今から約30年前に「pygmarius」はコンピュータで解析したバイオリンとして当時としてはかなり注目されていました。もしかすると「世界標準」のstudent-violinになり得たのかも知れません。ところが、30年経た現在、中国・東欧のバイオリ...
20世紀のヴァイオリニストに大きな影響を与えたいわゆる「ロシア奏法」の起源ですが、Yuri Beliavskyの説がかなりいいところを突いているように思われます。Yuri Beliavskyはヴァイオリニストで、ハイフェッツの1911年の録音の一部を「...
気付いた点ですが、分数楽器(弦長が短い)はフルサイズに比べて遅い弓速でmultiple slipが起きやすいように感じます。20世紀初頭までに訓練された神童は、1/4程度の分数楽器で練習し、軽い分数弓で、さらにプレーンガット弦を使ってい...
私は、最近愛好者が増えているテンションの高い弦はどうも好きになれず、音の深み、倍音の豊かさ、適度な弦圧、安定性、耐久性などからずっとロイヤルオークファイバーを愛好してきました。が、なんとまさかの製造中止! あと2セット...
以前に示しましたがハイフェッツとヤンセンの奏法を比較しやすい部分をチャイコフスキーのコンチェルトからピックアップしてみました。私のサンプル音も含めて「音色」を聞き比べてみてください。Jascha Heifetz plays Tchaikovsky Viol...
catgut氏ご紹介の下記製品、昨日入手し使ってみました。ttp://www.tascam.jp/list.php?mode=99&scode=0919PT7G05とりあえず、カルボナーレ氏のおっしゃる「速いパッセージを何回か弾き、どのようにばらつくか、どのような癖があるか...
ヴァーニッシュ加工されたプレーンガット弦の表面はツルツルしており、そのお陰で、弦を押さえる左手の指の滑りが良くて弾き易いですし、弦に松脂がこびりつかなくて良い、という面もあります。しかしながら、このツルツルが不利に働く...
私がちょっとやってみただけでも「軽く速い弓」で2次倍音が強まることは明確にデータが取れるのですから、ハイフェッツらがこの音を活かしたのは当然でしょう。ヨーロッパのオーケストラの音量規制関連でも以前紹介させて頂きましたが、...
白川のコンテンポラ
リー、何度も行きました。当時まだ学生でしたが、焼けちゃった横井さんのホテルでしょ。東ドイツ(当時)のブリュックナーが気に入りましたが…。あいにく小生はまだまだ楽器を弾きたいですから文明論なんぞ関心ありま...
jack さん、非常に興味深いデータ、ありがとうございました。> ハイフェッツの定常状態の音はmultiple slipの音とは言えないという結論は、提示頂いたサンプルを「いかにもハイフェッツの音だ」と皆さんが認めるかどうかに掛かってい...