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「両端」、神童と晩年の境地 | ヴァイオリン掲示板

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最終更新:2001年07月09日 14:22
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「両端」、神童と晩年の境地

投稿日時:2001年07月09日 14:22
投稿者:N.M.(ID:MFNTBjk)
 私が好きなヴァイオリニスト、評価しているヴァイオリニストには、演奏活動の初期、いわゆる「神童」期は凄い、しかし壮年期はいまいち私としては評価できない、または忘れ去られたり、評判が低いという人がいます。そういうヴァイオリニストでかえって壮年期より、新たな境地に達したのか、老境に入ってまた安定した素晴らしい演奏を聴かせてくれる人がいます。
 具体例をあげますと、イェフディ・メニューイン、イダ・ヘンデル、、ダヴィッド・オイストラフがそうです。ルッジェーロ・リッチもその範疇に入るかもしれません。
 ナタン・ミルシテインも1940年代までのSP期は一般の評価も低く、私もあまり高く評価していませんが、ライヴや一部の録音でハイフェッツ張りのいい意味での「ひきすぎ」を感じさせる超絶技巧が聴かれます。ステレオ初期の録音も賛否両論で私の評価も低いです。もっともこれには彼がスタジオ録音が苦手だったという側面もありますが。そして1970年頃以降新たな境地を開き、高貴さを増し、まさに貴族的といえる個性豊かな素晴らしい録音をを残してくれました。数が少ないのが残念です。ライヴの「発掘」が期待されます。
 これからこれらの奏者の具体的な録音を挙げながら書いていきますので、よろしければおつきあいください。
【ご参考】

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