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いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 9 Comments
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いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月24日 02:16
投稿者:あい(ID:ICNoWGc)

 現代の製作者はいずれモダンの作品として扱われます。
当然、モダンという定義や、良質という意味を扱う必要はある
と思いますが、現在ある良質のモダンを基準に、いずれそのクラス
の楽器として認められるだろう製作者および、製作集団について語
りませんか?ここの掲示板は、相当数の業界の人(製作者・楽器店)
が閲覧していることはわかってます。業界の方からのご意見を聞きた
いです。また、本当に色んな意見があると思いますが、売り込み目的
の意見ではないようにお願いします。



 ちなみに、私としてはイタリア信者ではありませんが、やはりイタリア
の楽器は良質なものを手に取ることが多いです。音の質においては、
丁寧に作っている楽器が弾きこむことで開花する感じがします。とりあえず、
今日はこんな感じで終わります。

 
 
[18663]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月26日 02:57
投稿者:中国の・・・(ID:FpNlc2U)
埋もれてしまいそうなので、ちょっと一言。

 確かに現在雑誌やネットで名工として扱われている方々の大半はたんなる業者の売り込みの成果であることは確かです。そんな中には中国や東ヨーロッパから白木を購入してきて、コンプレッサーでニスを塗るなんてのはざらです。そういった意味でも本当の名工を探すのは大変な世の中になってきていると思います。
 あいさんは真の意味での名工の物を購入したいとお考えですか?まずその様な作者の物は殆ど手に入りません。地道に手作りしてますから、数が驚く程僅少です。またイタリアの楽器にそのような物が多いと感じられているようですが、それは事実だと思います。上記のような事があるのは事実ですが、その一方で驚くほど完成精度の高い楽器も稀に見受けられます。
その感覚を信じて地道に探して見てください。きっと見つかると思いますよ。イタリアの楽器は殆ど日本に入ってきていますから!
 私もイタリアのモンドムジカを始めとして、各地で多くのバイオリンを見てきました。本当にモダンイタリの名器を凌ぐのでは?と思ったのはほんの数台のみです。基本的に地道に今まで探してきたのでこのようなオープンソースの場で名前を挙げる事は出来ませんが、ヒントとして一台だけ挙げておきましょう。
 現在クレモナの製作学校で教鞭をとっているイタリア人で名前はイタリア語で言う「鋸」という単語の複数形の名前の製作者。真面目そうに見えて実はお茶目なマエストロ。ポテチが大好き。(関係ないって?)
 音もオールドに負けなくニスが美しい。そんなところでしょうか。
 
[18670]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月26日 20:00
投稿者:pochi(ID:OEASCAQ)
100年後に結果が出る競馬の予想屋みたいですね。
[18677]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月27日 00:27
投稿者:あい(ID:ICNoWGc)
中国の・・・ さん
pochi  さん


 ご意見ありがとうございます。予想屋ってのは、確かに予想屋
ですね(笑)ただ、不勉強なので、まず”モダン”という言葉を、意外と
安易に私は使ってます。製作者が亡くなれば、その楽器たちは
モダンということになるのでしょうか。それとも、100年か150年
くらい前の楽器を初期のモダンとか、そんな感じでしょうか。
(アホな質問ですみません-0-)


あい
[18678]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月27日 01:27
投稿者:pochi(ID:NyNQMkI)
釈迦に説法かもしれませんが、モダンは、PRESSENDA以降、1945年迄に造られた楽器で、製作者が既に死んで居る楽器だと記憶しています。1840年以前に造られたPRESSENDAをオールドと呼んだり、製作者が死んだらモダンと呼ぶ場合も有り、定義は確りしていないのでは無いかとも思います。大体、製作者が死んで居て、製作後50年程経過していれば、モダンと言っても良いのではないかと思います。

現代では、昔の様に産地に依る違い依りも使って居る材、製作者の違い、個体差の方が大きい様に思います。クレモナスクールの様に画一化されて居る物も有りますが、日本向けの新しい地場産業と云った感じでしょう。オールドの時代のクレモナとは全く関係の無いムッソリーニ提唱の新興産業であったはずです。

材は、親方から弟子へ引き継がれてゆくのが普通なのですが、材木問屋が幅を利かせて居る場合も有りますので、何とも云えないでしょう。日本に輸出されるヴァイオリンの材は、切ってから時間が経って居ない物が多いのではないか?と疑って居ります。何れにせよ安定した供給能力を持って居ると云う点では、地場産業として定着したと云って良いでしょうね。

非伊太利でも、旧東欧の親方による一品物、中国製の一品物は、遜色有りませんが、日本人はイタリアンに弱い(頭が弱い・ブランドに弱い・文化が無い)ので、市場価値はイタリアンと較べて低いのが現状なのだそうです。

現在、低価格品では中国製が世界を席捲して居ります。高級品でも価格競争力は充分に有ると思います。ラベルを見ずに楽器の性能だけで楽器を選ぶ事が出来ないのは、非常に悲しい事ですが、逆に貧乏人に取っては、中国製の一品物を安く買えるので好都合では無いでしょうか?

音に厚みが有り、浸透力の有る音の出る楽器が将来的には良いと思いますが、個人の能力とのコンビネイションも有りますから、その人の弾き方をよく見て楽器の選定をする必要が有ると思います。

御指摘のファニョーラ辺りは、削り直された物も多く見掛けます。ボウイングをキチンと習って居ない人に取っては、板の薄い楽器の方が弾き易いので仕方が有りません。

音の好みも時代に拠って変って来るかも知れません。良質の楽器の定義も変るかも知れません。ヴァイオリン人口が極端に少なくなる可能性も有ります。自分が死んでからの事を考えても仕方が無いので、このスレッドの表題の楽器を議論するのは、非常に難しいと思います。
[18697]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年01月29日 01:04
投稿者:あい(ID:ICNoWGc)
pochi さん


 いつも勉強になります。新作ならともかく、圧倒的にモダンの楽器は
選択枠が狭いので、『これ!いい!!!』っていうのは、1000万軽く
越すことが多いです。7~800万クラスだと、よっぽど信頼のおける
ディーラーか知り合いかをはさまないと、怖いです。決して、ラベル
で買う気はないですが、いかにも怪しいものが、普通に置いてある
のが逆に不思議です。。(某楽器屋さん)


 ってことで、新作でしっかりしたものを選ぶことが多いです。中には
すばらしいものも多く、中国の・・・さん も仰るように、真の意味での名工
はいるわけで、そういう楽器に回り逢えるように奮闘する日があります。
製作者名は避けますが(個人的には実名で書きたい。。)、モデーナで
製作される方で師匠がポッジのお弟子さんとか、トリエンナーレで優勝
経験をもつ方(いっぱいすぎるっ!けどその中の2人)。なにか、私しか
わかんないですよね。これじゃぁ。ごめんなさい。


 それと、ここ50年で作られた楽器の材とストラドやガルネリの時代の
材とは、根本的に違うのでしょうか。私はストラドもガルネリも弾いたこと
ありますが、私の感受性が低いのか、もしくはたいしたことのないクラス
のストラドだったのか、如何せん1~2億まで出して買いたいとは思い
ませんでした。それより、状態のよいモダン(もしくはオールド)の方が、
感動的でした。演奏会でも、大きなホールにはふさわしくない楽器を
弾くソリストを年に何回か出くわします。そこまでして、ストラドを弾く
ことに意味はあるのでしょうか。。。


 (強引ですが)そういう意味で
いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者
を作りました。(楽器屋さんはこれ読んで笑ってんだろぉなぁ~♪)
[18755]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年02月01日 12:32
投稿者:てんてん(ID:YCgTOA)
新作ヴァイオリン18台の弾き比べ(THE LEGACY OF CREMONA http://www.sarasate.net/cd/ricci.html)の中では、Samuel Zygmuntowicz が一番好みです。
それぞれの楽器で違いはあまり分からなかったのですが、繰り返し聞いてもし1台選ぶとすればこれかなと思いました。
よくよくお名前を見たら、過去ログに出ていたアメリカの方ですね。
タリシオ(オークション)で13万ドル。手はとても出ません。
[18775]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年02月01日 23:08
投稿者:pochi(ID:JTaHVkE)
日本円100万円以上の楽器は、いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者の手による楽器だと暗黙の了解で購入するものだと思いますが、「此れは駄目だ」と云うものがかなりの割合で含まれています。

私がこの10年で弾いたことの有る日本の皇太子の息子に献上した彼の作品は、良質楽器では有りません。以前は普通の楽器でした。
[18776]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年02月01日 23:39
投稿者:あい(ID:ICNoWGc)
pochi さん

Ma○co Co●●iardi(スペルあってるかな。)でしたっけ?
なんか、虫食いクイズみたい♪

あい
[18810]

Re: いずれ”モダン”の良質楽器といわれるだろう現代の製作者

投稿日時:2005年02月03日 06:28
投稿者:pochi(ID:dZEHNyA)
http://www.violin-art.co.jp/products/COPPIARDIMarco.htm
これですね。弾いたことが有りません。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~nagamine/cremona1.html
これは、、、、、、、、

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