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鈴木メソードに限界を感じています。 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 189 Comments
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鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2003年01月09日 13:31
投稿者:momo(ID:EzRDADA)
我が子はメソードにお世話になりバイオリンの楽しさを十分感じさせて頂き大変ありがたいと思っています。10巻のモーツァルト4番まで進み、だがしかし何か足らないのです。メソードの中でも色々な先生方がいらっしゃるのは知ってはいるのですが、うちの先生は音階・カイザー等のレッスンは全くありません。これではと思いピアノの先生にソルフェージュと音階をバイオリン持参で見ていただいています。今後どうすればと悩む毎日。メソード内で変わるには難しいし、何方か良いお知恵を。
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【ご参考】
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月03日 21:52
投稿者:Mr. Z(ID:FgOGGRk)
続きですが、下記も参考資料になります。

http://www.ongakunotomo.co.jp/ex/takezawa/index2-1.html
http://www.ongakunotomo.co.jp/ex/takezawa/index2-2.html

yamさん、海外公演のため学校を40日も休んでいたというのは事実のようです。ただ、竹澤さんはそれをポジティブな体験として書いています。

「さて、その演奏旅行、いざ始まってみると毎日が楽しくてしょうがない。」
「いま思えば、この体験は学校で勉強しているよりよっぽど刺激的で、学ぶことも多かった。」
「まさにこのとき大舞台で演奏する醍醐味を、たくさんのお客様の前で弾く快感を、そして自分の演奏を通して人びととコミュニケーションできる喜びを、私は強烈に心に刻み込んだ。その後4年連続で参加することになったのだが、私はこのツアーの虜になり、当時の目標はまさにこのツアーに選ばれることだった」

ここのプロの方が書いている「鈴木慎一の無謀な野望に利用された」というのと大分違いますね。
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月04日 15:08
投稿者:組織の精神構造(ID:kmFZJw)
 >素人の方にもスズキメソードが音楽教育ばかりか情操教育としてすら怪しいこと、組織の精神構造を感じ取れるはずです。
 と「超人志向の教祖達さん」が書かれていましたね。

 鈴木の中にいた経験があったからこそ「微妙に」感じ取れるものだと思います。6年間鈴木にいましたが、グランド・コンサートで最後に3000人で御題目を唱えるのはもちろん、教室の真中の壁に、大きな額の中に飾られた鈴木氏の写真にはどうしても最後まで私達親子はなじめませんでした。
 合奏会でも比較的古株の先生方は、ご自身のカリスマっぽいにおいを漂わせながら、創始者である鈴木先生のお話をよくされていました。本当に鈴木氏を尊敬されているんだなあと感じました。
 若い先生方も小さい頃から鈴木で始められた方が多く、娘が御世話になっていた先生も、グランドコンサートには生徒の立場として、先生の立場として、母親の立場として、30年以上参加なさっていることを伺ったときは驚いたものでした。
 
 鈴木の中にある独特の雰囲気・・・・・、鈴木をよりどころにしている精神構造・・・・・・、普通の人であれば長い間いれば、宗教とまでは言わなくても、気づくはずです。
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 01:23
投稿者:Mr z(ID:EWR4JJI)
鈴木メソードの宗教的な雰囲気というのは別にどうということもないのでは?そもそも学校法人とか宗教法人というのはある理念に共鳴した人達の集まりですからそういう雰囲気が漂うのはある意味あたりまえなのではないでしょうか?それをとりたてて騒ぎ立てる人の方がどうかと思いますが。もちろんそれが違法性を帯びていたりすれば問題です。

竹澤さんのエッセイからすると彼女はどっぷりと信者だったことになりますが、その後に特にそれがマイナスになったわけでもない。それをもって第三者がどうのこうの言うのもいかがなものかと思います。
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 10:29
投稿者:sanagi(ID:F1JmF5Y)
そうですね。共鳴して入ってくる人はそれでいいと思っているのですから。
宗教のようだと言っても、人に危害を加えているわけではないし
仮に害だと思う人がいても、無理に勧誘するわけでも
やめようとする人を止めるわけでもないので。
私は、18年くらい続けていますが、あと10年は通う予定です・・・

変わった宗教でも傍から見て変だと思っても、当人が救われているなら
それで良いのでは・・・・他者に害を及ぼさなければ。
自分の考えと違うからといって、徹底的に批判しないといけない、
という考え方は戦争の根源にもあるような気がします。
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 18:33
投稿者:本日18:55よりTBSで(ID:JXSCdDg)
報道特別番組 「告白・・・-オウム10年目の真実」
という番組があります。
私はエリート志向の強いなど、オウムにはスズキメソード似通った精
神構造があると書きましたが、予告編で、慶応医学部出のエリート、
林郁夫受刑者に対して刑事が「先生、林郁夫の自分の頭で考えられな
いかなぁ」と呟くシーンを見て驚嘆しました。
私がスズキで悩んでおられる方に言って差し上げたいことも
下の方で書いたように奇しくも「自分の頭で考えられるように」とい
うことだったので。

今までスズキ出身の生徒さんを受け入れる度に、スズキを知る私です
ら矯正に非常な苦労をしてきました。
信じていた過去を否定されるのは誰にとっても辛い事なのです。
その中で私が得た答えは「とにかく、良かった事も悪かった事も、ス
ズキでの事は全て忘れる覚悟が出来てから来て下さい」という事でし
た。もっと良い答えを導くヒントが得られたら…との思いで見ます。
[10817]

Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 18:46
投稿者:モーツァルトすら凡人だと言った鈴木氏(ID:JXSCdDg)
鈴木氏によれば生まれつきの才能の持ち主はおらず、皆、訓練によっ
て非凡になるのだそうです。「才能は生まれつきではない、作るもの」
なので誰でも正しく育てれば豊田耕児君や江藤俊哉君のようになれる
のだそうです。 親にとってはなかなか夢のある話です。

しかし、それは事実でしょうか。
音楽の才能がないものに幾ら繰り返し訓練を強要しても訓練の成果程
度は認められるでしょうが、「才能」と呼べる程のものや「天才」が
出現することはないでしょう。
努力することの素晴らしさは否定しませんが、みかんの種はどんなに
肥料をやったところでみかんですし、カボチャはカボチャです。
ミカンはより良いミカンに、カボチャはより良いカボチャになれば良
いのに全員がヴァイオリンという難しい楽器で同じCDに合せて弾く
ことを強いられている姿は実に異様な光景です。

鈴木先生はクライスラーやグリューミオーに心酔し、彼らになりたかっ
たのでしょうが、だからCDに合わせて弾く、というのは演奏の意味
を全くわかっていない素人の発想です。
ソリストが伴奏に合わせる、という頓珍漢は、カラオケと同じです。
このような音楽的に恐ろしいことを、卒業テープの録音でも行ってき
ました。ピアノ伴奏のカラオケに併せてヴァイオリンパートを弾いた
ものを録音するという愚行を数十年も続けていました。
呼吸もリズム感も曲作りもあったものではありません。
だから、スズキの子はアンサンブルの意味が判らないのです。
[10818]

Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 18:46
投稿者:『スズキの優等生』の名を連呼する人々(ID:JXSCdDg)
ところで鈴木氏の著書を読むと俊哉くんや耕児くんを始めとする『ス
ズキの優等生達』は、鈴木氏の論理の正しさを証明する道具として、
しつこく何度も登場します。
彼らは本当に最初無かった音楽の才能を、鈴木氏の指導で出現させた
のでしょうか?

鈴木氏が教え始めた頃はヴァイオリンの教師が少なく、自分の子供に
ヴァイオリンを教えて欲しいと思う親は教師の選択肢は限られたでしょ
うし、その時代に親にそこまでの行動を起させた子供は、注目すべき
資質を持っていたと思われます。
確かに鈴木氏の初期の生徒にはよく出来た弟子もおり、鈴木氏はそこ
で満足するべきでした。

しかし、彼は自分の思い付いたやり方を絶対化し万人に当てはめよう、
という恐ろしい野望に目覚めてしまいます。「才能教室」の看板を掲
げ、ヴァイオリンを弾く子供を大量生産しようとします。
この辺りが田舎の善良な名教師が独善的な偽善者へ変貌した別れ道だっ
たのかも知れません。
「誰でも非凡になれる」と親を煽り、「非凡になれなかったら、それ
は育て方(親)が悪い」。その証拠と言わんばかりに優等生の名前を
連呼します。母子達のの苦しい堂々巡りが始まりました。

多くの子供達にヴァイオリンを弾かせたい、という鈴木氏の念願は音
楽というオブラートに包まれて、当時に崇高に見えたでしょうが、
振り返って考えれば傲慢な手法だったと言えましょう。

もともと才能があった一部の非凡な人を挙げて『この優等生を見なさ
い。だからスズキメソッドは正しい』と結論付けるのは明らかな間違
いなのです。
ちなみに、鈴木氏の初期の『優等生』らは海外で勉強しなおした後、
鈴木氏の教えに疑問を持ち鈴木氏と距離を置くに至った者が殆どでし
た。  著著には良い事しか書いていませんが。
[10819]

Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月05日 18:47
投稿者:組織の実態(ID:JXSCdDg)
母国語の教育法で『どの子も育つ』はずのスズキメソッドですが、
その実態は中途退会者や挫折組が非常に多く、『落伍する子を出さな
い運動』とする鈴木氏の理想論と大きく違うようです。
江藤氏や小林氏らのような『立派に育った』人間の数と落伍者を比べ
れば、どう考えても挫折組が多い。
『優等生』はスズキメソッドの膨大な会員数から考えるとほんの少数
派であることこそが紛れもない事実です。

組織の広告と、会員のモチベーション維持において重要な優等生「ス
ズキチルドレン」の獲得には、本部もかなり力を入れていたようです。
私の友人は松本までご招待され、料亭でずいぶんと熱心にご馳走になっ
たそうですが、利用される臭いを感じて脱会したそうです。在籍は2年
だったので傷は浅くすみましたが、やはり全てやり直し。その後コン
クールで入賞したりもしましたが、スズキ出身と言われるのは迷惑、
と苦笑します。
また同じレコードを何度も聞かせ、家で三味線式のお稽古するのに疲
れ果てたお母様が、先生の教えを破り、内緒で読譜を教えてしまった
ところ上手く行ったのだが、文盲の振りをするのが辛かったという元
スズキチルドレンもいます。

全国会員2万を誇る組織としては、最近の優等生のヒット率は著しく低
いようです。
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Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月07日 01:21
投稿者:yam(ID:YUJwSVA)
c0a774bb氏はスズキで習った人で豊田耕児氏や江藤俊哉氏のように大成した人は「もともと才能があった」のだとおっしゃる。そして「みかんの種はどんなに肥料をやったところでみかんですし、カボチャはカボチャです。」と言っているところを見ると、ヴァイオリンにおいて重要なのは才能の有無であって、メソッドではないと主張しているわけです。

さてその主張を認めるとすると、皮肉にも、c0a774bb氏が「未だに読譜に苦しめられています。」とか「そして私の今も残る欠点はスズキの後遺症です。 」などと言っているのは実はc0a774bb氏自身の才能の問題であって、スズキメソードの責任ではないということになるわけです。だってスズキ出身者でも読譜が苦手でない人や、スズキの欠点(そんなものがあるとして)を克服した人はいくらでもいるんですから。
[10849]

Re: 鈴木メソードに限界を感じています。

投稿日時:2004年03月07日 01:44
投稿者:yam(ID:YUJwSVA)
>江藤氏や小林氏らのような『立派に育った』人間の数と落伍者を比べ
>れば、どう考えても挫折組が多い。

江藤氏や小林氏を基準にして、彼らのようになれなかった人間を「落伍者」と定義するなら、そりゃあ「落伍者」のほうが圧倒的に多くなるのは当たり前です。

>『優等生』はスズキメソッドの膨大な会員数から考えるとほんの少数
>派であることこそが紛れもない事実です。

スズキメソードにおける「優等生」と「落伍者」の割合がスズキ以外の一般ヴァイオリン教師とくらべてどうなのかをきちんと定量的に調査して、比較検討しないかぎり、上の文章からスズキメソードが劣っているという結論を出すことはできません。スズキメソードを批判するにしても、感情的な非難よりも、論理的で冷静な批判をしてほしいものです。
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