ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 24 Comments
[24621]

最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月19日 02:16
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
 どのブランドも一応、(だいたい)製品を発表したわけで、2005年年末に
おける、ガットの音色に近いナイロン系・シンセティックコア系はどの弦
なのでしょうか。演奏方法や音楽の趣向によって、ガット弦の良し悪しはありますが、純粋なクラシック音楽を、つまり、音量だけの音楽や、あまりに
意図的な演奏意図でないかぎり、ガット弦の放つ音色が最高であると、私は感じます。


 ここの掲示板はViolinに精通した猛者がおおいので、質問したいです。
(以下、ガット弦の対象をピラストロ社のオリーブを基準にします。)


① ガット弦に近い音色の弦は?
② ガット弦に近い音量を持つ弦は?
③ 逆に、ガット弦に比べ、最も遠い弦は?


 ちなみに、私はここ1年、インフェルドの赤と、ビジョン(Ti)を併用してい
ました。録音や演奏会では、特に目立った欠点は、自分では感じません
でしたが、どことなく無機質なのですね。音色が。とくに、ヴィジョン(Ti)は
音の出力に対し、相当の加速力を持っている反面、最高出力が劣り
ます(音量はあるのだが、音量を出せば出すほど一様の表現になる)。
宣伝でガット風情だというエヴァは問題外。ビジョン(ti)とあまり変わらないです(ビジョン(ti)のほうがやわらかい)。しかも、弾くたびに指が痛くなりした。弦が硬いのかな。


 なにか、だらだらしたコメントですが、ご助言いただけるとうれしいです。

あい
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 3 ページ [ 24コメント ]
【ご参考】
[24663]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月21日 19:17
投稿者:pochi(ID:EHMASYE)
① Obligato
② Dominant and other
③ Zyex

オリーブの代替品なんて有る訳がないでしょう。そんなものが有ったら、全員使って居るでしょう。諦めて、練習用にオブリガートを使い、本番ではオリーブを使いましょう。「贅沢は敵だ。欲しがりません勝つまでは」「オリーブ万歳」

オブリガートは、音色の幅も然る事乍、特に大きなホールで音が引っ込み思案になる様に思います。
[24694]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月25日 00:52
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
pochi さん


 私もオブリガートを練習用に、オリーブを本番用にしようかな。。。って
感じで、ただ今検討中です。楽して大きい音と響きを得るなら、ビジョン
のチタニウムなのですが、音色に幅が無い(というか、幅を作ることも
出来るのですが、ドミナントやインフェルドにくらべ、右手が異様に疲れます。)のです。

 オブリガートとコレルリのビバーチェはどう違いますか?ビバーチェは
使ったことの無い弦です。過去の投稿を読むと、やはりオブリガートに
したというpochi さんのご意見を伺いたいです。

あい

 
[24697]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月25日 06:09
投稿者:pochi(ID:EHMASYE)
Vivaceは少しシャリシャリした感じ、Obligatoは、ザラザラした感じで、Sound Projection、音量はVivaceの方が良く、張ってから短時間で使えます。Obligatoは張ってから2日位経ってから使わないと行けません。弦の耐久性はVivaceの方が少し良いと思います。Obligatoには独特の音の芯が有り、Vivaceにはありませんが音の伸びが有る様に思います。Vivaceは少し弦が重い様にも思います。弦の柔らかさはObligatoで、大ホールならVivaceですが、ガットに近い音色はObligatoだと思います。実売価格はVivaceの方が安いので、一度試してみる事をお勧めします。
[24699]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月25日 12:53
投稿者:ふが(ID:IAJkYlI)
Vision 系の音が好きな方には Vision Tianium Orchestra がお勧めです。
Vision Tianium よりも柔らかいのでわりと弾きやすいですよ。
[24702]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月25日 23:44
投稿者:リムジン(ID:IlGSgCE)
あのぉ~。うちは今までドミナントやコレルリアライアンスなどのスチール、ナイロン弦しか使ったことがないのですが、ガット弦というのは、そんなに良いのですか?値段が普通の(?)弦の二倍しますが、どのくらいの消費期限があるのでしょうか?また、夏など湿気が多い時、チューニングしにくくないですか?ガット弦、一度使ってみたいですが、値段が張るので躊躇してしまいます。
[24703]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月25日 23:55
投稿者:便乗質問(ID:KWR5dQM)
 ガット弦は切れるまで使えるというのは本当でしょうか。教えて頂けると嬉しいのですが。
[24706]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月26日 02:19
投稿者:あい(ID:KWF1J0g)
 あまりガット弦を使わなかった者からなので、そのつもりで、
聞いてください。


1 ガットは音色がとてもよい
2 頻繁にチューニングをすることが増える(ドミナントを基準にすると)
3 製品に出来不出来があるため、切れるときは5日で切れる
4 音楽の趣向が定まらないと「ガットはいい音ね」程度で終わる
5 状態の標準によい楽器なら、響かすこと(音量じゃなくて)がわかる

 まだまだ書くべきことがあろうと思いますが、要は賞味期限ですよね。
実は私も、ガットの賞味期限はよく把握していません。切れる方が早い
か、もしくは弦の劣化が早いかいい勝負だと書くと、相当長いように
感じられますが、『切れる』という意味での、賞味期限ってどうなんでしょう
か。

 それと、ガットは特有の弾き方(弓の使い方)があると思います。
[24707]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月26日 09:15
投稿者:yas(ID:lXNgAjA)
反論が多いであろうことを予期して、あえて質問させてください。
売り出されているガット弦の種類は、他の素材のものに比べて少ないですし、オリーブ以来新しい弦の発売はほとんど内容に思います。これは、ガット弦の何かの限界(音色・コストパフォーマンス等)を示しているような気がするのですが、如何でしょうか?例えば音色ですが、本当に皆様のおっしゃるように良いのでしょうか?私もかつてしばしばガット弦を使用しましたが、他の素材の弦に比べて、特に素晴らしいと言う印象は持てませんでした。賛否含めてご意見を頂ければと存じます。
[24710]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月26日 12:03
投稿者:pochi(ID:EHMASYE)
芸事の世界では、C/Pは関係有りません。最高の物を求めようとするのです。
ガットの音色は、弾き方に依りますから、一概に良いとは云えません。
耐久性に難が有、音程の安定性も有りませんから、多くの演奏家がドミナントを使います。
新しい弦が発表されてもドミナントが使われ続けるのは、音量や値段に於て、優れているからでしょう。音質は観客に殆ど解りません。結局、自分にとって、最高の物がオリーブで有って、その弦に多少の問題があるのであれば、練習用に違う弦を張って、本番でオリーブを使うのが良いのでしょう。オリーブに近い音色の弦は、オブリガートかエヴァですが、エヴァの人工的な響き、硬さがキライならば、オブリガートが第一選択肢になります。
[24711]

Re: 最もガットの音色に近い → ガット弦以外の弦

投稿日時:2005年11月26日 12:19
投稿者:腸づめ(ID:mWOFRwA)
ガット弦が他の素材よりコスト・パフォーマンスや安定性に劣るのは、ある意味当然のことです。だからこそ、ガットはスチールやシンセティックに取って代わられたのですから。

ガット弦の種類が少ないのは、需要が少なく新規製品開発の要請があまりないこともあるでしょうし、また、ガットという素材がすでに完成されたものであり、シンセティック等に比べれば開発の余地があまりない、という面もあると思います。ただ、日本にはほとんど入ってきませんが、ガットの新製品などもちゃんとありますよ。日本にいると、ネットなどで自分から情報を集めないと、入ってきませんが。ヨーロッパにはガット弦を作っているメーカーはけっこう多いんですけどね。日本には情報からして入ってきません。

音色に関しては、好みは分かれるでしょうね。ガットの音色は、スチールなどに比べて“雑音”の成分が多いですから、それを「暖かみ」ととるか、「濁っている」と取るかは、その人次第です。ただ、一度はまると抜けられない魅力があると私は考えています。

ガット弦のメリットとしては、スチール等に比べて楽器本体にかかるプレッシャーがかなり軽い、というものがあります。楽器による個体差はかなりありますが、スチールからガットに変えると、箱の鳴り方が大きく変わります。スチール弦がいかに楽器の振動を抑えているか、ということを実感できると思います。その分、楽器の実力がむき出しになってしまう怖さもあります。

これは私見ですが、本当のガットの音を知りたければ、ピラストロのコルダなどの生ガット弦を一度は試すべきだと考えて言います(正直、モダンの楽器には厳しいので、実用的ではないのですが)。オリーブやオイドクサも素晴らしい弦ですが、巻きガットだと上記の“雑音成分”が少なく、やはりちょっと違うという気もします。もちろん巻きガット弦を否定するつもりはありませんが、生ガット弦を知らずにガット弦を云々するのはナンセンスという気がします。
ヴァイオリン掲示板に戻る
2 / 3 ページ [ 24コメント ]

関連スレッド