に商売っ気が多くて、業者側の都合を優先している業者が多いように感じられます。そんなこともあって、私は、Bの考え方には賛同できません。
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Re: 弓の毛替えについての再考

投稿日時:2011年05月21日 18:04
投稿者:(ID:FwUDeTY)
欧州の某一流オーケストラのヴァイオリン奏者の方は、コンサートツアーで日本に来たときに、普段使用している弓全てを必ず毛替えをしてから帰るそうです。手先が器用なので日本の職人さんは毛替えが上手い、と褒めてました。
そのヴァイオリン奏者も弓をローテーションして使い分けしていて、毛替えは年に1回くらいしかしないとのことです。年間100回ぐらいコンサートで演奏しているバリバリの現役奏者のご発言ですので、重みがあります。
そのヴァイオリン奏者は、とても手先が器用でいらっしゃって、日本人と同じくらい上手に箸を使って蕎麦を食べることができます。その所作があまりにも自然で美しくていらっしゃったので、とても驚いたという思い出があります。

・弓の毛は使わなくても(演奏しなくても)時間の変化とともに毛質が劣化して痛んでいくので、年に2~3回毛替えした方が良い。
・弓の毛は、毛替えした直後が最良の状態で、演奏するとどんどん痛んでいくので、四季の変わり目ごとに(要するに年4回)毛替えした方が良い。
 という主張をしている弦楽器店や工房がありますが、そういう主張をしている弦楽器店や工房にかぎって、毛替えの技術レベル(精度)が低くて、とても1年間の使用には耐えられないような低レベルの毛替えをしている場合が多いように思います。
3~4ヶ月で毛のバランスが崩れてきたり、3~4ヶ月で毛が伸びてきたり、というような精度の低い毛替えしかできないから、「3~4ヶ月後に、また毛替えに来て下さい。」と言っているのではないかと思います。
良質な馬毛を確保することが難しい状況ですので、資源保護の観点からも、精度の高い(技術レベルの高い)毛替えをしてもらって、1年間持たせる、というのが、望ましいのではないかと思います。
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Re: 弓の毛替えについての再考

投稿日時:2011年07月31日 23:20
投稿者:ANONYM(ID:MReBFgc)
Dr. Norman Pickering debunked the notion that bowhair wears out. He repeated that there are no barbs or hooks on bowhair to wear off despite what some musicians or teachers may tell you. It is NOT necessary to rehair a bow until too many hairs have broken off. He knows of professional players who have used the same hair for 20 years. If the hair gets dirty, the bond between the horsehair and the rosin diminishes. You can then clean the hair to its initial condition and it's as good as new.

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