ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

ヴィブラートのかけ方について | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
[31272]

ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月26日 10:44
投稿者:catgut(ID:NhFlA3Q)
ヴィブラート解析ソフト"tartini"などで確認し、ヴィブラートに関して従来広く信じられていた以下の2つの説に誤りがあることが明らかになりました。

(1)ヴィブラートを基準音の下にかける
事実:ほとんどのプロの演奏でヴィブラートは基準音を中心に上下に均等にかけている。

(2)G線開放弦のヴィブラートは1オクターブ上のD線のG音との共鳴による
事実:楽器を振動させるだけで同等の効果が出る。弓毛と弦の接触の強さの変化によって音量が変化しヴィブラートらしく聞こえる。
つまりヴィブラートは音程の変化だけでなく音量の変化も重要である。

これらの事実により「美しいヴィブラート」をかけるために以下の試みが可能ではないかと考えられます。

(1)「最初に基準音を押えて下にかける」という意識をせずにより自由なヴィブラートのかけ方を試す。

20世紀半ばに活躍した名ヴァイオリニストの映像を見ると、指の腹の近くで
弦を押えてヴィブラートをかけている場合があります。また下方向ではなく
上方向からかけはじめる場合もあります。

(2)音程の変化だけではなく音量の変化も意識する

「開放弦のヴィブラート」が美しく聞こえるようにできれば通常のヴィブラート(音程の変化を伴う)も美しくなるのではないかと思います。このためには楽器がほとんど振動しないヴィブラートのかけ方が良いとは限りません。楽器がある程度揺れないと音量の変化が起きません。
ヴァイオリン掲示板に戻る
3 / 13 ページ [ 127コメント ]
[31327]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 22:34
投稿者:みっち(ID:OAERQ0A)
アマチュアチェロ弾きさん

>『開放弦のヴィブラートというのは、楽器の振動に起因するものであり共鳴によるものでは(殆ど)無い』

ヴァイオリンの音は全てと言ってよいほど「共鳴」と関係しています。そのように認識していただいて尚、このような表現が出来ますでしょうか?
共鳴の(殆ど)無い楽器の振動だけを利用したヴィブラートがあるとすれば、共鳴を利用したヴィブラートはそれとは質の異なる奏法として存在すると言うのが私の主張です。
「共鳴を利用した開放弦のヴィブラートを掛ける際、楽器が振動することによる影響も受けているケースが多い」ならば同意しますし、

[31318]
[31318]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 11:22
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
私も参加させてください。

みっちさん:

次のような実験でも容易に確認できますよ。

G線の開放弦を弾きながら、

1)D線のGにヴィブラートをかける。
2)D線のGisにヴィブラートをかける。

尚、D線上のヴィブラートはなるべく楽器のゆれを同じくするために同じ指(例えば3の指)でかける。

さて、別の人にお願いして、1)と2)が区別できるかどうか、聞いてみましょう。もし、開放弦のヴィブラートが「共鳴」によるものなら、すぐに区別ができるはずですよね!?
私は以前にこの実験を人を変えて何度かやりましたが、「音量変化によるヴィブラート」は認識できるものの、両者の区別は誰も出来ませんでした。

つまり、「共鳴」ではなく、「楽器のゆれ」によるものだということがわかります。これは、開放弦のヴィブラートはオクターブ上の音である必要は全くない、ということですね。但し、Gの音を弾いているのに、Gisの音にヴィブラートをかけるのは『心理的に抵抗がある』でしょうから、オクターブ上のGにかけるのが素直かなとも思います。ま、『特殊奏法』ということで、オクターブ以外もあり、でよろしいんじゃないでしょうか。

簡単に実験が出来ますので、是非お試しください。

『特殊奏法』ということで、オクターブ以外もあり、でよろしいんじゃないでしょうか。

には100%賛同します。

[31321]
[31321]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 14:08
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
みっちさん、こんにちは。

>私はその効果を否定していません。

同意くださいまして、ありがとうございます。

>楽器の振動による音の震えと共鳴を利用したビブラートは異質なものです。

もちろんその通りだと思いますよ。これは誰も否定していないと思います。
私が言っているのは、『開放弦のヴィブラートというのは、楽器の振動に起因するものであり共鳴によるものでは(殆ど)無い』ということです。これは、先に私が示しました実験で、『1)及び2)共にヴィブラートを感じることが出来る』という事実と、『1)と2)の区別が出来ない』という事実から、容易に結論付けられることだと思います。
アマチュアチェロ弾きさん
『1)及び2)共にヴィブラートを感じることが出来る』という事実と、『1)と2)の区別が出来ない』という事実から、容易に結論付けられることだと思います。

ヴィブラート以前に、この実験を行った奏者がGの共鳴音を認識出来ているでしょうか?

(尚、[31314]
[31314]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 03:02
投稿者:みっち(ID:MpgIgxA)
catgut さん

[31313] catgut さん
弾き終わったらすぐにG線に触れてG線の振動を止めます。するとG線との共鳴で振動するD線のAの音のみが残ります。

この状態はG線が振動していないので「G線との共鳴」とは言いません。

[31309]catgut さん
「共鳴」の定義
(1)振動体や電気振動回路などに固有振動数と等しい振動を外部から加えたとき、大きい振幅で振動すること。

「振動体」がD線のGの位置と駒の間の弦、「外部から加えた」振動がG線の振動です。外部から加える振動を取り去った瞬間からD線は振動するエネルギーを失い減衰します。これを自由振動と言います。

なお、ヴィブラートについて音程の変化だけでは無く、音量変化によるものも含まれることは既知の事ですので特にコメントしませんでした。打楽器や声楽のヴィブラートを想像すれば容易に納得できると思います。トライアングルのヴィブラートはどうするか知ってますか?
は私です)
[31329]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:14
投稿者:みっち(ID:OAERQ0A)
catgutさん

[31322]
[31322]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 14:23
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
みっちさま、

重要な点ですが、いくら揺れないようにヴィブラートをかけているつもりでも、意外と楽器は動いてしまいます。弓毛と弦の間でコンマ数ミリ位置関係が変わるだけで音量は変わってしまいます。ですからどうしてもヴィブラートをかけてみるのであれば、ネックを壁などに押し付けて極力楽器を固定して試してみてください。

実際に私もネックを壁におしつけて、D線の共鳴振動を目視しながらヴィブラートをかけてみました。共鳴振動が発生した際にかすかに耳元で倍音が聞えますが、音の連続的な変化には聞えませんでした。tartiniで見ても音量・音程の変化はほとんどありませんでした。

>共鳴振動が発生した際にかすかに耳元で倍音が聞えますが、音の連続的な変化には聞えませんでした。

耳元で聞こえた倍音は何の音でしょうか?私には基音のGと1オクターブ上のG1が大きく同時にふくらみを持った特別な響きに聞こえます。

[31324]
[31324]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 17:46
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
海外のサイトでも「開放弦のヴィブラート」が「共鳴」で起きると説明しているところがありますが説明を読むと妙な部分があります。

VIOLINTIPS.COM による開放弦ヴィブラートの説明
ttp://www.violintips.com/info/vibrato.html#7

This happens because the vibration of the open string creates a sympathetic vibration in the string next to it (especially when it is one octave higher). And because you are applying vibrato to that higher octave, it passes the effect back to the open string in a similar way, through sympathetic vibrations. It also affects the overtones of the open string.

前半は問題ありません。
「開放弦の振動によって隣の弦が共鳴します。特に1オクターブ上の音が共鳴します。これが1オクターブ上の音にヴィブラートをかける理由です。」

しかしが後半が変です。
「(D線のヴィブラート効果が)同様に共鳴振動を通して開放弦にかかります。それは開放弦の倍音にも影響します。」

結果的にD線でG線の倍音が出るのはいいとしても、G線がD線の振動で共鳴するというのはどういうことなんでしょうね? 弓で強制的に振動させている1オクターブ低い弦を微弱な振動でどれだけ共鳴させられるのでしょうか。

>「(D線のヴィブラート効果が)同様に共鳴振動を通して開放弦にかかります。それは開放弦の倍音にも影響します。」

オクターブの共鳴音はまさにそんな感じです。
G線の倍音(G1等)が共鳴によって倍増するイメージです。

>弓で強制的に振動させている1オクターブ低い弦を微弱な振動でどれだけ共鳴させられるのでしょうか。

共鳴とはそういうもの(振動体を大きな振幅で振動させる)ですし、一方、D線の振幅はそれほど小さくありません。
[31332]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:51
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
みっちさま、アマチュアチェロ弾きさま、

問題を整理したいと思います。
開放弦のヴィブラート的効果の仕組みとして、以下の二つが出ました。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
指がちょうどD線のA上に来たタイミングでD線が共鳴し、Aからずれると
D線が共鳴しなくなる。

この結果、
G線の音+D線の共鳴音がある状態→G線の音+D線の共鳴音がない状態
を繰り返す。

なお、私はD線が再びG線の振動に影響を与えることはほとんどないと考えますが、みっちさまはあるとお考えのようです。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
楽器が周期的に揺れるため、G線と弓毛の圧力が周期的に変化し、
音量の変化が生じる。

アマチュアチェロ弾きさまと私は、(1)と(2)がどちらも存在することを認めた上で、従来(1)で説明されて来た「開放弦のヴィブラート」は、実際にはほとんど(2)によるものだと考えています。(アマチュアチェロ弾きさま、あってますよね?)

みっちさまも(1)と(2)が存在することを認めていらっしゃいますが、
(1)が主で、(2)が従の「開放弦のヴィブラート」が存在すると考えていらっしゃるように受け取れます。この点で見解が分かれているという認識で正しいでしょうか?
[31333]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:54
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
[31332]
[31332]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:51
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
みっちさま、アマチュアチェロ弾きさま、

問題を整理したいと思います。
開放弦のヴィブラート的効果の仕組みとして、以下の二つが出ました。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
指がちょうどD線のA上に来たタイミングでD線が共鳴し、Aからずれると
D線が共鳴しなくなる。

この結果、
G線の音+D線の共鳴音がある状態→G線の音+D線の共鳴音がない状態
を繰り返す。

なお、私はD線が再びG線の振動に影響を与えることはほとんどないと考えますが、みっちさまはあるとお考えのようです。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
楽器が周期的に揺れるため、G線と弓毛の圧力が周期的に変化し、
音量の変化が生じる。

アマチュアチェロ弾きさまと私は、(1)と(2)がどちらも存在することを認めた上で、従来(1)で説明されて来た「開放弦のヴィブラート」は、実際にはほとんど(2)によるものだと考えています。(アマチュアチェロ弾きさま、あってますよね?)

みっちさまも(1)と(2)が存在することを認めていらっしゃいますが、
(1)が主で、(2)が従の「開放弦のヴィブラート」が存在すると考えていらっしゃるように受け取れます。この点で見解が分かれているという認識で正しいでしょうか?
の訂正です。

D線のA→D線のG(G線開放弦の1オクターブ上) 
です。失礼しました。
[31334]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 00:28
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
みっちさん

お一人で奮闘されているところ、申し訳ないのですが・・・

どうも誤解があるようです。
私の行った実験というのは、ヴァイオリンを弾く人と、ヴィブラートを判定する人とは別人です。奏者が判定してしまうと、自分はこういう風にヴィブラートをかけているのでこういう風に聞こえるはずだといった主観が入り込み、客観的な判断が出来ません。あくまで他人が判定しなければいけないでしょうね。それに、ヴィブラートは聴衆のためにあるのですから。奏者の自己満足であってはいけないですよね。

>共鳴の(殆ど)無い楽器の振動だけを利用したヴィブラートがあるとすれば

以前に「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」の「31261」で実際に測定出来たことを書きましたし、またこのスレッドの「31318」でヴァイオリンでの実験を示しました。客観的事実があるのです。

>共鳴を利用したヴィブラートはそれとは質の異なる奏法として存在すると言うのが私の主張です。

私の実験からでは、他人が知覚できるほどの共鳴によるヴィブラートは(殆ど)存在しないとの結論に達しました。

みっちさんも私の書いた実験を試されることをお勧めします。
みっちさんが演奏されて他の方がそれを判定する、逆に他の方が演奏されてみっちさんがそれを判定する、というやりかたです。
もちろん、奏者はヴィブラートのかける位置をGとGisにする以外は、極力同じ条件にすべきことはいうまでもありません。

という訳で

>ヴィブラート以前に、この実験を行った奏者がGの共鳴音を認識出来ているでしょうか?

奏者が共鳴音を認識できるかではなく、別の人が認識できるかどうかです。みっちさんは、他の人が弾く開放弦ヴィブラート(D線のG、D線のGis)の区別が出来るのでしょうか?
[31335]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 00:32
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
catgutさん

>なお、私はD線が再びG線の振動に影響を与えることはほとんどないと考えますが、みっちさまはあるとお考えのようです。

私も(人が認識できるレベルという意味において)殆どありえないと思います。

>(アマチュアチェロ弾きさま、あってますよね?)

はい、私の認識と一致しております。きれいにまとめていただいてありがとうございます。
[31336]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 00:57
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
[31332]
[31332]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:51
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
みっちさま、アマチュアチェロ弾きさま、

問題を整理したいと思います。
開放弦のヴィブラート的効果の仕組みとして、以下の二つが出ました。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
指がちょうどD線のA上に来たタイミングでD線が共鳴し、Aからずれると
D線が共鳴しなくなる。

この結果、
G線の音+D線の共鳴音がある状態→G線の音+D線の共鳴音がない状態
を繰り返す。

なお、私はD線が再びG線の振動に影響を与えることはほとんどないと考えますが、みっちさまはあるとお考えのようです。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
楽器が周期的に揺れるため、G線と弓毛の圧力が周期的に変化し、
音量の変化が生じる。

アマチュアチェロ弾きさまと私は、(1)と(2)がどちらも存在することを認めた上で、従来(1)で説明されて来た「開放弦のヴィブラート」は、実際にはほとんど(2)によるものだと考えています。(アマチュアチェロ弾きさま、あってますよね?)

みっちさまも(1)と(2)が存在することを認めていらっしゃいますが、
(1)が主で、(2)が従の「開放弦のヴィブラート」が存在すると考えていらっしゃるように受け取れます。この点で見解が分かれているという認識で正しいでしょうか?
のつづきです。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果

のどちらがどれだけの効果を持つかを実際に確認するためには、それぞれ単独で行ってみればよいわけです。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
の確認については、ヴィブラート動作をしなくてもD線のG音がG線と共鳴する状態と共鳴しない状態を交互に実現できればよいため、私はG線を弾きながらD線のF(ほとんど共鳴しない)とG(共鳴する)で静かにトリル動作を行うことで確認しました。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
の確認については、D線のGis上や指板の右端でヴィブラート動作を行う
などで弦の共鳴状態の変化と無関係に行うことが可能です。

そして私が試した限りでは、(1)については耳元でかろうじて聞える程度の
変化しかなく、tartini上でもほとんど音量の変化はないという結果となりました。(2)については明らかにヴィブラート的に聞え、tartini上でも明らかに音量が変化しているという結果になりました。
[31339]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 09:28
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
なお、D線のGを押えたままG線開放弦を弾き続ければ、確かにD線は比較的大きな振幅になります。しかし実際の「開放弦のヴィブラート」では、共鳴する時間は一瞬です。例えばヴィブラートを1秒間に5回かける(1秒間に共鳴と非共鳴を5回繰り返す)とすれば、外力が与えられるのはせいぜい各0.1秒に過ぎません。

共鳴では外力によって少しずつ振幅を増していくので、0.1秒ではD線はごくわずかの振幅しか得られないことになります。
[31341]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 14:03
投稿者:みっち(ID:OAERQ0A)
catgutさん

[31332]
[31332]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 23:51
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
みっちさま、アマチュアチェロ弾きさま、

問題を整理したいと思います。
開放弦のヴィブラート的効果の仕組みとして、以下の二つが出ました。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
指がちょうどD線のA上に来たタイミングでD線が共鳴し、Aからずれると
D線が共鳴しなくなる。

この結果、
G線の音+D線の共鳴音がある状態→G線の音+D線の共鳴音がない状態
を繰り返す。

なお、私はD線が再びG線の振動に影響を与えることはほとんどないと考えますが、みっちさまはあるとお考えのようです。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
G線開放弦を弓で弾くと同時に、D線のAでヴィブラート動作をすると、
楽器が周期的に揺れるため、G線と弓毛の圧力が周期的に変化し、
音量の変化が生じる。

アマチュアチェロ弾きさまと私は、(1)と(2)がどちらも存在することを認めた上で、従来(1)で説明されて来た「開放弦のヴィブラート」は、実際にはほとんど(2)によるものだと考えています。(アマチュアチェロ弾きさま、あってますよね?)

みっちさまも(1)と(2)が存在することを認めていらっしゃいますが、
(1)が主で、(2)が従の「開放弦のヴィブラート」が存在すると考えていらっしゃるように受け取れます。この点で見解が分かれているという認識で正しいでしょうか?

>この点で見解が分かれているという認識で正しいでしょうか?

そのとおりです。すっきりまとめていただきました。

[31336]
[31336]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 00:57
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
[31332]のつづきです。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果

のどちらがどれだけの効果を持つかを実際に確認するためには、それぞれ単独で行ってみればよいわけです。

(1)D線の共鳴によるヴィブラート的効果
の確認については、ヴィブラート動作をしなくてもD線のG音がG線と共鳴する状態と共鳴しない状態を交互に実現できればよいため、私はG線を弾きながらD線のF(ほとんど共鳴しない)とG(共鳴する)で静かにトリル動作を行うことで確認しました。

(2)楽器の振動によるヴィブラート的効果
の確認については、D線のGis上や指板の右端でヴィブラート動作を行う
などで弦の共鳴状態の変化と無関係に行うことが可能です。

そして私が試した限りでは、(1)については耳元でかろうじて聞える程度の
変化しかなく、tartini上でもほとんど音量の変化はないという結果となりました。(2)については明らかにヴィブラート的に聞え、tartini上でも明らかに音量が変化しているという結果になりました。

>F(ほとんど共鳴しない)とG(共鳴する)で静かにトリル動作を行うことで確認しました。

D線のFは結構な共鳴音がします。「FGFG」と聞こえてしまうので
[31319]
[31319]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月30日 12:38
投稿者:みっち(ID:OAERQ0A)
catgutさん

[31316] の実験ですが私個人として適切な機材を持っていないため録音はできません。

(1)まず、開放G線を弾きながらD線上の正しいGを押え共鳴を確認してから、楽器が動かないように非常に遅い(2秒で1サイクル等)ビブラートをかけてみます。音がうねります。

(2)次に件のFとGをゆっくり交互に押えてみます。私にはFとGが交互に更には重音なども交互に聞こえます。もう一つ問題があって、共鳴するツボの位置調整がなかなかシビアなのです(涙)

私には(1)と(2)は異なるものです。catgutさんには同じでしょうか?

(3)ところでcatgutさんの機材で上記の(1)(2)を録音し再生した場合違いが出ますか?G線の1次振動の周波数と振幅(音量)だけを追いかけても大きな違いは無いのでは?

スペクトラムアナライザーをお持ちなら違いが確認出来ると思います。但しマイクロフォンの「周波数特性」を合わせなければいけません。チューナーのピックアップマイクなどでは倍音を拾わないと思いますので念のため。

>トライアングル自体を揺らすのだとは思いますが、

複数の奏者はそうしていました。コンサートホールではヴィブラートに聞こえます。もちろん視覚的効果もあるでしょうけど、「響き」が変わるんだと思います。録音したものでは殆どわかりません。

ところで正解は「うちわで扇ぐ」です。日本の某有名オーケストラ奏者が必要に迫られて編み出した技で、結構有名な話です。




(3)
でヴィブラートとは異なると書いています。
続けて
>G線の1次振動の周波数と振幅(音量)だけを追いかけても大きな違いは無いのでは?

>スペクトラムアナライザーをお持ちなら違いが確認出来ると思います。

以上には答えていただけませんでした。


[31339]
[31339]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 09:28
投稿者:catgut(ID:NmCJg4c)
なお、D線のGを押えたままG線開放弦を弾き続ければ、確かにD線は比較的大きな振幅になります。しかし実際の「開放弦のヴィブラート」では、共鳴する時間は一瞬です。例えばヴィブラートを1秒間に5回かける(1秒間に共鳴と非共鳴を5回繰り返す)とすれば、外力が与えられるのはせいぜい各0.1秒に過ぎません。

共鳴では外力によって少しずつ振幅を増していくので、0.1秒ではD線はごくわずかの振幅しか得られないことになります。

>共鳴では外力によって少しずつ振幅を増していくので、0.1秒ではD線はごくわずかの振幅しか得られないことになります。

これも簡単に書きますが、振幅を増したD線は減衰するのに時間を要しますから振幅が無くなることはありません。

[31334]
[31334]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 00:28
投稿者:アマチュアチェロ弾き(ID:hZJZR4A)
みっちさん

お一人で奮闘されているところ、申し訳ないのですが・・・

どうも誤解があるようです。
私の行った実験というのは、ヴァイオリンを弾く人と、ヴィブラートを判定する人とは別人です。奏者が判定してしまうと、自分はこういう風にヴィブラートをかけているのでこういう風に聞こえるはずだといった主観が入り込み、客観的な判断が出来ません。あくまで他人が判定しなければいけないでしょうね。それに、ヴィブラートは聴衆のためにあるのですから。奏者の自己満足であってはいけないですよね。

>共鳴の(殆ど)無い楽器の振動だけを利用したヴィブラートがあるとすれば

以前に「ヴィブラートを確認できるフリーソフト」の「31261」で実際に測定出来たことを書きましたし、またこのスレッドの「31318」でヴァイオリンでの実験を示しました。客観的事実があるのです。

>共鳴を利用したヴィブラートはそれとは質の異なる奏法として存在すると言うのが私の主張です。

私の実験からでは、他人が知覚できるほどの共鳴によるヴィブラートは(殆ど)存在しないとの結論に達しました。

みっちさんも私の書いた実験を試されることをお勧めします。
みっちさんが演奏されて他の方がそれを判定する、逆に他の方が演奏されてみっちさんがそれを判定する、というやりかたです。
もちろん、奏者はヴィブラートのかける位置をGとGisにする以外は、極力同じ条件にすべきことはいうまでもありません。

という訳で

>ヴィブラート以前に、この実験を行った奏者がGの共鳴音を認識出来ているでしょうか?

奏者が共鳴音を認識できるかではなく、別の人が認識できるかどうかです。みっちさんは、他の人が弾く開放弦ヴィブラート(D線のG、D線のGis)の区別が出来るのでしょうか?
アマチュアチェロ弾きさん
演奏者と判定する人を分けて行う実験についてはもう少しお待ちください。演奏者のレベル、楽器の性能(状態)、演奏する場所を確保しなければいけません。
アマチュアチェロ弾きさんの実験とは奏者も聞き手も場所も異なるので直接比較は出来ませんが、ヴィブラートの速さと弓のスピードはどの程度でしたか?
[31342]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月31日 14:41
投稿者:みっち(ID:OAERQ0A)
catgutさん

さて、私の疑問に戻ります。
[31272]
[31272]

ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月26日 10:44
投稿者:catgut(ID:NhFlA3Q)
ヴィブラート解析ソフト"tartini"などで確認し、ヴィブラートに関して従来広く信じられていた以下の2つの説に誤りがあることが明らかになりました。

(1)ヴィブラートを基準音の下にかける
事実:ほとんどのプロの演奏でヴィブラートは基準音を中心に上下に均等にかけている。

(2)G線開放弦のヴィブラートは1オクターブ上のD線のG音との共鳴による
事実:楽器を振動させるだけで同等の効果が出る。弓毛と弦の接触の強さの変化によって音量が変化しヴィブラートらしく聞こえる。
つまりヴィブラートは音程の変化だけでなく音量の変化も重要である。

これらの事実により「美しいヴィブラート」をかけるために以下の試みが可能ではないかと考えられます。

(1)「最初に基準音を押えて下にかける」という意識をせずにより自由なヴィブラートのかけ方を試す。

20世紀半ばに活躍した名ヴァイオリニストの映像を見ると、指の腹の近くで
弦を押えてヴィブラートをかけている場合があります。また下方向ではなく
上方向からかけはじめる場合もあります。

(2)音程の変化だけではなく音量の変化も意識する

「開放弦のヴィブラート」が美しく聞こえるようにできれば通常のヴィブラート(音程の変化を伴う)も美しくなるのではないかと思います。このためには楽器がほとんど振動しないヴィブラートのかけ方が良いとは限りません。楽器がある程度揺れないと音量の変化が起きません。
catgutさん
>事実:楽器を振動させるだけで同等の効果が出る。弓毛と弦の接触の強>さの変化によって音量が変化しヴィブラートらしく聞こえる。

[31304]
[31304]

Re: ヴィブラートのかけ方について

投稿日時:2007年01月29日 12:22
投稿者:みっち(ID:MzZFJAA)
[31272](2)の「楽器を振動させるだけで同等の効果が出る。」

楽器の振動による音の震えと共鳴を利用したビブラートは異質なものです。

「弓毛と弦の接触の強さの変化によって音量が変化しヴィブラートらしく聞こえる。」のはヴィブラートの目的が何かによって基準が異なるのではないですか?

私です。
>「弓毛と弦の接触の強さの変化によって音量が変化しヴィブラートらしく聞こえる。」のはヴィブラートの目的が何かによって基準が異なるのではないですか?

「ヴィブラートらしく」とはどのような意味でしょうか?
基音の音量の大小や基音の周波数の変化(高低の繰り返し)が他人にわかる事ですか?

※ヴィブラートを確認できるフリーソフト
[30862]
[30862]

Re: ヴィブラートを確認できるフリーソフト

投稿日時:2006年12月26日 09:38
投稿者:catgut(ID:eZI5KSA)
現代の弦楽器のヴィブラートには大別して以下の2種類があると考えられます。

(1)感動を表現するヴィブラート
(2)音質を改善するヴィブラート

(1)感動を表現するヴィブラートはバロック時代からある長い音にかける装飾音としてのヴィブラートです。感情が高揚した時に声や歌が「震える」のを模倣して演奏者の感動を音にして伝えるものなので、歌と同様に基準音の上下にかけるべきと考えられます。他の楽器でも構造的に上にしかかけられないものを除いては基本的に上下にかけています。

(2)音質を改善するヴィブラート
ヴィブラートをかけることでヴァイオリンの音質自体を変えます。現代的な奏法である連続的なヴィブラートは主に音質を改善するヴィブラートです。
catgutさん
>(1)感動を表現するヴィブラート
>(2)音質を改善するヴィブラート

ヴィブラートには上記の2種類あるとの仮説をたてておられます。
言い換えればヴィブラートの目的は上記のどちらかまたは両方を達成することですね?
基音の音量変化と音程の変化そしてその周期の組み合わせで(1)は達成できる可能性もあると思いますが、解放Gのヴィブラートについて(2)はどのようにお考えですか?
ヴァイオリン掲示板に戻る
3 / 13 ページ [ 127コメント ]

関連スレッド