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駒の材質 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 5 Comments
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駒の材質

投稿日時:2007年01月20日 15:37
投稿者:ヤパ(ID:NhKYRFk)
当方、夏に購入したヴァイオリンの調整をどこにまかせたらいいのか悩んでいます。
まあ、そのへんは、他のスレッドでも話題になっているので、楽しみに読ませて頂いています。

さて、そんな中で、一つ悩んでいることがあります。

先日、ヴァイオリンのA線が駒にめり込んできているのに気づきました。
まあ、これ自体は、楽器を買ったお店に来週持って行って、とにかく修理をして頂こうと思っています。

さて、この駒の材質が、軽くて柔らかい木に見えます。
というのは、通常より厚くつくってあるのに軽く鳴るのと、楽器購入後、あっという間にE線がめり込んで皮を張ってもらって、今回、A線がめり込んできたからです。

将来的には、普通に使われているような材質(密度があって堅い?)ものに交換した方がいいのでしょうか?
それとも、この楽器店の、こういう駒の材質選びを、信頼していいのでしょうか?

この楽器を買う前にお付き合いしていた店は、古い楽器が得意で、30年物のコンテンポラリーな楽器の調整は疑問に思っています。
今度の楽器を買った店は、まだ、どういうふうに信頼していっていいのか当方に迷いがあります。

楽器自体は、良く鳴っているように思うので、このままでいいといえば、そうなのですが、、、。
今回、お付き合いを始めた店は、調整が、後手後手というかんじで、ちょっと完全に信頼し切れていません(^^;
工房選びは、難しいものですね。

ということで、こんな軽くて柔らかい感じの駒の材質は、OKなモノなんでしょうか?
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[ 5コメント ]
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Re: 駒の材質

投稿日時:2007年01月20日 17:11
投稿者:魚丸(ID:KCYFcHE)
素人考えですが、調整は恐らく後手後手くらいのほうが丁度良いと思います。悪い状態で放置するのは論外ですが、ヤバさんレベルの所有者が日々チェックを入れてマメにメンテナンスに出していれば、いきなり崩壊などの取り返しのつかない事態は避けられるでしょう。食い込み自体は皮を張ればだいたい収まると思います。もしダメでも対策はそのときに考えて遅すぎることはないと思います。

むしろ悩まれているのは、楽器屋さんへの信頼感の不足についてのようですね。まずはご自分のほうから全面的な信頼を示されてみては。自分が任されるほうの立場であれば、全面的な信頼に対し下手なことは絶対できないと思います。

全面的に信頼できるから信頼するのではなくて、全面的に信頼したいので全面的信頼を示す態度を選択するということで、現時点で信頼しているかどうかはあまり問題ではありません。私は大学時代にセミナーなどしつつ、君がどういった言葉でどういったことを言うひとか分かるのには結構時間がかかるよ、と担当教官から言われたことがあります。楽器を介しても、きちんとお互いの意思が疎通するまでには時間がかかることと思います。

なんかあんまり君のこと信じらんないんだけどー、って寄ってくるひとに好感を持っておお期待に応えたいゼという人はあまりいません。それに、ヤバイと思ったら即逃げれば良いではありませんか。ぎりぎりヤバいかどうかの判断はできますよね?できないならアウトです。 悪人ぶりを晒してしまったかな…。

もしくは。当座の損得ではなくて、楽器からしてアウトかセーフか考えてみてはどうでしょう。ここだけの話(嘘ですが)、私の場合、楽器が「この人イヤ!」と泣きます。最初のころは無視していましたが、楽器の反応の良い方に任せるようになってからは良く鳴ってくれるようになりました。幾分牧歌的ですがかなりの部分、真実です。煎じ詰めればこれが信頼の根っこですね。皆に評判が良いとか世界的に有名とかなんでもいいですけど、そういうのは全然関係ありません。
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Re: 駒の材質

投稿日時:2007年01月21日 20:37
投稿者:ヤパ(ID:YUIUJ4A)
魚丸さん、どうもです。
そうですね、掲示板で、有名どころの工房の話がでるたびに、心ひかれるのですが、、、等身大が一番ですね。

ただ、A線に皮貼るって、よくあることなのでしょうか?
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Re: 駒の材質

投稿日時:2007年01月23日 12:19
投稿者:魚丸(ID:J0CXFRk)
こんにちは。

>有名どころの工房の話がでるたびに、心ひかれる
では有名どころに行ってみたら良いのではないですか。ダメ?どうして???

>ただ、A線に皮貼るって、よくあることなのでしょうか?

まず駒は皮を張る以外に削るとか(指板と兼合いアリ)丸々交換とか、選択肢はたくさんあると思います。そんなことはヤバさんとっくにご存知と思いますが。
今回は特にオリジナル駒でなるべく大事にしたいという訳でもないですよね。
あるいは、駒を替えることが楽器に大きな負荷をかけるとか?あるのかな。

そういう特殊事情(現在の駒の維持が必要)があって指板を削る必要もないしA線のみ高さを出したいのなら、A線に皮を張るというのもアリだと思います。これも永遠にそのままってことはありえなくて、次に指板の高さに合わせて削り直しのときに剥がせばいいだけの話でしょう。一瞬でもそんな格好悪いのイヤだ!というなら楽器屋さんに頼み込んで丸々交換されれば良いのでは。(もし楽器屋さんが渋るようであれば、あまり楽器サイドからはおススメでないのでしょうけど。)

正直、どうしてそこまで『フツウは』を気になさるのか、よく分かりませんが、有名どころでフツウに調整してって頼めば万事解決するのかな…はて?なんにせよ悩まれていてお気の毒です。何の参考にもならない素人話、失礼致しました。
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Re: 駒の材質

投稿日時:2007年01月23日 15:13
投稿者:ヤパ(ID:IpRWREQ)
当方にとって、楽器は、買った店で調整するのが基本というのが心の中にあるので、他の工房で調整して頂くのに躊躇があります。
又、他の店で調整してもらって、改悪になった場合に、再度、買った店にもっていって行く勇気がないのかもしれません。
(駒を作ってもらうくらいなら自分で戻せますが、他の工房に出すなら、魂柱のやりかえもしなければならないでしょうから)
当方、別の楽器(弦楽器ではないです)で、日本で有数のリペアマンのお店に行って、全く合わなかった経験があります。(当方の未熟が原因でしょうが)

それぞれの工房には、技術力という尺度以外に、それそれの常識というかポリシーがあり、その辺のナレが必要なのでしょうねぇ。

今回、調整をお願いしてビックリしたのは「たぶん、これで1~2年もつでしょう」と言われた事です。考えてみれば、当然の事でしょうが……。
前にお付き合いしていた店は、駒を作って頂くと、落ち着くまで半年くらいかかりましたが、その後はずっと安定していました。今回の工房は、すぐに鳴るようになっているけれど、逐次調整していかなければならないようです。

なるほど、魚丸さんのおっしゃるように、調整の結果が問題なければいいのですし、不都合がおこれば、再度、調整していただけばいい「だけ」の事ですね。
また、その調整に不都合を感じなければ、「話題の工房」にもっていく必要もないわけです。

ご意見、心にしみ入ります。
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Re: 駒の材質

投稿日時:2007年01月23日 22:55
投稿者:魚丸(ID:FVhhUyA)
私はかかりつけの楽器屋さんまで遠いので最低年一回のペースで通っています。毛替えと定期検査なのですが、駒と魂柱が一旦落ち着いてからはほぼ何もしていません。「指板がちょっと低いと言えば低いのですが…」「でも今夏だから湿気で落ちていると言えばその可能性もありますよね(と前年聞いたまま受け売り)」「では様子を見てみますか」と保留して、秋~冬はベストな状態になるサイクルで4・5年経過したように思います。

今年は、指板の掘り込みがあまりに深くなっていたのでちょっと削って、合わせて駒も低くなりました。たぶんヤバさんが見たら発狂モノの低さだと思います。この楽器、次は継ぎネックかもしれません。

でも常時パーフェクトな状態の楽器は恐らく存在しません。ちょっとずつ具合が悪くなっていくものを見極めて、どこまで使い尽くすか、が実は最大のテーマになのではないかと思うのです。だからハッキリ見通しがつくまでは、触らないくらいが丁度良い(という楽器屋さんの考えに賛同しています)。考え方次第ですが、人間の身体にも似ていますね。

とエラそうに語ってみたりしますが、私も昔は職人さんにあーだこうだ注文をつけてあらぬ方向にはまっていた時期がありました。楽器は単なるパーツの集合ではないということを再三説かれ、というか、ワカラン奴はもう来るなと言われてまず態度を改めることにした次第です。覿面に音に効きました。ただし変化はじわじわきます。そのような経緯からおススメ致しております。

ちなみにヤバさんの楽器屋さんの台詞ですが。そのまま受け取りますと、1~2年は心配しなくていいよ、その後はそのとき考える。とみえます。これは先取り心配性の気がある(失礼!)ヤバさんのツボを押さえたコメントと思いますが、いかがなものでしょう。実物を見ていないので分かりませんが、音は良いと。もしかすると駒の食い込みも許容範囲なのかもしれません。それにまだまだ日も浅く、変化が激しい時期なのかもしれません。であれば、今後時間の経過とともにどんどん食い込むとは限りませんよ。もっと気長にいきましょう。
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