表板だけ新しい楽器？

雑談・その他 2 Comments

最終更新：2005年06月04日 23:40

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投稿日時：2005年05月14日 07:55

投稿者：ぼこ(ID：FTkkCJE)

僕の昔使っていたバイオリン（おそらくドイツのオールド、というか古い楽器）は30年くらい前に、新橋にあった（といえばわかる方も多いと思いますが）楽器屋から当時35万円くらいで買ったものです。
その時に、この楽器についているラベルは嘘で（今は読めないです、赤外線写真をとればわかるかもしれませんがしていません）、おそらくいくつかの楽器から使えそうなところをもってきて、つなぎ合わせた楽器ではないかと、いわれた記憶があります。

確かに、裏板はとても美しく惚れ惚れする感じですが、表板はやはり傷みが多く、数多くの修理の後があり、駒の下は少しへこんでいます。

質問は、表板の特に魂柱や駒の当たるところには比較的致命的な傷になるし、オールド楽器などはそろそろ寿命がなんていわれますが、特に傷みが傷みが激しいのは表板と脇の左手の当たるところくらいかと思います。

現代の楽器製作者が、裏板やスクロールなどは古いものを使い、表板だけ新しいものを作るという試みをしている方はいないのでしょうか？
素人考えでは、新作よりもはるかにこなれた音がするように思うのですがいかがでしょうか。

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[ 2コメント ]

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Re: 表板だけ新しい楽器？

投稿日時：2005年05月14日 22:48

投稿者：yas(ID：FoB1EFA)

表板の魂柱下の割れ傷は「致命的」ではなく、通常の割れ傷と同じ扱いです。実際、Tarisioをはじめとする多くのオークションで「very good condition」として出品されているオールドヴァイオリンにも表板に魂柱下の割れ傷のあるものが散見されます。もしそれらが「致命的」であれば、「fair condition」またはなにも記されません。駒の下もへこみがひどくなければ通常の表面傷で、「致命的」ではありません。
破砕する等のよほどひどい傷でないかぎり、表板を交換することはしない方がいいと思います。それに、音質に影響のあるのは裏板ではなく表板だそうなので、たとえオールドといえど、表板を交換すれば、新作とあまり変わらない音になる可能性が大きいと考えられます。
ご質問の「現代のメーカーが表板だけ新しくしている場合はあるか」ですが、以上の理由により、私見では、修理以外ではほとんどないと思われます。

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Re: 表板だけ新しい楽器？

投稿日時：2005年06月04日 23:40

投稿者：pochi(ID：MmkmByU)

居ます。Henry Meissner氏です。
カリフォルニアで最も高緯度でバナナ栽培をしている村でヘンリー爺さんが適当に表板と裏板を組合せてヴァイオリンを作って居ました。US$1.5k位でかなり良い音でしたよ。裏板と表板の相性や形の整合性が大切なので、簡単では無いのだそうです。適当な物が無い場合は新しく造って居ました。ヘンリー爺さんは既に物故していると思いますが、息子が跡を継いで居るはずです。

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