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「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 34 Comments
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「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2012年12月15日 01:57
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
そんな事を思っていたり、という風に思いたい人が、楽器が弾けるようになるんでしょうか?

音楽的感性のある人なら、奏者がたとえ殺人犯人であろうと、ヒトラーであろうと、昭和天皇であろうと、マゴテンであろうと、文鮮明であろうと、金正日総書記であろうと、嘘吐きの民主党代議士であろうと、利権屋の自民党代議士であろうと、脱税が趣味であろうと、楽器が上手ければ上手い、下手なら下手なのです。市井の事は市井の事、芸の事は芸の事です。

ヴァイオリンの場合、寧ろ、ヤバイ感じが良い、ヨバイを掛けているオッサンみたいな雰囲気もよいと思います。

これが解らない人は、決して楽器なんぞ弾けるはずがないと、私は思うのですが、皆さんの御意見を伺いたい。

参考にして下さい。
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=43353#45407
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=45839#46066
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=45174#45782
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月21日 02:20
投稿者:コクシネル(ID:IBMZBjE)
自己顕示欲、つまり自己主張、自己表現が出来なくては、音楽家にはなれません。音楽のあるがままの姿をそのまま聴衆の前に提示するのも、自己主張、自己表現です。

一般的な日本人が思うところの良い性格の人は、海外では通用しません。
生徒にもよく言いますが、だいたい自分が表現していると思っている度合の3倍から5倍は強調しないと、聴衆には何も伝わりません。これを自己顕示欲が強いなどと言っていては、話になりません。

これは何も音楽に限ったことではありません。ビジネスしかり、外交しかりです。
日本人のプレゼン能力、ディベート能力の低さには定評があります。
沈黙は金、言わずが花、読め悟れ、などと言っているうちは、世界中から取り残されます。日本以外では、すべて言ったもの勝ち、表現して他人を説得したものが勝ちます。多くの日本人が思っているように正義が勝つ訳ではないのです。

海外で認められるためには、少なくとも同僚から認められるためには、明確な自己主張と強靭な意思が必要です。美しい心を秘めて黙っているあなたを思いはかってくれる人は、どこにもいません。
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月21日 06:10
投稿者:Z(ID:FHMmNGA)
自分の考えを述べますが、決して、ちょいちゃかさんやコクシネルさんの意見を否定するわけではなく、また、自分の方が正しいと思っているわけでもないです。

特にクラシックにおいては、演奏というのは自己顕示ではないと思っています。これをわかりやすく、自己顕示とは自分の才能を見せることである、と置き換えて話をしますが、たとえば、Pochiさんはご冗談がお上手ですが、私がどれくらい弾けるかというと、基本的にへたくそです。発音、音程、タクト感、書いている内容はすべて私自身の問題でもあります。それは音楽演奏は自己顕示ではないという点でも同様で、うっかりすると自己顕示をしようとしている自分に気づくことしばしばです。

そんな私の才能や音楽性などというものよりも、モーツァルトやバッハの音楽作品の方がはるかに高い価値を持っています。当たり前です。
私に出来る最大のことは、できるだけその作品の価値を伝えることです。自分の才能をひけらすことなどは、それにくらべたら、ちゃんちゃらおかしいおふざけだろうと思います。

そして、作品の価値を伝えるには、そこそこのテクニックでも可能なのです。ただ、価値全部は伝えることが出来ず(もちろん見つけてもいません)、ほんの一部だけになってしまいますが、それでも聞いてくれる人には伝わります。
自分の演奏に満足できなくても、聞き手や共演者の喜びがそのまま自分の喜びになります。これも一種の自己満足と言えばそうなのですが。

当然自分の音楽性によって、作品の価値はフィルタリングされてしまうので、そこに個性が表れるのですが、作品の価値が伝わるならば、その個性はあまり問題にならないとも言えます。

作品に帰依する態度、と私は呼んでいますが、これは音楽の世界への切符のように思います。

Pochiさんが同じ事書いていたら、パクったことばれて、困る。
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月21日 09:06
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
Zさんにまた一票。私もそう思いたいですが、コクシネルさんのおっしゃることも良くわかります。子供にコンクール弾きを強要させたら反抗されたので
それでは、わかって頂けないよ!と連呼したんですが。残念ながら我が子はヴァイオリニストの素質はないようですね。まあ、聴く側の好みもあるからなんでもわかる演奏はビジネスにつながるのでしょうが、学術的に楽しみたいタイプもいるようです。私は、作品よりも奏者が目立つことは好みではないのでそういう遺伝子を子も持ったのでしょう?だけど、海外で通用しないこともないようですよ。そういう日本的な美意識を評価する層もいますから。好みでしょうね。善悪で判断はできかねません。
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月22日 05:58
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
イカテン氏、

どう思うかは勝手ですが、間違っているものは間違っています。

若い時にヴァイオリン演奏が神色自若では話になりません。旋律楽器だけに、戦戦慄慄としていなければならない。

>海外で通用しないこともないようですよ。
★★日本でも全く通用しません。火星人にでも評価して貰って下さい。
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2012年12月17日 09:53
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
流石あい氏、と言いたいところですが、一般人には前提が解らないので、解りにくい文章です。

演奏という製品を提供する、という考え方だと、
ttp://www.jmrlsi.co.jp/mdb/yougo/my02/my0227.html
演奏は、プロダクトアウトで行うべきであって、マーケットインになってはならない。誠実に良かれと思って演奏する事が大切であって、先に「これが評価されるだろう」というのがあってはならないのです。

もっと卑近にすると、
トヨタとフェラーリなら、フェラーリでなければならない。トヨタの方が売れているから、トヨタを目指す、という考え方は、ヴァイオリン演奏にはありません。

>若い時にこそ、チャイコフスキーやシベリウスなんてやっては駄目。パガニーニとブラームス良く弾きなさい。
★若い時には、優劣の基準が解りやすいスポーツカーを作りなさい。UV(ユーティリティクルマ)はダメ。

愚直に、「(自分にとって)最高の演奏を(しようと)する」のであって、それを評価するのは、他人の役割です。「あの演奏家は性格が良いんだって」なんていうのは、芸能界の噂話以上ではなく、勝手に行えばよい。そんなもので演奏の価値が決まると思っている人は、立場の違いが解らないのだから、楽器が弾けるわけがない。
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Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2012年12月17日 01:49
投稿者:あい(ID:EGNhkCc)
お褒めくださりありがとうございます。

演奏上の常識とは常に2つがあります。社会(歴史含む)で生きる常識
と、自分の中の常識ですね。

前者につき、まれに社会規範をはみ出す奏者がいます。刑事上、
麻薬、強姦、窃盗、詐欺、賄賂・・・しかし、演奏が上手い奏者の一部
が、何故犯罪を犯すのかはわかりません。(社会に対する不満でも
あるのでしょうか)

後者につき、自分の中の常識を重んじるからこそ、意外な響きに
感動するんです。しかし、それを素直に認めない努力家が多くいます。
まずはじめに、否定的な意見を言います。そのうち自分の中に鮮明な
記憶が残ってるくせに(言わなくても良いのに)重ねて批判するんです。
そのうち、周りが新たなことをする者を褒め出すと、ちょろっと自分も試し
てみたりして(こっそり)、そしてまた批判するんです。そうやって、
若々しい純心な演奏家が結果的に育つんだから、後者が絶対的に正しい。

若い時にこそ、チャイコフスキーやシベリウスなんてやっては駄目。
パガニーニとブラームス良く弾きなさい。すべてがバレる曲を弾かないで
誰からの評価を受けようとしているのか。まさに、真正な心と志と技術で
”性格”に演奏することでしょうね。

ヴァイオリンは、若い時、強い意志が感じられ、戦戦慄慄としているのが前提です。のろいスポーツカーは要らない。

奏者の性格とは全く関係ありません。西洋音楽は、非日常的行為であって、神との交合・エクスタシーを観客と共有するんですよ。

マリア様が何故美しくセクシーなのか、良く考えて下さい。また、逆だったらどうなのか、考えて下さい。

演じる、という意味で極端な場に行ってみましょう。ストリップショーを強くおすすめします。踊り子は、日常生活では恥ずかしがり屋の人も多いですよ。若い踊り子が神色自若としていたら、馘です。
[46295]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月22日 19:45
投稿者:賢帝(ID:JQVkRAM)
ン十年前、まだ20代の頃、某温泉場ではじめてストリップショウなるものを見るはめになりました。
中年のオバタリアンで、ゲンナリ、グッタリ、ガッカリ、終いにはバッタリダウン。

もしやこの体験が私のバイオリンの上達の足を引っ張っている・・・・?  これから若い人のストリップを見るようにすれば、まだまだいけるのかしら・・・?
そろそろ、いつもの先生が到着する時間となりました。
[46296]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月23日 02:46
投稿者:Z(ID:FHMmNGA)
イカテンさん、言葉のあやだと思いますが、つっこませていただくと、音楽に対するアプローチ、姿勢というものは後天的なもので、遺伝子とは関係ないですよね。つまり、バイオリン教師の責任でもあり、社会的な環境にも影響されます。

ヨーロッパも音楽にも商業主義がはびこっているということなので、芸術よりも金という場合はよくあるようですが、そういう演奏家はあっという間に忘れ去られるでしょう。でも、心に音楽が届くと、聞いた人は一生忘れられない場合もあります。

そこまではいかないとしても、演奏することは大変やりがいのあることだと思います。
みなさん、聞いた人の心に音楽が届くように、演奏しましょう。
[46301]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月23日 08:28
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
pochiさま、
だから我が子は、ヴァイオリニストの素質はないようです。
しかし、思春期特有の状態なのかも知れません。

大人のコンクールになれば、おおげさな振り付けもなくもう少し様子を見てみますが、アグレッシブな情熱は、かならずしも表現しなくてはならないとは思えません。それは聴衆の感性にゆだねてみますか?

外国の方とくに私が関わるのはフランス人ですが、彼らは「能」に興味を持ちます。言葉はわからなくてもすごく感銘を受けるし興味をもつみたいですよ。

Z様は、お優しい方ですね。

心に届く演奏を意図するよりも、その楽曲を活かす演奏、技術、表現を持ちたいけどそれは即席的なパフォーマンスでは無理でしょう?

性格による演奏へのアプローチ、または舞台マナー、多少影響はあるでしょう。

性格は、演奏に関係ないかも知れませんが、やはりソロ以外なら性格が良い人の集まりだと相乗効果はあるように思います。

私も子供もヴァイオリンをやるならただ優しい人だけではなく、強く自己アピールできる人を裏切ることや悪も見につけることも必要と思いましたが、
どうやら社会的生活を送りながら趣味としてヴァイオリンをやるなら性格も良く演奏も良いほうがいいですね。超一流ならどこか性格欠陥があっても
いいのでしょうね。pochiさまはいかがなんでしょう?
[46308]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月23日 10:38
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
イカテン氏、

I think・・・
I hope・・・
It is・・・・
それぞれ全く違う事なのに、混同しているみたいですね。

特に若い時には、音楽表現の中で(曲想によって)アグレッシブな情熱をかならず表現しなければなりません。

性格が良いというのが、どういう事なのかはよく解りませんが、ヴァイオリンを弾いている、弾いていないに拘わらず、性格は良い方がよい。何故なら、ヴァイオリン演奏と性格は関係ないからです。

当たり前ですが、ヴァイオリンを弾く事は、サービス業の一種ですから、同業者に嫌われたら仕事が減ります。伽婆鞍のオネーチャンと同じです。

ソロ以外なら性格が良い人の集まりだと相乗効果は、ありません。
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=45345#45457
弾けていないのに下手同士で「お互いに慰め合う」のがアンサンブルだと勘違いすると、性格が良い人の集まりである必要があります。実際のアンサンブルは、演奏している最中に限れば、緊張感があって、他人の性格なんてドーデモイーものです。それでも、音ではなく、顔を合わせたくないような輩は存在します。

性格による演奏へのアプローチ、または舞台マナーに、些かも影響はありませんし、あってはなりません。舞台マナーと性格は別物です。性格による練習態度へのアプローチの違いはあります。練習は日常の延長である事が多いからですが、舞台は日常の延長ではないからです。また、日常の延長であってはなりません。

超一流ならどこか性格欠陥があっても仕事はありますが、性格欠陥が良いわけがない。ヴァイオリンと性格には関係が無いからです。

http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=13385&t=2004#13385
こんな投稿を行った事があります。
[46311]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月23日 12:56
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
pochiさま

「性格が悪くても良くても演奏には、関係ない。」とわかっていらっしゃるのになぜ?

pochiさまのおっしゃる通りです。日常と舞台は、違うのです。テーマと離れてしまいましたので、ここで退散します。

しかし、性格の悪い人は、演奏に出なくてもお顔立ちに現れますよ。
いい演奏だけど、どうも。。。
そういう方のコンサートには、出向かないで音源で楽しみますが。。。
[46314]

Re: 「性格が悪いと演奏が悪く、性格が良いと演奏が良い」のか?

投稿日時:2013年01月23日 13:17
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
>性格の悪い人は、演奏に出なくてもお顔立ちに現れますよ。
===何を勘違いしているんですか?悪役商会の人は、悪人ですか?
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E5%BD%B9%E5%95%86%E4%BC%9A

私は19歳のジョシダイセイですが、80年代~90年代初頭のプラシド・ドミンゴを個人的によく知っています。彼の全盛期ですね。印象は、醜いデブのオッチャンでした。でも、舞台本当に格好良かったんです。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B4
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