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この違いは、・・・。更なる精進が必要。 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 13 Comments
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この違いは、・・・。更なる精進が必要。

投稿日時:2017年08月12日 03:09
投稿者:オールドイタリアン(ID:OBECKIg)
夏休みということで、プロやプロ級の方々に混ぜていただいて弦楽四重奏を奏でておりますが、あまりのレベルの差に愕然としています。
最初の1小節弾いただけでも、演奏レベルの差を実感しますが、全4楽章通して弾いた後に、次のような事実を知って、もっと驚きました。
僕は第2ヴァイオリンを担当しましたが、第1ヴァイオリンのプロ奏者の方は、全4楽章通して弾き終わった後も、調弦(チューニング)が全然狂っていませんでした。そのまま、別の曲を弾き続けるのに全く支障が無いように思われました。
全4楽章を弾き終わったときに、第1ヴァイオリンのプロの方が、調弦が狂っていないかどうか、ササッと手短かに弓で弾いて確認していたのですが、全然狂っていなかったので、結局、全くペグを動かしませんでした。
一方、僕は、全4楽章を弾き終わった時点で、調弦(チューニング)が多少狂っていました。次の曲を弾くためには、明らかに、調弦し直す必要がありました。
第1ヴァイオリンのプロ奏者の方は、合奏全体をリードするかのように朗々と大きな音でダイナミックにメリハリを付けて演奏していたので、全4楽章が終わった時点で多少は調弦が狂っているだろうと思いましたが、予想に反して全然狂っていませんでした。
第1ヴァイオリンのプロ奏者の方も僕も、張っている弦の銘柄が同じで、ゲージ(太さ)もほとんど同じなので、なおさら驚かされました。
これは、ボウイングの仕方というかテクニックに大きな違いに起因しているのだと思います。
僕は、第1ヴァイオリンのプロの方に比べて、弦に対して(垂直方向に=↓方向に)余計な圧力を加えているのだと思われ、その割に、音量が小さく響きも少なくなっていて、かつ、調弦の狂いが大きくなっている、ということで、「労多くして益少なし」という状態なのだと実感しました。
逆の言い方をすると、第1ヴァイオリンのプロ奏者の方は、必要最小限の非常に軽い圧力で弾いているのに、音量は大きく響きも豊かで、長時間弾いてお調弦の狂いがほとんど無い、ということで、「最小の労力で最大の成果」が得られている、ということです。
僕のヴァイオリン演奏は、全ての面で改善が必要だと思いますが、特にボウイングに関しては更なる精進が必要だと痛感しました。
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Re: この違いは、・・・。更なる精進が必要。

投稿日時:2017年08月19日 07:21
投稿者:pochi(ID:F2Zxg0g)
http://fstrings.com/board/index.asp?id=52955#52979
オールドイタリアン氏、

手汗の多い人は調弦がよく狂います。

左手指の押さえ方と強さによって音色が違うので、変化を付けるのは普通です。指の離し方で変化を付けているのが、五嶋みどりです。私には出来ない。

運弓が上手くなりたいのなら、スズキのキラキラ星に人工フラジオも加えて下さい。

美音追求の裏技/妙薬にE線ホイッスル
http://youtu.be/o2rcrYWeoMo#t=242
とサブハーモニクス
http://youtu.be/i5CSUHpK4QM#t=61
があります。

意識的に出来る様になると、楽器が鳴らせる様になります。楽器が良く鳴る弾き方をすると、調弦は狂います。
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Re: この違いは、・・・。更なる精進が必要。

投稿日時:2017年08月20日 22:15
投稿者:オールドイタリアン(ID:ZAMJEnA)
僕は、手だけでなく他の部分もあまり汗をかかない方です。
pochi様は
>楽器が良く鳴る弾き方をすると、調弦は狂います。
と書かれていますが、僕がこれまで実演で聴いてきたトップクラスのヴァイオリニストの方々は、僕の2倍はあるかと思うような大音量で朗々と弾いているのに、調弦が狂いにくい、という印象があります。

協奏曲のソリストを見ていると、例えば、メンデルスゾーンやブルッフのヴァイオリン協奏曲のように3つの楽章を(途中で止めずに)続けて演奏する場合でも、調弦が全然狂っていないという印象があります。
あるソリストは、メンコンを弾き終わった後、(楽屋も含め)全く調弦し直しせずに、バッハの無伴奏から1曲(4分ほどの曲)をアンコールで弾きました。

一方、僕自身だと、これらの協奏曲の1楽章を弾き終わった時点で、演奏の続行が不可能とまでは行かないとしても、自分自身で調弦の狂いが感じられ、次の楽章(第2楽章)に行く前に、調弦し直したくなってしまいます。

こうした経験だけでなく、最近のカルテットでの経験もあって、「プロのヴァイオリニストは、音量が大きくダイナミックな演奏をするのに調弦の狂いが少ない。これは、なぜだろうか?どうすれば、プロのようになれるのだろうか?」と考えるようになりました。

そんなこともあって、
>楽器が良く鳴る弾き方をすると、調弦は狂います。
というご意見については、僕は納得できていません。むしろ、その逆に「楽器を良く鳴らせるプロ奏者は、音量の大きさ(豊かさ)と調弦の狂いの少なさを両立できる。」というのが、実際に起きている現象だと思います。
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Re: この違いは、・・・。更なる精進が必要。

投稿日時:2017年08月25日 08:40
投稿者:pochi(ID:F2Zxg0g)
幼少期からプロを目指して練習した人の特徴は、
・如何に駒寄りを弾くか
・如何に弓を大きく使うか
これら2点が基本的な弾き方です。

表情付けとして、指板寄りを弾いたり、弓を小さく使ったりします。

必然的に、調弦の狂いは大きくなります。

発音が明瞭ではなく、撫でる様に弾いている初心者はあんまり狂いません。

/////

どんな曲にでも応用は効きます。
「クロイツェル2番ギコギコ弾き」
http://fstrings.com/board/index.asp?id=18685&t=2006
美音追求の手法ですが、やはり調弦は狂います。

同じくして、弓を押し付けて弾く人は、調弦が狂います。

サブハーモニクスは、思いっ切り狂います。
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Re: この違いは、・・・。更なる精進が必要。

投稿日時:2017年08月25日 20:45
投稿者:QB(ID:WJBwRzA)
pochi氏
このパターン、過去に何度も経験してきましたが、宇宙開闢以来交わらない線のような気がします。
と、いう意味で、pochi氏の根気強さ、優しさには頭が下がります。
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