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せっかく音大にはいったのに。 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 22 Comments
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せっかく音大にはいったのに。

投稿日時:2005年11月13日 21:00
投稿者:音大生その1(ID:EFGFZjU)
こんにちは。私は今年音大に入りました。今、ものすごく挫折感に襲われています。
入ってからはバッハの無伴奏を中心にレッスンしていただいたのですが、音がだめ、移弦がだめ、弓の持ち方もだめ、というので、曲は一切止めてセビシックをやるようになりました。非常に悔しかったです。平行して、ヘンデルのソナタ。こんな、小学生が弾くような曲を、なぜ私がやらなければいけないんだろう。すごく悔しかったです。今までの積み重ねがすべて否定されたようで。
おまけに弓のもちかた。私は人差し指は自由自在であるべきだと、ずっと、どの先生にも言われて育ってきました。しかし、今の先生は、人差し指と親指で弓を持つのだというのです。人差し指は弓に巻きつけるように、というのです。どういうことなのか努力してますが難しいです。
新しい技法にも柔軟に対応していくのがバイオリンを習うことだと思っていましたが、ここまで、自分の今までの練習を否定されたら、なんだかやる気がなくなってしまいます。私は、今の先生には、シベリウスやハチャトゥリアンを習いに師事しましたが、そこまで到達するには音大を出てしまいそうです。
先生を変えたほうがいいのでしょうか。それとも
今の先生で、その先生の技術を学んだほうがいいのでしょうか。
今の先生は「だめねえ」だけで具体的な改善方法は教えてくれなくて、1レッスンで「だめねえ」しか言われたことがないことがたびたびあります。でもその先生はとても芯のある美しい、そして自由自在の音色を持っています。
行ってる音大はいわゆる3流音大なので、こちらにいらしている方にははしにもぼうにもかからないと思いますが、こんな思いをしたことがある方に、アドバイスをお願いしたいと思います。宜しくお願いします。
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Re: せっかく音大にはいったのに。

投稿日時:2005年12月17日 01:45
投稿者:ぎーこ(ID:OGl5BJA)
ご自分が弾けると思っていたので大変ショックだったでしょうね。
でもこれがあなたにとって良いことかも知れません。
音大に入ったからにはプロを目指されるのでしょうから基礎からたたきなおされるのは当たり前と思ってください。もしあなたがプロになってもおそらくソリストにでもならない限り、シベやハチャはそう弾く機会はないでしょう。
しかしトゥッティで就職したらその日から、わずかなピッチの違いや音色がまわりと合わない、リズムが合わないなどいろいろな問題があなたを襲います。そのとき役に立つのは、音階教本とセブシックとクロイツエルしかありません。細かい地味な練習があなたを助けます。ヘンデルも小学生のレベルの曲では決してありません。基礎技術を習得するのに最適だから使うのです。プロにとっても難しい曲なのです。セブシックを使う意味を奏法も含めてお考え直されたらいかがでしょうか。
それから「人差し指は自由自在であるべきだと」というのは間違っていないと思いますよ。弓の上下運動に従がって浅く深くと動きます。人差し指を巻きつける奏法は最近あまり見かけませんが、演奏スタイル全体と結び付いてきますので見てみないとなんともいえません。
演奏スタイルも音楽に対する姿勢も一度先生と良く話あってみてはいかがですか。
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Re: せっかく音大にはいったのに。

投稿日時:2005年12月22日 00:36
投稿者:つい最近発見しました(ID:KQFUYgQ)
ほんとうに一週間前の出来事です。

 ずーっと芯のある音にあこがれてきたのですが、楽器のせいかなと思うようになっていたこの数年 事情があり、前の先生から新しい先生にかわって2ヶ月過ぎの先週のことでした。
 初めに弓の持ち方も確認したのですが、そのときは何もおっしゃらなかったのですが、あまりにも私の力弱い音に弓の持ち方をアドバイスしていただきました。
 先生のおっしゃる右手の「弓のもちかた」に 「エー、それは無理かも」と、今までのくせづいた持ち方から変えるには、ほとんど「無理です」なんていったことのない私が初めて、真剣に「無理です」と言ってしまいました。

「無理なら仕方ないけど・・・」といわれ、せっかく教えていただいてるのにできないのはなさけないので、先生の「かたち」をまねしてみようと思い肩、肘、手首をまねしてみると、あーらふしぎ、さっきまで無理ですといっていたのにできるではないですか、(特に手首の角度)
 それが、その人差し指を絡ませるように、の持ち方でした。
それにかえてみると先生のような芯のある音に近づくではありませんか。
っていうか音が安定するのです。今まで無駄な力が入っていたこともわかり、めからうろこでした。
 ひさしぶりにうれしい最近の体験でした。
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Re: せっかく音大にはいったのに。

投稿日時:2005年12月22日 22:04
投稿者:音大生その1(ID:EFGFZjU)
いろいろとアドバイスありがとうございました。

4月に入ってから課題のほかにずっとバッハの無伴奏をやっていたのですが、そのときは特にフォームがどうとか言われていなくて、一通りバッハが終わってから急に基礎だけ、それからヘンデルになったのでびっくりしてました。
先生が「これは小学生でも弾ける曲だからね」というので、悔しかったです。技術については、新しい先生になれば新しい技術を学ぶのは当然だと思うのですが、人差し指の話だけは私も譲らなくて、どうしてそうなのかと聞いたら、初めは自分で考えて見なさいといわれたのですが、分からないといって教えてもらいました。ボーイングに伴う弓の曲げ伸ばしに頼って移弦がうまくいっていないので、よりシンプルな形に戻してから再度右手をやわらかくしていくということらしいです。
だまされたつもりでしばらくそれでやってみなさいということです。本当は自分で気がついてほしかった、とおっしゃっていました。

あとおやゆびと小指で弓を持つ練習ですが、これはずっと小さい頃からやってました。こんなこと勧めるのは私の先生くらいだろうと思ってましたが。。。。私は小指が長くて、コントロールが難しいですが、楽器を弾かない夜や朝方はよくやってます。

あと、ヘンデル云々言いましたが、もうさくさく終わって、今はセビシックやスケールのほかにモーツアルトの5番。モーツアルトも、先生は「これは小学生でも弾く曲だからね」とおっしゃいます。
そういう先生なのだ。という風に割り切ってます。別に生徒をばかにしてるわけじゃなくて、口癖だと思うようにします。
同じ門下の先輩を紹介してもらって話を聞いたら、やはり口癖だといっておられました。ヘンデルは、4番くらいはせめていつでもどこでも弾けるようにしておいたほうがいい、と先輩に言われました。

ということでたいへんお騒がせしました。
セビシックは4年になってもやるからね、とのことで、そういうものだと割り切っています。「プロとアマチュアの違いは、基礎を身に付けたかサボったかの違いですから」といっておられました。
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