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モーツァルトのメヌエット | ヴァイオリン掲示板

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モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月18日 20:55
投稿者:なな(ID:hgkFRHA)
モーツァルトのメヌエットの奏法について教えてください。取り組んでいる曲は弦楽四重奏の第15番、ニ短調、K421のメヌエットです。3拍子の曲なので、単純に1拍目を強く弾いていたのですが、6拍を一つのまとまりとして、バロックダンスのステップに合わせて、強弱をつけたらどうかという案も出てきました。しかし、第1ヴァイオリンとチェロ、第2ヴァイオリンとビオラがずれて入ってくるため、強弱の位置もずれてしまい、せっかくバロックダンス風にやっても意味が余りありませんでした。どなたかよきアドヴァイスをお願いします。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月18日 21:48
投稿者:なな(ID:hgkFRHA)
さっそくのお返事ありがとうございます。6拍をひとつのまとまりというのは、バロックダンスのステップからの考えで、バロックダンスのステップを一拍目から↑↓↑↑↑↓と表記した場合、↑がreleve(リレーベ?)↓がplie(プリエ)と考え、単純に3拍子の感覚で演奏せず、6拍目から始まる6拍子の感覚で、2小節をひとまとまりに考えているということです。releve、plieの意味もよくはわからず書いていて恥ずかしい次第ですが、皆様の力をお貸しください。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月18日 21:57
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
すいません、書き直しとお返事が交錯してしまいました。
6拍子云々の意味が難しいので、ちょっと考えさせてください。
ただし、バロック時代のステップがモーツァルトにそのまま使えるのか、これは難しい問題ですね。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月18日 22:01
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
http://www.sonata.jp/toho-koganei/ivent_p.html
に見られる通り国内でも情報がありますね。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月18日 22:21
投稿者:なな(ID:hgkFRHA)
やはりバロックダンスは独特のリズムなんですね…。詳しくはわかりませんが、それを演奏に応用したいと思っています。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月19日 04:30
投稿者:kokukirin(ID:NhZTMkE)
ここにメヌエットのアクセントの説明があります。ご参考になるかどうか。
http://cult.jp/traverso/suit.html

Gaiger1951氏同様、モーツァルトにはそのままは使えそうもありませんが。

パート間でカノンのようになる冒頭は強弱がずれていて普通のように思いますが、なんか違和感があったんですね。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月19日 19:23
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
小生は音楽史家ではありませんから、メヌエットの変遷までは承知しませんが、試みにバッハのチェンバロの為のメヌエットを見てみました。
イギリス組曲4番、フランス組曲12346番、パルティータ1番
などにあります。特徴的なのは比較的8分音符の動きが多いこと。
アウフタクトは皆無でみな1拍目から開始すること。
踊りのイメージはあまりはっきりしない事です。
モーツァルトはご承知の通り、アウフタクトありと無しの両パターンがあります。たとえばディヴェルティメント17番(K334)の二つのメヌエットが対照的です。
ディヴェルティメント類は大体2つの対照的なメヌエットを持ちますね(K563、K287)。
モーツァルトの場合、4分の3拍子である以外にあまり共通点の無いいろいろな様式があると感じます。バロック舞踊との関係はどうでしょうか。
以前パーティのときK334の有名なメヌエットをやったら踊りだす人が結構いたんですよ。でも16分音符主体のトリオに移ったらみな踊りを止めてしまいました。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月20日 12:13
投稿者:Terry(ID:Ync4UiA)
Mozartってなんて すばらしい音楽を残してくれたのでしょうか。
悲しいときも嬉しい時もいつも力を与えてくれる。
そういうMorzartを心から愛しております。

失礼致しました。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月20日 15:35
投稿者:Geiger1951(ID:FHMidWg)
kokukirin氏ご教示のサイトで下記を読みました。
>> 演奏の立場からは1小節目と2小節目のアクセントの違いを意識して演奏しなければならない
>> 舞踏の立場からはクロスリズムが生じることを前提にリズム感を維持しながら踊らなければならない
+++++
ふと思いましたが、Rameauの曲や、バッハでも無伴奏チェロ組曲一番のメヌエット(メヌエット2を除く)ではこれが当てはまりそうですね。
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Re: モーツァルトのメヌエット

投稿日時:2005年06月22日 18:57
投稿者:なな(ID:hgkFRHA)
みなさん貴重な意見ありがとうございます。やはりモーツァルトの時代を考えてみると、その解釈は難しいもののようですね。さらにハイドンセットの性格を考えてみると、メヌエットと表記されているとはいえ、舞曲的な演奏をするより、純粋な音楽として演奏する方が正しいのかもしれません。特にこの曲(K421)に関していえば、トリオの扱いや、繰り返しの扱い、テンポ、調性の扱いなど、単純に舞曲として考える方が困難なように思えてきました。

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