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Bach協奏曲のピアノ伴奏者が心掛ける事柄 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 28 Comments
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Bach協奏曲のピアノ伴奏者が心掛ける事柄

投稿日時:2003年12月04日 01:16
投稿者:アカンぴあにすと(ID:JVYkR2k)
誰も返信してくれないかも、、、と不安に思いつつも、思い切って書き込みます。

Bachの協奏曲(勿論、Vn.協奏曲ですよ。)No.1のpf伴奏をする事になってしまった、pfキャリア30年(途中ブランクあり)のVn.を弾く子供の母です。

お母様お父様がたの中に、この曲のpf伴奏をやられた方はいらっしゃいますでしょうか? 実はわけあって、よそ様のお子さんの為に、この曲の三楽章を発表会で合わせなければならないのです。 が、実を申しますと、譜読みはどうにか出来て弾けるところまで練習できたものの、なんか自分で弾いてVn.と合わせていても、伴奏に今ひとつのプラスアルファが欲しいのです。 Vn.指導の先生には、「あ、すごくいいですよ。それで。」といわれはするのですが、何だかその言葉、絶対素直には信じられないぞ、という状態に今あります。

この曲のようなタイプの曲(バロック、伴奏鳴りっぱなし、8分の9拍子の最終楽章、、、)をpf.伴奏するにあたって、伴奏ピアニストがこころ掛けるべき事を、過去にレッスンを受けるとかしてご存知の方がもしいらっしゃいましたら、pf.伴奏者に期待したいアイデア、なんでも結構ですので、情報をお分けくださいませんでしょうか。

どなたかの書き込みをお待ちしております。
くれぐれもどうぞ宜しくお願いいたします。
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【ご参考】
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結果オーライ の業界ですから。

投稿日時:2003年12月05日 22:47
投稿者:音屋(ID:J4hoUgY)
MozartのA-MajorVn.コンチェルト一楽章、ソロ冒頭の伴奏のところですね。 あんなもん、プロの伴奏ピアニストだって譜面通りひいているかどうか怪しいものですよ。 あれを完璧に音楽的に弾けるんだったら、伴奏ピアニストなんかやってないでしょう(笑)

ぜひ堂々とごまかして弾いてください。あるいは、じぶんで弾きやすいように上手くアレンジして弾いてください。 脅すわけじゃありませんが、でも、あそこの部分は伴奏がかなりめだつから気をつけないと、いくらホトケのソリスト(あるいは先生・親)でもクレームつくかもしれません。
ちゃんとしたオーケストラをバックにして録音されているこの曲の演奏をよく聴いて、ごまかし方を研究してください 

所詮オーケストラばんそうを無理やり薄っぺらなピアノ譜にアレンジしてあるものなんですよ。あなたがその上に手をくわえても、だれも文句言えないでしょ。 お気楽に。
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みんな誤魔化してますね

投稿日時:2003年12月06日 00:35
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
オケの音を誤魔化さず弾けたらホロヴィッツですよ。
+++++
上手な伴奏ピアニストは、「上手」なほど、「誤魔化す」そうです。
レガートなタッチで、ほんとに鍵盤に寄り添うように弾いていて、うまいもんです、「ピアノでこんなに柔らかく弾けるの?」って感心します。音はどんどん間引いていますね。
ピアノは門外漢なので私に秘訣は解りませんが、歌曲の伴奏者の奏法を真似するのが最短コースかもしれません。
上手な人はグランドピアノの蓋全開でも歌手の声を邪魔しません。
[7722]

Re: Bach協奏曲のピアノ伴奏者が心掛ける事柄

投稿日時:2003年12月07日 00:44
投稿者:アカンぴあにすと(ID:NDIGQ2A)
ここの掲示板へ書き込みして本当によかったです。
たくさんの方々から貴重なご教示を頂きました。  レッスン代をお支払いしたいような心境ですが(笑)、この場をお借りし、重ねて、心から御礼を申し上げます。

しかしここの掲示板を訪れる皆様方って、相当レベルが高そうで、なんだかちょっと引けてしまいます。 先生方に囲まれてる気分です・・・

では、伴奏をがんばります。 有難うございました。
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vn.とpf.の為に書かれてるsonateなどでは?

投稿日時:2003年12月10日 22:46
投稿者:Frank(ID:JHWEYwI)
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたらご回答をよろしくお願い致します。
下で、pf.伴奏者はうまくごまかしながら弾いてよいという様な事が書いてありますが、もしそれが例えば純粋に元からソロとpf.だけの為に作曲者が書いていたとすれば、その時も伴奏者はごまかす事が許されるのが慣例なのでしょうか。 古典の曲ではあまり省略したい音は無いですが、それでもソリストに余り音量を期待できそうに無い時など、省略が許されるのならば、省略して弾いてしまいたい時がかなりあります。 そして、これも下に書き込みなさっている方がいらっしゃいましたが、自分の腕前に余る難度の伴奏を求められる時、特にロマン派のFrank、BrahmsのSonateですが、全体的にpf.は泣かされ通しで、レッスンの伴奏には付き合うけれども、悪いけど本番はもっと上手い人にお願いして・・・というのが、私のいつものパターンです。 CD等では大抵上手いソリストの伴奏には上手いピアニストが伴奏していて、私が楽譜を目で追いながら聴いていても、伴奏の音を省いているというのには、まだお目に掛かったことがありません。でも、一回限りのコンサート、あるいはオーディションや学校の試験とか、そういうレヴェルでは、いったいどうなんでしょうか? やはりpf.パートはソロパートと同じく楽譜に忠実である事が求められているものなのでしょうか。    どうぞ宜しくお願いします。
[7822]

問題の整理を

投稿日時:2003年12月10日 22:57
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
Frankさんの問題提起は重要でしょうが:
2つのことを区別なさったほうが、話が見えやすいでしょう:
+++++
オケ伴をピアノでやる場合は、代用品ですから雰囲気が出ればよい。
+++++
元来ピアノとヴァイオリンの曲として書かれたもの(DUO,ないしSonata)
はきちんと音にする必要があります。
DUOやソナタはピアノにとって大変な作業で、独奏に近い勉強量が必要であると考えられています。
仮令いMozartのソナタでも、ピアノ伴奏者は重く受け止めて、気軽には引き受けてくれない印象を持っています。
[7849]

Franck:Vn.Sonata ピアノ伴奏の現実。

投稿日時:2003年12月11日 23:00
投稿者:時々伴奏者(ID:gEUSIiA)
Geigerさんの、「…やる気のもんだいでしょうね。」で締められた文章を読んで渇をいれられたばかりなのに、こんな事書いてる自分が情けなくなるんですが、同業のFrankさんに少しだけ企業秘密をおわけします。

企業秘密といいながら、こんな掲示板へ堂々と書き込んでたら秘密でもなんでもなくなるのですが… FranckのVn.Sonata、Pf.パートについてですけど、私は現実的に「音抜き・編曲」やっているピアニストはかなりいると見てますよ。

だいたいこの曲はVn.パートがたいして難しくもないみたいで、たいていの場合、同伴回数(ソリストと一緒にレッスンやらリハへ同行するって意味ですからね。)少ないんですよ。  と、いう事は、先生やソリストに「音抜き・編曲」がばれてしまうチャンスが少ないという事で。  

もともとFranckの鍵盤曲は音が多いし、部分的に音が密集ぎみのとこ、連打が重なるとこ、普通の協奏曲と同じくアレンジの余地あり。 でも、難度を下げる為に妙にいじると、Franck独特のサウンドを、知らない内に損なっている恐れありかもね。 室内楽・伴奏の経験積んだピアニストに聴いてもらうのが一番なんだけど。 

CDやメディアに乗る録音は、繰り返して聴かれるわけだから勝手な編曲は大抵ごくごく最低限に押さえてあるけど、それでも以前、J・デュプレのVc.を伴奏したバレンボエムのPf.をCDで聴いてたら、たしか4楽章のどっかの
ものすごく目立つとこ、私の持っている楽譜(フランチェスカッティー/カサドシュ編 インターナショナル版)に載ってる音が、ごっそりぬけてた。

でも、これはバレンボエム級の人がやる事だから、だれも何にも言わない(演奏も、総合的に言って超上手いし。)んだと思う。
私には、ちょっとやる勇気ないなあ…。

以上が私の知るFranck Sonata、ピアノ伴奏の現実です。
ご参考になりましたでしょうか。
[7859]

音量的な事情が絡んだ場合の編曲について

投稿日時:2003年12月12日 22:56
投稿者:Frank(ID:IVIBZJA)
ご回答を有難うございます。実は自分でも、きっとそうなのかもしれないとは薄々感じていました。でも自分(伴奏者)がやるべき事、やるべきではないがここまでは許される、という許容範囲みたいなものに、今一つの自信が持てていないというか、一般の伴奏者の状況をお聞きして、確信を得たいと思ったのです。
先日の私の書き込みで、古典派の曲では抜かしたいと思う音は余り無いと言いましたが、例えばベートーヴェンの「クロイツエルソナタ」等ですが、いくらフルサイズvn.相手でも、線のか細い女子学生等が相手だと、pfがどうしても曲を引き擦ってしまいます。アップライトで伴奏したくなる程で、自分がいったいベートーヴェンを弾いているのかモーツアルトを弾いているのか分からなくなる事もよくあります。私は主にアマチュアや学生の伴奏を手伝う事が多いので、こういった音量の面での事情が絡んだ悩みを常に抱えています。こんな私の場合、レッスンなどで音量を極度に落としたり(作曲者の指示が明確にあったとしても)、譜面上の音を省いたりして伴奏を付けるという事は、現場の先生や演奏を聴くお立場の人々に、いったいどういった印象を与えているものとお考えでしょうか。
[7875]

う~ん、Beethovenですか。考えちゃいますよね

投稿日時:2003年12月13日 14:36
投稿者:時々伴奏者(ID:MQcVAQM)
私は『Spring』の一楽章しかやった事ないので、偉そうな話を言える立場にないんですが...私がFrankさんの様な立場だったら、やっぱりお勝手編曲やるかなと思います。 Mozartbeethovenになろうが何だろうが、伴奏者という立場にあるならば、ソリストに華を持たせるべく滅私奉公しないとね。

先生やソリストに、「もっとちゃんと勝負してくれ」って意志がない限り、できるだけソロの音に寄り添って支える立場に徹するというのが私のやり方です。

古典の譜面をいじる事に、罪の意識を感じてしまうのはよく理解できますが、「音楽」を現実的に進めていくのは私ら演奏する生身の人間。ちょっとくらい伴奏に止むを得ないアレンジがあったって、Beethovenは怒らないと思いますよ。(怒ってるかな?) 

先生やソリストも、上手なアレンジならば寧ろ大歓迎だと思いますが...
う~ん、そうでもないのかなぁ。本格派嗜好の真面目な先生だと、クビにされるかな...
[7897]

Re: Bach協奏曲のピアノ伴奏者が心掛ける事柄

投稿日時:2003年12月14日 03:38
投稿者:pochi(ID:EHMSE0E)
[7859]
[7859]

音量的な事情が絡んだ場合の編曲について

投稿日時:2003年12月12日 22:56
投稿者:Frank(ID:IVIBZJA)
ご回答を有難うございます。実は自分でも、きっとそうなのかもしれないとは薄々感じていました。でも自分(伴奏者)がやるべき事、やるべきではないがここまでは許される、という許容範囲みたいなものに、今一つの自信が持てていないというか、一般の伴奏者の状況をお聞きして、確信を得たいと思ったのです。
先日の私の書き込みで、古典派の曲では抜かしたいと思う音は余り無いと言いましたが、例えばベートーヴェンの「クロイツエルソナタ」等ですが、いくらフルサイズvn.相手でも、線のか細い女子学生等が相手だと、pfがどうしても曲を引き擦ってしまいます。アップライトで伴奏したくなる程で、自分がいったいベートーヴェンを弾いているのかモーツアルトを弾いているのか分からなくなる事もよくあります。私は主にアマチュアや学生の伴奏を手伝う事が多いので、こういった音量の面での事情が絡んだ悩みを常に抱えています。こんな私の場合、レッスンなどで音量を極度に落としたり(作曲者の指示が明確にあったとしても)、譜面上の音を省いたりして伴奏を付けるという事は、現場の先生や演奏を聴くお立場の人々に、いったいどういった印象を与えているものとお考えでしょうか。
音量的な事情が絡んだ場合の編曲について Frankさん、
[7864]で筋違いな返信を書き込んで申し訳ありませんでした。
音量の加減について、根本的な解決策をお教えします。
ピアノのハンマーの上の部分の向こう側若しくは手前に、フェルトを敷きます。フェルトの質と量によって、音量は簡単に加減できます。裏技ですが、子供の伴奏では良く使われる手です。御参考になれば、、、。
[7898]

Re: Bach協奏曲のピアノ伴奏者が心掛ける事柄

投稿日時:2003年12月14日 04:09
投稿者:pochi(ID:EHMSE0E)
[7875]
[7875]

う~ん、Beethovenですか。考えちゃいますよね

投稿日時:2003年12月13日 14:36
投稿者:時々伴奏者(ID:MQcVAQM)
私は『Spring』の一楽章しかやった事ないので、偉そうな話を言える立場にないんですが...私がFrankさんの様な立場だったら、やっぱりお勝手編曲やるかなと思います。 Mozartbeethovenになろうが何だろうが、伴奏者という立場にあるならば、ソリストに華を持たせるべく滅私奉公しないとね。

先生やソリストに、「もっとちゃんと勝負してくれ」って意志がない限り、できるだけソロの音に寄り添って支える立場に徹するというのが私のやり方です。

古典の譜面をいじる事に、罪の意識を感じてしまうのはよく理解できますが、「音楽」を現実的に進めていくのは私ら演奏する生身の人間。ちょっとくらい伴奏に止むを得ないアレンジがあったって、Beethovenは怒らないと思いますよ。(怒ってるかな?) 

先生やソリストも、上手なアレンジならば寧ろ大歓迎だと思いますが...
う~ん、そうでもないのかなぁ。本格派嗜好の真面目な先生だと、クビにされるかな...


う~ん、Beethovenですか。考えちゃいますよね 時々伴奏者さん、
伴奏は簡単ではありません。
音大の大学院でピアノ伴奏で修士をとるには、大体、モーツアルト・ベートーヴェン・ブラームス・仏蘭西物・ミューズィカルを伴奏で弾き分けるのが修了演奏の課題です。音大でバイトをしていた私に声が掛かりました。私は下手くそなので、上手な人に頼めと言ったところ、そのような人は値段が高くて練習に付合ってくれないから困るとの事で、1回当り晩飯1食で引き受けました。歌と木管と弦が必要だったみたいで苦労していました。私は便利屋ですから、大体なんでも弾き分けますし、ピアニストに苦労させることはありません。ただし、仏蘭西風にする為のコツは伝授しました。伴奏ピアニストの為のソリストという仕事もあります。スタインヱイのフルコンサートピアノの蓋を半分開けて思いっきり弾かれたので、私も気合いを入れて大音量で勝負しました。
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