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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)! | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 42 Comments
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現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年04月24日 19:27
投稿者:ナハナハ(ID:NZcWEiU)
現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!ってことで~。
下記の掲示板を読んだら、巻き線の無い裸のガット弦(プレーンガット弦)を試したくなると思う。そう、その気持ちを大事にして欲しい。ドキドキわくわく、マジで新境地が開けるカモ?!
ttp://coastaltrading.biz/patio/patio.cgi?
最初に小文字のhをつけて検索してみよう。

あと「TORO弦を早く安定させるための秘策」というスレッドも興味深い。オレも試してみたけど、たしかにスゲェ効果ある。5回くらいこすっただけでは効果が出なくて、このスレッドに書いてあるように20回くらい根気良くこすって初めて効果が出るって感じ。時間と根気のある人は30回くらいこするといい。これをやってから弾くとガット弦がスチール弦並みに狂わない弦に変身する。もっと早く知りたかった・・・。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月20日 14:18
投稿者:ガッツ(ID:IBCGGYI)
ユキさんへ。銀巻きG線に関しては、通常在庫品の0.78㎜ではテンションが弱く感じられる場合は、特注になりますが、0.80㎜とか0.82㎜のものが合うと思います。
パワー重視なら、E線はやはりスチールが良いでしょう。
4弦のバランスを取るのに苦労するというのは、たしかに裸のガット弦はゲージの選択肢が広過ぎるためそういう面がありますが、一度ベストな組み合わせが見つかれば、通常の市販の弦からは得られないようなパワフルな音量と幅広い(多彩な)音色が出せます。これこそが、裸のガット弦の最大のメリットではないかと思います。
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時間が経過するにつれガット弦の音も楽器になじんでくるようなきがする

投稿日時:2008年07月27日 16:43
投稿者:JAMES(ID:ISdYdxI)
以前の書き込みの中でTOROのガット弦に対して、あまり良い印象が無かったのですぐに張り替えていたのですが、自分にも問題があったと思うので、皆さんのご参考になればと思い書かせていただきます。
 
TOROのガット弦はテールピースに通す際の結び目を自分で作らなければなりません。

この結び目も音に重要な役割を果たしていることにようやく気がつきました。
結び方はさまざまですが、しっかりとテールピースにはまるように程よい大きさの結び目にしないと本来の音が出ないです。 

当たり前ですが、当方はこの辺が甘かったので、実につまらない音になってしまっておりました。 

しっかり結んでテールピースに引っかかるようにすると、実に良い音がします。

オリーブやオイドクサとは違った新しい感覚の音が出ます。
音に色をつけるような弦ではないため楽器本来の音がでる感じがします。 

ハイポジションは相変わらず、大きな音は出しにくいです。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月27日 21:43
投稿者:ガッツ(ID:IBCGGYI)
JAMESさんがおっしゃっているように、弦の結び目の作り方は、音に影響があるので、重要なポイントです。
結び目の作り方や弦の張り方については、下記のサイトが参考になると思います。
ttp://vn-bbs.net/bp/index.php?e=57

>音に色をつけるような弦ではないため楽器本来の音がでる感じがします。 
 というのは、まさにTOROのシープガット弦の特徴を捉えていると思います。TORO弦を絶賛している人は、良い楽器を持っている人が多いように思います。

>ハイポジションは相変わらず、大きな音は出しにくいです。
 についてですが、最適なゲージを選べばそんなことはないと思います。適切なゲージを選択すれば、超ハイポジションでも伸びのある音が出せますし、フラジョレット(ハーモニクス)も綺麗に出すことができます。

 TOROの裸ガット弦の本当の素晴らしさを実感できるかどうかは、最適なゲージを見つけられるかどうかにかかっていると思います。自分はあともう少しで「最高に最適なゲージ」が見つかりそうです。
 最適ゲージが見つかれば、あらゆる弦のあらゆるポジションで常に理想的な音が出せるようになると思います。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月28日 01:03
投稿者:あい(ID:N1ghKEA)
TORO社のガットは、ちゃんと録音して音質や音圧、他弦とのバランス
すべてにチェックを入れて、満足いくなら最高の弦だと思います。
ただ、重音を頻繁に使う弦で、毎日何日も使ってくると、アルミやシルバー
巻きのような、振動補正を行う弦ではないので、演奏していて気になる
方は、頻繁に交換する必要があると思います。
ガットの良さは、楽器の長所をくっきり表現してくれる点なので、楽器の
欠点を補うっていう感じではないと思います。その点では、スチールA線
も同じですね。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月28日 20:44
投稿者:トゥルテ(ID:GWlkNkc)
あい様へ。
>重音を頻繁に使う弦で、毎日何日も使ってくると、アルミやシルバー
巻きのような、振動補正を行う弦ではないので、演奏していて気になる
方は、頻繁に交換する必要があると思います。
とおっしゃっていますが、
①アルミ巻きやシルバー巻きの弦は、振動補正を行なってくれる弦ということなのでしょうか?
②そもそもヴァイオリン弦における「振動補正」とはどういう意味でしょうか?
③アルミ巻きやシルバー巻きの弦は、手に多量の汗をかいたり、ポジションチェンジを繰り返しているうちに、巻き線が錆びたり痛んだりほつれたりしてきて、音のツボが合わなくなってきますよね?
例えば、オリーヴは、ガットのコア自体は寿命が長いのですが、コアがダメになる前に巻き線が痛んできてダメになります。ニスでコーティングされた裸のガット弦よりも、アルミ巻きや銀巻きの弦の方が、サーフェス(表面)が弱く、結果的に、アルミ巻きや銀巻きの弦の方が音のツボが狂ってきて、頻繁に弦を取り替えなければならない、という結論になるように思うのですが、いかがでしょうか?

>ガットの良さは、楽器の長所をくっきり表現してくれる点なので、楽器の
欠点を補うっていう感じではないと思います。
については、全くその通りだと思います。これについては誰も異論は唱えないのではないかと思います。きちんと(万全に)調整された良い楽器をお持ちの方ならば、必ずやTOROの裸ガット弦の素晴らしさを実感されるものと確信します。
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TOROのE線

投稿日時:2008年07月29日 19:58
投稿者:JAMES(ID:ISdYdxI)
E線のタッチも音も独特で、あまりよくない印象と前回書いていたのですが、訂正します。 
 
当方は楽器の影響もあるかもしれませんが、良い音が出るようになりました。
弾き方に大いに問題があったようです。

【弦自体が太い】 
スチールやアルミに比べて太いのでいつも以上に抑えて弾いていました。普通に抑えても音が出ます。弓の圧力もG船を弾くような感じではなく普通のE線と同じか弓の量をたっぷりと使うといい音が出ます。

高音域は特に軽めのタッチで圧力も小さめだとちゃんと出ます。
レスポンスはスチールやアルミと比べると、他の弦も同様で、TOROのガットの反応は悪いという印象を受けます。 
たぶんゲージがあっていないといわれるかもしれません。 
 
E線はゾクゾクするようないい音がするわけではないと思いますが、独特なのでみなさん一度試してみて、感想聞かせてください。 
 
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年07月31日 12:59
投稿者:やおな だしよ(ID:JkeJRYg)
プロフェッショナルヴァイオリニスト 吉田直矢氏のブログ
ttp://blogs.yahoo.co.jp/salvatore_violin/34812649.html
にこんなことが書いてあります。
「僕が思うにどこのメーカーもガット弦の王道オリーブを頭に入れて
ナイロン弦であってもシンセティック弦であっても、スチール弦であっても、開発していると思う。
ズーカーマンがガルネリ+ガット弦で演奏した音に、自分の魂がわし摑みされてしまうのだから今回のザイエックス発売中止が、思いかけず自分も本心に戻るきっかけになった。」

 相当激しい演奏をするらしいという吉田直矢氏には、思い切って、TOROの裸ガット弦の3×Vを試してもらいたいものです。ガット弦の音+ナイロン弦と同等の安定性+ナイロン弦を越える耐久性=TOROの3×V(3回ヴァーニッシュ処理をした裸ガット弦)なのですから、きっと熱い演奏をする吉田直矢氏にとって最適な弦なのではないかと思います。
 吉田直矢氏のブログを見ているファンの方には、ザイエックス(従来品)が発売中止となったことにショックを受けている吉田直矢氏にTOROの裸ガットのホットな情報を伝えてあげて欲しいものです。がんばれぃ!
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年08月16日 00:49
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
裸のガット弦を張って感動した方の体験記を見つけました。
ttp://orchestra.exblog.jp/7908485/#7908485_1
画像付きでわかり易い記事だと思います。
自分は、E線はピラストロ№1というスチール弦を張っており、E線だけは裸ガット化する気は無いのですが、それ以外については、この方のご意見(ご感想)に賛同します。

「それにしても、弦の進化の歴史は、いったい何だったのだろうと思ってしまいます。弦の早期音程の安定が重要な要素だとしても、この音色を犠牲にしてまでも進化していたのですからね。」とこの方はお書きになっていますが、裸のガット弦を張ると、現代の大手弦メーカーは一体何をやってるんだ~!という気分になってきます。

TOROの3×Vの裸のガット弦は、音程(ピッチ)の安定に関しても、現代の最新鋭のナイロン弦と同等レベルですので、音色や音量やレスポンスを含めた総合性能では、裸のガット弦の「圧勝」と言って良いと思います。

結局、ナイロンやらスチールなど人工的な素材を使って天然素材のガットの音を再現するなんてことは、そもそも無理な挑戦だったということなんですよね。ナイロンやスチールを使ってガット弦の音を目指すなんていう遠回りをするくらいなら、初めからガットを使って、どうすれば(旧来の)ガット弦の弱点を克服できるか、と考えた方がずっと早道なわけですよね。

TORO弦は、ヴァーニッシュ処理をすることで、ガット弦本来の音色を損なうことなくナイロン弦並みのピッチの安定性を得たわけです。こういうアプローチこそが究極の「理想の弦」に近づく最短ルートだと思います。

わざわざ高価なハイテク素材(特殊な化学繊維)を使って研究に研究を重ねて作った最新のナイロン弦が、昔ながらの手作りの裸のガット弦にヴァーニッシュ処理を施した素朴な弦に「圧敗」しているというのは、本当に皮肉な話ですが、そもそもアプローチの仕方が間違っているのですから、当然ですよね。

自分は早くTOROの裸のガット弦に出会えて本当にラッキーだと思います。多くの皆さんとこの幸せ・喜びを共有したいと思います。「裸のガット弦(プレーンガット弦)の世界へようこそ!」
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年08月16日 12:32
投稿者:ららトーク(ID:GAQFk2k)
どっかで書いたような記事が紹介されていますね。少し恥ずかしい。
でも、単体の弦としての良さの宣伝はこれくらいで良いのではないでしょうか。プロ、アマともに自分がベストと思っている弦を道具として使っているのですから、反感をお持ちになられている方もおられると思いますよ。(ナイショの話ですけども)
 古楽の進歩によって、こうした裸ガット弦が見直されてきていることが面白いですね。私としては、単体としての裸ガット弦の性能よりも、その使い方とか、どんな演奏会場が適しているかなどに興味があります。
使い方とは、例えば、ピッチ。現在の442では高い感じがしてこの弦のベストの性能を出し切れていない感じがします。ピッチが多少低めの方が良い音に感じるのですが、バロックピッチの415では、モダン楽器の方の駒とか魂柱とかの調整が必要と思いますので。ここまでやるとしたらバロック・バイオリンとバロック弓でやりたい気分です。
あと、E線の音色は、他とはかなり違っていて、柔らかい豊かな音がするので気に入っているのですが、いかんせん、よく切れるのですね。やはりピッチが高いと不利ですね。このところのノウハウがほしいところです。

演奏会場の方は、弱音のバリエーションを聴いてもらいたいところですので、小さなホールの方がより適している感じがします。でも複雑な雑音成分を含む音なので大きなホールでも後ろの方まで届く音なのかもしれませんが、そのところは実践がないのでわかりませんです。
いろいろな種類の弦と聴き比べができれば、おもしろいのですが、有志が集まって、聴き比べ大会などやってくださるのなら行きたいと思っています。
曲はビーバー、ビバルディ、バッハ、モーツアルト、シューベルト、ショーソン、フランク、ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、武満、ピアソラという具合に世代順番でやってくれるとうれしいですね。
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Re: 現在(いま)裸のガット弦がナウイ(Nowい)!

投稿日時:2008年08月16日 13:13
投稿者:腸弦(ID:IBCGGYI)
ららトークさんへ。画像つきの素晴らしくわかり易い体験談だと思ったので、紹介させていただきました。

自分は、TOROの裸ガット弦は、415Hzのバロックピッチよりも、440~443Hzの現代のピッチの方が、その性能を存分に発揮できるように思います。現代のピッチで張ることを想定して作られたヴァイオリン(あるいは現代のピッチに耐えられるように改造されたオールドヴァイオリン)に、裸のガット弦を張って現代のピッチで調弦する、というのは、物理的なバランスの面でも自然なことだと思います。

TORO弦を現代の440~443Hzのピッチで張って、現代の弓を使って、バッハの無伴奏やヴィヴァルディの協奏曲を、ヴィブラートを少なめにしてピリオドアプローチ的に演奏しても面白いですし、ヴィブラートをたっぷりかけてヴィエニャフスキーやチャイコフスキーをロマンティックで濃厚に演奏して、聴き手のハートを直撃する(ハートを揺さぶる)のも面白いと思います。さらには、NAOTOや葉加瀬などのポップス系の曲や、あるいはアイリッシュやジャズの曲を弾く場合でも、TORO弦の音色や表現の多彩さは大いに発揮されます。

バロック弓やバロックヴァイオリンを使わなくても、現代のヴァイオリンにTOROの裸のガット弦を張って現代の弓で弾いても、バロック弓+バロックヴァイオリンの組み合わせに近い演奏効果を得ることが可能です。これは、TORO弦の表現力の幅広さ・奥深さを物語っているように思います。

E線に関しては、裸ガットのE線はさすがに細過ぎるので、切れ易いという問題があるようです。自分は弦が切れるということは絶対に許せないタイプなので、E線にはピラストロ№1というスチール弦を張っています。

スチール弦と、裸ガットのA・D・G線という組み合わせで張ってますが、スチールのE線に関して不満を感じたことは全くありません。

この組み合わせで、公民館のような結構広い場所で弾いたことがありますが、音量に関しては、ドミナントやエヴァ・ピラッツィを張った友人の楽器よりも、TORO弦を張った自分の楽器の方が、ずっとパワーがあり、遠くまで音が良く透っていました。フォルテッシモの破壊的なパワーも凄いですが、ピアニッシモの繊細な音でも倍音が豊かで遠達性が優れているので、よりダイナミックレンジの広い演奏ができる点が、非常に有利だと思います。

ちなみに、ららトークさんが師事されている「美探」先生(あだ名)の「美探」は「(アンリ・)ヴュータン」の当て字でしょうか?自分はヴュータン関連グッズ(CD、書籍など)をコレクションしております。また、フランコ・ベルギー式の奏法でヴァイオリンを弾いており、ヴュータンが生きていた時代とその前後の音楽を弾くことを好んでおります。ヴュータンの協奏曲をバリバリと弾くのが夢ですが、そのためには、今しばらくの修行が必要な状況です。
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