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江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月10日 20:32
投稿者:pochi(ID:JkAFiBc)
若い頃は上手だった。凄かった。でも自分の才能に限界を感じて教師として活路を見出したのだと思う。現代日本のヴァイオリン界の礎として、評価したい。
感じて弾く人ではなく、考えて弾く人だと思う。此の辺りに彼の才能の限界があると思う。
皆様の御意見、特にぷーた氏の御意見を賜りたい。
感じて弾く人ではなく、考えて弾く人だと思う。此の辺りに彼の才能の限界があると思う。
皆様の御意見、特にぷーた氏の御意見を賜りたい。
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[ 8コメント ]
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Re: 江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月10日 21:42
投稿者:ぷーた(ID:ZpZ4QQA)
あなたの仰ることにほぼ間違いはないでしょう。江藤先生は偉大な方です。僕から付け加えることはありません。
江藤俊哉コンクールが廃れそうなみたいで、不安です。非常に優れたコンクールだと思うので(説得力が無い?)、ぜひ続けて欲しいところです。江藤先生は桐朋の学長であるからに、桐朋から多数の出場者がでるはずですが、さにあらず。出場者が減ってきているそうです。原因はわかりません。
江藤俊哉コンクールが廃れそうなみたいで、不安です。非常に優れたコンクールだと思うので(説得力が無い?)、ぜひ続けて欲しいところです。江藤先生は桐朋の学長であるからに、桐朋から多数の出場者がでるはずですが、さにあらず。出場者が減ってきているそうです。原因はわかりません。
[11719]
Re: 江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月14日 23:29
投稿者:MAMASAN(ID:gpOCZZA)
桐朋の学長は今年から江藤先生じゃなくなったようですよ!
[11721]
Re: 江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月15日 03:29
投稿者:kirin(ID:KQJTYgA)
個人的な思い出ですが。
かなり昔、テレビで、評論家は楽譜をキチンと見てから評論してほしいということを言っていたのが印象的です。サンサーンスのコンチェルトの2楽章の冒頭の旋律をsempliceという指示に従って弾いたところ、新聞に表情が乏しいというような批判を受けたとのことでした。サンサーンスはこの旋律を表情たっぷりに弾くことを要求していないのに、ということですね。
このあたりが「考えて弾く」タイプなのでしょう。結局、私はこのsempliceをどう弾くのだろうということを考えさせられました。(って、まともに弾けないくせに、ですが)
当時の彼のおけいご番組は好評だったようです。ベートーベンの主題によるロンディーノが番組のテーマとして使われて、美しい曲だと思いました。
かなり昔、テレビで、評論家は楽譜をキチンと見てから評論してほしいということを言っていたのが印象的です。サンサーンスのコンチェルトの2楽章の冒頭の旋律をsempliceという指示に従って弾いたところ、新聞に表情が乏しいというような批判を受けたとのことでした。サンサーンスはこの旋律を表情たっぷりに弾くことを要求していないのに、ということですね。
このあたりが「考えて弾く」タイプなのでしょう。結局、私はこのsempliceをどう弾くのだろうということを考えさせられました。(って、まともに弾けないくせに、ですが)
当時の彼のおけいご番組は好評だったようです。ベートーベンの主題によるロンディーノが番組のテーマとして使われて、美しい曲だと思いました。
[11723]
アゲアシトリではないのですが
投稿日時:2004年04月15日 04:17
投稿者:唖然坊(ID:MhFZBZE)
あ、アノー、「俊哉」ですよね。
[11724]
Re: 江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月15日 08:28
投稿者:pochi(ID:MYlgeYU)
http://www.music.co.jp/~evica/play/play.html
ここでは、江藤俊也ですが、江藤俊哉の間違いですね。あ~、格好悪い。ご免なさい。
ここでは、江藤俊也ですが、江藤俊哉の間違いですね。あ~、格好悪い。ご免なさい。
[11731]
最初の演奏家兼教育者
投稿日時:2004年04月15日 14:21
投稿者:Geiger1951(ID:ITQxcZY)
本朝に於いて、自ら演奏する力量を有しつつ教育に携わった人物は、江藤先生を以て嚆矢とします。多言を要しません。
就中正しいボーイングの指導をなし得る人はあの頃希であった筈です。
謝礼もとびきりでした。それを隠そうとしない方でした。
就中正しいボーイングの指導をなし得る人はあの頃希であった筈です。
謝礼もとびきりでした。それを隠そうとしない方でした。
[11732]
Re: 江藤俊哉
投稿日時:2004年04月15日 14:32
投稿者:Mr Z(ID:kkQzRoA)
過去に出た文章を集めた著書を読みましたがなかなか面白いです。
戦前戦後の日本の音楽事情というのは今とは全く比較にならないほど劣悪だったのですね。楽器もストラドを持っている日本人は一人もいなかったりとか。
江藤氏は若い頃から日本のヴァイオリン界を背負っているという自覚を強く持っていたようで、実際そうだったようですね。
鈴木鎮一氏のもとを去った後、何年間かは独学だったそうです。その経験も後の指導に役立ったのかもしれません。
戦前戦後の日本の音楽事情というのは今とは全く比較にならないほど劣悪だったのですね。楽器もストラドを持っている日本人は一人もいなかったりとか。
江藤氏は若い頃から日本のヴァイオリン界を背負っているという自覚を強く持っていたようで、実際そうだったようですね。
鈴木鎮一氏のもとを去った後、何年間かは独学だったそうです。その経験も後の指導に役立ったのかもしれません。
[11733]
Re: 江藤俊也に就いて
投稿日時:2004年04月15日 14:46
投稿者:pochi(ID:MYlgeYU)
[11731]
猊下[04/04/15 14:21:08]投稿、
文章力に感服致しました。日本流ティボーのポルタメントが効いて居ますね。細かなヴィブラートと大きなヴィブラートの使い分けも素晴らしい。江藤先生も安心して涅槃へ赴かれるでしょう。
[11731]
最初の演奏家兼教育者
投稿日時:2004年04月15日 14:21
投稿者:Geiger1951(ID:ITQxcZY)
本朝に於いて、自ら演奏する力量を有しつつ教育に携わった人物は、江藤先生を以て嚆矢とします。多言を要しません。
就中正しいボーイングの指導をなし得る人はあの頃希であった筈です。
謝礼もとびきりでした。それを隠そうとしない方でした。
就中正しいボーイングの指導をなし得る人はあの頃希であった筈です。
謝礼もとびきりでした。それを隠そうとしない方でした。
文章力に感服致しました。日本流ティボーのポルタメントが効いて居ますね。細かなヴィブラートと大きなヴィブラートの使い分けも素晴らしい。江藤先生も安心して涅槃へ赴かれるでしょう。
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