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マイケル・レビンのライヴ録音 | ヴァイオリン掲示板

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マイケル・レビンのライヴ録音

投稿日時:2001年07月10日 09:14
投稿者:N.M.(ID:MFNTBjk)
 マイケル・レビンのライヴ録音の紹介と私の感想を書かせていただきます。
 (1)DOREMIレーベル "Michael Rabin Collection Volume 1"(DHR-7715)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番(1962年10月30日)、フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1961年10月17日)(with Lothar Broddack, Piano、ベルリン)、パガニーニ:カプリース第17番(with Bell Telephone Hour O、1950年8月7日)
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタがはつらつとした素晴らしい演奏です。第2弾以降も早く聴きたいです。

 (2)フィラデルフィア・オーケストラ自主制作盤
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(William Smith、1961年11月10日)
これは不調時だったのか残念ながらスタジオ録音よりかなり落ちます。しかし活動時期の少なかったマイケル・レビンの一端を知るには価値があるかと。
このCD、一枚余っているのでよろしければ茶木さんに差し上げようと思います。(昨日持っていくのを忘れました。すいません。)

 あと、CD-Rの海賊盤が出ていましたが、曲目が(1)とだぶっているか、同じものです。同一演奏かどうか忘れましたが。私は持っていません。
【ご参考】
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Re: マイケル・レビンのスタジオ録音

投稿日時:2001年07月10日 09:21
投稿者:N.M.(ID:MFNTBjk)
 スタジオ録音ではSony ClassicalのMasterWorks Heritage(MHK 60894)から1950年代前半録音の小品集(パガニーニのカプリース11曲を含む)が出ています。
 あと、米EMIのFDSシリーズからキャピトル録音のパガニーニ:カプリース全曲の復刻が出ました。このシリーズは高音質の復刻で定評があるのでキャピトル録音全集より音が良くなっていることが予想されます(私はまだ聴いていません、すいませんm(__)m)聴かれた方は音質の違いなどご教示ください。
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Re: フィラデルフィア・オーケストラ自主制作盤

投稿日時:2001年07月10日 09:45
投稿者:N.M.(ID:MFNTBjk)
フィラデルフィア・オーケストラ自主制作盤には1934年12月24日、ストコフスキーと共演したハイフェッツのシベリウス:ヴァイオリン協奏曲という貴重なライヴも入っています。
二人の個性が全く違い全然合っていません(^=^;
戦前はストコフスキーは5本の指に入る大指揮者と認められていました。
他にもコーガンのベルクやチェロのデュ・プレ、ピアノのホフマン、カペルなど、他のソリストも強力です。
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Re: マイケル・レビンのライヴ録音

投稿日時:2001年07月10日 12:16
投稿者:yc(ID:JzZ5h1k)
ソナタの録音は私もとてもいいと思いました。お気に入りの一枚です。
チャイコンのライブ録音は知りませんでした!どこかにブラームスや
シベリウスなんかのライブ録音が眠ってたりしないんですかね。

レビンの演奏は技術的にはケチのつけようがないものであるのは
恐らく事実として語ってしまって良い気がしますが、好みが別れると
すれば、古典的な様式感の欠如(という表現が適切かどうかわかりませんが)
なのかなぁ、と思います。全ての曲で(例えバッハでも)ヴァイオリンが
うなりをあげるほど歌い上げていますからね。私の場合はそういうのが
大好きなので気になりませんけど。

ソニーから出ている録音は、解釈や技術のキレが後の録音に劣ることは
なく、むしろ殆ど同じと言って良いのですが、凄みという点で何かが
決定的に違います。初めてレビンを聴かれる方は50年代後半~60年の
録音をお薦めします。