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雑談・その他 18 Comments
[54104]

ゴールドブラカット

投稿日時:2020年09月28日 00:44
投稿者:あい(ID:MBKFQ4A)
どなたか教えて欲しいのですが、
昔、シェリングとかスターンとかグリュミオー、ミルシテインなど
の時代で、ゴールドブラカットのmittel、mediumとは、0.26のことですか?
もしくは、0.27のことですか?

唐突にすみません。
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【ご参考】
[54132]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月11日 00:59
投稿者:あい(ID:SDiGgnA)
pochi さん

A線は数年前まで悩んでいたテーマでしたが、ナット交換で改善され
ました。高さの問題もありますね。弦の選択は、単に弦の交換で変化
して上手くいくこともありますが、それ以外の要素(駒、駒位置、駒の作り
テールピースの位置、素材、フレンチ型かヒル型(角度))、あとはD線に
シルバーを用いるか、アルミにするか・・・

楽器が一番心地よい状態になる決定打のような要素があるように思えます。
なかなか、決定打が何なのか気づかないんですよね。んーむずい-0-
私の場合、G線で張力の強い弦を張ると全部鳴らなくなるんです。程よい張力
の弦が見つかったので、ある程度うまくいったなあ~です。

カプランは問い合わせてみます。ありがとうございます。
[54135]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月13日 16:02
投稿者:pochi(ID:I2OYZYE)
あい氏、

駒の素材で音色が違うのは当然、木の密度が高く古い楓を使うのですが、裏ワザで低音の油で揚げるという手法が有る事を紹介したところ、中国の胡弓では「油煎駒」として当たり前だと指摘を受けました。
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=42731#42752

E線の場合、駒に象牙を仕込むかどうかでも、若干は音質が違うでしょう。

「駒の位置」≒「魂柱の位置」
ですから、音が違うのは当たり前です。

駒からテイルピース迄の弦の適切な長さは弦長の1/6とされているのですが、
https://cremonak.exblog.jp/18895669/
実は楽器に依って違って、1/6とも限らなくて音質に影響が有ります。実験するしか有りませんが、経験則としてはテイルピースガットが短め、即ち駒からテイルピース迄の弦の長さが長め、の方が良い様な気がしています。そもそもリードが有るので音程は合いません。

テイルピース自体は「全弦アジャスタ付金属製」が必ずしも悪いとは言い切れず、極端な人はわざわざ最も安い「プラスティック製」を使っています。重量が関係しますが「裏彫」が出来るので軽くする事は可能です。
https://ameblo.jp/idealtone/entry-12132178053.html
https://cremonak.exblog.jp/18850877/

「鳩サブレ」みたいなテイルピースも有りますね。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b0/3f29335f85ee0b1699982ff22ac10ec3.jpg

「ウエストミンスター」は安めの所なら、
https://stringslab-com.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=Westminster-Vn
こちらにも有ります。

最初に戻りますが、
「昔、シェリングとかスターンとかグリュミオー、ミルシテインなどの時代で、ゴールドブラカット」
と、
「現代のゴールドブラカット」
は太さが同じmittel 0.26mmとされていても違う商品です。
[54136]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月18日 00:16
投稿者:あい(ID:GTKXZZg)
pochi さん

テールピースの位置は昨年、今年かけミリ単位で動かして結果を得ました。
数台で実験しましたが、基本たる1/6がすべて善ではなさそうです。
とにかく、テールガットを短くしたり長くすること自体は時間はかからくても、
結果行った行為が良かったか悪かったかを判断する時間が、あまりにもかかる
作業だということ、そのほかの変数(弦のチョイスや駒位置等を含む)が多く、
何かを固定して考える作業になりました。

バッハのような楽曲の場合、多少楽器のバランス(調整)が悪くれもそれなりに
鳴りますが、もっと技術的な曲、特にトリルを用いるもの(グラズノフやタルティーニ)
Gのハイポジション(パガニーニとかシベリウス)、あとは、ベートーヴェンのソナタ
で使う美しい和音など、調整された楽器でないと思った通りの音にならないんです。
(色々わかったことをノートにメモったのですが、まだまとめていません。)

これまで、(私の場合)松脂にあまりこだわらないで、ギヨームとかベルナルデルを
使ってきました。が、最近は色んな松脂を試しています。
勉強中です(いつ終わるのかなぁ~~~)。
[54137]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月18日 00:28
投稿者:あい(ID:GTKXZZg)
続けて、、、

アジャスターについても、色々考えました。
ヒル足のものは、現在色んなメーカーから出ていますが、(素材や重さの違いはあるのですが)
足の高さの違いで下向きの駒にかかる力が変化するということがわかりました。角度でいえば、ほぼ
変わらないほどのものなのですが、明らかに変わりました。
L字アジャスターの場合、前に突き出す分だけ張力が弱くなるのに、好んで使われる
方がいるので、そういう楽器なのだろう(そうすることで響く)と感じました。

とにかく、これ!という答えが見つかるまで、”いじる”しかなさそうですね・・・
[54138]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月20日 08:30
投稿者:pochi(ID:llkVYJA)
http://fstrings.com/board/index.asp?id=54104#54137

あい氏、

駒の角度も大切だと思います。

①正しくは、
https://woodsoundstudio.com/images/violin-measurements.jpg
330mmの楽器は大きめで327~328mmが多いと思います。胴長355~356mmが標準です。

②簡易的には、
http://www.gussetviolins.com/correctangle.gif

③駒の高さも関係します。
http://kuijkenviolins.com/images/tension/illustraties022.jpg
①なら158度です。

弦の素材と張力バランスは楽器の鳴りに大きく影響します。

===========

駒の位置は、
http://www.lutherie.net/bridge_ft_plcmnt.jpg
魂柱の位置との関連性が強いので、どちらでセットUPするのかは、奏者の注文が有ったとしても職人次第です。

===========

GDAEの弦の張力が同じなら、弦の太さからE線は駒寄り、G線は指板寄りが「サウンドポイント」に成りますが、差が大きいと弾きにくいので、張力はG<D<A<Eに成って居ます。「サウンドポイント」が5mm以内に収まる様にセットアップして有る筈なのですが、実際にはGとEが鳴り易い(駒寄りを弾き易い)楽器が多い様な気がして居ます。

楽器の歴史を鑑みると、ヴァイオリンの先祖はDAだけの2弦だったのだそうで、GEは後から付加されたものなのだそうです。

ヴィヴァルディの時代の調弦はA=395Hz位だったのだそうですが、E線がガットで剰りに切れ易かったから、高い調弦が出来なかったのが理由だそうです。

産業革命以降、線密度一定の良い金属E線が供給される様に成って、調弦が矢鱈と高く成ったのだそうです。「カラヤンチューニング」何てのがその代表格です。440Hzは「赤ちゃんの泣き声」なのだそうです。

素材が違えば音色が大きく違いますから、A・Eの過渡性を良くする為にA線に金属弦を使う人も居ます。

A線にアジャスタを付ける人も居ますね。
http://www.stringadjusters.com/compo_home/image_en.jpg

Hill型アジャスタを前提とした素材と張力の弦を使うのでは無いでしょうか?

以上から、他の線とのバランスでE線を決めるのであって、E線単独でどの弦が良いのかを試行錯誤するのはナンセンスだと思います。

===========

ヴォルフが強い楽器だとD線かG線に「ヴォルフキラー」の代わりにアジャスタ
https://www.thomann.de/thumb/opengraph/pics/prod/200968.jpg
を付ける人が居ます。ヴァイオリンは「C」付近に問題を孕んでいますね。
[54139]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月21日 00:20
投稿者:あい(ID:OAkml1Q)
pochi さん

いろいろ助言ありがとうございます。
取り急ぎ、御礼申し上げます。

あい
[54154]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年12月13日 00:44
投稿者:あい(ID:OFkFlkc)
pochi さん

非常に上手くいきました。内容が長いので手短にしますが、
ヴィヴァーチェのEで落ち着きそうです。

色んな実験の結果、6:1は基準であって、物理的に数学的には正しいが、
他に色んな変数があるため、「どの楽器でも常に6:1である」は正しくない
が答えですね。

あい

ps 
pochiさんは、バッハの無伴奏組曲を聞くとき、どの演奏家の演奏(CD)をよく
聞いていますか?(実は、チェロあまり詳しくないんです・・・)
[54156]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年12月18日 20:27
投稿者:pochi(ID:mCEnYjA)
あい氏、

納得出来るE線が見付かって良かったですね。本当に「エヴァ・ピラッツィ」を使っているのでしょうか?

[54136]
[54136]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年10月18日 00:16
投稿者:あい(ID:GTKXZZg)
pochi さん

テールピースの位置は昨年、今年かけミリ単位で動かして結果を得ました。
数台で実験しましたが、基本たる1/6がすべて善ではなさそうです。
とにかく、テールガットを短くしたり長くすること自体は時間はかからくても、
結果行った行為が良かったか悪かったかを判断する時間が、あまりにもかかる
作業だということ、そのほかの変数(弦のチョイスや駒位置等を含む)が多く、
何かを固定して考える作業になりました。

バッハのような楽曲の場合、多少楽器のバランス(調整)が悪くれもそれなりに
鳴りますが、もっと技術的な曲、特にトリルを用いるもの(グラズノフやタルティーニ)
Gのハイポジション(パガニーニとかシベリウス)、あとは、ベートーヴェンのソナタ
で使う美しい和音など、調整された楽器でないと思った通りの音にならないんです。
(色々わかったことをノートにメモったのですが、まだまとめていません。)

これまで、(私の場合)松脂にあまりこだわらないで、ギヨームとかベルナルデルを
使ってきました。が、最近は色んな松脂を試しています。
勉強中です(いつ終わるのかなぁ~~~)。

で、あい氏が少し言及していますが、重音トリル等では楽器のセットアップが結構シビアです。オクターブ重音スケールもシビアだと感じます。師は「フィンガー・アダプター」と言っていました。

「フィンガー・アダプター」は、何となく13/24で「Adopted」(運指が養子)で上手く言ったものだと思います。あい氏も毎日練習している筈です。

弦のバランスを感じるのに最も簡単なのは、移弦です。GD・AEの重音をUP/DOWN、DOWN/UPで出来るだけ高速に移弦してみます。合わないEだと耳障りで、張力の問題も直ぐに解ります。変化形がオクターブ重音の同移弦です。簡単では無いので不用意に弾くと張力が弱いE線だとE線の音が潰れます。

昔から有る練習法では、単線でE線でフェルールにくっ付け、弓を動かさず、移弦だけ行います。重音も同じです。EADGDAEは普通に出来る筈です。EA・AD・DGならそれほどでは有りませんが、EA・DGだと弓を一度浮かす度合いが大きいのでそれほど簡単では有りません。

弓の色んな場所で行ってみてから音を出してみると弦のバランスが良く解ります。「クロイツェル13番」と同時期迄には習うので[54154]
[54154]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年12月13日 00:44
投稿者:あい(ID:OFkFlkc)
pochi さん

非常に上手くいきました。内容が長いので手短にしますが、
ヴィヴァーチェのEで落ち着きそうです。

色んな実験の結果、6:1は基準であって、物理的に数学的には正しいが、
他に色んな変数があるため、「どの楽器でも常に6:1である」は正しくない
が答えですね。

あい

ps 
pochiさんは、バッハの無伴奏組曲を聞くとき、どの演奏家の演奏(CD)をよく
聞いていますか?(実は、チェロあまり詳しくないんです・・・)

psに繋がって来ます。
https://youtu.be/rHVhaAz7sSM
間違った事は言っていないのですが、
「逆弓で弾いてみる」
のがこの曲の練習ポイントに成ると思います。

良く聴くのは「カザルス」「シュタルケル」ですが、新しい録音なら「ヨーヨー・マ」「マイスキー」です。運弓が違います。
[54165]

Re: ゴールドブラカット

投稿日時:2020年12月30日 00:27
投稿者:あい(ID:F0VYJ5Q)
仕事の都合上、返信かなり遅れました。

有名奏者の写真が雑誌や本などに写っているのを見るとき、私はすぐにどの
弦を使っているのかな?に眼がいきます。クレーメルならば、ウエストミンスターの
0.275とヤーガーAのフォルテは誰でもわかりますが、オリーブのD線のアルミと
G線、実はよくわからない。ムターも同じで、G線とD線は明らかにドミナント
ですが、E線とA線はよくわかならい。(わからないままで、私は良いです。)

有名奏者を真似て、それを入り口に弦のチョイスがあって良いと思いますが、
それをやったところで、ほとんど上手くいかないんですよね。どうして上手くいかないか
を考える所も演奏の一部であると私は強く感じます。(ドミナントにゴールドブラカット
も同じで、実に鳴るんですが、それで弾きにくいパッセージを弾いてごらんなさい。
すべての楽器で皆が言うほど上手くいきませんよ。なんです。)
バイオリンって、難しいパッセージを懸命に練習と同時並行で、どうやったらもっと
簡単に音が出るのか、鳴りずらい箇所の響きを理想的に得られるのかを考えて
試行錯誤するメンドクサイ楽器だと強く感じています。

クロイツェルは何度も練習すべき練習曲ですね。パガニーニやイザイのような要素、
バッハのような響きはありませんが、純粋に技術とはなにか、弓を弦に置くとは
なにかを考えるものです。13番は無表情すぎても駄目であるし、機械的すぎても
駄目だし、感情をこめて弾きすぎても練習になってないんですよね。
弦と木が響くとは何かを確認する楽曲であるので、弾き始めてから
考えては駄目なんですが、いつも弾き始めてから考えることが多いです^0^
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