ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

調整を学ぶには? | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
楽器・付属品 12 Comments
[34786]

調整を学ぶには?

投稿日時:2007年09月14日 12:59
投稿者:ぶぶ(ID:SHORUgA)

ヴァイオリンの調整(駒や魂柱)が非常に重要なのは、誰しも知るところですが、その基礎的な知識や技術を習得するにはどうしたら良いでしょうか?

当方、関東地方在住です。

よろしくお願いいたします。
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 2 ページ [ 12コメント ]
[35067]

素朴な疑問

投稿日時:2007年10月10日 22:21
投稿者:JAMES(ID:FhSWIYQ)
いつも読ませていただき勉強になります。 

今私は3週間程はったドミナントで練習しておりますが、先ほど弾いてみるととても濁った音が混じっていました。

弦と毛の接点に松脂が付着して弦が白くなっておりましたので、指板を拭くためのアルコールで弦を磨いてやると、音のレスポンスがよくなり、音もよくなりました。 

長年の経験上こうすることにより、問題は回避できるのですが、未だになぜなのかわかりません。松脂は弦に付着すると毎回落としたほうがよいのでしょうか? 

皆さんはどうなさっていますか? 

長年やってきて判らないことが多いです。皆さんの知恵を拝借させてください。 
[35068]

弦に付着した

投稿日時:2007年10月10日 22:40
投稿者:pochi(ID:FhcycDA)
私は常々弦に付着した松脂を拭取っています。だから松脂は比較的拭取りやすい物が好きなのですが、結局Guillaumeの木箱入りです。ネチャネチャした松脂だと拭取りにくくイヤなのです。普段はアルコールは使いません。
[35070]

Re: 調整を学ぶには?

投稿日時:2007年10月11日 01:19
投稿者:catgut(ID:NRBpA3A)
弦と松脂の関係は以下の論文が参考になると思います。

ヴァイオリン演奏に用いる松脂の研究
精密工学研究所 松谷晃宏
ttp://www.ut-tech.iis.u-tokyo.ac.jp/uttech/7/07-17.pdf

「未塗布の状態で観察される弦の表面は,50往復塗布した弓毛で擦ることにより松脂粒子で覆われてしまう。つまり,ガサガサした音色は,弓毛上の松脂粒子と弦上の松脂粒子との摩擦で生じる音なのである。」「弓毛表面は融けた松脂でコーティングされ,粒子が観察されない。したがって,松脂粒子と弦の摩擦が起こらずに,ハイドロプレーニング現象のように滑っていると想像できる。」

ということなので以下のような影響が考えられます。

(1)弦に粒状の松脂が付着していると弓の松脂と余計な摩擦音が起きる。
(2)摩擦熱で高温になった松脂は弓毛のみでなく、弦にも溶けてコーティングされると思われる
 
特に(2)は弦を乾布で拭いただけでは除去できないと思われます。
「弦の劣化」の原因として、摩擦熱で溶けた松脂が巻線やスチール線にコーティングされてしまっているケースもあると思われます。
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 2 ページ [ 12コメント ]

関連スレッド