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チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版 | ヴァイオリン掲示板

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楽曲・楽譜 6 Comments
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チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月11日 20:28
投稿者:モンティ(ID:F0I4c0I)
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版はどれ?
この曲がとても好きでいろんな人の演奏を聞いてきましたが、
みな、どこか細部が異なっているのです。
一番はっきりわかるのは、第3楽章の繰り返しの部分ですが、
それ以外にも演奏家によって違うところが多いです。
第1楽章のカデンツァに入ったところの和音、
第1ポジションからポルタメントで1オクターブ上がる人と、
最初からハイポジションで弾く人がいます。
そしてしばらく行ったところのソレシミの和音、
アルコで弾く人とピチカートで弾く人がいます。
そして単音のアルペジオで弾く部分を
2重音で駆け上がっていく人とか、
アドリブ?なのかカデンツァは人によってかなり違います。
また、カデンツァ以外でも部分的に1オクターブ上げて弾く人もいます。
第3楽章は繰り返しがあるのがオリジナル版でしょうか?
また第3楽章を3分の2ほど進んだ箇所、
ラ・#ド・ミ・#ソ・ラ・#ド・ミ・#ソ・・・のところ、
そのままラ・#ド・ミ・#ソを繰り返すだけの人と、
上まで駆け上がってから駆け下りてくる人がいます。
とにかく、誰の演奏を聞いても、みなどこか違っています。
1音たりとも変えていないオリジナル版は誰の演奏でしょうか?
また、メンデルスゾーンはカデンツァを含めてみな同じ版のようですし、
ブラームス、ベートーヴェンは、カデンツァ以外は
みな同じ版のようですね。
また、同じカデンツァ(ヨアヒムなど)でも人によって極端に変えて弾くことはないようです。
なのに、なぜチャイコフスキーだけが演奏家によって極端に違うのでしょうか?
[49490]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月12日 06:47
投稿者:pochi(ID:KZlCaYQ)
モンティ氏、

色んな人の色んな演奏があるので、異論があると思います。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2_%28%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%29
>古くからアウアーが大幅にカットを施した版による演奏が一般的だったが[1]
[1]

いよいよオープン

投稿日時:2001年03月06日 03:11
投稿者:WEBMASTER(ID:JwhoQ1A)
いよいよオープンしました。
今後盛り上がっていくことを期待します。コンテンツを
次々に充実させますので、ご期待下さい。
ご意見・ご要望、ご感想をお気軽に送って下さいね。
、近年のチャイコフスキー国際コンクールではこの曲を演奏する場合にノーカットを定めている。また、その他でも近年は、ロシアのヴァイオリニストを中心にノーカットで演奏を行うケースが増えている。カット無し完全版のCDは、1979年録音のギドン・クレーメル独奏、ロリン・マゼール指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドイツ・グラモフォン盤が日本で最初にリリースされている。

この様にありますから、記譜上はクレーメルが原典に比較的忠実なのだろうな、と思います。

ブラームスでは、長年信じられてきた楽譜の誤植をヴェンゲーロフが発見した、とかあった、と思います。

>メンデルスゾーンはカデンツァを含めてみな同じ版
===ハイフェッツが少し違うと思います。

記録に残っていなくても、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を最初に弾いたのは、イオシフ・コテックだと決まっています。多分、チャイコフスキー自身のピアノ伴奏でしょう。その時の演奏の記譜が本来の原典なのかもしれません。
[49495]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月13日 16:50
投稿者:QB(ID:FTNGNYA)

>>メンデルスゾーンはカデンツァを含めてみな同じ版
>===ハイフェッツが少し違うと思います。

===ダニエルホープはぶっ飛ぶほど違います。
[49497]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月13日 22:32
投稿者:モンティ(ID:KQcWEig)
pochi様
ご回答どうもありがとうございます。
色んな人の演奏を聴いて、
もしかしてこれがオリジナルかな?と思った一人が
クレーメルの演奏でした。
完全版の初録音年代が比較的新しいのも意外ですね。
それにしても、他の協奏曲では版による違いをあまり感じませんが、
チャイコフスキーだけが人によって違うのは不思議ですね。
ハイフェッツの音源では、
第1楽章の途中で、違う曲になったの?と思えるほど
オリジナル版とはかなり違う箇所がありますし。
あと、コーガンの音源の7分56秒当たりから、
ttps://www.youtube.com/watch?v=iOl_3MIcJZI
部分的に1オクターブ上げて弾いているところがあります。
こういうのはその演奏家のオリジナルなのか、
それともそういう版が出版されているのでしょうか?

いろんな演奏があるのがこの曲の面白いところでもあり、
また不思議なところでもあります。

QB様
そのぶっ飛ぶほど違うメンコンは、
その人のオリジナルなのでしょうか?
[49498]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月13日 23:40
投稿者:pochi(ID:KZlCaYQ)
モンティ氏、

>チャイコフスキーだけが人によって違うのは不思議ですね。
===同意出来ないのです。
[49507]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年04月15日 09:55
投稿者:QB(ID:KDlZUhA)
モンティ氏、よろしければ
ttp://www.amazon.co.jp/dp/B00144660Y/
[49563]

Re: チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版

投稿日時:2015年05月02日 09:35
投稿者:モンティ(ID:kEdkeEA)
>>チャイコフスキーだけが人によって違うのは不思議ですね。
>===同意出来ないのです。

でも、やはり有名ヴァイオリン協奏曲の中で、
最も版違いが多いと感じるのがチャイコフスキーです。
版違いだけでなく演奏者のアドリブもあるのかもしれません。
他の協奏曲ではあまり奏者による版違いを感じません。
(演奏のスタイルでなく「音符」に関して)
チャイコフスキーを聞くたびに、
「ああ、この人はこの版を使ってるんだなあ」
「あ、この人はこの箇所をこう弾いた」などのように、
版(盤)による違いに関心が行きます。
どうも世間ではあまりこの曲の版違いが話題になることが少ないようで、
1音でも違う箇所があると気付く私としては不思議に思います。
この曲は、演奏者が自由に細部を変えて弾く伝統でもあるのでしょうか?
ただし、第3楽章の繰り返しを省略した版を使う人で、
中盤の「ラ・#ド・ミ・#ソ」を繰り返す人は見た(聞いた)ことがありません。

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