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音程の取り方 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 19 Comments
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音程の取り方

投稿日時:2016年04月18日 16:44
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:UVd2QQA)
先程2chにて面白い論争を見つけたので投稿させていただきます。

そのスレの名前はヴァイオリンレイトの会というらしいのですが、音程の取り方について議論がされているようです。
双方の主張をまとめさせていただきますと、

最初から音程を純正律で取るべしとするA氏と、
始めのうちは平均律でとり、伴奏者や共演者と相談の上どの音程で取るかを決めるべしとするB氏
の間で揉めているようです。

私は小さい頃からB氏の主張する方法で音取りしていたので当然B氏の主張が正しいと思うのですが、
そのスレではA氏の主張する方法が押しています。

私はこのことが不思議でならないのです。

B氏の言うように、少なくとも桐朋ではピアノの平均律で合わせてから他の音程をとる方法をしており、他の音大でもそうなのではないか、と思います。

長いものに巻かれろ的な考えで押しているのかもしれませんが、皆様はどちらが正しいとお考えですか?

ご意見をお聞かせください。
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【ご参考】
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Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月22日 08:21
投稿者:pochi(ID:FWJHkoA)
同じ話題があります。

『日本では、大全音を教えないのか?』
http://fstrings.com/board/index.asp?id=46172

海の上のヴァイオリン弾き氏ご推奨の方法は、国内のオケでは通用するかもしれませんが、欧米のオケでは通用しません。

///////////

桐朋卒のヴァイオリンの先生に依る、唖然とするハ長調2オクターブもyoutubeにあります。1つ1つの音の、純正律・平均律・ピタゴラス律との乖離を容易に指摘できます。

他の有名奏者と併せて、桐朋に行くと、耳が悪くなるのか、とさえ、思ってしまいます。桐朋卒3人の実名を上げて、完膚無きまでに、こき下ろしたいくらいです。

///////////

底辺音楽学部卒のヴァイオリンの先生による、音階が全く成り立っていない、イ長調もありましたが、流石に消去されました。その人は、vivaldiのa-mollの冒頭EがEの開放弦と同音ではなく、次のAを5音続けて低すぎます。

ヴァイオリンの先生としては、恥さらしの極みだと、私は思います。

そんな人でも生徒がいる、という事は、生徒は、全員、酷いオンチなので、日本人は、オンチばかりなのでしょう。
[51349]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月22日 08:45
投稿者:たく(ID:KUFpFQg)


「海の上のヴァイオリン弾き氏ご推奨の方法は、国内のオケでは通用するかもしれませんが、欧米のオケでは通用しません。」

これですね!日本のオケの音楽に「ドラマ」をあまり感じなかったのは!

何が良い悪いではなく、平坦な音楽に聞こえます。
[51353]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月22日 15:07
投稿者:pochi(ID:FWJHkoA)
桐朋が酷いというわけではなく、日本では、ある程度の年齢以上の人は、音が解らない人が殆どなのでしょう。

「音大・芸大出身者でも演奏はいまいち。」か?
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51293
こちらとも関係します。

TKGD卒SKMヴァイオリンの先生による、ヴィブラートで誤魔化そうとして、誤魔化し切れていない、醜悪な『愛の挨拶』もあります。

現代のコンクールを受けている小学生が怒り出しそうです。

それを、
「自宅での練習風景ですが楽しい雰囲気は十分出ているのではないでしょうか」
とするのは、あまりに無理があります。

12歳からでは、60年ヴァイオリンを弾いても、
・音が解る様にならない、
・自分が解っていない事が解らない
例です。

//////////////

たく氏、

>日本のオケの音楽に「ドラマ」をあまり感じなかったのは!
----こちらは、拍節感の問題が大きいと思います。日本人の大多数には解らないのかも知れません。
http://youtu.be/re3PzspwEWo
三拍子ではなく、「惨病死」と呼んでいます。
気持ち悪くて、蕁麻疹が出そうです。

==

音程感・拍節感が全く違う例を聴き比べて下さい。
http://youtu.be/ozxmmH0_eJM?t=4
私なら、音程が悪いから、マトモに歌いなさい、と注意します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%BE%84%E7%B6%BE%E5%AD%90
>3歳よりピアノを習い始めており
△ピアノでは音感が養われなかった好例でしょう。

ブロードウェイが入っていて、譜面にすると少し違いますが、
http://youtu.be/8WJscIwujtQ?t=40
こちらが普通に聴こえます。

==

これを聴いて、日本人は音感が無いのかとさえ、思いました。
http://youtu.be/0otpbgq6Eoo?t=873
ピアニカに対してオーボエが1/16~1/8半音くらい高くなっています。
音楽監督は、ピアノに音を合わせられない人でしょう。録音は、それぞれがチューナーを使って、後からミキシングしたのだと思います。

民族的なものというよりも、技術の差、という事で、これらを聴き比べて下さい。
http://youtu.be/QZaMsPJMn2k
http://youtu.be/N_SUz22blfk
李傳韻は、舞曲として弾いています。本物の天才ですね。
[51362]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月25日 08:22
投稿者:たく(ID:KUFpFQg)
pochiさん

具体的な事例を比較し、ご説明いただきありがとうございます。理解できました。

私などは、舞曲が舞曲になfりません。

ちょっと、違うのですがマスタークラスでベンゲーロフが指導しているわけですが、「フレーズの表情についても「ドラマ」に影響しているように思えます。指が良く回る演奏者は多いのですが、歌ができていません。そう感じるのです。また、早いパーッセージも「色」の変化が乏しく、ペターと聞こえます。

https://www.youtube.com/watch?v=7BwXRDi7ifo
[51363]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月25日 14:24
投稿者:pochi(ID:FWJHkoA)
たく氏、

御提示のURL
http://youtu.be/7BwXRDi7ifo
は、ヴェンゲーロフの指導がイマイチです。昔から、Gを入れて、アルペジオで弾かせてみるのが、指導法だそうです。次に四重音です。最後にGを抜きます。

冒頭は、バロック時代からの、ハープシコードのビートが効いたアルペジオの雰囲気というのは、正しいのですが、ヴェンゲーロフは、方法論が甘いのです。

4小節目のG⌒FisFisは最後のFisにスタッカートが付いているので、FisFisの間を微妙にOff Stringにします。スクールによって、昔から決まっていると思います。

>早いパーッセージも「色」の変化が乏しく、ペターと聞こえます。
----代え弓で弾かせます。手法は大体決まっている筈です。私のはレオポルド・アウアー直伝の手法だそうです。

こんな事を含めて、音を恣意的に弄くらず、楽譜通りに弾けば良いだけで、立体的に美しく響く様に作曲されている、のだそうです。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=49446#50772
こんな事を言っている様では、話になりません。

オーディションでは、楽譜通りに弾く、それだけで十分だと、厳しく指導されました。楽譜通りに弾けてから、オーケストラとのコンチェルトのソロでは、好き放題弾くものです。フランチェスカッティの物真似で弾いたら、鼻で嘲笑われました。

テレビカメラが入っているので、厳しいレッスンはせず、観念的なレッスンに止めているのでしょう。ヴェンゲーロフもロシアンスクールなので、当然知っている筈です。
[51364]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月25日 17:28
投稿者:たく(ID:KUFpFQg)
pochiさん

貴重なコメントありがとうございます。
ヴェンゲーロフがとても楽しそうに教えていましたので、これがマスタークラスのレッスンの雰囲気だと思いました。

------------------
こんな事を含めて、音を恣意的に弄くらず、楽譜通りに弾けば良いだけで、立体的に美しく響く様に作曲されている、のだそうです。
-------------------
このことなんですが、ヴァイオリンが良く響いてその響きのなかで音を出しているのを感じることがあるのですが。この感覚は、「楽譜通りに弾けば良いだけで、立体的に美しく響くように作曲されている」に関係することなのでしょうか。変な質問で申し訳ありません。

奥が深いですね。
[51365]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月25日 18:42
投稿者:pochi(ID:FWJHkoA)
たく氏、

>これがマスタークラスのレッスンの雰囲気
----マスタークラスは、当然1人の事もあるのですが、2時間で4人位迄、公開・非公開があります。全体としてのショーですから、悪い見本と良い見本の人がいます。公開だと「仕込み」があり、犠牲者がいます。

マスタークラスでは、上手く弾こうと思うと失敗します。自分が上手いと思って弾くと嫌われて大変なことになります。自信があれば、下手に弾いて(手を抜いて弾いて)、眼から鱗で御座候、が出来れば理想的です。

私は19歳のジョシダイセイですが、16歳だと偽って、子供の中に入って、御座候をしていました。バレると相手にされなくなりますので、微妙な芸です。
http://youtu.be/Vie9e15VoXM
マスタークラス受講プロフェッショナルです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Eldbj%C3%B8rg_Hemsing
結構マジなところが、素晴しい。

///////

>ヴァイオリンが良く響いてその響きのなかで音を出しているのを感じることがあるのですが。この感覚は、「楽譜通りに弾けば良いだけで、立体的に美しく響くように作曲されている」に関係すること
----その通りです。
むしろ、基礎としている、としてもよいくらいだと思います。楽器の「鳴り」でそのまま弾きます。

音程に関しては、こちらにあります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=45345

厳しいのが、「ヘンデルのソナタ、ノンヴィブラート」です。楽譜をそのまま弾ければ、見事に曲になりますが、非常に難しいものです。モーツァルトのソナタや、バッハの協奏曲でも構いません。弾ければ、メンコン・ブルッフ迄は弾けます。バッハの無伴奏ソナタはもっと厳しくなります。そんな観点で、上手に弾いている例がこちらです。
http://youtu.be/pUVvvALnvhU
いつ聴いても見事です。
残響が付加されていないので、日本には凄いアマチュアがいるのだと、ビビリ上がりました。名前を見て、子供の頃を知っている橋本洋だったので、あ~、上手くなったんだな、と胸を撫で下ろしました。

>変な質問で申し訳ありません。
----変な質問ではありません。
[51367]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年04月26日 10:31
投稿者:たく(ID:KUFpFQg)
pochiさん

① マスタークラスがどういうものか、少し理解できたように思います。素人の私とは、着目点のレベルがまったく違うのですね!

②ヴァイオリンの響きについて、少し理解が深めることができたように思います。今後、さらに精度の高い演奏が少しでもできるように、練習していきます。

③音程に関する過去の議論、再度確認させていただきました。

④実は、ヘンデルのソナタはとても大好きで、ヴァイオリンを初めて、2年目から練習し、4年目で部内演奏会で演奏しました。長い間、演奏しておりませんが、再度、初心に帰って課題曲として取り上げたいと思います。ノン・ビブラートで練習します。当時は、スークの演奏が好きでした。
最近、ビーバーのパッサカリアがお気に入りで、楽譜を求めたのですが、まだ手元に来ていません。これも、ノン・ビブラートで練習したいと思っています。

ノン・ビブラートで他の演奏者と綺麗にはもるのがとても好きなんです。いっしょに音楽をしていると思えるのです。若いときは、ギンギンにビブラートをかけ、それがかっこいいと思っていました。バカでした(今もそうですが)。

⑤橋本洋は、素晴らしい演奏をする方だと思います。

いつも、丁寧なご説明いただき恐縮いたします。
[51397]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2016年05月02日 02:30
投稿者:pochi(ID:FWJHkoA)
こちらにもある様に、
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51052
http://fstrings.com/board/index.asp?id=48041
楽曲によって、調弦が違います。

平均律に近く調弦する代表的な曲としては、ブラームスのクラリネット5重奏が思い当たります。

エルガーはヴァイオリン弾きなので、ピタゴラスで弾いた方が美しく聴こえます。
http://youtu.be/1sUGeOaIZeU?t=80
よい演奏なのですが、調弦の幅がピアノよりも狭く聴こえますから、違和感が大きくなっています。再帰した時の音程が違ったりして、不安がある人です。

>始めのうちは平均律でとり、伴奏者や共演者と相談の上どの音程で取るかを決める
---「始めのうちは平均律でとり」ませんが、「伴奏者や共演者と相談の上どの音程で取るかを決める」のが、中級以上の音程の取り方です。

音が明確に解っているのが前提になります。

初心者は「自分が鳴らしている音を聴く」のが最優先課題ですから、響きの音程を自分で見付けられる様に教えるのが、正しい指導法だと思います。

だから、昔からこんな練習があります。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=44072&t=2012#44141
sevcik1-1-11ですが、改変してあります。

/////

「初心者は平均律で弾け」は、「取り敢えず感性を破壊しろ」という意味にもなり得ます。

海の上のヴァイオリン弾き氏に依れば、桐朋は、取り敢えず、音程の感性を破壊しているのかも、知れません。音程の感性がすっかり破壊されている、卒業生によるC-dur・2オクターブの例がyoutubeにあります。冒頭から平均律に聴こえるようには、全く弾けていませんし、E線はグチャグチャです。
[52192]

Re: 音程の取り方

投稿日時:2017年01月20日 05:40
投稿者:pochi(ID:MZkFIlA)
桐朋でも教えているみたいです。
http://youtu.be/C1GFQGF9kAg
精度は甘いけど、理屈は合っています。

[51303]
[51303]

音程の取り方

投稿日時:2016年04月18日 16:44
投稿者:海の上のヴァイオリン弾き(ID:UVd2QQA)
先程2chにて面白い論争を見つけたので投稿させていただきます。

そのスレの名前はヴァイオリンレイトの会というらしいのですが、音程の取り方について議論がされているようです。
双方の主張をまとめさせていただきますと、

最初から音程を純正律で取るべしとするA氏と、
始めのうちは平均律でとり、伴奏者や共演者と相談の上どの音程で取るかを決めるべしとするB氏
の間で揉めているようです。

私は小さい頃からB氏の主張する方法で音取りしていたので当然B氏の主張が正しいと思うのですが、
そのスレではA氏の主張する方法が押しています。

私はこのことが不思議でならないのです。

B氏の言うように、少なくとも桐朋ではピアノの平均律で合わせてから他の音程をとる方法をしており、他の音大でもそうなのではないか、と思います。

長いものに巻かれろ的な考えで押しているのかもしれませんが、皆様はどちらが正しいとお考えですか?

ご意見をお聞かせください。

>少なくとも桐朋ではピアノの平均律で合わせてから他の音程をとる方法をしており
----こんなバカな事を教えているのは考えられない
(音楽の素養が全く無かった斎藤秀雄だけ)
http://youtu.be/cODi4w1xjLk?t=118
重音をピアノで取ってどうするんですかね。

海の上のヴァイオリン弾き氏は、桐朋卒ではない、可能性もありますね。

桐朋卒の超有名人で音程が甘い例
http://youtu.be/7JxWtJUYago
諏訪内晶子
音程を1音1音全部直したくなります。これを聴くと、桐朋はヴァイオリン400年の歴史を完全否定しているのかも知れません。

藝大院卒で、真っ赤なウソを書いている人もいますから、先生に依るのかも知れません。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=51697
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