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ヴァイオリンの塗装について その3 | ヴァイオリン掲示板

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楽器・付属品 216 Comments
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ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年06月13日 20:49
投稿者:catgut(ID:MxCCaDI)
私は前スレッド、前々スレッドで、
「ヴァイオリンの音色は材質と形状、および調整によって決まり、
ヴァイオリンの塗装で音色が良くなることは基本的にない」と
客観的な証拠を多数提示して書いています。

どなたも塗装でヴァイオリンの音が良くなるという証拠を提示されて
いません。そして見当違いのコメントがしばしば付けられています。
これはいったいなぜなのでしょうか。ちょっと分析してみたいと思います。
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Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月08日 09:05
投稿者:父娘Vn(ID:FJVTRYA)
設計というより、個体差というか、職人の腕でしょう。
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Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月13日 00:07
投稿者:catgut(ID:FIBEFIQ)
ストラディヴァリウス
5挺のヴァイオリンと1挺のチェロと天才の物語
トビー・フェイバー著 中島伸子訳 白揚社

が出ていました。ニスに関しては以下のように書かれています。

また誰に聞いても、ニスがよくないと木の響きの質を害い、ヴァイオリン
の音を殺すことさえあるという。だが、それ以上に何かあるのか。アンド
レア・アマティが初めて使ったと思われるクレモナのニスには、伝説的な
特質があるとされてきた。最高度の調合によるニスであれば、おそらくは
それがフィルターとして働くことによって実際に音色がよくなるのか、そ
れとも音色はニスによってよくなることもなければ悪くなることもないの
か、これはいまだにヴァイオリン製作をめぐる中心的な議論のひとつであ
り続けている。
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Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月14日 12:51
投稿者:シンナー(ID:EAR2l4U)
アメリカの誰かさんが言ったけど、ブタに口紅を塗ってもブタはブタ、、、
どんなに良いニスを塗ったって元が悪ければ意味が無い!
ブタがシンデレラに成る訳無いでしょう、、笑い。
[38637]

Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月14日 19:11
投稿者:guitarista(ID:Ihk2Vkg)
前の発言の訂正です。

>で、ストラディバリは音に秘密があるのではないか? という考えは、ワタシは、ナンセンスであると今は思っています。



で、ストラディバリはニスに秘密があるのではないか? という考えは、ワタシは、ナンセンスであると今は思っています。
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Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月14日 20:45
投稿者:pochi(ID:OVMFIBc)
シンナー氏、
貴殿の考え方はマーケティング時代の考え方とは違いますね。物の価値は流通過程で形成されて行くんではないでしょうか?豚に口紅を塗ってシンデレラにするのが商売というものだと思います。蛭親子は口紅の塗り方が上手だったのです。

木の箱に糸を張って音が鳴る様にしたものに数百万ドルの価値を付けるのは口紅の塗り方をも思案する必要が有ったのでしょう。

ビニールの袋にパラダとかいう▽のマークを付ければ、高く売れますね。危ない証券にも格付けすれば高く売れます。音楽の演奏でさえもその様な事が散見されると思います。
[38641]

Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年11月14日 20:53
投稿者:catgut(ID:FIBEFIQ)
トビー・フェイバーは以下のようにも書いています。

現存する記録で、クレモナの製作者のニスについて直接言及しているものはない。ストラディヴァリのものとして見ることができるのは、ニスが乾くのを待たなければならないので修理が遅れる、という詫びの手紙だけである。したがって、ストラディヴァリが用いた製法についても、それが音に与える影響についても、どこまでいってもきりのない探索の余地が残されている。とはいえ、《パガニーニ》のニスはそれほどの秘密というわけではなかっただろう。クレモナのどの弦楽器製作者も同じようなものを使っていた。
[38726]

Re: ヴァイオリンの塗装について その3

投稿日時:2008年12月03日 02:30
投稿者:catgut(ID:JhlJlBQ)
ヒル兄弟のストラディヴァリやグァルネリファミリーについての著作など、野田彰氏が翻訳された各書は大変価値が高いにもかかわらず入手困難なので、ぜひ復刻して頂きたいものです。

ちなみにやはり野田彰氏が翻訳された「私の演奏法(The Way They
Play) サミュエル/セーダ・アプルバウム著」の中で、レオポルド・アウアーの助手として教鞭を取ったラファエル・ブロンシュタインはこう述べていました。

「良いヴィブラートをするには、指の先そのものではなく、指先のクッションを使うことが何よりも大切だ。(中略)最初の動きは、指と手首を手前に動かし、先ず手前へ動かしてから、向こう側へ動かすことによって、もっと大きな振りが得られる。」

ブロンシュタインの次には皮肉にもガラミアンへのインタビューが続きますが、ガラミアンのインタビューではヴィブラートの音程やかける方向についての話はありませんでした。
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