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ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 15 Comments
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ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月19日 00:32
投稿者:うさぎバチ(ID:EDcVcgA)
ヴァイオリンでヴィブラートをかけるとき、手首からかけるヴィブラートと肘からかけるヴィブラートがありますが、みなさんはどちら派でしょうか?
私は最初に習った先生からヒジからかけるヴィブラートを教わり、3年ほどその先生についてヒジからかけるヴィブラートを磨いておりました。その後転勤などがあり、今は独学です。
ヒジからかけるヴィブラートについては、毎秒3サイクル~6サイクルぐらいまで、必要に応じてサイクルを変えて、ほぼ安定した周期・振幅のヴィブラートがかけられるようになりました。一番得意なのは毎秒4~5サイクル程度のやや遅めの適度な振幅のヴィブラートです。
しかし、いくら練習しても毎秒7~9サイクルといった細かくて速いヴィブラートがかけられなくて、ここ1年ほど悩んでおりました。テンポの速い曲で、あるいは強烈なヴィブラートが欲しい箇所などで、速いヴィブラートをかけたいと思っても、毎秒6サイクルが1つの壁となっています。
手首からかけるヴィブラートだと速く細かいヴィブラートがかけ易いのではないかと思い、手首からかけるヴィブラートにこの1年ほど挑戦していますが、たしかに細かく速くかけられるものの、振幅と周期が安定しません。要するに不揃いで安定感の無いヴィブラートなので、自分で聴いていてもあまり美しく感じません。
多少遅くても今までどおり肘からかける遅めのヴィブラートの方が音色もいいので、人前で弾くときは、肘からかけるヴィブラートを使っています。
肘からかけるヴィブラートでも、練習方法を工夫すれば毎秒7~9回程度の速く細かいヴィブラートをかけることは可能なのでしょうか?
どなたか相談に乗っていただけると幸いです。よろしくお願いします。
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【ご参考】
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月19日 01:18
投稿者:怪盗イタリアのうさぎ(ID:MzIQhnQ)
初めましてうさぎバチさん。僕はメトロノームを使った練習で肘、手首ヴィブラートを毎秒10回(往復?)できるようになりました。四分音符=120で5回かけるので。正直言ってこんなきついヴィブラートは後期のロマンティックやモダンぐらいでないと使いません。まぁ、たまにバッハとかに使ったりもしますが・・・

実際、ヴィブラートに肘派、手首派というのは存在しないと思います。なぜなら、ある程度のレベルに達すると両方使えないといけないからです。ですから既に両方習ったうさぎバチさんは近いうちにどちらも自由に使える、使い分けることが出来るでしょう。それはとても良いことです。

言葉で説明するのが難しいのですが僕の練習法です。

まず四分音符=80からスタートします。3の指(薬指から始めます)。始めは一拍一回でやります。このときゆっくり一拍かけてヴィブラートをかけるのではなく、出来る限り速くやってください。
その後かける回数を倍にします。一拍につき二回です。同じ要領でなるべく速く。
そして最後に一泊につき5回にします。5回のときはなるべく均等な長さ、幅でするように心がけてください。メトロノームの音と5回目のヴィブラートの終わる瞬間がぴったり合えばOKです。

その後2の指、1の指、4の指と同じことをやっていきます。手首、肘の両方を終えたら20ずつスピードを上げていきます。始めはなれるために60からスタートしたほうがいいかもしれません。

まぁ、と書いたところでかなり意味不明な文章になってしまいました。参考になればうれしいです(笑
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月19日 20:27
投稿者:うさぎ(ID:aCMUiVA)
怪盗イタリアのうさぎさん、はじめまして。
実は自分もヴィブラートの練習をするときは、メトロノームを利用してきました。ただ、その方法は怪盗イタリアのうさぎさんとはだいぶ違います。
四分音符=60で4往復のヴィブラートから始めて、四分音符=70→80→90→・・・、と徐々に早くしていくという方法です。この方法で四分音符90ぐらいまではなんとかこなせるのですが、四分音符100を超えるとメトロノームに追いつけなくなります(どんどん遅れて行きます)。これを基に、毎秒6往復が自分のヴィブラートの限界だと認識しております。
怪盗イタリアのうさぎさんの練習方法を拝見して、「これは効くのではないか!」とビビッときたところです。
「始めは一拍一回でやります。このときゆっくり一拍かけてヴィブラートをかけるのではなく、出来る限り速くやってください。・・・。」というような練習は全く思いつきませんでした。
ある研究者によると、名ヴァイオリニストは、毎秒6~7往復のヴィブラートを多用していて、必要に応じて、遅くても毎秒5往復程度、速い場合は毎秒8~9往復程度のヴィブラートをかけるようですので、自分としては、まずは毎秒6往復とか7往復のヴィブラートを安定的にかけられるようになりたいと思っています。
ヒジのヴィブラートとヴィブラートを使い分けられたらいいですね。怪盗イタリアのうさぎさんは、どのように使い分けられていらっしゃいますか?速いヴィブラートでは手首から、とか、低いポジションではヒジ主体で、とか、おおまかな話で構いませんので、教えていただけると幸いです。
素晴らしいアドヴァイスをいただいたので、早速このページを印刷しました。
今週末に教えていただいた方法でヴィブラートの練習をしようと思います。どうもありがとうございました。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月20日 02:45
投稿者:怪盗イタリアのうさぎ(ID:MzIQhnQ)
僕もまだ生徒の身分なので大した事は書けませんが、一応ソロのときは肘のヴィブラートをメインで使っています。個人的にこっちのほうが幅も大きくて音に艶が出ます。第3ポジションまでぐらいはそれで足りています。「p」と書かれていても肘ヴィブラートのままスピードと幅を落とせば充分表現の妨げになりません。

手首のヴィブラート、僕はオケのときなどで多用します。同じ音+「pp」+8小節ぐらいスラーというときなどに手首を使っています。これは省エネのためです。肘は重さ、幅を出すための動きがかなりあるので体力を消耗しがちです。
あと、第8ポジションぐらいになるとほとんど手首のヴィブラートです。一つの理由はその高さで肘のヴィブラートは方への負担が大きいこと、楽器も安定しません。もう一つの理由は、それぐらいの高さだとそんなに揺らさなくて良いからです。上手い人は指だけのヴィブラートを使ったりしています。

この練習法の目的はヴィブラートを速くするだけでなく、どちらも同じスピードでかけられるようになる為のものなので基本的に曲を弾くときも「速さ」で使い分けたりはしません。
どうしてもそこのフレーズはやわらかく、軽くなくてはいけないという時は手首に切り替えたりもしますが、とりあえず肘ヴィブラートのほうが音量も艶も響きも手首ヴィブラートに勝るのでそっちをメインで使っています。

間違った考え方かもしれませんが、個人的に手首のヴィブラートはヴァイオリン演奏の上で大切な「省エネ」のテクニックだと思っています(笑)。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月20日 06:31
投稿者:書いていいかしら(ID:IjdmJ0E)
こんにちは。
ビブラート、難しいですね。
私が習ったときは、手首とかひじとは言われず、指の第一関節のことを言われました。ここが動くような関節を使えばいい、やってみたら手首だったり、ひじだったり、、、はじめは手首が楽だったので、先生も手首のビブラートからやりましょうといってくださっていたのですが、最近はひじも多用するようになりました。なんというか、曲の調子とか、イメージで使い分けたりしています。

具体的な練習方法はなんともいえませんが、1秒間に10回やってみましたが、ひじは無理でした。ていうか、きっと写真撮影したら、消えるビブラートみたいにぶれまくってるんでしょうね。。。ビブラート養成ギブスとか、出来そう(時代がばれそう)。。
楽器の安定度優先だと思います。あとは、すごく力を抜いた状態から、ビブラートを掛けてみて、早くするにはすこし力を入れて幅の小さいビブラートにすると、よいと思います。ハイポジになればもう手首も腕もないですから、ひどいときは、楽器に親指をかけるのではなく、指板に親指かけますから、そういうときは本当に指先だけが頼りかなとおもいます。
なんかあまり説明になっていませんが、ひじ、手首ということだけでビブラートは語れないと思うので、弦と指の接するところがどのくらいの幅になっていて、どの幅でどの回数だとちょうどいいか、というのを知っておくといいと思います。
私がやってるのはひょっとしたら「ちりめん」とか「痙攣」とか言われているたぐいのものかもしれません。あ、でも普段は1秒間に5-7回くらいでちゃんとコントロールしてるつもりではいます。私もまだまだ練習中です、1秒間に10回目指してがんばります。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月20日 20:33
投稿者:うさぎバチ(ID:NFaHGXk)
怪盗イタリアのうさぎさん、書いていいかしらさん、お返事ありがとうございます。
怪盗イタリアのうさぎさんは、どちらかと言うとヒジ主体で、状況に応じて手首も使うとのことですね。たしかに、手首のヴィブラートの方が体力的には楽なように思いますが、自分の場合はヴィブラートの振幅とか幅とか速さが上手くコントロールできないので、楽器がぶれてしまうか、音色が不安定になってしまいます。
書いていいかしらさんが書かれているように、自分も楽器の安定度を重視しています。そのため、人前で弾くときは、自宅での練習のときよりもヴィブラートが控えめ(少なめ)になっています。人前で演奏するときに、音がブレたり弓がブレたりするのはカッコ悪いと思うので、人前ではヴィブラートよりも楽器の安定度を重視した、ある意味では安全運転な演奏を する傾向があります。
ボウイングや音程が今のレベルのままでも、毎秒6~7往復(サイクル)で適度な幅の安定したヴィブラートがかけられたら、音の艶が全然違うだろうと思います。素人っぽい音が一気にプロっぽい音にレベルアップするだろうと思います。
たまにすごく調子がいいときに、毎秒6往復のヴィブラートがかかって、キラッと輝くような音やテラッとした艶のある音が出たことがありますが、いつもああいう音で弾けたら、聞いてくれる人も気持ち良くなってもらえるのに・・・、と思います。
これまで、練習時間の配分が、かなりボウイング重視で、開放弦でのロングトーン、全弓でのスタカート、ソーティエやスピッカート、などの練習に長い時間を費やしてきました。
でもこれからは、お2人に教えていただいたことを参考にしながら、ヴィブラートの練習時間を増やそうと思います。
高名なヴァイオリニストが「ヴァイオリン演奏は右手の技術が9割を占める。」言うのを聞いて、過度なほど右手重視の練習をしてきたため、左手のヴィブラートがおろそかになってしまったようです。ヴィブラートを全くかけなくても鑑賞に耐えるぐらいの演奏ができなければダメだ=ヴィブラートで誤魔化すのは邪道だ、ぐらいの気持ちが強かったのですが、やっぱり、ヴァイオリンという楽器ではヴィブラートの果たす役割はけして小さくなく、むしろ音色の変化や音の艶という面では大きな位置を占めていますよね。
ちょっとかけ過ぎじゃないの、というぐらいすべての音にヴィブラートをかける!ぐらいの気持ちで練習してみます。
怪盗イタリアのうさぎさんの練習方法をしばらく試してみて、その結果を報告させていただきます。親切に教えていただきまして、ありがとうございました。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月20日 22:56
投稿者:怪盗イタリアのうさぎ(ID:MzIQhnQ)
書いた練習法がうまく伝わったようでなによりです。がんばってください。

あと「ヴァイオリン演奏は右手の技術が9割を占める。」というのはその通りだと思います。まぁ、残りの1割がとても大切なのですが・・・基本的にヴァイオリン演奏での右手は声楽で言う「息」ですから大切です。

ヴィブラートの練習ですが1日15分を限度にしてください。それ以上、特に連続でやるとテニス肘ならぬヴァイオリン肘になる可能性があります。あとできれば毎日やってください。ヴィブラートの筋肉を鍛える、そしてそれをコントロールするのが目的ですから。まぁ筋トレみたいなモンです(笑)。順調に行けば3ヶ月ぐらいでそうとう速くなりますよ
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月20日 23:40
投稿者:うさぎバチ(ID:KZBpkFQ)
怪盗イタリアのうさぎさん、お返事ありがとうございます。
実はこの週末はヴィブラートの練習をガッツリやろうと思っていたところでした。アドヴァイスをいただかなかったら、きっと連続で30分とか1時間とかヴィブラートの練習を続けていただろうと思います。腕がしびれるぐらいやれば、自然と体(腕)が覚えるのではないかと思っていたところでした。
あと実は自分はテニスが趣味で長年プレイしていますが、幸いテニス肘にはなったことはありません。
とは言え、ヴァイオリン肘にならないように、無理な練習をしないように気をつけたいと思います。
ヴィブラートに関しては、急激に上達するのは難しいでしょうから、3ヶ月後に練習の効果が出たらいいな、ぐらいの感じであせらずに練習を続けて行こうと思います。何度もご親切なアドヴァイスをありがとうございました。
あと、ヴィブラートの練習をすると、指が強くなって指使いがよりスムーズになり、また、力強い(勢いの良い・素早い)運指が可能になる、という副次的なメリットが発生する、というような話を聞いたことがあるのですが、これは本当でしょうか?それではよろしくお願いします。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月21日 00:28
投稿者:怪盗イタリアのうさぎ(ID:MzIQhnQ)
そこまでは僕も定かではありません(笑)。ヴィブラートは指の第一関節のやわらかさが大切なので指そのものを鍛える練習は又別かもしれません。

一応指を鍛えるために僕は一つの指だけで音階を弾いたり、速い(急激な?)ポジション移動の練習をしています。

力まずにすればヴィブラートの練習で指の動きはかなりしなやかになると思います。
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Re: ヴィブラート、あなたは手首派それともヒジ派?

投稿日時:2006年10月26日 20:49
投稿者:うさぎバチ(ID:QjQJFmQ)
怪盗イタリアのうさぎさんに教えていただいたヴィブラートの練習方法をここ数日実践しておりますが、早速効果が表れ始めてます。
連続で15分以上やらないように気をつけてますが、ついつい20分とか30分とか連続で練習してしまいます。幸い腕や手首は痛くなったりしてませんが・・・。
まだ1秒間に7往復(サイクル)以上の速いヴィブラートはうまくかけられませんが、1秒間に5~6往復のヴィブラートについては、以前よりもずっと柔らかく、また、ずっと安定的にかけられるようになりつつあります。
ヒジからかけるか手首からかけるか、ということはあえて意識せずに、メトロノームに合わせて無心でヴィブラートをかけることに集中しているうちに、自然と手首とヒジの両方を組み合わせたヴィブラートになってきつつあります。
このまま練習を続けてメトロノームのペースを徐々に速くしていけば、1秒間に7~9サイクルのヴィブラートもかけられるようになるのではないかという期待が持てるようになりました。
怪盗イタリアのうさぎさんのおかげで、徐々にヴィブラートが上達してきております。ご親切に教えていただきまして、どうもありがとうございました。
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