ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

ヴァーニッシュ・ガット弦 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 83 Comments
[43662]

ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年09月29日 18:02
投稿者:ガットラヴァー(ID:FwUDeTY)
ニスによる防水加工が施された、いわゆるヴァーニッシュ・ガット弦についてですが、今から100年前の1911年には既に販売されていたようです。
当時の海外の弦楽器専門誌に、あるガット弦メーカーによる、ガット表面の毛羽立ちを抑え、防水性も向上させたヴァーニッシュ・ガット弦に関する広告が掲載されていました。
1911年頃というと、イザイ、ティボー、クライスラー、フーバーマン、エルマンといった往年の大ヴァイオリニストが活躍していた頃です。
ヴァーニッシュ・ガット弦は、信頼できるガットメーカーのものであれば、高温多湿な日本の夏でも、安心して使用できます。
自分のヴァイオリンにとって最適なゲージを見つけることができれば、ヴァーニッシュ・ガット弦は、最新のシンセティック弦よりも大きな音量と美しい音を両立して出すことが可能です。
ヴァイオリン掲示板に戻る
5 / 9 ページ [ 83コメント ]
【ご参考】
[43725]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 02:30
投稿者:catgut(ID:KXUhcTI)
私のコメントも欲しい方がいらっしゃるようですね。

プレーンガット弦→金属巻きガット弦→ナイロン弦への変化は、
奏法・弓・楽器の調整などにも影響しています。

以前、20世紀初期と現在を比較すると、弓の平均的な重さや毛の量が違っていることを多くの資料で示しました(現在のほうがより重く、より毛の数が多くなっている)。弓もより「強い」弓が好まれるようになりました。

弦の性質の違いにより、プレーンガット弦時代には弦への圧力が比較的低い奏法が好まれ、ナイロン弦時代には弦への圧力が比較的高い奏法が好まれていると考えられます。

このため、単にプレーンガット弦に変えただけではメリットを感じない人がいても不思議はないと思います。

といった突っ込みを期待されていたのでしょうか。
[43726]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 02:49
投稿者:ガットラヴァー(ID:FwUDeTY)
同じガット弦メーカーの同じ素材で同じゲージでヴァーニッシュ層の数が同じの2本の裸のガット弦を色々な角度から時間をかけて比較してみました。
①ストレートな状態で送られてきた裸ガット弦
②丸められた状態で送られてきた裸ガット弦

弦の太さの均一性(機器で測定)、ヴァーニッシュ層の均一性(見た目と感触で判断)、音の良さ(音程の良さ、音色の良さ、発音やレスポンスの良さ)、ピッチの安定性、ブレイクインタイムの短さ、などあらゆる項目で、①のストレートな状態で送られてきた裸ガット弦の方が明らかに優れているという結論になりました。


次に、同じガット弦メーカーの同じ素材でヴァーニッシュ層の数が同じでストレートな状態で送られてきた、ただし、ゲージだけが異なる2本の裸のガット弦を色々な角度から時間をかけて比較してみました。
③太いゲージの裸ガット弦
④細いゲージの裸ガット弦

最大音量に関しては、ローポジションからミドルポジションにおいては、太いゲージの方が若干大きいように感じられますが、ミドルポジションを越えてハイポジションや超ハイポジションになると、細いゲージの方が音量が充実しているように感じます。離れた人に聞いてもらうと、太いゲージと細いゲージの音色の違いは多少はわかるようですが、音量の差というのは、あまりよくわからないようです。
最小音量と最大音量の差(ダイナミックレンジ)に関しては、細いゲージの方が優れているように感じます。
湿度の変化や手の汗に対するピッチの狂いにくさ、ブレイクインタイムの短さという点では、細いゲージの方が明らかに有利です。
左手の指での弦の押さえ易さ、ボウイングの変化に対するレスポンスという点でも、細いゲージの方が明らかに有利です。特にハーモニクスの音(自然ハーモニクスも人工ハーモニクスも)に関しては、細いゲージの方が楽に綺麗な音が出せますし音程も良いです。スタカートやスピカートについても、細いゲージの方が歯切れが良いです。


ということで、総合的に考えると、裸のガット弦に関しては、演奏に支障の無い範囲で細いゲージを選んだ方が有利だという結論になりました。
[43728]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 07:32
投稿者:おそらく(ID:NXFygSc)
ブログにしてもらえば、類似した内容を何度も入力しなくて済むし、興味を持った人が自分からアクセスする形になるので、双方にメリットがあると思います。
ブログを更新したときにURLを投稿すれば、アピールはできるでしょう。
[43729]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 12:02
投稿者:ガットラヴァー(ID:FwUDeTY)
細めのゲージの裸ガット弦には、弓の毛の量は、標準~少なめが合います。

細めのゲージの裸のガット弦に合う弓としては、自分は、ラミーとかヴォアランのような軽くてしなやかでエレガントな弓が好みです。トルテの初期~中期の弓で重さが軽めのものは、ハイテンションなナイロン弦には不適かも知れませんが、自分にとっては最も理想的な弓です。

裸のガット弦は、弓の違いによる音の違いが顕著なので、裸のガット弦に替えると弓へのコダワリが一層強くなるかと思います。
[43730]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 12:09
投稿者:意見交換(ID:NXFygSc)
[43734]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 14:04
投稿者:go(ID:dYFCUyA)
>>おそらく様

内輪で楽しみたい、広める気がないというのなら普通はそうしますよね。

然るに彼は何故ここへ書き込むのか?
「最先端の」知識をひけらかして優越感に浸っているようにしか見えませんね。
「ドラえもん」のスネ夫くん的発想といった所でしょうか。
そういった書き込みがどのような扱いを受けるか、ちょっと考えればわかりそうなものだと思いますが…

仮にこれがプロ奏者の演奏会での成功談というなら充分関心も呼べるのでしょうが、
いちアマチュア奏者の感想(しかも自慢気)では、
健康食品の宣伝において素人が語る、「※個人の感想です。」以上の関心を得られず、また胡散臭さを抱かれようとも、
私は無理からぬ事に思えるのですがね。
[43735]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 14:06
投稿者:ガットラヴァー(ID:FwUDeTY)
自分は、ドイツ、フランス、イタリア、米国、英国などのガット弦メーカーから裸ガット弦を購入してきました。その中でも、カスタムオーダーに対して柔軟かつ親切に対応してくれる数社の裸ガット弦が特に気に入っています。

それぞれの弦メーカーごとに長所・短所がありますし、演奏者の好みというのもありますので、どのメーカーが一番良いとは断言できませんが、顧客からのカスタムオーダーに対して柔軟に対応できるメーカーは、技術力が高く、結果的に製品(裸ガット弦)の質も良い、という傾向があります。

ヴァーニッシュ層の数を指定できるかどうか?
弦の太さを0.01ミリ~0.02ミリ単位で指定できるかどうか?
弦の素材や構造に幅広い選択肢があるかどうか?
裸ガット弦に関する専門的な質問に対して詳細に回答してくれるかどうか?
カスタムオーダーして出来上がった裸ガット弦が、オーダーに忠実に出来上がっているかどうか?(均一性、精度、仕上がりが立派であるかどうか?)

といった方法で、弦メーカーの力量を計ることができます。
[43739]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 16:27
投稿者:おそらく(ID:NXFygSc)
To:goさん
フォローどうもありがとうございます。
必要と思うことは書いたので、この辺で引き揚げます。
[43741]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 19:53
投稿者:退場勧告(ID:QgGAkjI)
ガットラヴァー
いい加減にしろ! 他の人の書き込みは読めないのか?
迷惑だ!
お前の体験がどうであれ、このような押し付けは反感を生むだけだ!
迷惑犯、愉快犯でないなら、退場しろ。

それでも書きこむのであれば、貴殿自身が、正しい主張以外の社会的迷惑行為を目的としている事を自ら認めたことになるぞ。

もう一度言う、退場しろ。
二度と来るな。
[43743]

Re: ヴァーニッシュ・ガット弦

投稿日時:2011年10月10日 20:57
投稿者:ジョスランの子守唄(ID:GZIjJQQ)
ガットラヴァー氏のガット弦メーカーへのアプローチの仕方は参考になるところがあると思いますね。ガットラヴァー氏の文章を読みたくない人は、「ヴァーニッシュ・ガット弦」というこのスレッドそのものを一切見なければ良いだけです。退場しろ、などと乱暴なことを言うのは、筋違いも甚だしいことです。裸ガット弦に関しては、周りで使っている人も少ないですし、私自身も良くわからないことが多々ありますので、ガットラヴァー氏の情報は、それを全部鵜呑みにするかどうかは別として、1つの意見としては面白いと思います。ガットラヴァー氏にはこの掲示板上で裸のガット弦について今後も大いに情報発信していただきたいと思います。
ヴァイオリン掲示板に戻る
5 / 9 ページ [ 83コメント ]

関連スレッド