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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)! | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 42 Comments
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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年04月24日 19:27
投稿者:ナハナハ(ID:NZcWEiU)
現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!ってことで~。
下記の掲示板を読んだら、巻き線の無い裸のガット弦(プレーンガット弦)を試したくなると思う。そう、その気持ちを大事にして欲しい。ドキドキわくわく、マジで新境地が開けるカモ?!
ttp://coastaltrading.biz/patio/patio.cgi?
最初に小文字のhをつけて検索してみよう。

あと「TORO弦を早く安定させるための秘策」というスレッドも興味深い。オレも試してみたけど、たしかにスゲェ効果ある。5回くらいこすっただけでは効果が出なくて、このスレッドに書いてあるように20回くらい根気良くこすって初めて効果が出るって感じ。時間と根気のある人は30回くらいこするといい。これをやってから弾くとガット弦がスチール弦並みに狂わない弦に変身する。もっと早く知りたかった・・・。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年08月31日 23:19
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
通りすがりさんへ。
自分のヴァイオリンは、駒の溝もナットの溝もオリーヴを張っていたときと全く同じ状態です。一切調整し直していません。その他、駒や魂柱も一切調整し直していません。それでも、1.08㎜のD線、1.83㎜のG線が何の問題も無く張ることができています。
1.83㎜のG線は、ヴァイオリンに張ると伸びて細くなり、1.70㎜程度になります。そして、弦に駒の溝が多少食い込みます。ただし、弦の表面がヴァーニッシュでコーティングされているため、弦が駒の溝に引っかかることはありません。その証拠に、駒を一度垂直に調整してやると、1ヶ月経過しても、垂直のままの状態を保っています。オリーヴやドミナントのように、駒が指板側におじぎしてくることはありません。
ヴィオラやチェロのような深みのある朗々としたG線の音が楽しめるので、裸ガットのG線の魅力を知ると、手放せなくなると思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年09月02日 23:17
投稿者:通りすがり(ID:IFMwIUc)
>腸弦様
いつもお返事有難う御座います!
駒やナットの溝は、toro弦を使い続けることになったら合わせようかと思います。

オール裸ガットでバッハを弾いたら心地良さそうですね♪
誰か上手な方アップロードを・・

下記はイメージです。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=ET100brwyYA
私はこの演奏凄く好きです。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年09月03日 01:14
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
通りすがりさんへ。Hyun-Su Shinのバッハ、上手いですね。パガニーニのカプリス№24の演奏も凄いですね。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=ulfHA5x0LH4&feature=related

TOROの裸ガット弦でバッハの無伴奏を弾くのは、とても気持ち良いですよ。和音がたっぷりと響き渡るので、弾いている本人も聴き手も、気持ち良くなれます。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年09月09日 01:01
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
Q15 TOROの裸ガット弦の3×Vは、表面がツルツルしていて、弓の毛(あるいは松脂)の引っかかりが弱くて滑るような気がするのですが、どうすれば解消するでしょうか?

・たしかに3×Vの表面はツルツルしていますが、引っかかり(喰いつき)の良い松脂を使えば、弓の毛が滑るというようなことはありません。引っかかりが強過ぎる松脂だと音が詰まる傾向がありますので、適度に引っかかりの良い松脂をセレクトすると良いです。
例えば、メロスロージンのダークやギヨームの松脂は、しっかりとした引っかかり(喰いつき)がありながら、強めに圧をかけても音が詰まらないので、お薦めです。
どちらもしっとりとした上品な音色ですが、音色の明るさでは、ギヨームの方が明るくクリアであるように思います。
自分は、最近は、ギヨームの松脂が気に入っています。ギヨームの松脂は、1.83㎜と非常に太い裸ガットのG線を朗々と鳴らしてくれますし、スチールのE線との相性も良く、全体的に明るく輝かしい音を引き出してくれます。ギヨームの松脂は非常にレスポンスが良いので、「G線上のアリア」のようなロングトーンの曲を弾いていると、弓が1~2センチくらい長くなったような余裕を感じさせてくれます。
素敵な木製ケースに入っていることもあって定価5,250円と高いですが、さすがに高いだけのことはあります。

なお、3×Vの表面がツルツルしていることは、ボウイングにとってはデメリット(ただし、上記のように松脂のセレクトによって解消可能)になりますが、左手のポジションチェンジにとってはメリットになります。弦上で指が楽に滑ってくれるので、なめらかなポルタメントをかけてポジションチェンジをすることができます。
金属の巻き線のある弦だと、激しいポジションチェンジを繰り返しているうちに、巻き線が錆びたりホツレたりして、指の滑りが悪くなって、ひっかかったりするようになりますが、TOROの3×Vは、長期間、表面の滑らかさが維持されるので、自在なポジションチェンジが可能です。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年09月13日 10:24
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
1年ほど裸のガット弦を弾いてきて、最近、大発見がありました。
◎ヴァイオリンの裸のガット弦から美しい音を引き出すコツについて
 弓の毛を弦のどの辺りに当てるか、つまり、サウンディングポイントのことですが、ドミナントやオリーヴを張っている場合、張りのある大きな音を出すには、指板と駒の中間よりも「少し駒寄り」を弾きます。駒から1.0~1.5センチしか離れていないところを弾いても、音が軋(きし)みません。
 一方、裸のガット弦の太めのゲージを張っている場合は、駒から1.0~1.5センチのところを弾くと、かなり音が軋(きし)みます。
 では、裸のガット弦の太めのゲージを張っている場合は、どの辺りを弾けば良いかと言うと、指板と駒のちょうど中間あたり、駒から2.5センチくらい離れたところです。
自分が今張っている裸ガットのG線は、直径1.83ミリと太いので、指板と駒の中間よりも少し指板寄りの駒から3センチくらい離れたところを弾くと、良い音が出せます。
現代の一般的な弦に比べると、だいぶ指板寄りを弾くことになるので、慣れるまでは、ついつい駒寄りを弾いて、軋(きし)んだ音を出してしまいますが、コツをつかむと、裸ガット弦ならではの伸びのある柔らかくて美しい音が出せます。
裸ガット弦は、指板寄りを弾いたときでも、けして音量が小さいということはなく、その楽器にとって最も良く響く位置を見つけることができれば、ドミナントやオリーヴといった現代の一般的な弦と同等の大音量を出すことができます。

参考までに、ヴァイオリンのE線・A線・D線に裸のガット弦を張ることが一般的だった時代に書かれたレオポルド・アウアー著の「ヴァイオリン奏法」(1921年出版)では、駒と指板の中間で弾くことを薦めています。レオポルド・アウアー(1845~1930)は、ヨアヒムに学び、アウアー自身も名ヴァイオリニストでしたが、エルマンやハイフェッツといった巨匠を育てた名教師として有名です。
現代のヴァイオリンの教師は、駒寄りを弾くように指導しますが、当時は、駒と指板の中間を弾くことが薦められていたわけです。
アウアーは著書の中で「駒と指板の中間でひく。なぜなら、音が最も豊かで、響きが良いのはこの中間だからである。非常に小さくてあまい音、つまりppを出そうと思うときだけ、指板の近くまたは指板の上でひいてもよい。駒の近くでひくと、どんな力でも音が耳障りになる。」と述べています。

現代のヴァイオリン教師はもっと駒寄りで弾くように指導しますので、裸ガット弦が一般的だった100年ぐらい前は、だいぶ事情が違っていたことがわかります。

裸ガット弦を張った場合、オリーヴやドミナントとは、弦のどの辺りを弾くかというサウンディングポイントが違うだけでなく、弦に対してかける重み(圧力)の加減がだいぶ違いますので、慣れてコツをつかむのに時間がかかりますが、慣れると、裸ガット弦ならではの多彩な音色と柔らかく美しい音を存分に楽しむことができます。
また、表現の幅や音量の幅が広いので、音楽表現の奥行きや立体感が増しますし、微妙な感情表現も可能になります。

裸のガット弦から、より良い音を出したい場合は、まずじっくりと開放弦を弾いて、どの辺りを弾いたら良い音が出るか研究されることをお薦めします。サウンディングポイントをたった1.0~1.5センチ指板側にずらすだけの話なのですが、長年染み付いた駒側を弾くというクセが抜けるまでに、自分は約1年かかってしまいました。ちなみに、自分は、A線は0.81ミリ、D線は1.08ミリ、G線は1.83ミリの裸ガット弦を張っています。E線にはピラストロ№1というクロム巻きのスチール弦を張っています。

裸のガット弦からより良い音を引き出すには、圧力のかけ方や弓のスピードを変えるというのも有効な方法ですが、サウンディングポイントを今までの弾き方よりも1.0~1.5センチ指板側に寄せるのは、非常に有効ですので、ぜひお試し下さい。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年10月29日 08:00
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
TOROの裸のガット弦の3×V(3回ニスを塗ってコーティングしたもの)は、夏の高温多湿期を快適に過ごすのに役立つだけでなく、冬の乾燥期を安全に乗り切るのにも大いに役立ちます。冬の乾燥期は、部屋の湿度が25~30%まで低下することがありますが、ヴァーニッシュの無いガット弦は、そうした低湿度の環境では、急激に弦が縮み、ピッチが上昇します。

これは弦のテンションが増大することを意味するわけで、何の前触れもなく、糸巻きが緩んでビュルンと巻き戻って困った事態を引き起こす危険性があります。

手の汗や多湿のせいで弦が水分や湿気を吸って伸びる⇒テンションが低下してピッチが下がる、というのも、やっかいなものですが、この場合は、演奏上の快適性は低下するものの、けして楽器を傷めることはありません。

一方、急激に空気が乾燥した場合、あるいは、乾燥した場所に移動した場合、弦の水分が蒸発して弦が縮む⇒テンションが上昇してピッチが上がる、という場合は、テンションが上がることで楽器に余計な負担がかかったり、糸巻きが緩んで弦が外れたり、その結果として、駒の位置がずれたり、最悪の場合、駒が倒れたりしますので、非常にやっかいなことになります。

3×Vの弦は、湿度の変化に対して「鈍感」で、急激に湿度が変化した場合でさえ、弦の伸び縮みは「緩慢で」「小さい」ので、糸巻きが緩むというような事態は生じにくいです。

オリーヴは、空気が乾燥すると明らかにピッチが上がりますし、ナイロン弦のドミナントでさえも、多少ピッチが上昇しますが、TOROの3×Vは、ドミナントよりもピッチの上がり具合は小さく、乾燥や湿度の急激な変化に強いように思います。

夏の高温多湿期だけでなく「冬の乾燥期」においても、3×Vには大きなメリットがあることを、多くの方々に知っていただきたいと思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年11月02日 22:50
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
裸のガット弦については、一般的に「楽器と演奏者に無理がかからない範囲で、なるべく太いものを張った方が良い。」と言われています。
1年間かけてTOROの裸ガット弦を徐々に太いゲージに替えて張ってみて、ようやく、その意味とメリットが明確にわかってきました。
太いゲージのメリットは、
①強いヴィブラートをかけたり、グイグイと強い弓圧で弾いたときに、(物理的に)弦が伸びにくく、結果的に調弦が狂いにくい。
②弦が太いお陰で気温や湿度の変化の影響を受けにくく、結果的に調弦が狂いにくい。
③音が裏返り(ひっくり返り)にくい。
④弦を張り替えたときに、ピッチが安定するまでの時間(ブレークインタイム)が短い。
⑤裸のガット弦は、ゲージが細いとやや甲高い音がする傾向があるが、太いゲージだとよりマイルドで太い(包容力のある)音が出せる。
⑥ヴァイオリンの裏板まで振動させるような深い響きが作り出せる。
⑦楽器に無理がかからない範囲であれば、ゲージが太い方が音量が大きい。
⑧裸のガット弦は、ゲージが細過ぎると音がひっくり返る(裏返る)ことがあり、そのせいで細いゲージ本来のレスポンスの良さが損なわれることがあるが、太いゲージだとそういうひっくり返りが生じにくいため、常に「安定して」俊敏なレスポンスが得られる。
※絶対的なレスポンスについては、細いゲージの方が有利なのは確かですが、細いゲージは音がひっくり返り易いというデメリットが生じることがあるので、それを考慮すると、実用上のレスポンスでは太いゲージの方が有利である、ということです。

これら太いゲージのメリットは非常に大きく魅力的です。
あと、裸のガット弦は音量が大きくなっても、けして耳もとでうるさく感じないのが良いところだと思います。
また、裸のガット弦は、音色に適度なザラツキがあるお陰で、遠音が利く(遠達性に優れている)のも長所だと思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年11月03日 05:34
投稿者:がっかり(ID:NBMXRpY)
ようやくTORO弦を試してみました。

ttp://violinoaya.fc2web.com/gen.html
上記サイトの「弦に求められる特性」と照らし合わせると

○ いい音色が出せる
◎ ガットのような音色が出せる  
◎ 倍音が豊富に出る  
△ 充実した音が出る  
△ 明るく輝かしい音色が出る。  
◎ 金属っぽい音がしない。  
△ 大きな音量が出せる  
◎ 弓に対する応答が良い  
◎ 左手の弦の押さえに対する応答性が良い  
◎ 音程が安定している  
△ チューニングが容易(ナットを広げれば多分◎) 
◎ 長い期間使用できる  
◎ 湿度や温度の変化に強い  
◎ 張り替えてすぐに安定する  
◎ 他の線とのばらつきが少ない。  
○ ピチカートでもアルコでも良い
◎ 妥当な価格である。

という具合でかなりポイントは高いです。

しかし、一人で20畳程度の部屋で弾く分には良いのですが、
オケだと音量が足りなくストレスを感じるのでは無いでしょうか。
ソロも叱りです。

慣れも少しはありますが、古いOlivの方が断然良い具合でした。
イメージですが、Oliv、Gold、Eudoxaでいうと、Goldに近い感じです。

下手に人にお勧めしない方が良い弦だと感じました。
このスレッドを読んでいると、本当に最高の弦だと思えてくるのでご注意下さい。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年11月03日 11:10
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
がっかりさんのTORO弦に対する評価は、私も同感ですが、残念ながら、がっかりさんは、その楽器が本来必要とするゲージよりも、細過ぎる(細い)ゲージを張ってしまったのだと思われます。
TORO弦において、便宜的にミディアムとされているA:0.80mm、D:1.06mm、G:銀巻き0.74mmの組み合わせは、現代の普通のヴァイオリンに張った場合、ドミナントやオリーヴのミディアムよりも明らかにテンションが弱く、パワー不足に感じます。
ドミナントやオリーヴと同等のテンションを得るためには、A:0.82mm前後、D:1.24mm前後、G:銀巻き0.82mm前後(裸ガットの場合は1.86mm前後)の太さが必要です。
自分は、ADGは全て裸ガットで、A:0.84mm、D:1.26mm、G:1.88mmという組み合わせで張ってますが、ここまで来ると、ドミナントを超える強大なパワーが得られます。それでいて、ガット弦特有のレスポンスの俊敏さ、表現や音色の多彩さは十分過ぎるほど確保されています。
もちろん、音には適度な輝かしさがあり、大きなホールの一番後ろの席まで音が透るような遠達性も持ち合わせています。
なお、ニスコーティング処理を3回された3×Vは、1×Vよりも弦の滑りが良いので、結果的に、調弦(チューニング)の容易さが向上します。自分は、上駒や駒の溝は、ドミナントやオリーヴを張っていたときと同じままで、削ったりといった調整はしていません。それでも、全く問題無く、スムースに調弦できています。
自分は、次はさらにもう少しだけ太いゲージを試してみようと思います。今のところ、もう少し太いゲージを張っても、大丈夫そうな余裕が感じられます。
自分もベストゲージを探すのに1年ほどかかりましたが、最初から特注の太いゲージを試していれば、その期間をもっと短縮できていたように思います。まぁ最初は、カタログに載っている中でどれがベストかということで探すことになるわけですが、自分の場合は、カタログに載っている範囲では、全然足りなかったので、もっと太いゲージを特注で作ってもらった次第です。
がっかりさんには、もっと太いゲージを試していただきたいものです。きっと、全ての項目において、◎をつけてもらえると確信しています。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年11月08日 13:13
投稿者:腸弦(ID:IlkARic)
裸のガット弦に合うE線を求めて、先月から、いろいろなE線を試してきました。
自分は、ひっくり返りやすい(裏返りやすい)E線は苦手なので、「ひっくり返らないE線」という前提条件でいろいろ探してみました。
オリーヴの金メッキのE線は、以前はオリーヴを張っていたときは結構お気に入りの弦だったのですが、TOROの裸ガット弦とは、今ひとつ音色の相性が良くないように感じます。
ピラストロのゴールドのようなプレーンスチールの(メッキされていない)E線の素朴な音色は、TOROの裸ガット弦と相性が良いですが、プレーンスチールは、錆び易くて寿命が短めで、良い音色が長続きしないのが残念なところです。
そう言えば、アルミ巻きのE線ってのもあったな、と思い、ヘリコアのアルミ巻きE線(ミディアム)を試しましたが、裸ガット弦との相性は今イチでした。
そこで、何十年も前から存在するアルミ巻きE線なら、裸ガット弦との相性も良いのではと思い、ピラストロのオイドクサのアルミ巻きE線(ミディアム)を試したところ、これが「大当たり」で、凄く気に入りました。
オイドクサのアルミ巻きE線(ミディアム)は、音色は明るくて柔らかく、けしてキンキンしません。また、音程感も良く、裸ガットのA線とのハモリも非常に良いです。
オイドクサのアルミ巻きE線(ミディアム)は、プレーンスチールのE線よりも、テンションが弱めで、弦の直径(ゲージ)も少し太めなので、弾いたときの感触が、ゲージが太い裸ガット弦と近いのも良いところです。TOROの裸ガット弦を愛用されている方は、参考にしていただけたらと思います。
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