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雑談・その他 7 Comments
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海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月03日 13:40
投稿者:sakura(ID:RlNHR2A)
私は教えている立場にいます。
先日、海外在住時に子供(4才半)がバイオリンを習っていたが
帰国したので日本でもヴァイオリンを習いたいとの事で私のもとに
やってきた生徒がいます。

が、まずあいさつもろくにできず、「お願いします」もなく
調弦も「はい」って感じで渡してきて、「では何か習っていたものを
弾いてみて下さい」と言ってもレッスンルームを走り回るだけで
ろくに通しで曲も聴けず・・の状態でした。
その子は1年間習っていたそうなのですが、
海外ではあいさつは教えないのでしょうか?
また、放任主義というか個性重視というか、レッスンルームを走り回っても
机の上に寝ころんでも注意をしないのでしょうか?

前にも一度、海外から帰国した中学生を教えたことがありますが
その子もやはりあいさつはしませんでした。
中学生なので、「入ってきたらこんにちは、調弦するときは
はい、ではなく、お願いします、と言って渡すのよ」と
教えるとすぐにできるようになりましたが。

私の今の生徒は、練習してくるこないにかかわらず
あいさつはきちっとします。それがどれだけ小さい幼児でも
必ずしています。

今回書いた4歳半の子も中学生もアメリカからの帰国者でした。
アメリカではレッスン前にあいさつや、先生に対する最低限の礼儀は
親も先生も教えないのでしょうか?
【ご参考】
[12804]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月03日 15:53
投稿者:あまるり(ID:MhOCISA)
sakuraさん、はじめまして。

挨拶ができなかったり、相手に対する礼儀を欠いているのは、本人も勿論、親の教育の問題であると思います。
海外だからとか、外国人の教師だからそういうことを教えないのでしょうかというのは、偏見だと思います。

我が家も昨年までアメリカに7年近く住んでいました。今12歳の息子はアメリカで、アメリカに長く住んでいるオーストリア人の先生に6年間バイオリンを習っておりました。
でも、挨拶もきちんとしますし、調弦も時間をかけて納得いくまで自分でするように指導されてきましたし、レッスン中は1時間半のレッスンに集中していました。先生もレッスン中は厳しく、それ以外は愛情いっぱいに自分の子供のようにかわいがってくださいました。

本題から逸れるかもしれませんが、海外でレッスンを受けると、日本の日本人の先生の欠点がよくわかります。(全員とはいいませんが)
海外では、たとえ初心者でもアマチュアでも、先生は同じ音楽を愛する者として、その子自身の立場や意見を尊重してくれます。音楽に対する、子供なりの拙い意見でも、きちんと聞いてくれてそれに対応してくださいます。
先生だからといって上から押さえつけたり、自分の言う事を絶対にきけ、というような指導はありません。
sakuraさんの生徒さんがどういう方かはわかりませんが、きっとフランクな部分を持ってレッスンをして来た面もあるのではないでしょうか。

うちの子は、日本に帰ってきてすぐ近所の先生に習いはじめました。ある大学の附属高校で教えておらえる先生です。
音楽的に、息子が「ここは僕はこんな風に弾きたいんですが」とか、「指使いをこういう風に変えたほうが僕のイメージにあったニュアンスが出せるのですが」と言っても、「私の言うとおりにしておいて」とおっしゃいます。「どうしてですか」と聞いても、「とにかく、そういうこと!」とおっしゃるそうです。
2ヶ月で辞めましたが・・・。

差し出がましいようですが、sakuraさんの文章を読んでいて、この先生を思い出してしまいました。生徒に対して、何だか冷たい印象を受けました。
海外だからとか、そんな風にくくらずに、できなくてご自身が不満なら、親も含めて教えてあげて、それが出来るようになったのならそれでいいと思いますし、4歳半のその子も、そうしてあげたらいいのではないでしょうか。

長文になって、失礼しました。
[12805]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月03日 16:36
投稿者:sakura(ID:E3JzFgM)
あまるりさん、さっそくのレスありがとうございます。

この文章を載せるにあたり、偏見だとか言われるかな、、と
思いましたが、決してそんなつもりもありません。

私自身、幼少の頃からヨーロッパの先生についたりしていましたが
挨拶はしていましたし、日本の先生にもついたことがありますので
日本人の先生の欠点というか(最近の留学豊富な先生たちは
そんなことないと思いますよ)そんなものもわかっているつもりです。

ただ、たまたまかもしれませんが二人つづいて、ろくに
こんにちは、も言えない、お願いします、も言えない生徒が
来てしまったので、もしかしたら・・と思って他の人の経験を
聞きたかっただけです。

私は外国語も話せますので
外国人の生徒も数人います。その子たちが小さい頃に私のもとへ
きたときにはきちんと挨拶ができていました。
その後に抱きついてきたりが抱擁があったりしましたが別に、
楽しくできればいいよね。。という感じでした。
なので最近はどうなっているのかも知りたかったのです。

>海外では、たとえ初心者でもアマチュアでも、先生は同じ音楽を愛する>者として、その子自身の立場や意見を尊重してくれます。音楽に対る、>子供なりの拙い意見でも、きちんと聞いてくれてそれに対応してください>ます。
>先生だからといって上から押さえつけたり、自分の言う事を絶対にきけ、>というような指導はありません
これも知っています。とても暖かくフレンドリーなレッスンだったと
記憶しています。ただ、やはり挨拶は親も先生も教えるべきだと
思います。

文章だけだと冷たく感じられてしまうんですね。
[12807]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月03日 16:49
投稿者:海外教師(ID:JZJURzk)
sakuraさんのお気持ち、分かりますよ。
でも、sakuraさんの生徒さんの場合は、親のしつけの問題だとおもいます。
レッスン中に走り回るのを許すのは、親であり、教師の国籍、子供の居た場所などは、一切関係ないと思います。

この問題とは少しずれますが、
海外と日本では、お稽古や先生に対する姿勢は全く違います。

日本では、先生は絶対的なもの。絶対に失礼な事や、出すぎたことを言ってはいけない存在ですが、海外では違います。
矛盾した事を言えば、すぐに質問を受けるし、(それ自体全く失礼な事ではないと思いますが)、希望があれば生徒も親もどんどん言う。
親御さんも、日本みたいに先生を”神様”みたいに扱いません。(大巨匠様なら別ですが)

ヴァイオリニストを希望する生徒もそのスタントなので、趣味でやっている子にとって、楽器の教師は幼稚園の先生と同じのりです。

それと、教師は挨拶なんて教えません。
私も日本で教えていた時、「よろしくお願いいたします」(これは日本特有の表現だと思います。こっちは”こんにちわ”しかいわない)
「ありがとうございました」は1時間目に3歳の子でも教えましたが、外国でこんなことしません。こんにちわ、さようなら、を言うのは常識。

私は海外でそれこそいろんな国籍の子供を教えていますが、レッスン中の態度の悪さは、家庭の教育、しつけから来るものです。
でも4歳半はまだまだ小さいですね。ヴァイオリンをはじめる時期がその子にとっては早すぎるのかもしれませんね。

親御さんにはっきり苦情を言うべきです。(はじめのレッスンでするべきだったかもしれませんが)
2回言って、態度があまり変わらない場合は、私の場合は破門です。
[12811]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月03日 19:46
投稿者:あまりる(ID:MhOCISA)
色々厳しい事を書いてしまいました。私のほうこそ少しいいすぎたかもしれません。すみませんでした。

実は私自身はピアノを教えています。アメリカでも日本人の子供が殆どでしたが教えていました。
私たちの子供のころに比べ、習い事をする態度はどんどん悪くなっているように感じます。挨拶がきちんとできないお子さんも多いし、時間に遅れたり、月謝を忘れたり、色々です。

親も、初めから「うちの子は楽しく習いたいので、あんまり宿題は出さないでください」などとおっしゃいます。

私のところに習いに来るのは、近所のお子さんが殆どで、みんな他にも色々習い事をし、塾に通い、練習もあまり真面目にしないような子が多いので、親御さんのニーズにお答えして教えるのも、続けると言う意味ではありかな、と思っています。
[12848]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月06日 12:06
投稿者:在アメリカ生徒(ID:NAlwM2g)
はっきり言ってアメリカ人に礼儀云々を言うこと事態無駄。そういう親が育てているから子供も礼儀がない。そんな現地の風習に甘んじて礼儀も何も教えず帰国した日本人の親が悪い。先生は悪くない。

>それと、教師は挨拶なんて教えません。
>私も日本で教えていた時、「よろしくお願いいたします」(これは日本特有
>の表現だと思います。こっちは”こんにちわ”しかいわない)

確かに「ハーイ」で始まり「バイ」あるいは軽く「サンキュー」で終わり。「よろしくお願いします」に相当する英語はないでしょう。

それにアメリカ人(白人)は練習しない。練習しなくても先生は誉めてくれる。怒ったら辞める。それは最近の日本でもそうだと聞きます。昔は定規で腕をたたく先生がいたとか。今の子はちょっとでも怒るとすぐにやめてしまう。あと、アメリカ人は下手くそのクセに親は「天才だ!」と本気で信じている。文化の違い。

>うちの子は、日本に帰ってきてすぐ近所の先生に習いはじめました。ある>大学の附属高校で教えておらえる先生です。
>音楽的に、息子が「ここは僕はこんな風に弾きたいんですが」とか、「指使>いをこういう風に変えたほうが僕のイメージにあったニュアンスが出せる
>のですが」と言っても、「私の言うとおりにしておいて」とおっしゃいます。
>「どうしてですか」と聞いても、「とにかく、そういうこと!」とおっしゃるそう
>です。
>2ヶ月で辞めましたが・・・。

これはおかしいのでは?
「自分のニュアンスを出す」なんてのは10年早いでしょう。
[12851]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月06日 13:06
投稿者:pochi(ID:MJCAMVA)
私、19災難ですが、私の生まれるずっと前、戦前の巨匠に米国で習って居た様に思います。私は有る意味で忠実な生徒だったと思いますが、練習する時間が殆ど無く、亦、裏読みする傾向が強いので、絶対に先生のおっしゃる通りには練習し無かった様に思います。いつもいつも怒鳴られたり(老人なので大きな声は出ない)していた様に思います。弓で殴られたのは、ショッキングだった様に思います。

挨拶はキチンとして居た様に思います。何分、私の為に時間を取って呉れて、老人で、而、押掛け生徒だったもので、先生の健康状態には細心の注意を払って、気分が悪そうだと此方から切り上げて早く帰る様にして居た様に思います。

演奏会が終わった後、重要顧客の面々には、キチンと挨拶しないと行けないのだそうで、亦、御名前も覚えて置か無いといけないのだそうで、よく叱られました。仕方が無く、パトロンに、「あの人の名前、何だっけ?」と聞いてから、挨拶をする事にして居たと思います。お婆ちゃんの手にキスをするあの挨拶は、中々馴染めず、パトロン相手にかなり練習した様に思います。サイン(オートグラフ)とかいうのが問題で、私の名前はコンサートの度に変るので、出来ません。「ヴァイオリンの練習はしているんだけど、サインの練習はしていないからごめんなさい。」と云って断わる事にして居た様に思います。

私のレッスン法は、全く反対です。兎に角、褒めて居た様に思います。どんなに下手でも練習して来なくても褒めて居た様に思います。才能の全く無い生徒や全く練習しない生徒にはいい加減に教える事にして居た様に思います。上手にならなかったら、費用対効果を考えて、そのうち辞めるので、心配は要ら無いと思います。レッスンの最後に必ず、"You sound better and better! Thank you for coming today."と云って返す様にしていたと思います。サービス業なので、、、。30分でUS$100戴く訳ですから、親の御機嫌を伺うのも大切ですが、此れが苦痛で胃潰瘍に成った様に思います。だから、子供は教えません。

>アメリカ人は下手くそのクセに親は「天才だ!」と本気で信じている。
親の勝手なので、教師である私には関係無い様に思いますが、子供が下手なのを私の所為にされるのは非常に迷惑・苦痛だったと思います。

御参考になれば、、、
[13101]

Re: 海外でのレッスン

投稿日時:2004年06月12日 00:43
投稿者:fiddlin' economist(ID:MhFZBZE)
日本に居るときは愚息の先生はレッスンの始めでは「よろしくお願いします」、終わりでは「ありがとうございました」を励行させていたと思います。3歳から10歳ですから、慣れ親しんだはずなのですが、米国に来て、しばらくの間、先生に対してあいさつがキチンとできませんでした。ただ”ハロー"といったらいいんだよ、といっても声が小さく先生に届きません。
ヴァイオリンの先生はあいさつの指導はしないものの、シャイ過ぎると言っていました。英語が少しづつ話せるようになって変わってきましたが、対大人ではまだまだだですね。

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