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親の七光り | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 7 Comments
[21007]

親の七光り

投稿日時:2005年06月12日 05:14
投稿者:pochi(ID:MEkwmQI)
日本の政治家や米酷の大統領は例外です、職人には通じません。寧ろ評価は厳しくなるでしょう。芸術家にも厳しいでしょうね。

幼少の頃から楽器に接していたら楽器に対する感覚は磨かれるでしょうけれど、手先の器用さや完成度に対する美意識は個人の持つ才能と努力に掛って居ると思います。

決して文句を言わない顧客の楽器を2代目に触らせるのは、単に顧客を失うだけでしょう。文句を言いつつも有る程度の信頼関係で結ばれて居る顧客の、然程値段が高くない楽器だけを2代目触らせるでしょうね。私の知り合いは3本目か4本目の弓を腕を明かさず工房に持ち込んで其処の職人の腕を判断する様です。

大阪の老舗楽器問屋は優秀な職人を多数抱えていましたが、80年代~90年代の間に、殆どが独立しました。その職人達も歳を取り、世代交代の時期を向えています。私が最も信頼していたシカゴの職人は白内障を悩んで居る事を私に言った後間もなく亡くなりました。子供は全く違う職業の様です。

インターネットが普及し、情報が錯綜している時代に、世代交代が上手く行くかどうか、世代交代をして居る間、楽器売買の産業が成り立つかどうか、皆様の御意見をお聞かせ下さい。
[21010]

消えそうで本音を書きにくいスレッドですね

投稿日時:2005年06月12日 11:06
投稿者:セーブル(ID:MIFikkY)
私の場合、演奏の腕がいいわけではないので、そこそこの出来ばえで満足です(論外のひどい仕事は別です)

腕前よりむしろ作業結果に「楽器に向かう姿勢」が見える職人さんが好きです 例えば職人になって10年くらいの浅い人でも、その方が誠実に楽器に向かって下さる場合は例えその方がトップクラスの腕前でなくともお付き合いさせていただいてなんら問題はないと感じます(満足です) むしろ(そこそこ)名のある看板を持っる方の「手抜き」のほうが怖いです ミスは許せても悪意は許せない性分です(超一流はこんなことないんでしょうね)

ひそかに2代目で作業をしてもらった経験があるかないかは不明です 私には「先代の手抜きと2代目の未熟の違い」を必ずしも判別できる能力がありませんから 結果を見てその後の付き合いを決めます
「弓の毛換えでプラッグが手で折ったかの様にギザギザ」
「弓の毛換えでプラッグがどうみてもゆるい」
「ケースが割れて帰ってきた」
「バイオリンが割れて戻ってきた」
「バイオリンが非常に汚くなって帰ってきた」
「そのた・・・」
こんなことが1~3回くらいあったら「さようなら」ですね
[21094]

Re: 親の七光り

投稿日時:2005年06月18日 16:49
投稿者:Geiger1951(ID:FHMidWg)
このテーマは「教育は三代」とコインの裏表かも知れません。
ホルン吹きは三代掛かる。
だったらヴァイオリン作りも三代掛かるかも知れません。
幼時の私と同じ町内にいたマイスターは明治生まれで20年前長逝。後が絶え、膨大な工具類は誰かが勝手に持ち去り工房は荒れ果ててしまった。二代目でない職人氏がそれを聞いて「ほんとにもったいない」とため息を漏らしていました。(ほぼ実話です)
作家の青木玉さんは露伴の孫で幸田文(あや)の娘ですが、母に蹴っ飛ばされながら書き初めの練習をしたそうです。
+++小石川の家+++
「筆を下そうとした時、いきなり後ろから蹴とばされた。体が飛んでおでこが畳にこすれ、そこいらじゅう墨だらけになった」
7x7=49光だと青木さんは言っていましたが。
[21095]

Re: 親の七光り・・欲しい(笑)

投稿日時:2005年06月18日 18:30
投稿者:Gotch(ID:QnlliJI)
結局は実力主義の世界なので、実力が伴わなければ仕事の量も尻すぼみ・・・。
でも、親の七光りの良い点はすでに人脈や環境が手の届くとこにある。
一代目は腕を磨く以外にもいろんなセンスが必要ですよね。

バイオリン弾きの子供に生まれたら、一般人が一生さわる機会のない名器が
家にあったりするわけですからうらやましい限り・・・。

以上、親の七光りのメリットですが、デメリットとしては親と同等の期待を
されるので、その期待にそぐわなかった場合『最低最悪』『センスなし』
『道楽息子』等のレッテルがあっという間に業界に広まってしまう点でしょうか?
失敗を許されないというのはこれはこれでプレッシャーかも・・。
[21096]

Re: 親の七光り

投稿日時:2005年06月18日 18:48
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
Gotchさん それはその通りですね。
そういえば、下記の青木玉さんは
7×7=49を「始終苦労ばかり」
と読めるそうです。露伴の孫 文の娘じゃそうなるでしょう。
鴎外の息子、森類氏も某出版社で酷い目にあったことを書いています。
パーヴェル・コーガンは指揮者になったが、今どうしているでしょう?
[21188]

Re: 親の七光り

投稿日時:2005年06月22日 21:49
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
音楽評論家で七光り族たしかいましたねー
ま、いいっか
[21194]

Re: 親の七光り

投稿日時:2005年06月23日 00:01
投稿者:Gotch(ID:NRZHlJk)
>音楽評論家で七光り族たしかいましたねー

服部家3世代もなかなか頑張っていらっしゃるのではないかと・・・(笑)
[21195]

Re: 親の七光り

投稿日時:2005年06月23日 00:36
投稿者:Geiger1951(ID:IzKSJzY)
作曲家ですが、諸井先生父子って立派っすよ。
http://www.ikuyo-nakamichi.com/project/moroi.html

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