[55131]
誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2024年06月02日 00:16
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
これからのスズキバイオリン等はどうあるのか??皆さまが思ったように誠に勝手に書いて戴けませんか??
[55125]
、[55130]
のお話しがあり、また、[55126]
もあります。これからは、今までのスズキバイオリンなどは不要なんじゃないかなぁ??と思いがふつふつと沸き、パンパンに膨らみます。
例えば、モラッシーやビソロッティのような誰も欲しがるブランド楽器は作れないし、楽器として10seriesと言っても中国製と同じかもしれないし、中級や初級の学習用楽器でも、高品質で低価格なメーカーが多く存在していてスズキなどの立場がないでしょう。そして、何もスズキだけでなく、ピグマリウスについても同じことが言えるのでは??と思います。
そこで、これからのスズキバイオリンやピグマリスは、どうあるのか??誠に勝手に想像してコメントして頂きたいです。気軽に楽しみながら、よろしくお願いいたします。
[55125]
[55125]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年05月31日 12:26
投稿者:Woody(ID:FiBFYEA)
今のスズキは経営難でファンドからきた経営者の元で再建すべく奮闘しているようですが、まともな楽器の製作はできない状態です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
過去に分業で作った各パーツの組み立てと塗装を国内で行なっているようですが、新規製作に必要な設備は既に売却もしくは廃棄しております。
中国製のホワイトに日本でニス塗ってスズキのラベルを貼っただけの楽器が既に主流で、今後はブランド名だけで収益を上げる戦略のようです。
川口氏が工場長で#2000を手作りしていた20年前と今では全く別会社です。
[55130]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年06月01日 23:06
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
訂正: 畏(かしこ)くも :です
さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083] 〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。
今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。
以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
さて、Woody 様 ありがとうございます。
私の[55083] 〉これを書いていて実はスズキは絶滅危惧種じゃないかなぁ、と思うようになりました。これからは存在意義がないんじゃぁないか
を裏付けたWoody 様のコメントで、裏を返すと今後への期待と20年前を懐かしむようにも思いました。私の本心では、川口氏ら工長らが居ても倒産??の勢いです。
今のスズキは、大正時代、第一次大戦特需後の急減産に加えて、世界恐慌、昭和恐慌、不渡り倒産した時と、市場環境は似ている一方で、求められる楽器が異なる上、政吉に代る川口氏ら工長らも居ないこともあって、小野田社長さんは「やべぇッ」と感じていると分ります。そして、スズキバイオリンの今後を決めるのは、スズキバイオリンしかありません。
以上のことを明らかにした上で、誠に勝手で失敬ながら今後のスズキを勝手に論議することはできます。そこで、改めて板を立てて皆様のご意見を伺ってみたいと存じます。
[55126]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年05月31日 14:37
投稿者:通りすがり(ID:IVlEZWA)
上のコメントが本当なら悲しいですし、それなら中国ブランドでいいよって自分は思います。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。
アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
得られる収入のこととか考えたら、日本で製作するのは割に合わないんですかねぇ。
日本人のプロオケの人とかが日本人の職人さんと意見交換しながらオーダーするようなエコシステムが出来てこないと期待できなさそう。
アメリカは作家が育ったんだけどなぁ。
例えば、モラッシーやビソロッティのような誰も欲しがるブランド楽器は作れないし、楽器として10seriesと言っても中国製と同じかもしれないし、中級や初級の学習用楽器でも、高品質で低価格なメーカーが多く存在していてスズキなどの立場がないでしょう。そして、何もスズキだけでなく、ピグマリウスについても同じことが言えるのでは??と思います。
そこで、これからのスズキバイオリンやピグマリスは、どうあるのか??誠に勝手に想像してコメントして頂きたいです。気軽に楽しみながら、よろしくお願いいたします。
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【ご参考】
[56300]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年11月01日 16:20
投稿者:趣味はバイオリン集め(ID:IJgBMmg)
返答有難うございます。No.23 を見たとの事、こちらとしては否定のする手段はないので、No.23 は存在するという事で話を進めます。No.23 が存在するのでSTANDARD23
からNo.23へ移行したと考える事は自然とのことですが、No.23とSTANDARD23を
直接結び付ける資料が無い以上、すこし考えが飛躍しているのではないかと。
客観的事実ではなく主観的な考察ですよね。
KOJO ラベルについてですが自分はNo.10とNo.5を所有しています。これらのモデルは
たの鈴木バイオリンと比べてとてもクオリティーがひくい物です、ですので、KOJO
ラベルの位置付けはそのようなものと考えていました。提示頂いた特4は以前から
承知しており、KOJOラベルなのにとても品質が高いのでとても違和感を感じて
いました。本体とラベルは別物ではないかと。これも主観的な考察ですが。主観的な
意見を言い合ってもいたちごっこになるのでこの辺で止めておきます。
次の質問です。
松毬さんは政吉のバイオリンにはトップブロックに番号が書かれているようだとの事
ですが、どれくらいの件数を確認されているのでしょうか。
からNo.23へ移行したと考える事は自然とのことですが、No.23とSTANDARD23を
直接結び付ける資料が無い以上、すこし考えが飛躍しているのではないかと。
客観的事実ではなく主観的な考察ですよね。
KOJO ラベルについてですが自分はNo.10とNo.5を所有しています。これらのモデルは
たの鈴木バイオリンと比べてとてもクオリティーがひくい物です、ですので、KOJO
ラベルの位置付けはそのようなものと考えていました。提示頂いた特4は以前から
承知しており、KOJOラベルなのにとても品質が高いのでとても違和感を感じて
いました。本体とラベルは別物ではないかと。これも主観的な考察ですが。主観的な
意見を言い合ってもいたちごっこになるのでこの辺で止めておきます。
次の質問です。
松毬さんは政吉のバイオリンにはトップブロックに番号が書かれているようだとの事
ですが、どれくらいの件数を確認されているのでしょうか。
[56301]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年11月02日 00:31
投稿者:松毬(ID:EZmHd5E)
1-.
A).現状は、次の B).C).に対して、 B).から C).を繋ぐ最も合理的な説明が、論理的に仮説建つものを提示されたとご理解頂きたいと思います。 しかし、それはまだ仮説であり未検証との指摘で、主観的との批判は承知しております。 一方で、この仮説を反証できる客観的事象もないこともご理解頂きたいと思います (事実である可能性を含んでいる訳です)。 また、この点は、今後の課題でもあります。
もっとブラッシュアップすべきですが、一旦先に進んで、趣味はバイオリン集め様の気になる点と矛盾では?が終わった後に、立ち戻って改めて必要性を含め考えてみたいと存じます
B).公開ヒストリー1929年に記載無の想定STANDARD12~20と実在のSTANDARD 21、23
C).公開ヒストリー1941年~に記載されたNo.12~21 及び、記載無だが実在する No.23
2-.
先ず、提示したSUZUKI VIOLIN KOJO 特4ラベルは、先に示した通り1920~1923年ごろのもです。 その先の本体との関係性は、不詳で分からない、画像も甘く本体詳細は分からないです。 不祥ではありません。 KOJOラベルと本体が別物ではないか?と言っているのではありませんことご理解下さいませ
次に、恐れいますが「鈴木バイオリン」は、お持ちのSUZUKI VIOLIN FACTORY ラベル のSTANDARD23のことですか? であれば、そりゃそうでしょう。 No.10は、特2の半値ほどで、良くはない特2は私の手元にもあり、その半値程度の楽器な訳ですから、、、個体バラつきや年代差もありますが、、、 それに、お持ちのSTANDARD23は出来が良いとおもいますよ。
因みに、お持ちの SUZUKI VIOLIN KOJO ラベル、NAGOYA NIPPON でしょうか? NAGOYA JAPAN ? No.5、No.10は、年代により出来栄えも大きく異なると思いますので抑えておきたく、、、また、今後への参考にもしたくご教示願えないでしょうか?
3-.
新たなご質問の回答
政吉の同シリーズもの3挺ほど。 なお、他に現物を見たSUZUKIは基本的にトップブロックも見ています
A).現状は、次の B).C).に対して、 B).から C).を繋ぐ最も合理的な説明が、論理的に仮説建つものを提示されたとご理解頂きたいと思います。 しかし、それはまだ仮説であり未検証との指摘で、主観的との批判は承知しております。 一方で、この仮説を反証できる客観的事象もないこともご理解頂きたいと思います (事実である可能性を含んでいる訳です)。 また、この点は、今後の課題でもあります。
もっとブラッシュアップすべきですが、一旦先に進んで、趣味はバイオリン集め様の気になる点と矛盾では?が終わった後に、立ち戻って改めて必要性を含め考えてみたいと存じます
B).公開ヒストリー1929年に記載無の想定STANDARD12~20と実在のSTANDARD 21、23
C).公開ヒストリー1941年~に記載されたNo.12~21 及び、記載無だが実在する No.23
2-.
先ず、提示したSUZUKI VIOLIN KOJO 特4ラベルは、先に示した通り1920~1923年ごろのもです。 その先の本体との関係性は、不詳で分からない、画像も甘く本体詳細は分からないです。 不祥ではありません。 KOJOラベルと本体が別物ではないか?と言っているのではありませんことご理解下さいませ
次に、恐れいますが「鈴木バイオリン」は、お持ちのSUZUKI VIOLIN FACTORY ラベル のSTANDARD23のことですか? であれば、そりゃそうでしょう。 No.10は、特2の半値ほどで、良くはない特2は私の手元にもあり、その半値程度の楽器な訳ですから、、、個体バラつきや年代差もありますが、、、 それに、お持ちのSTANDARD23は出来が良いとおもいますよ。
因みに、お持ちの SUZUKI VIOLIN KOJO ラベル、NAGOYA NIPPON でしょうか? NAGOYA JAPAN ? No.5、No.10は、年代により出来栄えも大きく異なると思いますので抑えておきたく、、、また、今後への参考にもしたくご教示願えないでしょうか?
3-.
新たなご質問の回答
政吉の同シリーズもの3挺ほど。 なお、他に現物を見たSUZUKIは基本的にトップブロックも見ています
[56303]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年11月02日 16:25
投稿者:趣味はバイオリン集め(ID:GHNoiEY)
こちらの所有する KOJO ラベルのバイオリンですが、じつはもう一挺N6と言うのがありまして3挺とも JAPAN でした。
多分こちらが矛盾しているのではという事を機になされていると思いましたので
最後の指摘とさせていただきます。
じつは今回のこちらのこの様な投稿するきっかけとなった事柄です。
松毬さんの [56253]
で梅雄のシグネチャーモデルの話をしている時に、「後期特シリーズの上位機には、恐らく梅雄がラインに入って製作された楽器にサインをプリントしたラベルがあるようです」と言われていたのですが、あたかも見てきたかの言い方
だなと思ったのですが、松毬さんのことだから何か資料でも持っているのだろうと
納得したのですが、[56287]
において「政吉が製作ラインに入って手を動かしたのではなく政吉が監修して職人が作った楽器だろうと思います(政吉監修楽器)。 似た様な監修楽器として、秩監修楽器があり、もともとの秩作#700は、'75年以降は秩の監修の下で職人製作楽器に替わります。 知らなければ製作者が変ったと分らない程同じです。また、政吉のサインは、STANDARD21,23共に同じでラベルにプリントと分ります。 サインの位置付けは、戦後の特シーズの上位品に梅雄サインがある楽器と、やはり同じです(戦後の特シリーズも梅雄の監修楽器でしょうね)」と松毬さんの前言を
自ら否定しているんです。つまり何の確証も無く自分の想像を言っているのではないかと
今回の話において今の段階では確実な証拠がないた100パーセントの正解は出せません だから松毬さんの考えを真っ向から否定することは出来ません。自分なりにもう少し
調べていきたいと思います。今回の件でものすごい量の鈴木バイオリンに関する検索
を行い色々分かった事があります。もう少しこのバイオリンで夢を見れそうです。
松毬さんには自分みたいなよそ者にたいしても手間を惜しまずに相手をして頂いた
事に感謝しています。
この掲示板の管理者様にはこの板の空気を悪くしてしまった様で申し訳ありませんでした。
もう2度とこの場には出現しないのでお許しください。
多分こちらが矛盾しているのではという事を機になされていると思いましたので
最後の指摘とさせていただきます。
じつは今回のこちらのこの様な投稿するきっかけとなった事柄です。
松毬さんの [56253]
[56253]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月20日 21:22
投稿者:松毬(ID:GRJGUhA)
その通りですね。
特1と特3を並べてみると差は歴然でしょう。 また、パーフリングの先端を観るのは有名ですね。 後期特シリーズの上位機には、恐らく梅雄がラインに入って製作された楽器にサインをプリントしたラベルがあるようです
先ず、私の特3はノンサインで、音は、、、、。 弾くためではなく現物サンプルとして持っており、'72年以降3桁シリーズでは、この特3から540番辺りに発展したことが分ります。 特1では、300番辺りに発展したと考えられます。 パフの先端を見れば、特1も特3も、イタリアやドイツの作家物とは明らさまに違うことが分かるでしょう
さて、梅雄の楽器は、この特シリーズ全盛の60年代ごろを見かけることがあります。 この楽器も上の作家物と似た特徴があります。 つまり特シリーズとの違いの1つです。
懸案の https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1203856930[56238]の楽器は、この特徴がないのか?あるのか?、画像が甘くてちょっと判別が正直出来ないかなぁ、と思いました
因みに、画像では、似た感じの次の方が良く見えますが如何でしょう?
[56144]
510 https://www.suzukiviolin-shop.jp/items/50671984 (★)
偽物&ジャンクなら、んー、90年代くらいの楽器とすれば、同じスズキ系で試作モデルのガルネリあたりに、梅雄ラベル77年をコピペした楽器だったりして
特1と特3を並べてみると差は歴然でしょう。 また、パーフリングの先端を観るのは有名ですね。 後期特シリーズの上位機には、恐らく梅雄がラインに入って製作された楽器にサインをプリントしたラベルがあるようです
先ず、私の特3はノンサインで、音は、、、、。 弾くためではなく現物サンプルとして持っており、'72年以降3桁シリーズでは、この特3から540番辺りに発展したことが分ります。 特1では、300番辺りに発展したと考えられます。 パフの先端を見れば、特1も特3も、イタリアやドイツの作家物とは明らさまに違うことが分かるでしょう
さて、梅雄の楽器は、この特シリーズ全盛の60年代ごろを見かけることがあります。 この楽器も上の作家物と似た特徴があります。 つまり特シリーズとの違いの1つです。
懸案の https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1203856930[56238]の楽器は、この特徴がないのか?あるのか?、画像が甘くてちょっと判別が正直出来ないかなぁ、と思いました
因みに、画像では、似た感じの次の方が良く見えますが如何でしょう?
[56144]
510 https://www.suzukiviolin-shop.jp/items/50671984 (★)
偽物&ジャンクなら、んー、90年代くらいの楽器とすれば、同じスズキ系で試作モデルのガルネリあたりに、梅雄ラベル77年をコピペした楽器だったりして
だなと思ったのですが、松毬さんのことだから何か資料でも持っているのだろうと
納得したのですが、[56287]
[56287]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月29日 01:54
投稿者:松毬(ID:EBJSSSI)
[56283]訂正 " No.12~No.21、No.23 " です
メダル情報ありがとうございます。 大正六年は1917年で、やっぱ緑綬褒章ですね。 確認して頂いて助かりました
「やっぱり裏切られた」に追い打ちをかけるようで、酷なようで申し訳ないのですが、このラベルは、素直にそのまま読めば良いものです。 期待が大きすぎたからか先入観からか鼻っからの誤解で、そのまま理解できるよう " FACTORY " と真ん中に大きく書かれているものです。 そもそも取り違えない様に工場生産品と伝えているものなのですよ
しかし、この楽器の造りは、それ迄とは異なりすこし特別です。 この楽器は、政吉作をコピーしたのが梅雄作で、この梅雄作に続いて政吉作をコピーしたスペックダウン品のようです。 この楽器の製作には、政吉が製作ラインに入って手を動かしたのではなく政吉が監修して職人が作った楽器だろうと思います(政吉監修楽器)。 似た様な監修楽器として、秩監修楽器があり、もともとの秩作#700は、'75年以降は秩の監修の下で職人製作楽器に替わります。 知らなければ製作者が変ったと分らない程同じです。
また、政吉のサインは、STANDARD21,23共に同じでラベルにプリントと分ります。 サインの位置付けは、戦後の特シーズの上位品に梅雄サインがある楽器と、やはり同じです(戦後の特シリーズも梅雄の監修楽器でしょうね)
特シリーズのSPECIALに対して普通のシリーズを指してSTADARDと示したでしょう。 従って、この楽器は海外向けで、ラベルは国内向けとは別に改めて1917年以降に新しく作られたラベルです。 1927年に特シリーズが廃止されて、US向けに残るSTANDARDシリーズの内、21、23 は、廃止された特3、特5の代わりを担い継続も改良もしたように見えます。 1941年時、梅雄作のNo.1(約¥200)、No.21(約¥150)を踏まえると、1927年時、梅雄作のNo.1(¥150)、特5(¥120)、特3(¥90)とあるのに対してSTADARD23は¥100ほどで特5の廉価版のように推定します。
私の手元の特2よりかなり良いもので、指板こそ黒檀ではありませんが板はそれなりに良いものを使っていると思います。 表板は1929年梅雄作No.1より劣るものの程よく冬目も通っています。 楓の杢も綺麗で裏板横板ネックと統一感があるのは梅雄作と同じように選ばれた材です。 ニスは色も綺麗なオイルニスで、なかなか乾かず剥がれたりケースの布地アトがついたりしますが、綺麗なまま乾いています
アーチはストラドではなくローハイアーチみたいな感じで少し高くありませんか?
板はちゃんと程よく削った(でも薄目かな?)もので、寸法は、表板357mm/裏板358mm、ネック長130mm/ストップ195mmに嵌ってバシッと出ているでしょう。 音は、マトモで良いのではないかなぁ?
240円の顎あては、値段からして戦後のものです。 んー、'50年代か'60年代初頭かなぁ?オイルニスはかなりずっと柔らかいままで癒着します。
また、弓は、'70年代ごろのものです。 材は割に良いもので虎杢のようなものもあります。
昭和初期からずっと昭和末ごろまで大切に使われた楽器のようで、その後お蔵入りしますが保管状態が良かったと思います。 間もなく良い100年もののアンティーク楽器ですよ
なお、この楽器により、ラインナップシリーズの変遷において、アウトラインが読める大きな価値もありましたよ
メダル情報ありがとうございます。 大正六年は1917年で、やっぱ緑綬褒章ですね。 確認して頂いて助かりました
「やっぱり裏切られた」に追い打ちをかけるようで、酷なようで申し訳ないのですが、このラベルは、素直にそのまま読めば良いものです。 期待が大きすぎたからか先入観からか鼻っからの誤解で、そのまま理解できるよう " FACTORY " と真ん中に大きく書かれているものです。 そもそも取り違えない様に工場生産品と伝えているものなのですよ
しかし、この楽器の造りは、それ迄とは異なりすこし特別です。 この楽器は、政吉作をコピーしたのが梅雄作で、この梅雄作に続いて政吉作をコピーしたスペックダウン品のようです。 この楽器の製作には、政吉が製作ラインに入って手を動かしたのではなく政吉が監修して職人が作った楽器だろうと思います(政吉監修楽器)。 似た様な監修楽器として、秩監修楽器があり、もともとの秩作#700は、'75年以降は秩の監修の下で職人製作楽器に替わります。 知らなければ製作者が変ったと分らない程同じです。
また、政吉のサインは、STANDARD21,23共に同じでラベルにプリントと分ります。 サインの位置付けは、戦後の特シーズの上位品に梅雄サインがある楽器と、やはり同じです(戦後の特シリーズも梅雄の監修楽器でしょうね)
特シリーズのSPECIALに対して普通のシリーズを指してSTADARDと示したでしょう。 従って、この楽器は海外向けで、ラベルは国内向けとは別に改めて1917年以降に新しく作られたラベルです。 1927年に特シリーズが廃止されて、US向けに残るSTANDARDシリーズの内、21、23 は、廃止された特3、特5の代わりを担い継続も改良もしたように見えます。 1941年時、梅雄作のNo.1(約¥200)、No.21(約¥150)を踏まえると、1927年時、梅雄作のNo.1(¥150)、特5(¥120)、特3(¥90)とあるのに対してSTADARD23は¥100ほどで特5の廉価版のように推定します。
私の手元の特2よりかなり良いもので、指板こそ黒檀ではありませんが板はそれなりに良いものを使っていると思います。 表板は1929年梅雄作No.1より劣るものの程よく冬目も通っています。 楓の杢も綺麗で裏板横板ネックと統一感があるのは梅雄作と同じように選ばれた材です。 ニスは色も綺麗なオイルニスで、なかなか乾かず剥がれたりケースの布地アトがついたりしますが、綺麗なまま乾いています
アーチはストラドではなくローハイアーチみたいな感じで少し高くありませんか?
板はちゃんと程よく削った(でも薄目かな?)もので、寸法は、表板357mm/裏板358mm、ネック長130mm/ストップ195mmに嵌ってバシッと出ているでしょう。 音は、マトモで良いのではないかなぁ?
240円の顎あては、値段からして戦後のものです。 んー、'50年代か'60年代初頭かなぁ?オイルニスはかなりずっと柔らかいままで癒着します。
また、弓は、'70年代ごろのものです。 材は割に良いもので虎杢のようなものもあります。
昭和初期からずっと昭和末ごろまで大切に使われた楽器のようで、その後お蔵入りしますが保管状態が良かったと思います。 間もなく良い100年もののアンティーク楽器ですよ
なお、この楽器により、ラインナップシリーズの変遷において、アウトラインが読める大きな価値もありましたよ
自ら否定しているんです。つまり何の確証も無く自分の想像を言っているのではないかと
今回の話において今の段階では確実な証拠がないた100パーセントの正解は出せません だから松毬さんの考えを真っ向から否定することは出来ません。自分なりにもう少し
調べていきたいと思います。今回の件でものすごい量の鈴木バイオリンに関する検索
を行い色々分かった事があります。もう少しこのバイオリンで夢を見れそうです。
松毬さんには自分みたいなよそ者にたいしても手間を惜しまずに相手をして頂いた
事に感謝しています。
この掲示板の管理者様にはこの板の空気を悪くしてしまった様で申し訳ありませんでした。
もう2度とこの場には出現しないのでお許しください。
[56304]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年11月03日 02:49
投稿者:松毬(ID:ECloEzA)
JAPAN、N6 情報ありがとうございます。 N6は、No.6でしょうかね。
あと、追加で尋ねて恐縮ですが、No.36、No.103 はどんなラベルでしょうか?興味があります。 ご教示頂けますか?
まぁっ、趣味はバイオリン集め様が、そんな卑下するようなことありませんよ。
空気を悪くした様なこともないでしょうし、矛盾しているのではという事を私は気にしたことありませんよ。 鈴木の古いもの中心にコレクション25挺ほどは凄いじゃないでしょうか、1900年ごろのNo.302や初頭のNo.4もあるし、、、
さて、監修楽器に関連しての矛盾か?の疑問について
1-.
鈴木バイオリン製造が、監修楽器をアナウンスしたのは秩の#700だけではないかと思います。 政吉も梅雄も監修って言葉を使ったことが無いでしょう。 それは鈴木バイオリンは、1981年まで全て政吉か梅雄の楽器を模した監修楽器と言える訳で、敢て政吉か梅雄の監修楽器と言う必要がありません (しかし特別な秩の#700では監修の言葉は必要でしょう)
そして、鈴木バイオリン製造が「政吉や梅雄が製作に関わった楽器に限ってサインを入れた」などのアナウンスはしてないでしょう。
従って、サインをどの様に評価して扱うか?の問題です。 通常は、サインを入れることは何らか自ら関わったことにサインを入れるのが長らく変わらない常識とおもいます
2-.
一方で、梅雄自身が製作ラインで仕事もしたこと、1960年代に梅雄のサインを入れて特性シリーズの楽器販売をしたとの記事は見たことがあるよ。
だから「後期特シリーズの上位機には、恐らく梅雄がラインに入って製作された楽器にサインをプリントしたラベルがあるようです」と記したものです。 しかし、申し訳なかった、実はこのステートメントにはサインプリントであることに少し違和感と疑問を残したことに初めは気が付きませんでした
3-.
そして、今回、ご提示のSTANDARD21,23 を見て少し理解を改めたものです。
[55111]
(5).-1).[ SUZUKI VIOLIN KOJO 筆記体Masakichi Suzuki ]があり[56298]
特4ラベルから、STANDARD21,23の政吉サインプリントに進んでいると考えられます。 この事は、漫然と政吉の手を経ない楽器にも政吉サインプリントが存在することを示すでしょう。
そして、1929年作STANDARD23は、提示された画像から1927年以前とは異なる作風で1927年からの政吉作や梅雄作に酷似しており、1927年からの政吉作を基に政吉が職人を改めて監修して製作したモデルと見て取れます。 この点で敢て監修楽器と記しました
上の政吉同様に1960年代ごろの特シリーズの基には梅雄作があり、上の政吉の先例を受けて1960年代ごろの特シリーズの梅雄サインプリトンがあるのでしょうから、その他の楽器とも分けて梅雄の監修楽器と記す方がより正確でしょう
なお、少し間があって[56238]
880G同型後期の楽器にアクセスでき試奏も出来たので、それはまた次の機会に、お楽しみに
あと、追加で尋ねて恐縮ですが、No.36、No.103 はどんなラベルでしょうか?興味があります。 ご教示頂けますか?
まぁっ、趣味はバイオリン集め様が、そんな卑下するようなことありませんよ。
空気を悪くした様なこともないでしょうし、矛盾しているのではという事を私は気にしたことありませんよ。 鈴木の古いもの中心にコレクション25挺ほどは凄いじゃないでしょうか、1900年ごろのNo.302や初頭のNo.4もあるし、、、
さて、監修楽器に関連しての矛盾か?の疑問について
1-.
鈴木バイオリン製造が、監修楽器をアナウンスしたのは秩の#700だけではないかと思います。 政吉も梅雄も監修って言葉を使ったことが無いでしょう。 それは鈴木バイオリンは、1981年まで全て政吉か梅雄の楽器を模した監修楽器と言える訳で、敢て政吉か梅雄の監修楽器と言う必要がありません (しかし特別な秩の#700では監修の言葉は必要でしょう)
そして、鈴木バイオリン製造が「政吉や梅雄が製作に関わった楽器に限ってサインを入れた」などのアナウンスはしてないでしょう。
従って、サインをどの様に評価して扱うか?の問題です。 通常は、サインを入れることは何らか自ら関わったことにサインを入れるのが長らく変わらない常識とおもいます
2-.
一方で、梅雄自身が製作ラインで仕事もしたこと、1960年代に梅雄のサインを入れて特性シリーズの楽器販売をしたとの記事は見たことがあるよ。
だから「後期特シリーズの上位機には、恐らく梅雄がラインに入って製作された楽器にサインをプリントしたラベルがあるようです」と記したものです。 しかし、申し訳なかった、実はこのステートメントにはサインプリントであることに少し違和感と疑問を残したことに初めは気が付きませんでした
3-.
そして、今回、ご提示のSTANDARD21,23 を見て少し理解を改めたものです。
[55111]
[55111]
Re: スズキの高級バイオリン 1000番台について教えて下さい。
投稿日時:2024年05月27日 20:55
投稿者:松毬(ID:VpKIRzA)
>[55104]
>なお、1915年前後ごろのラベル、(16メダル)
>https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1283/index.img/column1_l.jpg
→ 注) 楽器No.35は、1920年以降のもの
☞ Http://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]では、
ハッキリと分かる日英博(1910(明43))の名誉大賞メダルが写されている。
[MASAKICHI SUZUKI]と書かれたラベルは数が多く、不詳も含め11種以上ある。
(1).1888年後、共益商社に納めた3機種のラベルは不明 ・・・・1種以上
(2).コロンブス大博のメダルがセンターのもの・・・・・・・・・3種以上
-1).1897年前後の[ 3メダル M.SUZUKI NIHON ]2種
a): 生産の型式、A3010など
b): 販売の品番、No.6 など、表されたもの
-2).1910年前後の[14メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
(11メダルなど、その他、Variation不詳 )
(3).日英博の大賞メダルがセンターのもの ・・・・・・・・・・・2種以上
-1).1915年前後の[16メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
-2).1920年の後の[ 同上に JAPAN ]
(その他、Variation不詳 )
(※.上記の様に常にセンターは重要なメダルが置かれている。
特製は、No.1~13と同ラベルに、No.特1など表記。
米国独立記念万博(1926)の金賞メダル以降その他不詳。)
(4).1926(昭 1)年後、[ Masakichi Suzuki ]のもの・・・・・・・・4種
-1).1926年のプロモーション・展示楽器に用いたもの
-2).上の販売(1927年以降)に用いたラベル3種
(5).1930(昭 5)年後、鈴木バイオリン製造株式会社のもの ・・・・1種以上
-1).[ SUZUKI VIOLIN KOJO 筆記体Masakichi Suzuki ]
(その他、Variation不詳 )
(6).1933(昭8)年後[ SUZUKI MASAKICHI SAIINSHO ]のもの・・1種以上
((7).その他・・・ ? 種、不詳)
>なお、1915年前後ごろのラベル、(16メダル)
>https://oshiete.chunichi.co.jp/pro/372/column/1283/index.img/column1_l.jpg
→ 注) 楽器No.35は、1920年以降のもの
☞ Http://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]では、
ハッキリと分かる日英博(1910(明43))の名誉大賞メダルが写されている。
[MASAKICHI SUZUKI]と書かれたラベルは数が多く、不詳も含め11種以上ある。
(1).1888年後、共益商社に納めた3機種のラベルは不明 ・・・・1種以上
(2).コロンブス大博のメダルがセンターのもの・・・・・・・・・3種以上
-1).1897年前後の[ 3メダル M.SUZUKI NIHON ]2種
a): 生産の型式、A3010など
b): 販売の品番、No.6 など、表されたもの
-2).1910年前後の[14メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
(11メダルなど、その他、Variation不詳 )
(3).日英博の大賞メダルがセンターのもの ・・・・・・・・・・・2種以上
-1).1915年前後の[16メダル MASAKICHI.SUZUKI. NIPPON ]
-2).1920年の後の[ 同上に JAPAN ]
(その他、Variation不詳 )
(※.上記の様に常にセンターは重要なメダルが置かれている。
特製は、No.1~13と同ラベルに、No.特1など表記。
米国独立記念万博(1926)の金賞メダル以降その他不詳。)
(4).1926(昭 1)年後、[ Masakichi Suzuki ]のもの・・・・・・・・4種
-1).1926年のプロモーション・展示楽器に用いたもの
-2).上の販売(1927年以降)に用いたラベル3種
(5).1930(昭 5)年後、鈴木バイオリン製造株式会社のもの ・・・・1種以上
-1).[ SUZUKI VIOLIN KOJO 筆記体Masakichi Suzuki ]
(その他、Variation不詳 )
(6).1933(昭8)年後[ SUZUKI MASAKICHI SAIINSHO ]のもの・・1種以上
((7).その他・・・ ? 種、不詳)
[56298]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月31日 19:10
投稿者:松毬(ID:kVBpgFA)
駄目だしと批判を経て論が育っていくのですが、それにしても話し方があること、ご理解があることに感謝いたします
次のリンクから、特4のラベルをご覧ください
http://www.piyoyonet.com/piyoyo_gakki/used/masakichi_s4/index.html
NAGOYA JAPAN の記述があることから、1920以降のラベルです。 また、メダルのセンター位置にはトレードマークが来ており、[55111](3).-2).より少し古いものです。 スズキ公開ヒストリー[56294] から、特4は1920~1923年の楽器で、この頃のラベルと分ります。 (なお、楽器本体が1890年ごろとあるが、ラベルと一致するかは不詳です)
”KOJO ”と使われるのは、この頃からです。
1930年は、株式会社化した年で社名が「スズキバイオリン製造株式会社」となり、以降はこの社名がラベルに記載されます。 [55111](5).-1).の1930年は、このことが表に出ているもので、また、ソースのHttp://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]でコレクトされたラベルが1930年ものだったと思います
ポイントは、国内の”KOJO ”→ 海外へ”FACTORY ”と ”英訳された点”です。 そして普通のシリーズに対して、STANDARD と英訳が当てられたことを見抜くことです。
また、海外向けでは国内向けとラベルデザインが異なるものがあること既知でした
SPECIALと記入してあるものは全て海外向けと限定するものではありません。
特に、戦後の特シリーズは、国内向けでも SPECIAL の記述があります。 また、1964年の特5の911番は、個体識別(ID)番号でモデル番号ではありません。 このIDは製作証明書にも記載されます。 シリアルの様ですが、どの様な順で付けたかは不詳
No.23という商品は見たことがあり存在しています[56267] 。 スズキ公開ヒストリーには抜けがあり、私が初めて抜けに気が付いたのがこのNo.23です。 また、No.22は見たことありませんので、存在したかはNo.23があるならNo.22もあるのでは?となりますが不明です
No.23 および No.19 [56267]のラベルは、SUZUKI VIOLIN Co.LTD.と ”Co.LTD ”が登場し、センターメダルの位置に上同様にトレードマークが来ます。 そしてトレードマークは、赤丸の上に書かれます。 この No.12~No.21、No.23 シリーズのラベルは、上の”KOJO ”及び STANDARD21 、23の ”FACTORY ”ラベルの後継の意匠です。
スズキ公開ヒストリーに記載しない1929年STANDARD21 、23 があり、1941年12月から記載されるNo.12~No.21があり、そして記載にないNo.23が存在することは、STANDARD21 、23 の後継に、No.21、No.23に来ると考えることは自然です。 逆に、もっと言えばSTANDARD 12~20 の存在の可能性を示すでしょう。 パールハーバーで有名な1941年12月は特別な月ですから、USのSTANDARDシリーズが国内に振り替えたと考えれば合点が通ります
次のリンクから、特4のラベルをご覧ください
http://www.piyoyonet.com/piyoyo_gakki/used/masakichi_s4/index.html
NAGOYA JAPAN の記述があることから、1920以降のラベルです。 また、メダルのセンター位置にはトレードマークが来ており、[55111](3).-2).より少し古いものです。 スズキ公開ヒストリー[56294] から、特4は1920~1923年の楽器で、この頃のラベルと分ります。 (なお、楽器本体が1890年ごろとあるが、ラベルと一致するかは不詳です)
”KOJO ”と使われるのは、この頃からです。
1930年は、株式会社化した年で社名が「スズキバイオリン製造株式会社」となり、以降はこの社名がラベルに記載されます。 [55111](5).-1).の1930年は、このことが表に出ているもので、また、ソースのHttp://www5.plala.or.jp/mandolin-cafe/20-masakichi.html [47023]でコレクトされたラベルが1930年ものだったと思います
ポイントは、国内の”KOJO ”→ 海外へ”FACTORY ”と ”英訳された点”です。 そして普通のシリーズに対して、STANDARD と英訳が当てられたことを見抜くことです。
また、海外向けでは国内向けとラベルデザインが異なるものがあること既知でした
SPECIALと記入してあるものは全て海外向けと限定するものではありません。
特に、戦後の特シリーズは、国内向けでも SPECIAL の記述があります。 また、1964年の特5の911番は、個体識別(ID)番号でモデル番号ではありません。 このIDは製作証明書にも記載されます。 シリアルの様ですが、どの様な順で付けたかは不詳
No.23という商品は見たことがあり存在しています[56267] 。 スズキ公開ヒストリーには抜けがあり、私が初めて抜けに気が付いたのがこのNo.23です。 また、No.22は見たことありませんので、存在したかはNo.23があるならNo.22もあるのでは?となりますが不明です
No.23 および No.19 [56267]のラベルは、SUZUKI VIOLIN Co.LTD.と ”Co.LTD ”が登場し、センターメダルの位置に上同様にトレードマークが来ます。 そしてトレードマークは、赤丸の上に書かれます。 この No.12~No.21、No.23 シリーズのラベルは、上の”KOJO ”及び STANDARD21 、23の ”FACTORY ”ラベルの後継の意匠です。
スズキ公開ヒストリーに記載しない1929年STANDARD21 、23 があり、1941年12月から記載されるNo.12~No.21があり、そして記載にないNo.23が存在することは、STANDARD21 、23 の後継に、No.21、No.23に来ると考えることは自然です。 逆に、もっと言えばSTANDARD 12~20 の存在の可能性を示すでしょう。 パールハーバーで有名な1941年12月は特別な月ですから、USのSTANDARDシリーズが国内に振り替えたと考えれば合点が通ります
そして、1929年作STANDARD23は、提示された画像から1927年以前とは異なる作風で1927年からの政吉作や梅雄作に酷似しており、1927年からの政吉作を基に政吉が職人を改めて監修して製作したモデルと見て取れます。 この点で敢て監修楽器と記しました
上の政吉同様に1960年代ごろの特シリーズの基には梅雄作があり、上の政吉の先例を受けて1960年代ごろの特シリーズの梅雄サインプリトンがあるのでしょうから、その他の楽器とも分けて梅雄の監修楽器と記す方がより正確でしょう
なお、少し間があって[56238]
[56238]
Re: 誠に勝手に話すスズキバイオリン等の今後
投稿日時:2025年10月18日 16:51
投稿者:趣味はバイオリン集め(ID:UVgYM1A)
ヤフオクに梅雄の880番が出品されていましたね、20万ちょっとで落札されていましたけど、どんな音するんですかね。細かい部分を見たけどパーフリングの作りが
あんまり丁寧でなく自分の持っている71年の特1レベルの出来と言う感じ。
あと板が厚いように見えたけど、どうなんでしょう。
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1203856930
あんまり丁寧でなく自分の持っている71年の特1レベルの出来と言う感じ。
あと板が厚いように見えたけど、どうなんでしょう。
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1203856930
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