私自身は以下のような相違があると考えています。(1)イントネーションの違い20世紀前半は多様性(しかし各奏者によって一貫したポリ
シーがある)があり、現在は差が少なくなっている。 (2)ボーイングの違い20世紀前半では速く軽め...
[40698]>ちなみにアンプ付きレコードプレーヤーが一般に普及したので大音量に慣れた聴衆がコンサートでも大音量を求めるようになったという分析は、以前も紹介しましたが「天才を育てる」というドロ
シー・ディレイの伝記に載っていま...
念のためコメントさせて頂きますが、腸弦さまのご指摘通りプレーンガットA,D線は現在使用されているナイロン弦とモダンピッチでは張力もほぼ同等であり、楽器との相性が良ければ物理的な音量もナイロン弦に劣らないケースがあると思いま...
大変不思議なことに「ストラディヴァリの製法」と同じく「20世紀前半の奏法」は何か神秘的な理由により永遠に失われたと思い込んでいる方がいらしゃるように思われます。私は決してそのようなことはないと思います。以下のような点を考...
>20世紀後半の過度の音量重視はホールの大型化の影響だけではありません。根拠は多くありますが、流れだけ書いておきます。20世紀後半のホールの大型化の証拠を提示してください。大型化がないのに音量重視にその影響があるとは思え...
ハイフェッツの「音色」をどうもハイフェッツのヴィブラートやイントネーションと混同されている方がいるようです。私がこのスレッドで問題としている「音色」は何度も強調しているようにパールマンが指摘した「速い弓速での凛とした音...
ドロ
シー・ディレイは13歳のパールマンがメンデルスゾーンのヴァイオリン・コンチェルト(ビデオとは別)を聞いた時のことをこう述べています。未だかつて聴いたことがないようなものすごい速さで、彼はメンデルスゾーンのヴァイオリン...
通りすがりさま、これが「ありえなくね?」と思われる段階で話が通じないことがよく理解できます。これは私の分析ではなく、ドロ
シー・ディレイの伝記に記載されている分析です。戦前は音楽を聞くとしてもそれほど音量のない真空管ラジオ...
以下は非常に重要なことですので、もういちどまとめておきます。(1)アウアーもフレッシュも駒寄りに強い圧力をかければ大音量が出せることは当然理解していたが、「音色が悪くなる」として基本的に禁止していた(彼らの教科書に明記)。...
>「音量より音色」現代の演奏家はそのような偏った事は言わず「音量も音色も」を求めているのです。ダイナミックレンジの大きさと音色の変化が両立でき、そのたくさんの引き出しを用いて音楽表現していることは、素晴らしいことであり...