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どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 38 Comments
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どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月14日 13:35
投稿者:いちご(ID:IpCWVhk)
新品の楽器は音が鳴らない、これからどんどん弾きこんでいくことによって
鳴り始めるとのことをよく聞きますが、どういった原理に基づいているのでしょうか?
またどれぐらいの期間、頻度で引き込むと新品状態が改善されていくのでしょうか?
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月17日 03:49
投稿者:pochi(ID:IzM5QwA)
ニスが乾いていない新作楽器は鳴りません。
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月17日 06:56
投稿者:メロン(ID:OHd2ZHA)
> いちごさん、
新作楽器は、弾いてみて明らかに新作楽器とわかるものが多いですよ。何台も何台も弾いてみると、新作楽器に独特の特徴がわかるようになります。なんというか、その特徴をうまく表現できませんけど。新作楽器独特の特徴は作られてから30年から50年くらい経っても残っているように思います。
もちろん新作楽器で非常にすばらしいものはたくさんありますし、(あまり新作らしくない音色のものもたまにありますし)、新作楽器の否定をするつもりは全くありませんが、私自身はその新作楽器に独特の音色があまり好きではありません。これはあくまで個人的な好みの問題だと思います。
[31558]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月18日 00:37
投稿者:そうだよねぇ(ID:IBkWGGM)
セロ轢きのGoshさん、 Amatさんに賛同!

「そのうちに鳴りはじめるから・・云々」とか言って楽器購入を勧めるようなお店や職人さんは信用しません。「だったら、鳴るようにしてから売れよ!」と言いたい。経験上、鳴らない楽器が見違えるように鳴りはじめることはないです。
[31561]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月18日 13:58
投稿者:ギター弾き(ID:IYBheTU)
アコースティックギターは新品を購入して引き始めてから数ヶ月で音が良くなりましたが
これもテクニックが多少でも上達したせいでしょうか?
その後、2度、新品のギターを購入しましたが、どちらの場合も数ヶ月で音が良くなったと
感じました。この経験から、引き込むとギター自体に変化が起きたように思いますが、
どうでしょうか?
(バイオリンとギターではちがうのかもしれませんが?)
[31565]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月18日 19:44
投稿者:セロ轢きのGosh(ID:ECgVaCg)
ギター弾き様、

 それは、敢えて最初は鳴らない(音の良くない)楽器を選んで買われた、ということですか?

 楽器自体の変化が皆無であると言うつもりはありません。 ただ、「鳴らない」vs「鳴る」みたいな劇的な変化はちょっと考えにくいように思います。
 例えばの話、優等生にとって96点と98点の2点差は天と地ほどに大きいでしょうが、普通の子にとって60点と62点は、まぁ誤差の範囲内ですよね。 上級者(例えば千住さん、多分ギター弾きさんも)にとって96→98点の変化は「鳴るようになった」ということかもしれませんが、庶民の持つ60点の楽器が80点に化けることは先ず無いと思います。

 この辺り、上級者の皆様におかれましては、庶民を惑わす発言には少し気をつけて頂きたいものです ^_^;
[31567]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月18日 21:18
投稿者:ギター弾き(ID:IYBheTU)
セロ轢きのGosh 様

 [31561]
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Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月18日 13:58
投稿者:ギター弾き(ID:IYBheTU)
アコースティックギターは新品を購入して引き始めてから数ヶ月で音が良くなりましたが
これもテクニックが多少でも上達したせいでしょうか?
その後、2度、新品のギターを購入しましたが、どちらの場合も数ヶ月で音が良くなったと
感じました。この経験から、引き込むとギター自体に変化が起きたように思いますが、
どうでしょうか?
(バイオリンとギターではちがうのかもしれませんが?)

が人を惑わせる発言だったこと、お詫びいたします。
 大変申し訳ありませんでした。
 (購入した楽器はわざとならないものを選んで購入したのではありません。)
 

 
[31598]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月22日 11:17
投稿者:ぽか~ん(ID:JwWGAgQ)
まだ中級入り口くらいで老後の暮らしが大いに不安だけれども
「楽器屋の陰謀だ!そうだ!そうだ!」と決め付けるより
2点分でも音が変わる理由を知りたいと思う私は何なんでしょうか?

愚民?
[31605]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月22日 23:05
投稿者:魚丸(ID:F4FpBIA)

私の場合、肩当てをマッハワンに替えたら、音が激変しましたよw
(どの楽器にもこの肩当てが良いと薦めているわけではありません。)

また、同一奏者・同日でも、時間的な変化があると思います。
個人的感覚としては58点(惜しくも不合格)から80点(優)くらいは差をつけたい。流石にどんなに低くても、30点以下はありませんが、たまに200点くらいつけたいときもあります。
鳴らないときは全然ナリマセンが、鳴る時はガンガンに鳴ります。
原因は、自分のウォーミングアップ不足のみでしょうか。

ところで、同じ楽器でも奏者によって全然違う音が出るのはノーカウントですか?そして、コンサート最初の曲は後の曲に比べてイマイチになりがち、というのも聴く立場場からはよく知られていると思いますけど、これも全部奏者の都合(楽器のせいではない)と解釈するのでしょうか。別にこの場で白黒つけなくては、ということではなく、どっちでも良いとは思いますが。

どちらにしろ、スレ主さんの意図からはズレズレですね、ごめんなさい。
経験上、新作でも、鳴る楽器は鳴ります(と書くと万民の意見みたいですが、異論は当然あるでしょう。また、そちらが正しいのかもしれません)。
[31619]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月23日 21:35
投稿者:チェロおじさん(ID:mGNgKJA)
皆様

> この辺り、上級者の皆様におかれましては、庶民を惑わす発言には少
>し気をつけて頂きたいものです ^_^;

興味深い話題です。

私は、上級者ではありませんが、同じチェロを20年以上弾き続けています。最近自分の楽器の音が変わったことは確実だと思います。自分でもそう思いますし、合奏の相手をしてくださる、楽器の異なる複数の奏者も別々の機会に、そういってくださいますので、ある程度客観性があると思っています。

購入してこれまでの間に、

①勿論、経験とともに弾き方が変化しています
②弓を替えました
③職人さんに調整(駒、魂柱交換)を追い込んでもらいました
④テールピース、テールガット、エンドピンなどを替えました

要因としては、これらが複合的に作用している可能性が高いと考えます。

それに加えて、

⑤共鳴箱の特性が向上して、共鳴のポイントが鋭くなり、
響きが豊かになったのですが、
これがいわゆる経年変化と弾き込みの効果ではないかと思うのです。

あくまで、再現性、客観性に欠ける単なる自己満足とたわいの無い印象ですが。

ただ、鳴らない楽器は何時までもならないとは限らず、私の楽器のように、本当にどうしようもなく鈍重だった楽器が、軽く音が出るのとは違いますが、十分レスポンスも切れが良く、響き豊かな楽器に変貌することもあると思います。

少なくとも、鳴るポテンシャルを秘めた楽器を調整もしないであきらめるのは大変勿体無いことと思います。

いろいろな方の楽器を触らせていただくのですが、調整をちょっとすれば、もっとよくなる(長所が伸びて、短所がへっこむ)ような気がすることがあります。びんびんに調整が追い込まれているなと思う楽器にお目にかかることは、楽器屋ですらめったにありません。最近では、2006年の弦楽器フェアでも、触っただけで鳴り始めそうなくらいにまで追い込んだ楽器を何本か触らせていただきました。

運がよければ、最初から鳴る楽器にめぐり合うし、最初、鳴らなくても調整などで、鳴るようになる場合もあることは事実だと思います。しかし最初鳴る楽器でも、その状態を続けるためには、調整をある頻度で継続することも重要だと思います。

ご参考になれば幸いです。
[31742]

Re: どうして楽器が新しいと鳴らないのでしょうか

投稿日時:2007年02月27日 20:14
投稿者:チェロおじさん(ID:IHVYIEI)
自己レスです。

前回発言を修正する必要は無いと思いますが、読み返してみると、少々わかりにくい表現だったように思いますので、補足します。

このスレッドの本来の趣旨は、楽器の経年変化はあるかということだったかと思います。それについての私の考えは「あるとおもう」です。根拠は、①古い楽器がきわめて高価であるにもかかわらず、現に多くのプロ演奏家に演奏されていること、②自分で弾かせてもらっても、古い楽器の多くのレスポンス、音量(録音機のレベルメータの振れが、古い楽器は軽く弾いても大きいです、サンプル数は少ないですが)、音色が多くの場合優れていることを実感した経験があるからです。

それが達成されるのにどれくらい時間がかかるのかは良くわかりませんし、材質変化などに根ざす原理もわかりませんが、楽器としての特性の経年変化は実在すると思っています。

また、その一方で、新作でも同様に良く響き、よく鳴る楽器もたくさん有ります。よく鳴る楽器同士で比べた場合、古い楽器の特徴は、独特の音色感でしょうか。チェロの場合は古い楽器は「ジーン」という成分を出しやすいことが特長と私には感じられます。

少数派かもしれませんが、新作を使用しているプロ奏者もいらっしゃるわけで、古い楽器の音色は多くの人に好まれるといえそうですが、万能でもなさそうです。個人としては、ジーンという成分の多く出る楽器は好きですし憧れです。

しかし、その差は、ある人には決定的かもしれませんが、それほど大きいものではなく、私が強調したかったのは、むしろ調整によって響きや鳴りに大きな差が生じている場合が多いということです。新作と古い楽器の微妙な差は、両者ともその楽器の持てる能力いっぱいの効果を発揮できるよう調整してあることが前提として意味のあることと思います。調整が悪ければ、どんな名器も情けない音しかしないのだろうと想像します。

楽器の変化がそれほど期待できないということを強調する余り、調整による改善の可能性まで過小評価されることが残念だったので、前回のコメントを上げさせていただきました。他店のことを出して恐縮ですが、名古屋や吉祥寺にお店のある弦楽器店のHPにも調整の効果について参考になるエッセイが掲載されており、勉強になりました。調整も万能ではなく、楽器固有の限界もあるという趣旨だったと思います。そのとおりなのだろうと思いますが、友人所有など何本かの通常クラスの楽器の調整後の変貌ぶりを実感してみますと、普通にきちんと作られた楽器をきちんと調整すれば、大抵のアマチュア奏者には実用上十分のようにも思います。

私個人の考えを正直に言えば、私の楽器は分類としては、半手工クラスですが、職人の方の調整によって私には十分な程度によく鳴りよく響くようになってくれたので、この状態を保って、楽器を良く震わす弾き込みを続ければ、通常の経年変化より速いペースで、古い楽器独特の音を出してくれるようになるのではないかと期待して、気長に自分の楽器を扱っています。万一、宝くじにでもあたれば、高価な楽器がほしくなるでしょうが・・。

わかりにくい表現で申し訳ありませんでした。また、少ない経験とサンプルから一般論に広げすぎている点もご勘弁ください。
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